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はい、こんにちは、Kojimaです。
最近ちょっと忙しくて、あまりゲスト回、多分収録をする時間はあるんだけど、編集をしてる時間がなくて、そもそも収録をしていないという、そういう感じになってます。
まあ、一人回ぐらいだったら出せるかなということで、ちょっと今撮ってますけど、
ちょっと今日、結構、目にあるいは耳にすることが最近増えているAI画像生成の話をしようかなと思って、
僕はあんまり、絵を描いたことはちょっとだけあるんですけど、まともに描いたのは1枚だけですね。
その1枚の絵っていうのを今も、なんかこれは描き切ったなっていう気持ちがある、そういう絵が1枚だけあるんですけど、
そんなに熱心に絵を描く方ではないし、僕自身もそんなにAI画像生成自体には興味がないんで試してないんですが、
いくつか見た、何人か見た意見の中に、
今回のAIの画像生成の技術によって、AIが、本来は人間がクリエイティブなことをするっていう未来、
つまり、雑務と言いますか、それこそコンビニの店員みたいなやつですよね。
コンビニの店員みたいな、あるいはスーパーの店員さんとか、もしかしたら他にもいろんなところにあるかもしれないですけど、
労働のための労働みたいなのをどんどん社会からなくしていって、
絵を描くとか学問をするとか、こうやってラジオを作るとかですね、そういうクリエイティブなことに時間を使っていけるようになろうっていうはずだったのに、
AIはむしろクリエイティブなことをやって、人間からその絵を描く楽しみみたいなところを先に奪っていって、
コンビニの店員さんみたいな、労働のための労働っていうのは一向にAIではなくならないじゃないかみたいな、
そんな感じの意見を何人かから目に耳にしたんですけど、
その指摘自体は一見ちょっともっともらしいというか、ネタとしては面白いなと思うんですけど、個人的には全くそうは思っていなくてですね、
まずそもそも本当に今回のことにおいてAIがクリエイティブなことをしているのかっていうところからまず僕は疑問に思っていて、
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そもそもクリエイティブとは何なのかっていうことなんですけど、
創作活動とも言ってもいいですかね、創作活動とは何なのかっていう話だと思っていて、
僕は突き詰めて考えると、創作物っていうのは結果でしかなくて、
その結果が良いもの、自分が納得がいくものなのであるならば、その創作過程っていうのは何であってもいいっていうふうに僕は思っています。
もちろん公共の福祉に反しないとか、なんか助作金法は守るとか色々ありますけど、
そういうルールに則った上で創作をしている限りは僕は創作っていうのは何をしてもいいっていうふうに基本的に思っているし、
そのプロセスでAIを使おうが、あるいは別のツールを使おうが何でもいいわけですよ。
ここはなんか多分僕が考えている創作と他の人がなんとなく今回のAIに思っているそのクリエイティビティというか創作活動っていうのがなんかずれてるような気がしてて、
僕の肌感としてはすごい性能が良いPhotoshopが出てきたみたいな、なんかそういう、Photoshopじゃないですけど、
もともとはPhotoshopっていうのは画像からそれをさらに良い画像にするみたいなそういうツールであったり、
別に写真じゃなくてもいいんで、Photoshopで絵を描く人とかもいるんで、自分で紙とペンの代わりに自分の入力を画像にしてくれるツールだっていうことなんですよ。
今言ったように自分の入力を画像にしてくれるツールだっていう点においては、別に今回のAIも一緒ですよね。
入力するのがテキストなだけであって、要は自分の入力に対して何かしら出力が返ってくる装置でしかない。
それは別に僕としてはPhotoshopとかクリスタとか別にその他ツールなんでもいいんですけど、紙とペンでもいいんですけど、
自分の入力に対して出力が画像であるというだけの話でしかなくって、
その創作をする人にとってその画像を得ることが目的というか、こういう画像を作りたいっていうのを達成するための手段の一つでしかないと思うんです。
僕が本当に重要視しているのは人間の欲求の方なんですよ。
残念ながら今のAIは、AI自身が作りたいから絵を作ってないんですよね。
人間の欲求があって、人間が欲求に基づいて入力をして初めて画像っていうのが出てくるんですよ。
これは僕は創作じゃないと思うんですよ。少なくともAIがクリエイティビティを発揮してはいないと思うんですよ。
だってAIは入力に基づいて出力してるだけだから、何の創作もしないですよね。
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創作してるのは間違いなくまだまだ人間なんですよ。
この画像が欲しいって思う、これはもう確実に創作ですよ。
普通思わないですから、どういう画像が欲しいか考えるっていう、それこそがまさにその無から有にするっていうことで、
その有にするための手段が一つ増えたっていうのが今回のAI画像生成技術だと思うんですよね。
だから、AIがクリエイティブなことを始めたとか、AIが人間の楽しみを奪ったとか、僕は全くそうは思わなくて、
クリエイティブというか、絵を描くプロセスっていうのを補助するものだったり、
自分にはない発想っていうのを得るために、何かしら適当に入力をして、いろんな絵を見て、こういう企画がいいんじゃないかとか考えるためのネタだったり、
いろんな使い道があると思うんですけど、結局その最後の最後に残っている本質的な部分、この画像が欲しいっていう、そう思うっていうところは、
まだAIは全然代替してないし、人間のクリエイティビティにはまだまだ、その壁はいつ越えるんだろうなっていうのが正直あるんですよね。
AIが、AI自身がこの画像が欲しいとか、AIがAI自身でこういう番組を作りたいって考え始めたとき、考えてそれを作り出したら、
それは人間の創作活動っていうものをやる余地を奪ったなって僕は思うんですけど、全然そうじゃないんで、
あんまりピンときてないというか、ただ便利ツールが出てきたなっていうのが僕の正直な感想ですね。
僕は絵を描けないっていうのは、さっき描いたことはありますけど、うまく絵を描けないっていう意味では、画像が欲しいときにこういうツールを使うことは、もしかしたらあるかもしれないなっていうふうに思う。
別に絵を描く楽しみを奪われたとは全く思わないですね。
あんまり変わらないと思うんですよ。本当に自分の指で全てを描いているわけじゃないじゃないですか。ありとあらゆることにおいて。
写真を撮って、その写真から輪郭をとって形にするとか、あるいはそれこそGoogleで検索して雲を描き方を学ぶとか、全部完全に自分の手だけで絵を描いているわけじゃないし、
その手段としてだいぶ一足跳びのようには感じるけど、AIっていうのをかませばテキストから画像が出てくる。
その画像っていうのを使ったり加工したりして、自分が本当に欲しい画像を作るっていうのは、そういう意味では便利なツール、恐ろしく便利なツールであるとは思うけど、社会とか世界を変えたかって言うと何も変えてないなっていうのが僕の個人的な見解だなというふうに思いました。
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創作の根本っていうのは本当に何々がしたいだと僕は思うんですよね。
この欲求みたいな部分って誰にも代替できないと思うんですよ。
僕もこのラジオ、このポッドキャストをなぜか撮っているし、なぜか撮っているということはこの話をしたいって思ったわけで、そのしたいと思ったことを行動に移してるんですけど、
そもそもこの話をしたいっていうのを誰かに代替してもらうことは多分できないですよね。
AI に限らず他の人にもできないわけですよ。
したいからやってって他の人に頼むことはできるし、お金払って僕が作りたい番組を作ってもらうこととかもやればできると思うんです。
でも自分がやりたいと思わなければそれは実現しないし、この番組っていうのはできないですよね。
このやりたいっていう欲求っていうものをAIだったり他人だったりが代替わりすることは多分どのぐらいの期間できないのか正直わかんないけど、少なくとも今の機械学習技術では永遠にできないと思いますね。
結局今の機械学習技術っていうのは所詮入力に対して何かしらの出力を返す関数でしかないので、
その関数の出来がいいっていうだけの話であって、何かを入力しないと何も出力してくれないんですよね。
その入力するっていうのを代替わりする。
その入力っていうのが何かしら全く違うソフトウェア的なものではない要素で行われるような未来が来ないと、
今のAIが創作活動を始めることはないんじゃないかなっていうのが僕の考えです。
今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。
9月になりまして、Twitterで一言言ったと思うんですけど、最近忙しくてですね、ちょっとあんまり番組を…
冒頭にも言いましたね。あんまり番組を収録するとか更新することができないですけど、月に1回は最低でも更新していきたいなという思いはあるので、
これがもしかしたら今月最後の更新かもしれませんし、もう1回ぐらいやるかもしれないですけど、そういう感じで緩く長く付き合っていただければ幸いです。
ではまた次回お会いしましょう。