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2023-02-11 15:55

#309 映像に必要な意味あるカットと無意味なカット

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・カットには全て意味が必要か?


・意味づけをしないカットの意味


・視聴者に考える隙を与えるストーリー作りを



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00:05
皆さんこんにちは、映像クリエイターのサクです。
クリエイターを目指すあなたへ、クリエイティブの種を毎日一つ届けるラジオ、クリエイターズ指導、今日もよろしくお願いします。
はい、ということで今日は2月の11日土曜日ですね。いかがそうでしょうか、週末です。
えー、まあ、今日こちらはですね、だいぶいい天気でして、なんか昨日はあの雪が降るって言っていながらこちらとしてはですね、
朝はちょっとパラついたかなというところなんですけど、そこからお昼にかけて雨になり、かなり強い雨になりというところでですね、
結構いろいろね、買い物とか行って大変だったんですけど、そんな話はさておきですね。
今日のテーマはですね、今週ずっと映像のあれこれということで、耳で学ぶ映像についてのお話っていうのを5日間にわたってやってきたわけなんですけれど、
それはまた来週の月曜日からですね、あと5本、計10本お話をしていきますが、ちょっと今日はですね、まあ耳休めというか、
端休め的にですね、土日で雑談を少しね挟もうかなというふうに思いますので、もしよければ土日もね聞いていただけるといいなと思います。
今日のお話何かというとですね、映像に必要な意味あるカットと無意味なカットっていうようなお話をしていこうかなというふうに思います。
これ本編聞いていただけると、無意味なカットっていうのは何なんだっていうのはちょっとわかるかなというふうに思うんですけれど、
最近こう本当に作品を撮っていて、やっぱりここがすごく大事だよなというふうに思ったので、改めてこれを自分の中で言語化していこうというふうに思ったので、
こちらをね、本編でお話ししていきたいというふうに思いますので、早速本編いきましょう。
はい、ということで今日は本編ですね、映像に必要な意味あるカットと無意味なカットということで、
昨日のちょっとテンションでいくとですね、今日はっていう形であの映像なりこれの話をしようと思うんですけれども、
今日は違ってですね、雑談になりますので、よければ聞いてくださいということで、
まずですね、カット、映像のカットって言って、要は映像の一コマですよね。
その一コマに全ての映像にこの意味が必要なのかっていうところをまず前提として考えたんですよね。
どういうことかっていうとですね、映像を撮っているじゃないですか、皆さんも携帯でビデオ撮ったりとかですね、
何かこう自分のカメラで、例えばお子さんとか自分の仲のいい人、もしくは恋人だったり、自分の奥さんだったりっていうところで家族ですよね。
そういう映像を撮るときに、皆さんはワンカットで撮るじゃないですか。
ワンカットで撮ったものをですね、後でまとめて映像を編集するときって、自分の家族だったらいいんですよ。
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自分の家族がずっと映っているので、いい映像だなとか、良いね、良いというかいいムービーができたなという形で満足いくと思うんですけど、
これをですね、例えばミュージックビデオとかですね、プロの現場においてその撮影がですね、どういう構成になっているかっていうのを考えたときに、
必ずしもですね、被写体がドアップ、もしくは引いたときにもごちゃごちゃしている、被写体がいっぱいいるとかっていうような構図にはなってないんですよね。
これはですね、要はそのカットごと、例えば場面が展開するところでカットごとに意味をあんまりこう載せてないというか、
必ずしも全てのカットにその意味が確実に存在するようなカットっていうのが全部それで揃っているわけじゃないんだなというふうに思ったんですよね。
で、これなんでかっていうと、映像を見るのは撮った人じゃないんですよ。
要はプロの現場がミュージックビデオとか、撮った人が見るわけではなく、撮ってない人たちが見るんですよね。
だからその撮ってない人たちが見たときにどう感じるかっていうのをあらかじめ想定した上で映像を作っていくっていうのがすごく重要だなと最近感じるようになったんですよね。
で、この視聴者にですね、例えばさっきほど言った家族ムービーみたいなものを見てもらったときにすごくだるく感じたりもするわけですよ。
で、それなんでだるく感じるかっていうと、要は1個1個の思い出みたいなところをショットで撮るわけですよね。家族とかの思い出ムービーみたいなやつっていうのは。
だから1個1個の絵にちゃんとした意味があるわけですよ。
なので、例えばこれは誕生日のカットとか、これはクリスマスのカットとかっていう形で意味があるので、その意味が全部繋がっているわけですよね。
なので、撮っている側からする、もしくは撮っている状態を知っている側からすると、こういうことだったね、こういうことだったねって楽しみながら見れるんですけど、
これをよその人に見せたときにですね、なんかいい映像だねとか、楽しそうだねで終わるんですよね。
それはそうだろうという話なんですけど、素人が撮ったものとプロが撮ったものが違うよねって思うんですけど、
プロっていうのは視聴者に考えてもらったりとか、この映像を見てもらった時に何か感じてもらいたいわけですよね。
だからそうやって意味のあるものと意味のないものっていう視聴者の考える時間を作るっていう余白みたいなものが必要だなというふうに思ったんですよ。
だからカットの全てに意味が必要かっていうその冒頭のね、私が言ったことはそういう意味なんですよ。
だからここからですね、今度意味付けをしないカットの意味っていうところについて少し考えていこうかなというふうに思います。
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はい、ということでここからですね、意味付けをしないカットの意味っていうところについてお話をしていこうと思うんですけど、
これチャプター別に分けなくてもよかったですね。
今度からちょっとやっぱり分けないでいこうかなと思うんですけれども、意味のないカットっていうのは果たしてあるのかと。
これプロの現場とかですね、私全然入ったことないからまだわかんないんですけど、
ただ全く意味のないカットっていうのは存在しないと思うんですよ。
それは撮る必要がないからですね。
なんですけど、見ている人に情報、要は映像っていうのは情報ですから、
その情報としての優先度を下げた映像っていうのはめちゃめちゃ大事だなっていうふうに思うんですよね。
例えば、寄りで誰かの顔をですね、被写体の方、モデルさんでもなんでもいいんですけど、
顔を撮った時の情報カットが1個あったら、その後ですね、もう1回寄りが来るとか、
もう1回カットですね、アップのカットが来るとか、
あとは顔じゃなくても被写体がどんと目の前に映り込んでくるとかっていうようなシーンが続いてしまった場合、
情報としての優先度っていうのがどっちが強いのかわかんないし、
顔を訴えたいのであれば、次のカットっていうのは少し低、もしくは何か顔以外の目に飛び込んでこないような情報っていうのを入れてあげないと整理がつかないわけですよね。
なので、映像のカット割りっていうのを考えた際に、寄りと引きのバランスっていうのはめちゃめちゃ重要なのはもちろんなんですけど、
寄りと引きがどういった意味合いを持つのかっていうところまで考えないと、視聴者にとって伝わりにくい映像っていうふうになるわけですよね。
なので、よく言われるシネマティックムービーとかっていうのが最近すごく流行りになってきて、
私もその流行りに2,3年前くらいから乗っかった一人なんですけど、
でも、今考えてるのは、シネマティックムービーって結局エモくボケて撮ればいいとか、
要はラットを少し当てて映像のフィルムルックにすればシネマティックかっていうと、そうではないんですよね。
そうではないっていうところをですね、ちょっと私の中では整理しておきたい。
別に人が撮ってる映像とかを否定しているわけとかではなく、私が撮る上ではそうではないっていうことをすごく言いたいんですよね。
で、じゃあ何がシネマティックっていうか何がいい映像かっていうところですね、この後に話をしていくんですけれど、
要は意味の強いカットと意味の弱いカットっていうのをうまくつなげていく映像っていうのが、
見ている人にストレスをそこまで感じさせない映像になるのかな。
いろいろ考えてもらったりとか、見た後に頭に余白が残っているような映像っていうのがすごくいい映像。
いいっていう定義も難しいんですけど、いい映像と呼ばれるものなのかなというふうに思うんですよね。
なので、スマホとかで撮るやつは基本的には撮って出しみたいな形で、
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要は考えないで撮って、後で見ていい映像だったねっていうふうに見返す分にはそれは素人が撮った映像になるわけですよね、
プロではなく。
なんですけど、プロが撮る映像っていうのは全体を構成した上での一つ一つのワンショットっていうところなので、
そこには意味の強いもの意味の弱いものっていうのを考えて揃えていかなければいけない。
全体として一つの意味っていうところになるようにしていかなければならないっていうのは、
このプロとそうでない人の違いだなというふうに感じています。
はい、ということで最後、視聴者に考える隙を与えるストーリー作りをしていこうというようなお話になるんですけれど、
映像っていうのはやっぱり一本のストーリーになってくるんです。
小説じゃないですけど、
要はストーリーなんですよ。
なので、よくある勘違い、先ほどもお話ししたんですけど、
よくある勘違いっていうのが、ぼかして被写体を強調したカットっていうのをつないでいけば、
エモくていい映像になるかっていうと、そうではないというところで。
で、例えば趣味で、自分で出来栄えを評価してもらいたいとかっていうところで撮っている映像っていうなら、
勘違いのままでいいと思うんですよね。
それは、自分が主体なので、自分の撮った映像を見てほしいっていう形なんですよ。
なので、あなたすごい良い作品撮られてるんですねとか、
うまく動かしましたねとかっていう形で感想をもらえる。
それでいいんだったらOKなんですけど、
でも、もしプロとしてお金をもらってその仕事をやっていくっていうのであれば、
そのエゴの映像、エゴイ映像みたいなのでは、やっぱり良くないんですよ。
なぜなら、主体は自分じゃないからですね。
撮っているのは自分なんですけど、
ただ、その撮った人の被写体をみんなに見てもらわなきゃいけないわけですよね。
で、それはチームで動くこともあるでしょうし、
一人でね、ワンオペでやる場合もあるとは思うんですけれど、
主人公は撮っている自分ではなくて、撮られている人が主人公なわけです。
だから、この被写体とか主人公っていうのをいかに良く、
良くっていうか、いかにみんなにどう思ってもらうかっていうのがすごく大事なわけですよ。
自分を思ってもらう必要はないわけです。
なので、映画にストーリーを載せて、自分がその脚本を書くみたいな。
なので、例えばドラマとかだと、ドラマに主役が当たって、
脚本家に主役が当たる、スポットが当たるってことは、
誰かに盛り上げられてもらわない限りはないわけですよね。
ドラマ見た時に、この脚本誰が書いてるんだろうって思う人は結構少数派なわけで、
誰がこの映像を撮っているんだろうっていうのは、やっぱり関係者だったりとかなわけですよ。
普段ドラマを見ている人はそういうことは思わないんですよね。
なんですけど、自分が脚本家になって、見ている人、その映像を撮って、
見ている人がどういう気分に、どういう考えになるのかっていうのを想定した上での撮影っていうのが
必要になるなというふうに思います。プロの現場では。
なので、そこにですね、やっぱり全ての映像カットに意味を持たせてしまうと、
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視聴者がやっぱり考える場面が多くなってパンクするんですよね。
もういいやというふうになってしまう。
なので、その時に考えの余白を作るっていうショットがあると、
まあ撮影ですよね、コマ数があると、見た映像っていうのが、
例えば人の顔があった、ドーンと出てきて、その人の寂しい表情とか楽しそうな表情とかがあった後に、
少しその外の景色の映像をちょっと見せる。
そういうことで、例えばこの景色、暗いのか明るいのか、海なのか山なのかみたいなところで、
あ、山に来てるからちょっとこの人はなんか気分が、山でね光が差し込んでる映像があるからちょっとこう、
自然ななんか、落ち着いた気分になっているんだろうなとか、
いうのを考えるカットっていうのがめちゃめちゃ必要になるなと思うんですよ。
で、そのカットがあるからこそ、見た人がですね、あの映像が記憶に残るような映像になるなというふうに思うんですよ。
で、やっぱり今記憶に残す映像を撮るってめちゃめちゃ大事なんですけど、めちゃめちゃ難しいと思ってて、
なんでかっていうとコンテンツ量が大幅に増えたからなんですよね。
見るコンテンツっていうのがめちゃめちゃ増えたし、いろんな人がそういう質の高いコンテンツを出すから、
やっぱり視聴者の目が超えているっていうのは確実にあると思うし、
で、その中で自分の記憶に残す、誰かの記憶に残すような映像を撮っていくっていうのはすごく大変なことなんだろうなと思うんですよね。
そう、だから無意味なカットっていうのはそのプロの現場においてはないけど、
意味の優先度を下げた絵っていうのは絶対に必要だし、これは絶対にやっていることだと思うんですよね。
ちょっとこういうところはプロの現場の人とすごくお話をしたいんですけれども、
それでやっぱり自分のスキルをどんどん上げていきたいなっていうのもあるし、
なので、今度のCPプラスとか行ったときに、そういうクリエイターさんたちとお話が熱い話ができればすごく楽しいんだろうなと思いながら、
名刺もコツコツ自分で作って持っていくんですけど。
なので、今日はですね、そんな形で映像に必要な意味あるカットっていうのと、無意味なカット。
意味の優先度は低いカットなんですけど、無意味なカットというふうにタイトルでは打ちましたけどね。
なので、今日はちょっとそういうお話をしてました。
これですね、映像に限らず、例えばデザインとか文章とかにもめちゃめちゃ重要だと思っているんですよ。
っていうか、大体本質これだなというふうに思っています。
意味のあるもの、意味を強く出したいものと、意味の優先度を限りなく下げたもの。
でも意味、無意味じゃない。なぜなら意味を引き立てるために意味があるからですね。
ちょっとここややこしいんですけれども。
なので、光を強く出したいんだったら、影の濃さを上げるっていうのも一つの技術として上げられていますよね。
要は光が強いから影が濃くなるんだよっていうのと似てると思うんだ。
その光と影のバランスをいかに整えていくかっていうのが、映像の世界でもデザインの世界でも、他の仕事の世界でもすごく必要なことなんだなというふうに思いました。
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ということでまとまったでしょうか。
ちょっと自分の頭の中ではまだまとまってない気はするんですけど、今日はこのあたりで終わりにしようかなというふうに思います。
はい、ということでこの放送ではクリエイターとしての考え方やテクノロジーやガジェットの情報、採用効率を上げるコツ、サイト、ツールなんかを中心に紹介をしております。
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それではまた明日お会いしましょう。
ご静聴ありがとうございました。
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