今回は、科学系ポッドキャストのトークテーマ、「境界」、「境目」ですね。
これについてお話ししていきたいと思います。
宇宙話では、太陽と地球の重力が釣り合う点、ここについてのお話をしていこうかなと思います。
つまり、地球の領域なのか、太陽の領域なのか、そこの境目っていうところで、
宇宙空間には見えないんだけど、そういう領域があるんだよっていうところをね、 皆さんに実感してもらえればいいかなと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
改めまして始まりました、佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
はい、ということで、今日のエピソードが1486話目を迎え…87話目か、を迎えております。
基本的には1話完結でお話ししているので、気になるトピック、気になるタイトルから、ぜひぜひ聞いていただけたら嬉しいなと思っております。
でですね、昨日が、火星の地下に眠るかもしれない、地球外生命体というか微生物の話。
そしてその前は、人工衛星を太陽…大気圏で燃やすっていうことの、なんて言うでしょう、環境被害みたいなところ。
まあこの辺りについて整理していて、結構独特な視点入れられてるんじゃないかなぁと思っておりますので、まあ気になるところからね、聞いていただけたら嬉しいなと思っております。よろしくお願いします。
はい、ということで、じゃあ早速今日の本題に行きましょう。
今回お話しするのは、地球と太陽の重力が釣り合う点、ラグラン樹点とは一体どんなものなのか、そんなお話をしていきたいと思います。
で、今回なんでこんな話するかで言うと、毎月やっている科学系ポッドキャストのトークテーマですね。
これがなんと、今月で2周年を迎えるということになっておりまして、まあその2周年のタイミングのエピソードが教会がテーマになってます。
教会、あのボーダーとかの教会ですね。で、この教会どんなのがいいかなと思って宇宙話では、その地球と太陽の境目みたいなところで、ラグラン樹点の話をしていこうかなというところですね。
で、あれなんですよね。このトークテーマ、ちょっと本題に入る前にそのトークテーマの振り返りでもしていこうかなと思うんですけど、
まあ科学系ポッドキャストっていう括りができてからは、4年ぐらい経つのかな。3年半とか4年ぐらい。
ことの始まりは、僕と、今更新ないんですけど、マイリン・ガリレオっていうチャンネルがあって、で、そこの、そこ2人でやってるんで、3人で東京でご飯行って、
で、なんか括り作れたら面白くない?みたいな話になって、で、それで今みたいな感じなんですよ。で、そこで作られたのが科学系ポッドキャストで、
で、なんか5人10人ずつぐらい、なんか1人割当てでとにかくスカウトしに行こうみたいな感じで、スカウトして、で、スカウトって言っても一緒に何かやりませんか?みたいな感じですね。
で、それで集まったところからスタートして、で、スタートしたところから、まあ結局なんかやってるようなやってないようなみたいな感じだったんですけど、
で、それで2年前のタイミングで、サイエントークのレンさんが、こう、キーワードに沿ってみんなで喋ってたら面白くない?みたいな話して、
うわ、めちゃめちゃいいなということで、まあこう、やり始めた。そんな回ですね。なので、非常に感慨深くて、で、まあなんかその2周年、トークテーマ2周年っていうところもあったからこそですね、
先日オフラインイベントを科学系ポッドキャストの仲間で開催させていただいて、で、まあそれのおかげで、あの、いろんな、いつも聞いてくれてる人たちとの交流もできて、っていうような、なんかこう嬉しいね、時間を過ごせたかなと思ってるんで、
このトークテーマ本当に良かったなと。で、始めてくれたレンさんにはものすごく感謝ですし、で、2年のこのタイミングでレンさんがまた、あの、トークテーマを設定するというので、教会になっております。今回は。なのでね、ぜひ、あの、いろんな番組が出てくると思いますんで、プレイリストとかね、あの、チェックしてみてください。よろしくお願いします。
Xとか見るといろいろ見つけられるんじゃなかろうかというところですね。
で、あの、一応僕のもう1個やってるポッドキャストチャンネルの方でも、あの、今回、教会っていうところ参加させていただいてます。隣のデータ分析屋さんですね。で、そちらは、あの、あれです。
僕がデータアナリストみたいな仕事をして、あの、相方がデータサイエンスみたいな仕事をしてて、それの境目みたいな話をしてたので、ぜひね、あの、もう1個の方のポッドキャストもぜひぜひチェックしてみてください。今日の19時公開かな。よろしくお願いします。
はい、ということで、じゃあ早速宇宙話の教会エピソード行こうかなと思いますけど、あの、そもそもラグラン受点って言葉みんな聞いたことあります?
なんかあるっていう人とないっていう人いると思ってて、ラグラン受点、そうですね、宇宙話で取り上げたタイミングで、まあ多かったのは、ジェームスウェップ宇宙望遠鏡の話ですかね。
ジェームスウェップ宇宙望遠鏡はまさにこのラグラン受点と呼ばれるところにいて、ラグラン受点って何かっていうと、
ざっくり言うと、2つの大きな天体の重力が釣り合って、例えばもう1つの今回で言うと人工衛星とかね、
みたいな小さな物体が相対的に安定して存在できる位置のことっていうのを、まあラグラン受点と呼ぶかなという感じですね。
まあなので、その簡単に言うと、1ミリも動いてない綱引きの紐の上みたいな感じ、どっちにも揺れないみたいな感じですね。
で、それが例えば地球と太陽の間にももちろん、地球に非常に近いところですけど、ラグラン受点っていうのが存在している。
これが、まあそういうのがあったりとか、あとは逆に太陽の裏側、地球の裏側みたいなのもあってっていうので、一応このラグラン受点5つ定義されています。
5つ。まず1つが、その地球と太陽の間にある点って感じですね。
これはまあ、えーと、太陽と地球の間で地球寄りのところ。
なぜなら、太陽の方が重力が強いから、太陽より離れて位置するみたいな感じですね。
で、そうするとこれ何ができやすいかっていうと、太陽の観測が非常にしやすいと。
太陽を正面で僕らの角度でバーンて見れるからね。そこが非常にいいというので、
太陽風だったり、太陽活動の監視を行う人工衛星っていうのが配置されることが多いです。
例えば、双方って呼ばれる、あのそれこそね多分、太陽フレアがめちゃめちゃ話題になったタイミングとかに、
太陽フレアのその、なんて言うんでしょう、風、なんか不純質物がブワーンて出るような動画とかね、見た方いるかなと思いますが、
まさにそういうのを観測している衛星だったりします。
続いて、ラグランジュポイントの2つ目、L2と呼ばれるポイント。これは、地球から見て太陽の反対側。
だから、地球の、太陽を正面に見た時に、地球の裏側って感じですね。
で、ここは、太陽の影響を受けずに、地球の影になって隠れた場所だから、
太陽の影響を受けずに、宇宙の深いところを観察しやすい場所となっていて、ここにジェームスウェップ宇宙望遠鏡とかが配置されているって感じですね。
で、これ、温度も安定していて、こう赤外線の観測に向いていたりしますよっていう話があったりします。
で、続いてL3、ラグランジュポイント3ですね。L3は、太陽を挟んで、地球と反対側の点。
なら、太陽の後ろ側、L2の太陽版って感じですね。
になっています。で、これ、地球と太陽の地点とともに回るので、地球から直接観測することは基本的にはできないような位置に隠れている。
太陽からL2が見えないみたいなのと比較的同じですね。で、これ、実際にあんまり応用されることはないかなっていうのがL3。
太陽に近すぎるっていうところですかね。はい、で、そもそも太陽よりちゃんと外側にあんのかな。
なんか重力のバランス的にどこにあるのかが微妙な感じですけど。で、L4、L4っていうのが
地球と太陽から見て60度前方の点ですね。60度前方の点。だからこう、あの、角、角です。
両手伸ばした時の角のところにある斜めの位置ですね。 安定した三角形の頂点のところに位置するような
あの場所になっていて、で、これ、地球上、地球の軌道上から太陽と地球から見て60度前方にあって、
で、次L5っていうのが、あの、その60度後方にあるような状態。っていうような感じで、あの、なんか三角形を作る、あの、
直線上の関係じゃない別のところにある安定する場所っていうのがL4、L5って呼ばれる部分ですね。
そんな感じで、こう、5つラグラン樹点っていうのは定義されているんですけど、まあこういうところに置いておくと、
あの人工衛星安定して運用しやすいよねっていう。 まあ他の人工衛星は、あの基本的には地球の重力の範囲内で、
例えば地球の周りをぐるぐる回る、あの、人工衛星、まあ国際宇宙ステーションとかもそうだし他の人工衛星も割とそんな感じですね。
っていうのもそうだし、あとは静止軌道って呼ばれる、いつ話したっけ、
えーと、宇宙、宇宙の人工衛星間の光通信の話とかかな、させていただいた時とかに中継衛星とかを置くのがそこだったりして、
あのBSの衛星放送とかもそこですね。GPSとかもそこかな。はい、とかっていう感じで、
まあ地球の重力だけ見るのか、それとも太陽系の中で太陽の重力も加味しながら、
あの位置取りをしていくのか、っていうところのまあ違いが出てくるポイントになってきますんで、
ラグランジュ点って呼ばれて、あんまりこう、なんて言うでしょう、混乱しないように、難しい言葉に聞こえますけど実はそんなことないよっていうのを頭の片隅に入れておいてください。
はい、ということで今回は、太陽と地球の境界線、ラグランジュポイントとは一体どんなものなのか、こちらについてお話しさせていただきました。