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2022-10-27 11:41

752. JR西日本とJAXAが協力して人工衛星をメンテナンス?

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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙ばなし。
今回は、JR西日本とJAXAが共に作り上げていく、宇宙機人工衛星のヘルスマネジメント事業という、
まあなんか、面白い響きだし、その組み合わせって何なんだろうってワクワクするような内容が、
ぎゅっと詰まった、そんなお話をしていこうと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いください。
3、2、1、イギネション、
スペース、
佐々木亮の宇宙話
2022年10月27日始まりました、佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
ということで、本日でエピソードが752話目を迎えているというところで、
今日はJAXAとJRが取り組む宇宙機人工衛星の故障予測だったりとか、異常検知っていうところのAI開発に関するお話をしていきたいと思います。
で、これもうなんか組み合わせが面白いですよね。
宇宙と鉄道っていうところの組み合わせで、一体どんなところを目指しているのかっていうところが気になるポイントになるかなと思っていて、
その中で一言でこれ言えば、宇宙機のヘルスマネジメント事業っていうところに乗り出していくっていうのが、今回JR西日本が掲げているこのJAXAとの競争プロジェクトだったりするわけなんですよね。
これどういう状況かっていうと、人工衛星だったりとか、あとは探査機だったりとかっていうところで、宇宙空間で活動する機器、マシーンがあったときに、
それらがどのぐらいの寿命なのかだったりとか、どこが故障しやすいのかみたいなところをどうやって予測していくか、
ここがちゃんと明確に、いつぐらいに寿命を迎える、いつぐらいにここが壊れてしまいそうっていうところがわかれば、これがわかることによって、
その人工衛星が持っているミッションを最大限達成するような、そういうプランニングができるっていうところで非常に重要なポイントになってくるわけですね。
ここに対して、JR西日本がこれまで培ってきたAI技術を使って、鉄道だったりとか線路だったりとか、
そういったところの設備メンテナンスっていうところで蓄積したノウハウっていうのを宇宙に活かしていくっていうところなんですよ。
で、これ、AI導入でどのぐらいのコスト削減ができるのかみたいなところって、実は鉄道業界に対して行われた時の試算だったりっていうのは、
僕結構これまでいくつかニュース見たことあって、で、改めて調べてみると、例えば、線路の異常検知っていうところを行う。
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一番大事じゃないですか、鉄道にとって線路って。で、それに対してその線路の歪みだったりとか、なんか異常物体が置いてあるとか、そういったところの検知をするための計測器みたいな車両があるらしいんですね。
で、これを導入することによって、年間16億円のコストを削減できるみたいな形で、今まで人間が見ていた線路のチェックだったりっていうところを
AI の画像認識とかで行っていくみたいな、そういったところでコスト削減ができていたりだとか、あとは乗客案内だとか、そういったところでもAI利用っていうのがされていたっていう事例があるんですね。
なので、そういったところがじゃあどうやって宇宙機に関わってくるのかっていうところが多分ポイントになってきて、今回はそれの実現性が高いっていうところを見て、
JAXA が民間と競争プロジェクトともに作り上げていくっていうところのコンセプトで、J-SPARK っていう企画をやってるんですけど、それの枠組みの中でJR西日本との競争プロジェクトがスタートしたって感じなんですよ。
なので、じゃあここが実際に宇宙機のヘルスマネジメントっていうところにどう活かされてくるのかっていうところは多分これからどんどん表に出てくる部分かなと思うんですね。
それこそ僕が一番疑問に思っている部分で言うと、じゃあ今まで一番成果上がっていてなんかお金的な面でも注目されてたのはさっき言ってた線路に対する部分なんですけど、
そもそも線路の上を観測用の列車を走らせることによって線路の検知、異常検知を行うってなるけど、
じゃあ人工衛星ってそもそも自分の寿命だったり自分の故障だったりっていうのを予見するために別の衛星打ち上げるって本末転倒な感じがするじゃないですか。
それで外側から写真撮って、あ、壊れそうみたいなのって、じゃあもう一個サブの衛星上げればいいじゃんみたいなそんな感じになりかねないので、
一体そこをどうやって取り組んでいくのかっていうところは結構面白い部分なのかなと思っていて、
実装されるタイミングだったりできっとプレスリリースみたいなのが出てくると思うので、
そのあたりはちょっと天文を極めたものとして以外にも本業でデータサイエンスだったりデータ分析の仕事をしている身から見ても、
結構これ面白い取り組みなんじゃないかなというふうに思っていて、結構期待しているっていうところですね。
やっぱり宇宙空間に人工衛星だったり宇宙機っていうのを打ち上げた後って、基本的にはもう人の手を介することができなかったりするっていうところで、
正確にその寿命だったり故障を予測できるっていうのは本当に重要な部分になってきます。
それこそ、予見できないような故障がいきなり起こってしまった場合、その人工衛星っていうのは宇宙デブリとかしてしまう、宇宙の空間のゴミになってしまって、
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最終的には宇宙デブリがぶつかってまた宇宙デブリを作ってっていうような倍々のゲームになっていって、
最終的に地球がゴミで覆われて何もできないみたいなところになってしまうからこそ、宇宙デブリを回収するような業者っていうところができていたりだとかってするので、
そういったところとの兼ね合いだったりとか、あとは寿命に関するところで言うと、
ポッドキャストで何度かお話ししたことがある部分かなと思うんですけど、寿命を伸ばす、一番の寿命の原因って人工衛星のスラスターって呼ばれるような、
自分の姿勢を変えたり移動するために使うような燃料だったりするんですよね。
その燃料を補給するための補給ステーションみたいなのが宇宙にできるとかってなったら、またこれに対してAIの学習っていうのがどんどん進んでいって、
このタイミングで補給しなきゃいけないっていうようなところも出てくるだろうし、
あとは近くの衛星、どこに何があるから今この行動をするのが最適だみたいな、そういうAIの使い方もできると思うんですね。
なので、そういったところが一体どういう風にAI利用っていうのはされていって、
今後の人工衛星運用っていうところに生かされていくかっていうところは注目のポイントかなと思っておりますので、
この辺りの掛け合わせ、また続報出てきたらPodcastの中でもお話ししていきたいと思っております。
こんな感じで今日の本題は以上としていこうかなと思っていて、
近況報告の部分、昨日喋りすぎて全然喋れなかった公開収録の模様についてのお話なんですけど、
やっぱ面白かった、その20人の前でいろいろ喋る、
しかもPodcast基本的に僕寝室の机の上だったりとかリビングの端っこで撮っていたりするので、
いつもの放送してる先にこういう風に聞いてくれる人たちがいるんだなっていうところを思ったりとか、
あとは意外と反応を見ながら喋れるっていうのはいいのかなっていう。
例えば、僕毎日毎日一人で喋ってるから、僕が面白いと思って喋ってても、
今日のやつ微妙だったなって思うようなものって絶対あると思うんですよね。
なので、そういう反応を見ながらできるっていうのは面白いと思うんで、
やっぱり朝日新聞のコラボの時に話したみたいな、
一人聞き手がいるみたいな状況っていうのはやっぱ大事なんだろうなって思うんですよね。
ただ毎日配信するっていうところのバランス見なきゃいけないから大変だなというところがあったり、
あとはものすごく嬉しかったことが一つあって、
そのポッドキャストのヘビーリスナーであるという方が、
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僕のポッドキャストをきっかけに来てくれていて、
その方も宇宙関連の仕事を会社の中でやってるみたいな方だったんですけど、
聞いてくれてる、それのきっかけで来てくれたってだけで嬉しかったんですけど、
ちゃんと聞いてるんですって言われて、どういう感じですかみたいな言ったら、
アプリの中でジャンル分けされてて、
例えば人工衛星とか宇宙開発天文みたいな感じで大きく分かれてて、
そのフォルダー開くと相関図みたいな、
例えば人工衛星に丸ついてて、そこから今日の話、
具体的に細かい内容は見れなかったんですけど、
そこから今日の話で言うとJAXAっていう丸があったところから、
JR西日本っていう矢印が伸びてて、そこからAIっていう要素が出てて、
このAIっていう要素は実はこっちでも宇宙開発で使われてるみたいな、
相関図みたいな線がばーって引っ張ってあるアプリでまとめてるものも見せていただいたり、
しかもそれにエピソード番号まで付けてくれてたんですよね。
もうなんかコツコツやっててよかったと思って、
しかもその広がりがめっちゃ広がってて、
何個か作ったみたいな感じじゃなくて、
普通にこのポッドキャストを使って情報整理っていうのをしてくださってる方がいるんだなっていうところ、
Twitterとかでもグラレコとかを上げてくださるリスナーの方もいらっしゃったりしたんで、
そういうのを見ると、これ毎日やってて本当によかったなって思うんですよね。
日々の宇宙に関するエンタメっていう使い方をしてもらっても嬉しいし、
そうやって自分の仕事だったりとか興味のインプット先として宇宙話を使ってもらえるっていうのはすごい嬉しいなと思ったので、
そういうどうやってポッドキャストを楽しんでもらってるのかなみたいなのは、
そういう交流イベントみたいなのを作ったりしながらいろいろお話ししていけたら嬉しいなと思ってるんで、
もしまたイベントとかやる機会がありましたらぜひ皆さん遊びに来ていただけたら嬉しいなというふうに思っております。
はい、ということでそんな感じで、緊急報告以上として今日のエピソードは終了としていきます。
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それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
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