1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 885. イプシロンのロケットか..
2023-03-14 15:19

885. イプシロンのロケットから再起!革新的技術実証がアツい

2022年10月のイプシロンロケットの打ち上げ失敗によって、実証が叶わなかった革新的技術実証3号機。

宇宙開発の未来を左右するものだったとも言われている技術たちが再集合!


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ソース

https://www.jaxa.jp/press/2023/02/20230208-1_j.html

00:00
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております宇宙話。
今回は、未来の宇宙開発のスタンダードになり得るJAXAが集める最新宇宙開発技術を詰め込んだ衛星、革新的技術実証衛星に関してお話ししていきたいと思います。
昨年10月、イプシロンロケットの打ち上げ失敗の影響で、なかなか実現できなかったチャレンジがようやく動き出した、そんなお話ですので、ぜひ最後までお付き合いください。
3、2、1、イグネーション。
佐々木亮の宇宙話。
2023年3月14日始まりました佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
ということで、本日もエピソードが885話目を迎えております。
ということでね、毎日毎日1日10分でお届けしているわけなんですけど、基本的には1話完結っていうところになっていて、お手軽に宇宙の情報を収集できるチャンネルっていうところを目指しておりますので、
ぜひですね、気になるタイトル見つけたらそちらから聞いていただいて、気になったらぜひチャンネル登録していただけたら嬉しいなと思っております。
ということで、今回紹介するのは、未来のスタンダードを作るJAXAが挑戦する革新的衛星技術実証プログラム。
これの新しいテーマが採択された、そんなお話をしていきたいと思います。
いやー、我ながら一番最初にすごく難しい言葉を使ってしまったなぁと、もう早速反省しているわけなんですけど、
革新的衛星技術実証、もうね、これだけ聞くと、それだけでなんかこうね、うわ漢字だらけだなぁみたいな、また難しい言葉使って、みたいなことになるじゃないですか。
だから、これが一体どういうものなのかっていうところから、いろいろお話させていただいて、
で、今回ちょっと地震を宇宙から予知できるんじゃないかっていうところの話をチラッとさせていただけたら嬉しいなと思っております。
いや、これ面白いんですよ。僕も今回このテーマが採択されて、初めて知ったこの地震を宇宙から見るっていう目線ですね。
ここの面白さっていうのは、ぜひ伝えたいなと思ってます。
で、そもそもこれも最後にしようかないうの、革新的衛星技術実証って何なのか。
そしてこれが4号機ってことは、これよりも前にたくさんあったはずじゃないですか。
それについてお話ししていこうかなと思っております。
03:00
で、この革新的衛星技術実証っていうのは何なのかっていうと、
これは簡単に言うと、将来的には宇宙開発のベース、スタンダードになってもいいような技術だけどかなり挑戦的であるものについて、
JAXAが取りまとめになって、JAXAがそれぞれの基準というのを選定して、
よりチャレンジングなミッションだけを詰め込んだプログラムのことを指します。
で、これは面白いのが大きく2種類あって、
1つはちっちゃな人工衛星、いくつかロケットに乗せてあげますよっていうような募集の仕方。
そしてもう1個は、各企業をいろんな宇宙製品を作っていて、
その宇宙製品の中でも、例えば、うちの会社は人工衛星を移動させるときの推進材をメインで作っているんだ、だったりとか、
うちの会社はアンテナを作ってるんだ、みたいな会社っていうのもあるわけですよ。
で、そういうのがかき集められて人工衛星っていうのはできていくわけなので、
そういう会社は非常に存在としては重要なわけですね。
ただ、この会社ってチャレンジしにくくないですか?
ピンときますかね、このチャレンジしづらさ。
例えば、どっかの会社だったりどっかの研究室が、
うちで人工衛星を打ち上げようと思っていますってなったときに、
どうやって人工衛星を作っていくかっていうと、なんだろうな、
ディアゴスティーニって言い方はすごい変だけど、
例えば、プシュプシュって飛ばすスラスターっていう推進材はここを使う、
太陽電池パネルはここを使うとか、
本体の形はここのを使うとかっていうので、組み合わせていって、
例えば研究室単位で人工衛星を打ち上げるってなったら、
天文の衛星だった場合は、
ここのカメラだけうちで作ったやつにしますとか、
望遠鏡を載せるんだけど、この望遠鏡だけは
自分たちで開発したものを載せますっていうような状況になるわけですよ。
つまり、研究室単位とか会社単位でやっている場合って、
自分たちの技術を実証するっていうところが一つ大きな目標なので、
もし、他の会社のものを導入するときっていうのは、
自分たちのミッションを阻害しない可能性が高い、
つまり一番安全策っていうところで行く確率がものすごく高くなるわけですよね。
これはでも実際そうじゃないですか。
で、これが例えばドコモもそうで、
人工衛星に例えば新しいアンテナ乗っけたいってなったら、
多分そのアンテナを作っている会社も、
他の部分は安心材料をバーって揃えて、
アンテナだけ新しくして飛ばすみたいな。
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推進材を新しいチャレンジングなものを乗っけて、
他はすごく安心できるものを乗せるみたいな。
そういったことをやっていくはずなんですよね。
そうすると、10個の技術を実証するために、
10回の衛星打ち上げっていうのが必要になってくると。
ただ、宇宙に打ち上げる時点で、
もちろん予期せぬ事態っていうのは基本的には起こります。
それこそ最近はロケットの打ち上げとかで、
皆さんちょっとした批判的な目になっている部分もあるかなと思っていて、
ああいう予期せぬ事態っていうのは起きる。
起きるんですけど、基本的には、
事前にプログラムした動作とかっていうのに乗っ取って行われるし、
事前のチェックっていうのがものすごく厳しいからこそ、
失敗の可能性っていうのはグーッと下げられるはずなんですよね。
なので、別に全てが安全策を講じた人工衛星のパーツに、
一個だけ実証のものっていうところでもなくて、
複数のチャレンジングな実証テーマっていうのをそこに載せると、
それだけでできることっていうのは大きく変わるっていうところの、
そういうイメージで詰め込まれるような、
ちょっと大きめの人工衛星があるんですよ。
この実証衛星、革新的な技術を実証するためのでかい衛星があって、
じゃあ、推進材乗せたい人手挙げてとか、
アンテナ乗せたい人手挙げて、太陽電池パネル乗せたい人手挙げて、
みたいな、そういった感じで集めてきた、
ものすごくチャレンジングな技術が詰まった衛星っていうところを
作っていくようなのが一つ。
っていうので二つですね。
序盤に言ってポロッとしか言わなかった、
超ちっちゃい小型の人工衛星、相乗りさせてあげますよっていうプロジェクトと、
大きい衛星に挑戦的な技術を詰め込んだ方っていうので、
大きく二つ打ち上げる予定になっているという状況ですね。
これ1号、2号、3号ってあって4号機なんですけど、
3号機と4号機に関しては、乗せる内容っていうのはほとんど同じになってます。
今回採択されたのが4号機。
つまり4段階目のプロジェクトの中身が決まったよっていうのがリリースされたんですね。
で、これが何なのか、何でかっていうところなんですけど、
ここ4号機の中身っていうのは、
基本的には3号機に搭載される予定だったものが乗せられているような状況になっております。
どういうことかっていうとですね、
これ、イプシロンロケットっていうのが、
昨年の10月にあったのを覚えておりますでしょうか。
実はこのポッドキャストでもJAXAとの公式コラボっていう形で、
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もう本当にめちゃめちゃ嬉しかった仕事なんですけど、
それでイプシロンロケットっていう、
昨年の10月に打ち上げたロケットについて特集させていただいたんですよ。
ロケットのエンジニアの方とか呼んで。
で、ロケット打ち上げをいろいろ深掘りさせていただいて、
そこに加えて、そこに乗せるミッション部分であった革新的技術衛星のプロジェクトマネージャーの方も呼んで、
いろいろ出ていただいてお話しさせていただいたっていうところで、
そこに乗っていたのが3号機なんですけど、
そこの3号機の中身っていうのが、
イプシロンロケットの打ち上げが失敗してしまった影響によって、
そこの技術っていうのが一定実証できなかったっていう状況なんですよね。
なのでそれが繰り越されたみたいな形になっているのが、
今回の乗せる技術の内容になっています。
なのでそういう側面があるからこそ、
例えばこのポッドキャストでも紹介させていただいた、
水を水深剤にして人工衛星を動かすっていうような技術の試験だったりとか、
そういったところっていうのが、
再び宇宙に向かって飛び立っていくことになるというような、
そういう状況が作られているみたいな、そういうところですね。
他にも結構いろいろあるんですよ。
例えば、日本国内の面白いトピックが基本的にバーって載ってるんですけど、
アクセルスペースっていう宇宙スタートアップの会社だったりとか、
あとはいろんな大学とかですね。
あとは光線とかが考えたアンテナだったりもあるんですよ。
ただちょっとね、やっぱこういう大学とか光線とかそういうのが絡むと、
これを実現できないで卒業してしまった学生がいるんだろうなっていうところを思うと、
ちょっとなんかすごく切ない気持ちになるなっていうところはありますね。
そんな感じで、実は以前から宙話を聞いてくれているみんなからしたら、
載せられるミッションについては比較的馴染みがある。
なぜなら、昔いろいろ喋ったからっていうところですね。
例えば、気になる方はぜひ720話とかポッドキャストの733話みたいなところを
調べていただいたらいいかなと思っていて、
革新的って打ったら、多分僕のポッドキャストがヒットするので、
そこのエピソード聞いていただけると、そこがどういうミッションが載ってるのかとか、
どういう面白さがあるのか、みたいなところは一定深掘りできるんじゃないかなと思っているので、
気になる人はぜひ聞いてみていただけたら嬉しいなと思っております。
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そんな中で、こういうエプシロンロケットが失敗してしまった後、
この間のはH3ロケットですよ。なのでちょっと別なんですけど、
それが失敗してしまった後に繰り越された4号機っていうのがこの後打ち上がる予定。
まだ日程とかは出ていないのであれですが、
そういったところがかなり注目になっている。
プラスで、この4号機から初めて搭載される技術っていうのも実際に存在します。
これは3号機のやつが繰り越しで打ち上げられるっていう状況に加えて、
まだ枠がちょっと余ってるから、じゃあ誰か入ってねみたいな感じで追加で入るプロジェクトですね。
その中の一つに冒頭で話した、地震を宇宙から予測できるっていうような技術。
これね、僕マジで面白いなと思ったんですよ。
なのでちょっとそこを明日お話ししていこうかなと思っておりますので、ぜひ楽しみにしておいてください。
ワクワクするなと思ったら、ぜひ過去の革新的技術衛星の回を聞いていただきながら待ってていただけたら嬉しいです。
ということで今回のお話は以上にしていきたいと思います。
実はちょっとお知らせがありまして、早くしろよって話ですよね。
3月の14日、まあ今日3月14日、2023年3月14日なんですが、
なんと新しいポッドキャストチャンネルを立ち上げるというところで収録に行ってまいります。
内容はちょっとまだ秘密で、だいたい3月中4月までには公開できるようになっているかなと思うこちらの内容ですね。
なかなかしっかりと企画も詰め込んでやっておりますので、こちらの公開楽しみにしておいていただきたいなと。
今日はその収録に行ってますので、ツイッターとかで続報がちらっと見えたりするかなと思うので、
SNSとかでの報告ぜひ楽しみにしておいていただけたら嬉しいです。
とにかく宇宙話を好きで聞いてくれている皆様には、ぜひ次のポッドキャストも聞いていただきたいなと。
友達と喋りながらためになるある分野のお話を深掘りしていくような、
そういう雑談系ではなく、僕雑談系確実に向いていないので。
雑談系ではなくテーマがあって、例えば僕の今このポッドキャストだったら宇宙って感じですよね。
それと同じ感じでこの分野っていうポッドキャストをやっていく。
そういう感じになっておりますので、そこもヒットさせて僕はポッドキャストスターになり上がっていくつもりですので、ぜひ楽しみにしておいてください。
そんな感じで今回は以上にしていきたいと思います。
今回の話も面白いなと思ったらお手元のSpotifyアプリでフォローボタンの下にある星マーク、こちらからレビューいただけたら嬉しいです。
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番組の感想や宇宙に関する質問についてはTwitterのハッシュタグ宇宙話で募集しております。
じゃんじゃんお寄せください。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
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