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2024-01-31 31:07

#01 会計士キャリア14年とサイバーエージェントでの会計業務

▼番組概要

税理士・公認会計士であり、『NFTの会計税務』著者であるスタートアップ会計の畠山謙人が、会計業務の基礎知識から、業界特化の税務対応まで幅広いノウハウを発信する番組です。シード・アーリーのスタートアップ経営者へ正しい知識を届けることで、Exitに向けた正しいファイナンスの土台づくりを支援します。

▼#01 概要

記念すべき第一回放送では、畠山の14年にわたる会計士/税理士キャリアを紐解きつつ、根幹となるサイバーエージェントでの会計業務の経験をお話ししています。

▼#01 トピック

・14年の会計士/税理士キャリア

・サイバーエージェントでの連結決算

・子会社のバックオフィス立ち上げ

・一大プロジェクト「連結決算の早期化」

・サイバーエージェントの会計業務で大切にしていたこと

▼スタートアップ税務AtoZへのお便り(ご感想やトークテーマのリクエストなどお待ちしております!)

https://forms.gle/tsJdnqJTcZcUYFUe8

▼制作

・出演者:畠山謙人(税理士・公認会計士) @kandmybike

・MC、企画制作:稲荷田和也(JobTales株式会社) @oinariiisan

・編集、アドバイザリー:KON(knock'x Media) @konteer10

サマリー

畠山健斗さんは公認会計士であり、スタートアップ経営者に向けて会計業務の基礎知識や税務対応について話しています。また、畠山さんは会計士としてのキャリアが14年あり、それを生かしてサイバーエージェントでの業務についてもお話ししています。サイバーエージェントでは、アベマTVとカエルアベマTVの会計業務を担当されていたそうです。経理の作業は忙しい日常業務の中で忘れられてしまうこともあるため、リードする責任を持った人が必要であり、社内コンサルティングやコミュニケーションが重要だと畠山さんの経験から学びました。

スタートアップ税務AtoZ
スタートアップの会計業務がまるわかり スタートアップ税務AtoZ。この番組は
シードアーリーのスタートアップ経営者さんに向けて、 本人会計士であり、NFTの会計税務著書である畠山さんに、
会計業務の基礎知識から業界特化の税務対応まで、 幅広いノウハウをお伺いする番組です。
配信を通じて、エグジットに向けた正しいファイナンスの 舞台作りを支援できればというふうに考えております。
MCはジョブテイルズ代表兼ポッドキャスターの稲荷田が務めます。 畠山さん、よろしくお願いします。
こんにちは。公認会計士の畠山健斗といいます。 よろしくお願いします。
本日、記念すべき初回配信となります。 本題にて詳しい自己紹介はしていただく予定ですが、
まず最初に簡単な自己紹介と、ポッドキャストを始めた経緯だったり、 この配信にかける意気込みなんてものもお伺いできればと思います。
はい、わかりました。私は畠山健斗と申します。 2014年に公認会計士試験に合格しまして、現在キャリア14年目になります。
現在は税率登録もしておりまして、資格二つをもって業務を行っております。
本題の方に移っていきたいと思います。本日のテーマが、 会計士キャリア14年とサイバーエージェントでの会計業務というところで設定しております。
今回のテーマは畠山さんに選定いただいたんですが、 今回これを選ばれた理由だったり、狙いみたいなものをぜひ教えていただけますか。
新しく今回第1回目ということですね。 チャンネルを始めさせていただくにあたりまして、改めて皆さんに自己紹介としてお話ししたいなと思ったところもありますし、
私自身も振り返って、また業務に活かしていきたいなと思ったというところで、 まず自己紹介をしたいなと思いました。
また、複数の企業で働いてきたんですけれども、 現在スタートアップ、アーリ、シードキーの方の税務顧問をさせていただいているんですけれども、
その業務の土台となっている経験が、サイバーエージェントでの経験が大きいので、 そこについて取り上げていきたいなと思った経緯になります。
サイバーエージェントさんで会計業務やられていらっしゃったっていうのは、 本当に強みだなというふうにも思いますし、
特にシードアーリの方々経営されていく時点で、 事業に関しても経営に関しても、一つ二つ先の会社のことを知った上で逆算して、
今必要なものを取り組んでいくっていうのは非常に大事だと思っているので、 今回の配信がそういった意味でも役に立つんじゃないかなというふうに私も期待をしております。
サイバーエージェントでの経験
そうしましたら、いざ始めていきたいと思っております。 まずですね、サイバーエージェントさんに参画された前のご経歴も含めて、
どんなキャリアを歩まれてきたのかというところを教えていただけますでしょうか。 私は大学卒業をして2年目の時が2010年だったんですけれども、
そこで公認解析試験に合格しまして、 初めは関西出身だったということもありましたので、兵庫県姫路にある
鉄鋼メーカー、一部常用企業だったんですけれども、 そこの経理業務をキャリアとして始めてまして、
その後、連職して関西法人のトーマスに入るんですけれども、その時に上京してきて、 その後サイバーエージェントも東京で渋谷で勤務していて、
そういうふうな職場を変えたり、働く場所を変えたりしてきております。 現在は結婚して子供が生まれるというタイミングで、妻も京都で関西出身だったということもありましたし、
コロナ禍でリモートワークも可能になっていたというところもあったので、 引き続き東京でスタートアップなど挑戦されている方々のお仕事がとても多いんですけれども、
自分は京都に戻ってきて移住しているという形になります。 トーマスではIT系で上場したばかりのマザーズの会社から、本当にレガシーな日経新聞の初めの方の一面とかに乗るような会社さんからたくさんあるんですけれども、
私はマザーズの会社を担当するグループでなかったりするところがありまして、比較的昭和の名前が聞いたことあるような大きい会社を担当して開店監査をさせていただいていました。
そうなんですね。じゃあトーマスさんのときはスタートアップってよりかは本当にレガシーなとか、ナショナルクライアントさんみたいなところがメインだったんですね。
そうですね。どのくらい大きいかというと、連結の合計の売上高が数兆円という会社がメインで、そこの連結決算の可能性を増したりしていました。
私が所属した部門は小売業を担当しているような部門であったので、みんなでクライアントを、グループ側から100社とか全国であったりするので、みんなでいろんな会社を担当しているような感じでやっていました。
そして店舗を持っているので、棚の星の立ち会いをやったりだとか、本当に伝統的な会計であったり監査をしていて、
あまりIT系では一部あったんですけれども、ITとかスタートアップ系の監査ばっかりしていたわけではないというのが監査本人のキャリアになっています。
なるほど。その次でサイバーエージェントさんになるというか。
サイバーエージェントの業務
そうですね。東松では5年間業務をしていまして、ちょうどマネージャーという職員なんですけれども、管理職に上がってキャリアアップしていくかどうかというときに、
自分は1社目も事業会社であったということも多分関係しているんですと思うんですけれども、自分の実力を第三者でチェックしていく仕事というよりかは、
事業をやっていくような事業会社で発明していきたいという思いが高まっていったというところもありましたので、
もう一度事業会社に挑戦したいと思いまして、そうであれば大企業に戻るというよりは、IPOを目指していくような会社の体制づくりとか、そういうところ、そういう段階の会社に入ってやっていきたいと思って、
研修活動を始めましたんですけれども、私自身がもともとスタートアップ界隈のコネクションがあったわけでもないですし、そういうところをたくさん取り扱っているような人材紹介のエージェントさんもそんなにたくさんしているわけではないので、
2日スタートアップも当たってみたんですけれども、自分のスタートアップへの解像度もあまり持てていなかったというところもあるので、どういう会社さんとか企業家の方とヒットをするのかとか、自分がどういうところとか、どういうタイミングのときに受入するのが一番いいのかというのがよくわからなかったので、決めれなかったんですね。
そうした空気に上場しているマザールの会社さんなどを紹介していただくエージェント担当であったということもあって、その中で紹介していく会社さんを回っていく中でサイバーエージェントっていうのが出てきて、サイバーエージェントは実はトーマスが監査らせたっていうのもあるんで、そんなにサイバーエージェントが好きなんであれば、サイバーチームに入れてくれって手を挙げて監査することももしかしたら可能だったかもしれないんですけど、
当時はそういう意味はしはなく、配属された分部署の小売のような仕事をファンサンプでやっていただけで、結局はトーマス自体は全然サイバーの仕事には関係していなくて、ご縁いただいて、すぐに内定いただけたことも嬉しかったですし、
3回ぐらい面接したんですけど、10日で質問が来ていただいて、めちゃくちゃ早かったんですね、内定まで。他の会社が1次面接終わって、他の2次にまだ調整も始まってないみたいなぐらいだったんですけど、そのスピード感とても嬉しかったということと、私が学生時代にちょうどライブドアとかサイバーエージェントとかヒルズ族だと賑わっているような、憧れていたというのもありまして、それで転職を決めました。
なるほど。ありがとうございます。
これまでの経緯をお伺いしましたけれども、そうしましたら今回の本題でもあります、サイバーエージェントさんでの具体的な業務、どんなことをされていらっしゃったのかっていうのをぜひ教えていただけますでしょうか。
サイバーエージェントでは特に役職をもらってジョインしたというわけではなくて、1スタッフとして入社しました。
私が配属されたところはサイバーエージェント単体の経理部なんですけれども、経理部の中でもサイバーの単体の経理をやるチームもあれば連結決算をやるチームもありまして、私は連結決算をやるチームに入りました。
連結のチームは、普通の会社で言うと課長とか部長という役職になるんですけれども、そういう役職に値するリーダーの方を含めて5人でした、チームメンバーはですね。
そうなんですね。なんかもっと多いんじゃないかぐらいの気持ちですね。
そうなんです。メンバー5人で、またサイバーも100社ぐらいグループであるような状態なので、100社の連結決算を5人でやるっていうような、とても筋肉質で精鋭と言えば言い方なんですけども、とても少人数でも当たらないという大変なチームでした。
業務はメインは連結のチームに入っているので、連結決算はやるんですけれども、決算発表が上場企業だと3ヶ月ごとで年4回あるんですが、サイバーは決算発表あるかどうか関係なく毎月本当にかける労力とかですね、差はなく割と本気の決算をやっていくようなことを毎月やっていたので、毎月の連結決算というのが第一の業務になります。
毎月の決算というのは一般的に毎月やるって結構頻度なんじゃないかなと思うんですけど、やっぱりここはサイバーエージェント側ならではだったりするんですか。
そうですね。私も連結決算やる事業会社の経験が、1社目の姫路の時の鉄鋼メーカーとサイバー2社しか知らないので、世の中の連結決算をやっていらっしゃる会社さんがですね、毎月連結決算をやっているかどうかというのは存じ上げてないんですけれども、
毎月はやってないんじゃないかなという前提があって、サイバーは決算の回数が多いというような印象を持っています。
なるほど、そしたら本当にお忙しいですよね。しかもそれを5名でやられてらっしゃったんですよね。
そうですね。決算の数を少人数でしたということもあるんですけれども、
さらにサイバーの特徴は、しょっちゅうですね、新規事業のプレゼンをする会を社内で設けてまして、そのプレゼンが役員の決対が降りるとですね、すぐ会社設立が行われるので、毎月1社誕生してたと言っても過言ではないくらい会社が増えてしまうんですね。
会社をビルド感を持って立ち上げようと思うと、バックオフィスとか用意してたら大変なので、会社はそのプレゼンをした社員の方を子会社社長において、あと1人、2人メンバーを決めて、それでチームを組成して法人設立をして、
コーポレート周りはもう先にメンバーとかを用意せずに、親会社の経営部の誰かが支えていくというような体制になっていたから、企画とプレゼンを通すことが叶えばどんどん設立していけるというようなチームというか、そこでスピード感が担当されていたようなイメージになります。
なるほど。サイバーグループの強みは存分に活かしてますけれども、一経理とかのご担当者さんからすると、とっても大変ということですね。
そうですね。なので2つ目としては、バックオフィス機能がない子会社がたくさんあるので、親会社経営部の人が子会社のバックオフィスもやらないといけなかったというのが2つ目の仕事でした。
子会社のバックオフィス業務
なるほど。ちなみに子会社のバックオフィスの業務、言える範囲で構わないんですけど、例えばどういう会社さんでどういう業務をやっていましたみたいな、ぜひ教えていただけますか。
私で言うと、メディア事業の本丸であったアベマTVと、そこの関連会社のカエルアベマTV社という会社があって、2社担当していました。
アベマすごいですね、今となっては。かなり大きな事業ですね。
アベマまで行きますと、直接アベマ単体でも当末の監査を受けないといけないぐらい大きくてですね。
そんなになんですね。
大きくて、マザーズで上場するような会社よりも大きいですね。それよりも小さい規模で上場する会社もたくさんあるというぐらい、そのくらいアベマTVを大きい規模でやっていて。
アベマぐらいになると、自社採用している経理メンバーもいたので、その経理メンバーたちから一緒にですね、親会社から私ともう1人のメンバー、2人が派遣されて一緒にやってたというような大人数ですね。
大人数というと6人なんですけども、そういうメンバーで経理業務の一部をやっていました。
もう1社のカエラ・アベマTV社という規模になってくると、バックオフィスは私1人で、TVの経理から振り込み業務、いろいろバックオフィスもなんでもですね、私がやるメンバーがいないので1人でやってました。
いわゆるシード企業のバックオフィス、1人バックオフィスってなると、本当にゲーム的な対応だけじゃなくて、本当になんでもやさんという状態になってくるわけですかね。
そうですね。当時私も東松の5年間の経験があって、現場がまとめるインチャージという仕事をさせていただいていたし、ちゃんとしてきた会社の、対会社さんにも
うまいことやれてるな、ちゃんとコミュニケーション取ってるなという自信も持ってましたし、手が回ってなくて炎上しているような、頑張ってダラになって生きることができたと自分自身は感じているので、自信満々でサイバーエージェントに入ったんですけれども、
会計の知識があるということと技術もどんどん回していけるということは別の問題だなというのはサイバーエージェントに入って、とても感じたことで、これは1つ目の親会社の連結検査をスピードを早くやっていかないということの量の多さで埋もれて、
自分の業務がどんどん埋もれていって、運動もしていくという点でもそうですし、スピードの点で苦労しましたね。あと担当子会社のバックオフィスという点では、自分で全部の経理を回していかないといけないので、自分で意思決定しないといけない点でもそうだし、情報をフロントのメンバーからもらって、このコミュニケーションの関係性を構築しないと、経理なんて情報をもらってやっていかないと何もできない。
対決基準があって、対決基準を詳しく知っているんだって言って、こうやっていても何もすることが始まらないなみたいな、この2つ目の仕事でとても学びました。
なるほど、確かに自分でプレゼンして授業をやるぞっていうぐらい、ある意味喫緊盛んでというか、アクティブな方々なんで、尚のことを待ってても来ないというのがありそうですね。
そうですね。
担当している子会社がやっぱりシードアーリーという、企業体全体グループではとても大きいんですけれども、
そのフェーズと言えばシードアーリーだったりということがあって、ここで経験できたことが今外にも出たんですけれども、この中のシードアーリーに
皆さん、プロダクト開発であったりだとか、定業の開発であったりマーケティングというところに
リソースを注入して、そこでバックオフィスが浮いてきているというところですね。
通常は基調代行するので、税理士さんに丸投げしていくというようなところから、税理士さんと関わっていくんですけれども、
そこで担当してくださる税理士さんもですね、やっぱり、税務業務は世の中がたくさんある中長企業から個人の八百屋さん、ラーメン屋さんまでも
たくさん会社の種類だったりセールがあるんですけれども、その中のスタートアップのシードの会社というふうに
舞い続けられてくるだけであって、その分野が得意であったりだとか好きという、必ずしてもそういうわけではないと思うんですよね。
全部バックオフィスをお願いするのであれば、やっぱりITとかスタートアップ界隈のことであったりとか、
制限というんですかね、ノリとか、そういう良い意味でも悪い意味でもノリが分かってた方がいいと思いますし、落ちてるボールは契約の内容がどうたらこうたらでやるとかやらないとかじゃなくて、
ボールを気づいたら拾っていけるような事例の会計主税理士に入ってきた方がいいかなと思うので、
そのサイバーの経験が本当に仕事させていただいている人になっているなというのは痛感しているところでございます。
いいですね。そのスタンスというのは必ず必要になってくると思いますし、それがあるなしで全然組みたいと思うかどうか違ってくると思うので、
これもまた一つ畑山さんの強みだなというふうに感じました。
ありがとうございます。
またお伺いしてみたいのは、その連結決算の話とバックオフィスの話とそれぞれありましたけれども、
連結決算の業務と早期化
特に連結決算の業務とかはあまりイメージがわからない部分もあったんですけれども、
特に畑山さんが背負っていたミッションだとか、ここを意識していたみたいな話があればぜひ教えていただけますか。
連結決算ですね。連結決算のミッションとしましては、
連結決算業務の簡単なイメージは、グループの月収をまず占めるんですね、各社がそれぞれ。
その後、連結業務を行うときは、まず占った試算表を集めてきます、グループから。
全部足し合わせます。その後、連結の改定基準で定められていることだからやっていくんですけれども、
その中でグループ間の取引を基算していなかったことになります。
そうすることによって、グループ間だけでどんどんお金を回して、
実体よりも大きい会社だというふうに見せることをしているイメージになります。
例えば、サイバーの広告代理店事業で売上が上がり、
広告代理店の子会社が日入れを行っているみたいな取引がたくさん出てくるんですけれども、
それを抽出して消していくという作業を連結業務で行います。
そういう仕組みになっているんですね。
あと場合によっては、今まで消してきた取引なんだけれども、連結のグループから、
例えばその子会社が生産してなくなったりだとか、他社の企業体に売却して、
この会社はこの時点から外部の会社なんですというようなことがあると、
過去に消費をしていたものを足し戻すような場合もあります。
この場合によっては、連結ケースのイメージはしまった各社の資産費をかき集めてきて、
単純にガスを消して、その後足すものと引くものを入れて、
連結ケース誕生の売上だったり営業利益というのを確定させています。
この過程はいろいろ細かくタスクベースで分けることができて、
これを連結チームで、サイバー自体でいうと冗長を抜いた4人で手を動かしていって、
冗長にデビューしてもらって、承認してもらうような、そういう体制になっています。
そうなんですね。そうやってそれを確実にこなしていくみたいなのが1つKPIというか目標なのか、
あるいはそれをさらに早めていこうぜだとか、そういう追っていたミッションだとか目標みたいなものとかもあったりされるんですか。
そうですね。これがサイバーで出た3つ目の仕事なんですけれども、
決算を早期化していくというところが、CFOで中山剛さんという方がいらっしゃるんですけれども、
サイバーエージェントは上場した頃からずっと、今はもう20年超のキャリアになると思うんですけれども、
ずっと決算早期化というテーマを大事にしてやってきていまして、
最速の連結決算というのは、入社したときからずっと毎日入力のようにスローガンとして書いていまして、
最速の決算をしていくためには、最速で各社の技術での決算が違ってくるということと、
その後連結で各社の帳簿を集計していって、達成していくというのも最速にできるようになるんですけれども、
連結決算の早期化というのを3つ目の仕事としてやっていました。
かなりプレッシャーかかって大変なお仕事なんじゃないかなと思うんですけれども、
その中で業務目標を達成していくためのポイントだったり、大切にされていらっしゃったスタンスとかあったらぜひ教えてください。
そうですね。その決算の早期化では、サイバーの連結チームとして連結のプロセスをどう早めにできたかという、
細々なこともあったんですけれども、私でミッションとして抱えていたのは、担当していた小会社のアベマTVの月次をですね、
早期化していくというようなプロジェクトを、サイバーに在籍していたのは1年長しかなかったんですけれども、1年がかりのプロジェクトとして行っていました。
アベマTVは、自家で対応されている経理メンバーたちもいたので、そのプラス小屋会社からやってくる連結チームのメンバーもいて、人数がいたんですけれども、
やっぱりもう上場している規模と遜色ない規模だったので、とても決算に時間を要する状況でした。
入社した頃はですね、月次を占めるのに7営業日かかっている状態で、サイバー自体の目標としては、月次は3営で占めるという大目標があったので、半分にしないといけない。
私は急に半分は無理なので、4営に達成するということで、プロジェクトを1年間がかけてやっていました。
それでも3営業日の短縮ですから、ものすごいミッションですね。
大変だし難しいプロジェクトでした。
最終的には、アベマTVの側とも関係地ができて、みんなに協力してもらえることになったということだったりだとか、
あとは、営業日が途中で土日を挟んでないとか、いろいろ並びがいいところがあって、4営達成することが最後の月日でギリギリ達成できるみたいな、一応の成果が出たということにできたんですけれども、ずっと成果が出せず苦しんでいました。
やっぱりそのプロジェクトで大変だったのは、経理は席に座っていても始まらないと先ほど申し上げたんですが、情報を事業部から回せてもらうところが大変でした。
アベマTVでいうと、番組を流して課金してもらったり広告収入を上げていくようなビジネスモデルなんですけれども、その売り上げ減価というのは番組の制作減価になります。
番組の制作減価は、アベマTVの各プロデューサーさんが各番組をプロジェクトマネージャーをされていて、
番組ごとで制作、さらに制作するための制作がいかがか、キャッティング、芸能事務所のエリダさんを見ていただくので、その支払いなどいろいろあるんですけれども、
その減価を取りまとめて経理部に共有してもらうというところが、多分当初、プロデューサーさんも全国飛び回って忙しいとか、いろいろ事務処理をやっている暇がないということもあったので、
これも4Aぐらいとかになっていたと思うんですよね、そもそも。これをやっぱり2Aとか3Aに出してきてもらわないと、月時の全体の締めを3A、4Aというのは無理なので、そこを早めていただくということですね。
経理の責任とリード
あともう一つは、皆さんも他の工程でもやっぱり、経理のための作業って片手までやってらっしゃるんで、どうしても旗振り、旗を振ってですね、行事あるよというふうに責任を持ってプロ真似をしていく人がいないと、やっぱり自分の業務に追われてしまって、忘れてしまったりだとか、
悪気はないんですけど、急な急ぎとかも入ってくるので、徐々に徐々に全体が後ろ倒しになると、やっぱり締めも後ろ倒しになって、2つ目はプロ真似をして、ちゃんと責任を持って、お尻を叩かないといけないものはその人がちゃんとリードしていくという役割。
事業部ですね、さんから情報をもらうということと、ちゃんと全体をプロジェクトとして責任を持つということと、その2つをずっとしっかり1年間かけてやってきました。
本当に普通のよくある会社さんでの経理部のお仕事とは全く異なる次元のお仕事をされていらっしゃったんですね。
そうですね、ある種コンサルティングみたいな部分もあったかと思います。経理を早めるためのプロジェクトとしてですね、社内コンサルティングをやっていくみたいなイメージですね。
やっぱり社内調整が一番大きかったと思います。必要性を説明したり、なかなか経理を早めるということのインセンチブを皆さんに持ってもらうというのは難しいですからね。
事務処理を手伝うというところがあるので、やっぱり理解・協力を仰ぐというところ。やっぱりコミュニケーションとか信頼関係というところが結局は大きく感じた部分になります。
ありがとうございます。今回初回ですね、スタートアップゼームのA to Zというところで畑山さんのこれまでのキャリア、特にサイバーエージェントキャピタルさんでの会計業務に焦点を当ててご紹介をいただきました。
あくまで最初の回なので、どうしても概要がメインになってしまったかなと思っておりますので、特にここの部分、実際にはどうやってたのかみたいなお話とかがありましたら、ぜひ別のテーマでも扱っていきたいなと思いますので、リスナーの方でそういったお声はぜひいただけたらなというふうに思っております。
畑山さん最後にリスナーの皆様へのメッセージだったり、話されてみてのご感想だったりぜひお願いできますか。
まだまだ自分の自己紹介でも伝えきれなかった部分があるので、このポッドキャストを通じて伝えて、もし面白いなとか、感動されたような方がいらっしゃればお声をかけていただいて、
別に急に仕事として欲しいとかお金くださいと思っているわけでもないですので、単純に日々の悩みとかですね、今依頼している税理士さんがいるんだけれども、なかなかコミュニケーションがうまくなってなくて困っているとかという単純な雑談ベースでもいいので、お声掛けいただければありがたいなと思います。
あと私自身も自分のキャリアをですね、振り返ったりする機会もないので、今日こうやってサイバー時代に焦点を当ててお話しする機会を持っていたので、とても良かったなと思っています。業務経験を聞きたいということがあれば取り上げていきたいと思うので、おっしゃっていただければなと思います。ありがとうございます。
スタンスが本当にスタートアップの方っぽくて、非常にこれは重宝されるレリスさん、会計士さんなんじゃないかなと思いました。
この番組はスタートアップの会計支援を行っております畑山健太さんでお送りいたしております。トークテーマのリクエストやご感想、畑山さんへの会計業務のご相談なんかは、ぜひ畑山さんのXだったりメッセンジャーまでお気軽にお問い合わせください。
また今後、良質なコンテンツを継続的に配信したいというふうに思っておりますので、ぜひ大ききの媒体ですね、SpotifyだとかApple Podcastだとかいうところで番組のフォローをぜひお願いできればと思いますし、配信会はXなんかでも拡散してまいりますので、そこもぜひコメントだったり拡散だったりご協力いただけますと幸いでございます。
それでは今後配信頑張っていきますので、ぜひまた次の配信でもお会いいたしましょう。ありがとうございました。
ありがとうございました。
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