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2023-03-20 43:13

S1-11 特別企画「ルッキズム」について(1)いるかさんの研究室から。

哲学・憲法学の研究者である、いるかさんの研究室から。 「lookism(ルッキズム)」ボクらのコミュニティにおいての。(1回目/全3回) 


☆☆☆☆☆☆

1.ルッキズムが問題になりうる事例

A) あいつはなよなよしているから、警察官には向いてない …… 外見に基づく不利益な別異取扱い(いわゆる差別)

B) あいつの外見が好みじゃないので、遊びたくない …… 外見至上主義

C) あいつが社会的に成功してるのもイケメンだからだろ? …… ある主体の価値をルックスに還元する


それぞれ重なる部分はあるが異なる問題 。

…… AとCの悪さはわかりやすいのに対して、B外見至上主義はそれほどでもない?


2.外見至上主義は悪いのか

(1)外見至上主義を支持する理由

問い:どういう理由があるだろうか。…… それぞれ検討していく

【🐬の想定する回答】

① 人間は他者の外見に対して快不快を感じるのだから、人間関係の構築において他者の外見が影響 するのは当然かつ正当ではないか。

← 関係あり説


② 人間関係の構築の際に、他者のどのような点を重視するかは、人によって異なるし、そうあってもよいのではないか

← 自由説


③ もし仮に外見至上主義に何か悪いところがあるとしても、それは我々の思考様式に分かちがたく組み込まれている以上は、それを克服しようとするのは無益な試みではないか。そもそも低く評価される外見を持っているのが悪いのではないか。

← しょうがない説

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