1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 520. 星の誕生とアンモニア
2022-03-10 12:44

520. 星の誕生とアンモニア

宇宙で星が生まれる瞬間を捉える!その時に周りにどんな影響があるのかを調べる!

そんな取り組みが45メートルもある巨大な望遠鏡によって明らかにされる!?


ソース

https://www.nro.nao.ac.jp/news/2022/0310-murase.html


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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
早速、今日の本題を紹介します。今日の本題は、星が生まれる瞬間に、周りの環境にどんな影響を与えるのか、そんなお話をしていきたいと思っております。
今回のお話はですね、数日前にお話しした、巨大な星が生まれる現場のお話だったりとかっていうような、いわゆる太陽みたいな、自分で光る星の生まれた瞬間のお話をしていこうかなというふうに考えております。
これ、最新の論文から持ってきている研究結果になっているわけなんですけど、日本の研究チームの分析によると、星がある領域で生まれますと、その生まれたタイミングで、周りに熱を持たせる、温度を上昇させるっていうような作用があったりだとか、
あとは、それにプラスして周りのガスが少し面白い動きをしているだったりとか、そういったところが結構見られていて、また日本から面白い研究がこれからどんどん出てきそうっていうようなところをですね、鹿児島大学と、そして長野県にある延山望遠鏡というところの合同プロジェクトみたいなところで動いているものをですね、今回は紹介していこうと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたらと思います。よろしくお願いいたします。
はい、ということでですね、毎日恒例の近況報告をさせていただこうかなと思っております。今ですね、3月10日、今日は2022年3月10日になっておりますが、毎月10日は科学系ポッドキャストの日というところで、毎月ですね、Appleポッドキャストの方で、ホーム画面で特集を組んでいただいております。
でですね、まあ科学系のチャンネルって今結構あるんですよ。それもちろん僕みたいに宇宙に特化しているチャンネルで言うと、他にもコペテンナイトっていうのがあったりとか、あとはまあ最初の頃から僕が始めた頃と同じぐらいでスタートしているバイリンガリレオっていうチャンネルもありますし、あとはまあ他にもいろんな科学系のチャンネルがあったりするわけなんですけど、
まあそういったところで、少しでも科学分野を盛り上げていきましょうっていうところでスタートしているプロジェクトなのでですね、あのホームページでホームの画面で特集されているところを少しちょっとスクショだったり撮ってみたり、あとは他の科学系のチャンネルとか見ていただけたらなというふうに思っております。
まあこうやってね、僕なんかこれ何回も話してるような気はするんですけど、僕がポッドキャストを始めたのが2020年の9月ですかね。その頃、日本語で科学系のポッドキャストのチャンネルやってるっていうのが本当に多分4個とか5個しかなかったっていうところから、今は多分本当に20とか30はないかな。
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まあでもそのぐらいあるっていう規模になってきているので、まあそういったなんかこの規模の大きくなり方っていうところもその毎月の特集で少しずつ知っていっていただけたら嬉しいなというふうに思っております。
やっぱりね、他の雑談チャンネルと違うのは、あんまり見ることのできない専門家目線の話だったりとか、そもそもそういった専門家の人がどういうことを普段考えているのかなっていうところまで垣間見える、なんかちょっと覗き見じゃないですけど、そんな感じの側面もあったりして、ちょっと別の楽しみ方もできると思うので、
なんかこうやっぱ、宇宙に興味あるとか、生物に興味あるとか、科学に興味ある、あとは科学者に興味があるとか、でまあそういうところのニーズに合うようなチャンネルたくさんあるんでですね、ぜひ探索してみていただけたらと思っております。
毎月本当に特集してくれるアップルポッドギャスターに感謝しかないですね。はい、まあそんな感じでですね、毎月いろんな特集を組んでいただいて本当に感謝しておりますというお話をさせていただいて、早速ですね、今日の本題に入っていこうと思います。
今日の本題は、日本の長野県にある超巨大な45メートルの望遠鏡と、鹿児島大学を使って鹿児島大学が進めている星が生まれる現場を調査する、そんな研究結果をご紹介させていただきたいと思っております。
でですね、今回使用される望遠鏡っていうのは、まずなんか久しぶりに装置の話からちょっとしていこうかなと思うんですけど、今回研究に使われているのは延山45メートル鏡と呼ばれるもので、まあ簡単に言えば今回のって望遠鏡とは言いつつも、なんて言うんでしょう、こう
皆さんが想像するような目で覗いて筒をこう覗いて宇宙を見るみたいな、そういうものではなくてですね、これ簡単に言えばめちゃめちゃ巨大なパラボラアンテナです。
よくベランダとかについているお皿型のやつですね。あれって結局あの形になっている理由っていうのは
光っていうのは波の性質を持っていて、私たちが見えるのはあくまで赤から紫までのあの虹色に分けられるあの光だけなんですけど、それ以外にも赤よりもっと外側の星っていうのが、光っていうのが赤外線って呼ばれるものだったり、
さらにスマホだったりとかで使っているような電波って呼ばれるのは赤外線よりもさらに光の性質がもっとゆっくりしている側っていうんですかね、そっち側に寄ったもの。逆にたまにお話しさせていただいているX線とか、あとは日焼けの大敵である紫外線だとかっていうのはその目に見える光の赤から紫っていうところの赤とは逆側の紫よりも外側の光っていうところで
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紫より外だから紫外線だったり、それよりさらに強い何かこう体に危なそうな放射線っていうのはX線とかガンマ線とか呼ばれたりというような、まあそんな光の名前っていうのがたくさんついていて、天文学っていうところで見たときに天文学っていうのはまあ宇宙から来る光を見るっていう光というか、でその波を捉えるってなると単純にこう私たちが目で覗いてみる望遠鏡っていうのは
あれ目で見える光で使う可視光望遠鏡って呼ばれる可視光天文学っていうところの分野になったりすると。でその一方で今回使うようなそのパラボラアンテナ、BSのアンテナとかああいうのみたいなものを使うものを電波天文学って言ったりします。
まあそんな電波を使って宇宙を見るっていうところで、じゃあ一体これどんなところが見れるのかっていうところで言うと宇宙空間に漂っているガスとか、でそのガスの中で星ができるっていうそんな現場を見るのに非常に適しているのがこういった電波を使った天文学なんですね。
で加えて日本っていうのはやっぱそういう天文学の領域を一部リードしている国ではありますので、日本が持っている延山の45メートル峡、つまり45メートルのパラボラアンテナがあってそれで宇宙を見るっていうまあそんな研究が今回のテーマになっていたりします。
でじゃあ一体どんなお話をしていくのかっていうと、このポッドキャスト前から聞いてくださっている方はなんとなくイメージつくかなと思うんですが、星がどうやってできるのかっていうところなんですけど、太陽みたいに自ら光る星っていうのは宇宙空間には実は真空ではなく薄いガスとか塵とかそういうのがたくさんあって、
それらがある一定の場所に固まった時にお互いがくっついて一つの塊を形成していって、あるタイミングで中心で核融合を起こす。まあそんな手順を踏んで星が形成されていくんですね。
で、ただこう何にもないところでたまたまガスとか塵とかが一箇所に集まったなんていうところはやっぱり珍しくてどういうところで星ができるのかっていうと、これはガスがものすごくたくさん集まっている分子雲と呼ばれるまあ宇宙空間に漂ってる雲みたいなものですね。
そういった雲の中でできることがよくあるというふうに考えられています。さらにですね、この雲が単体でいるだけじゃなくて、やっぱり雲もなんとなくこう中のガスとか塵とかがまんべんなく存在している可能性もあると。
そんな中でその雲同士がぶつかるっていうことになると、そのぶつかった接触の面とかではガスの密度が一気に高くなって、そこで星がグワーッと作られるみたいな外側、外部要因によって星がさらにハイペースで作られるなんていう領域も存在するっていう、こういった宇宙空間で星が作られるっていうのはいろんなバリエーションが存在するっていうそんな背景があったりします。
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そういった背景がある中で、今回はこの延山の45メートル望遠鏡っていうものを使って、星が生まれる瞬間の場所っていうのをどんどん撮影していこうというふうに考えたんですね。
特に今回はそういった分子雲同士が衝突したり、あとは大きい星が作られる領域っていうところを見てあげて、より星がどんどん作られる場所で出来始めの星がどんな特徴を持っているのか、そんな研究を進めていったんですね。
それを鹿児島大学が進めていて、さらにこのプロジェクトにはカゴンマと呼ばれる名前がついております。
これカゴンマって何の略なのかっていうと、これ僕も今回初めて知ったんですけど、鹿児島ギャラクティックオブジェクトサーベイwith延山45メートルテレスコープbyマッピングinアンモニアラインというのの略称なんですね。
カゴンマって言って、カゴンマってなんか鹿児島弁かなんかなのかな?ちょっとなんか詳しいことはちょっとわかんないですけど、最後の方のマの部分はマッピングinアンモニアラインっていうところで、分子雲と呼ばれる星ができる現場から光が飛んでくる、しかも光の中のアンモニアを見てあげようっていう、非常にものすごく言葉を選ばないで言うと臭そうなテーマになってるんですね。
そんなアンモニアの光っていうのを見てあげて、星ができる現場にどういう影響が出ているのか、そんなところを研究してみました。
今回の研究結果ではですね、まずそういったアンモニアの性質っていうのが、星ができる現場から見つけることに成功したというような特徴を持っていて、さらに星ができ始めたところの温度っていうところに注目してあげた結果ですね。
今回、星ができたタイミングで周りの分子ガスの温度っていうのが上昇したと。
この上昇の原因っていうのが、星形成の活動によって影響を及ぼしたものであるというふうに考えられているみたいなんですね。
なので、こういった今まで見れなかった特徴、特にアンモニアの光っていうところの特徴が今回の研究で明らかになったっていうところで、これから同じようなサンプルがどんどん見つかっていって、今後も面白い研究結果、延山望遠鏡と鹿児島大学のプロジェクトで出てくると思いますので、これからもぜひ注目していただけたらと思っております。
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このポッドキャストでもですね、続報が出てきたらどんどん紹介していこうと思っているので、楽しみにしていてください。
ということで、今回は星が誕生するタイミングで周りの宇宙空間、周りのガスに与える影響についてのお話をさせていただきました。
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それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
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