1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 748. 国際宇宙ステーションか..
2022-10-23 13:29

748. 国際宇宙ステーションから宇宙ではなく地球をみる!?

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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙ばなし。
今回は、国際宇宙ステーションから地球を除く、そしてその性能がググッと上がったデータが、
なんと、世界中にリリースされ始めているというところで、
これからの宇宙から地球の課題を解決していくという、そんな大きい目標ががらっと変わってくるんじゃないかなと思うので、
今回はこちらについて紹介していきたいと思います。
3、2、1、イギネション、
日本、
佐々木亮の宇宙ばなし。
2022年10月23日、始まりました、佐々木亮の宇宙ばなし。
このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、
毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
ということで、本日でエピソードが748話目を迎えているというところで、
今日紹介するのは、国際宇宙ステーション、宇宙飛行士がいる国際宇宙ステーションから、
地球を観測するっていう、そんな観測器、翡翠と呼ばれるものを紹介していきたいと思います。
で、なんで今回これをピックアップしたのかっていうところの話で言うと、
僕が国際宇宙ステーションの観測器を使って、ずっと研究を6年ぐらいやっていたっていうところの親近感、
そして僕がやっていた分野と、全く逆のことをしてるなっていう風な印象を持ったので、
今回はそこをちょっと紹介していこうと思うんですよ。
で、何が逆なのかっていうと、僕がやってたのは、国際宇宙ステーションの外側に付いている観測器を使っていました。
これ実は今、宇宙ステーションにいる若田宇宙飛行士が15年前ぐらいに搭載したものなんですけど、
そこに乗ってるものを使っていて、何をするか。
まず、X線と呼ばれるレントゲンで使われるような光っていうのを使って宇宙空間を観測する。
逆に言うと、宇宙から飛んでくるX線を見るっていうイメージですね。
それに加えて、国際宇宙ステーションから宇宙方向を見てるっていうような観測の仕方ですよね。
天文学だから当たり前なんですけど、この2つがポイントとしてあるなと思った中で、
今回紹介するヒスイって呼ばれる国際宇宙ステーションに搭載されてる観測器は、
搭載されてる場所は一緒であるものの、まず観測の方向が下、地球方向を向いてるわけですね。
地球の表面を観測しながら、なおかついろんな色が見える。そんな観測器だっていうことなんですよ。
いろんな色が見えるって何かっていうと、イメージで言うと、例えば虹ですかね。
虹ってあるじゃないですか。7色の紫から赤っていうような7色の色が展開されてる。
僕、ちょくちょく言ってるんですけど、色弱だから果たしてみんなと同じように見えてるのかっていう疑問はありますが、
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そこは置いておいて、この7色見えてるものを、今回ヒスイって呼ばれる観測器は細かくそれのグラデーションまで見えるんですよね。
だから紫とか青とかっていうような、その間の部分も実はこういう色になってるよね、みたいなところが見えて、
僕たちに7色で見えてるものが、ヒスイにとってはもう本当にすごい細切れにしたような色のグラデーションで見えるみたいな。
そういうような観測ができるっていうのがヒスイ。なので、X線に限った話だけじゃなくて、
いろんな種類の光っていうのを細かく分けて見れるみたいなところで結構面白い観測器だなと思ったのと、
それがそのまんま、今誰でも使えるような形で、テルースと呼ばれるサービスでリリースされたっていうところのニュースを聞いて、
これはちょっと話しておきたいなと思ったので、これをピックアップさせていただいてるって感じなんですよね。
最近だと、民間の企業が人工衛星をたくさん打ち上げてるよっていう状況がある中で、
その人工衛星たちって基本的には宇宙空間には飛ばしてるけど、宇宙は見ないんですよ。
つまり観測の方向、見る方向っていうのは必ず地球の方向を向いているっていうところが結構大半を占めてるわけですね。
それによって今まで地球空間で解決できなかったところっていうのを、
宇宙から地球方向に対してサービスを提供して解決してあげようっていう方向性です。
なので、例えばスペースXが先日日本でサービスをスタートさせたスターリンクだったりとか、
そういったところが地球で例えば県外の人がいるから、その人たちの全員インターネットを届けようみたいな、
そういう発想でスタートしたりするわけなんですよ。
こういうところで地球に向かって観測するっていうところがメジャーになってきてる中で、
今回発表された被水って呼ばれるものは本当に今後主流になってくるだろうし、
使用用途無限大っていう感じがするんですよね。
今までの地球を観測する、例えば地球の写真を撮るだったりとかっていうのができるのがこの被水なんですけど、
これカラー画像が撮れるってどれだけすごいことかっていう話、
しかもそのカラーの細かさっていうのが全然違うっていうところで言うと、
今までの地球観測って、例えばさっきの虹でも1回例えると、
赤色と青色だけしか見えないような観測器を使うみたいな話だとか、
もう紫だけに特化したような光で見ますよっていうのとかでやると、
どうしてもその光でしか撮れないような地上の情報しか撮れないんですよ。
なので、例えば宇宙空間から空からパッと見たり、
今、窓の外を見てみても分かる通り、地表には草木があってコンクリートがあって水があってみたいな、
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そういう状況がきっと広がってると思うんですね。
コンクリートジャングルである東京の中で聞いてるかもしれないし、
自然の中で聞いてる人もいるかもしれないしですけど、
そういった中で、じゃあもうこういう光の種類しか観測できませんみたいな人工衛星になってしまうと、
例えばコンクリートに対してはものすごく強いけど、草原の写真を撮ろうと思ったら全然いい性能を出せないだったりとか、
あとはコンクリート草の間にある微妙なグラデーションの部分の情報っていうのを
単一の光だけでしか撮ることができないってなると、
なかなか理解を進めるのが難しいという中で、
今回国際宇宙ステーションに搭載されているヒスイと呼ばれるものは、
今までの人工衛星はこの色だけ、この色だけ、赤だけ、青だけ、黄色だけみたいな感じで見ていたものを、
じゃあもうこれまるっと赤から紫まで綺麗な細かいグラデーションで見えるようにしますよというようなサービスを展開してるんですね。
こういうデータが取れることによって、例えば鉱山を見に行ったとき、
鉱山って石とか鉱物が取れる部分ですね。
そうするとそこの中にこのエリアにはこういう石がたくさんある、
このエリアにはこういう石がたくさんあるっていうような見分けることができたり、
そうすると宇宙空間から地質の研究ができたりしますよね。
あとは宇宙空間から見てるってなると視野がめちゃめちゃ広くなる。
しかも宇宙ステーションって90分で地球の周りを一周するから、
十何周もするわけですよ、地球の周りを。
そうすると、それの間に通る、例えば海の上で海の表面の画像を撮っていたら、
それにちょっと波長の情報をより加えてあげると、
どこに石油の鉱脈があるかどうかっていうのが分かったりするんです。
つまり今まで見つかってなかった海の中にある油田の情報っていうのを取得することができるようになったりとかで、
なかなか広げられる幅っていうのが広いなっていう印象を持つんですね。
なので今までが、例えばこの情報足りてない赤色の情報の人工衛星少ないから、
僕たちは赤色の情報だけ見れればいいから飛ばすよっていうような形じゃなくて、
もうどの範囲でも僕たちに任せてくださいみたいなデータがリリースされたっていうところで、
これ宇宙ビジネスメディアの空畑っていうところにあるテルースって呼ばれる衛星データを使えるサービスがあるんですけど、
そこからリリースされたっていうところから考えると、
これからの主流ってこのいろんな光が見える翡翠みたいなハイパースペクトルセンサーと呼ばれるものですね。
こういうのが結構活躍してくるんじゃないかなっていうところで、
俺このタイミングで目つけてたよっていうところで今日は放送を以上としていきたいと思います。
これから地球上にある様々な課題っていうのは宇宙空間から解決されていく可能性が非常に高いので、
09:05
こういった情報っていうのも宇宙話ではちょっとずつ抑えておきたいなと思っている次第でございます。
ということで今日の本題は以上としていこうかなと思っていて、
簡単に近況報告をしていこうかなと思うと、
今日実はですね、ちょっと更新の時間が遅いんですよね。
お昼に更新しているというところで、
最近僕いろんなのにチャレンジしているせいで、
だんだん体力の限界がちょっと近づいているなっていうのを感じているわけですよ。
もちろんポッドキャストを日本一へとるっていうのも本当に一番メインの目標として掲げてますし、
ただやっぱりポッドキャストだけじゃなくて、
僕、今、僕のキャリアの方向性とか、
自分がどうやって生きていきたいかみたいなところってやっぱ、
たまに考えたりするんですけど、
スペシャリストっていう感じよりは何でもできる人、
ジェネラリスト的な、
カタカナ使ってすげーうさくさく聞こえるから嫌なんですけど、
そういうのがいいかなと思ってて、
なんでかっていうと、
白紙論文を書く、白紙号を取りに行くっていうところって、
実は僕がずっと抱えてたコンプレックスみたいなものを解消したいと思って、
白紙号まで取ったんですよ。
何かっていうと、いろんなこと、正直僕なんかちょっと器用で、
器用貧乏みたいな形かなと思って、
例えばいろんなものが7割8割ぐらいはさっとできるみたいなタイプなんですよ。
本当に8割できてるかは人の判断によって違うので、
そのぐらいポジティブに生きてるよっていう話は置いておいて、
そういうのがあって、
ただ、突出してる能力がちょっとないよな、
みたいなのが悩みだったんですよね。
だから、それこそ天文の研究っていうところを一個突き詰めた先で、
何か生きていく道っていうのが見つけられるんじゃないかと思って、
もうこのポッドキャストで100話とかから、
ものすごい追い上げで多分白紙論文書いてたと思うんですけど、
そのぐらいのタイミングから、
スペシャリスト、こんなに1個のこと突き詰めるってこんなに大変なのかっていうところと、
心が折れる回数がやっぱ多かったんですよね。
白紙語を取りに行くってなった時に。
もちろん向き不向きとかもきっとあるんだろうなと思うんですけど、
無事白紙語は取れたものの、
このスペシャリストっていう道で戦っていく素養が多分自分にはないだろうなっていうのを感じて、
元々器用貧乏だったところをむしろ磨いていこうがいいんじゃないかなと思って、
いろんなのにチャレンジしてるから、
今体力の限界を迎えているっていう感じで、
スペシャリストも茨の道だったし、
何でもできる器用貧乏を極めるも茨の道だったっていう、
そういうオチなんですけど、
ただそれのおかげでいろんなのに手を出すというか、
チャレンジできて、
ポッドキャストも白紙論文やっていた経験が生きてるし、
12:02
あとは、
ポッドキャストだけじゃなくて、
メインの方では、
データ分析っていう仕事から、
ちょっと事業推進みたいなビジネス寄りの部分も、
仕事でやらせてもらっていたりして、
プラスで、
メディアを作るっていうのがちょっと好きだったりもするので、
文字を書くようなメディアっていうのを、
今立ち上げていろいろ進めたりしていて、
っていうところで、
なんかいろんな角度から、
ちょっと自分の可能性広げられるんじゃないかなと、
頑張ってるわけなんですけど、
最近体力の限界がなかなか近いなと、
これ以上広げたら僕死んじゃうなと思っていたりしながら、
このちょっと放送のタイミングが遅れてしまってるっていうところで、
ただこう、なんかサボってるっていう感じじゃなくて、
いろいろ頑張ったせいで、
申し訳ないですしわ寄せ出ちゃいましたっていう、
そんな報告でした。
なのでこれからちょっと、
またいろいろご迷惑おかけしちゃうかもしれないですけど、
朝更新されてなかったら、
あ、限界来てんなって。
温かい目で見守ってくれたら嬉しいです。
ということで今回は以上としていきたいと思います。
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週明けまた頑張りましょう。さよなら。
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