1. そろそろ美術の話を...
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2023-08-05 56:18

#088 玉田多紀の段ボール物語 前半(造形作家 玉田多紀)

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造形作家 玉田多紀さんをゲストに段ボールを使った制作について伺いました。

⁠⁠https://sorosoro-art.vercel.app/ep/088⁠ 番組の感想は、⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠#そろそろ美術の話を⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ でお願いいたします。

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Guest Profile

造形作家 玉田多紀(たまだ たき)

  • 1983年兵庫県生まれ 2007年多摩美術大学造形表現学部造形学科卒業
  • 古紙ダンボールのみを使用し生き物の造形美や性質をユニークに捉えた立体作品を制作。
  • 国内外の展覧会、ウインドウディスプレイ、TVメディアやワークショップでも精力的に活動。
  • ダンボールの強度と柔軟性を生かした独自の技法を美術教育の現場でも広めている。

Show Notes

玉田多紀さんについて

美術館での展示

サマリー

玉田多紀さんは、平塚市美術館で開催されている展覧会『ダンボール物語』について話しています。玉田さんは美術大学に通っていましたが、絵画を描くことに苦痛を感じ、自分自身の表現方法を模索していました。そこで偶然手に取った段ボールを使用して作品制作を始め、段ボールの特性に合わせた技法で表現することに興味を持ちました。この経験が玉田さんの「段ボールアート」の始まりでした。 玉田多紀さんは、ダンボール造形作家としての物語を初めて立体の作品から卒業作品まで紹介しています。玉田さんは初めて立体の作品を完成させた瞬間に、作品を制作する喜びを感じ、その後も立体作品の難しさと楽しさを経験しながら、自身の感覚と向き合って作品を創り上げていく過程を明かしています。 『玉田多紀の段ボール物語』の前半では、玉田さんの作品づくりの過程や苦労が紹介されています。彼は自身のアトリエが小さくても、大きな作品に挑戦し続けています。そして、段ボールを使って恐竜を再現する玉田多紀の創造的な作業が追われています。

アートテラー・とにの挨拶ボード事件
はい、アートテラー・とにのそろそろ美術の話を。
この番組は、私アートテラー・とにがアートに関わる方をゲストにお迎えして、
トークを繰り広げるポッドキャスト番組です。
本日は、アーティストの玉田多紀さんをゲストにトークをしていきたいと思います。
はい、ということで、ご出演ありがとうございます。
ありがとうございます。来ました。やっと来ました。待ってました。
すごいノリ。
待ち構えてた。
これ、そろそろ美術の話をですから。
番組が全然違う。今まで来てきたゲストと経路が全然違いすぎて。
いやいや、だって初めに会った時に、このまま出てくださいって言ってからのメールが来るかな来ないかなの。
2週間くらいが長い。
まずそもそもですけど、平塚市美術館で、今、コテン屋さん、この後たっぷり喋ってもらいますけど、
それに担当している学院さんが知り合いなので、
じゃあ店の中見に行きますって言って、
そしたらちょうど初日に玉田さんがギャラリートークあるからって言ったんで、
あ、じゃあ行けますんでって言って、
僕はちょっとよくなかったんだけど、ギャラリートークの1時間前くらいについて、
もういよいよ1時間後みたいなところ。
で、学院さんが紹介してくれて、お話しして、
これまでこの番組聞いてくれてる人だったらわかると思うけど、
アーティストさんってやっぱナイーブだから、1時間前なんでギャラリートークなんて一番緊張する時じゃん。
全然緊張してないのこの人。
で、40分くらいグダグダして、逆にもう盛り上がりすぎたから、
ギャラリートークそろそろ行ってくださいって俺が送ったの。
なんかもう前座みたいな感じのね、いい感じでトーニーさん来てくれたから、
一番ホカホカで出始めますみたいなんで、ギャラリートーク。
お客さんいないのにね、この4人で、学院さん2人とこの2人で喋って。
そこで言ったのね、私はラジオ出て、ポッドキャストに行って。
こんなことまでしてくれるんだ。前でホカホカにしてくれるって。
素晴らしい人だなと思って。
俺も何がすごいと思ったかって、それこそ仕事からアーティストさんといろいろ会うじゃないですか。
で、ギャラリートークやりますって言うと、やっぱりみんな緊張してるし、
なおかつギャラリートークって普通だよ。学芸人さんと一緒に回るじゃん。
一人でやるの。
玉田多紀の初の大規模展示
そうなんですね。一緒に回るんですね。
そう。で、たまにちょっとちょこちょこ答える。
もう肩ブンブン回してる。さあ今日笑い取ったるで。みたいな感じの。
メインは私の仕事これだからみたいな。
そうそう。本当に。
で、実際に聞いたの。ギャラリートークね。
もうお客さんいっぱいいたし、まあ本当にちゃんと笑い取ってるし、すごいなと思ったけど、
何よりびっくりしたのが、喋り方の間が満談し。
こう一人で喋るじゃん。普通。
いや、俺でも結構一人で喋ってる時って気使ったりとかするんだけど、
なんとかですよね。それでこういうのとかやるじゃん。
多分ね、間が怖いというか、芸人さんなんだよね。
うんうん。
なんとかだよね。うん。それで、うん。
言ってた。
ちゃんとね、間を一人で埋めてるの。つぶやきしろみたいな。
満談をずっとしてて。
クセだ。クセクセ。間を埋めたいわ。本当にクセです。
マジで芸人さんだなと思ったから、もう今日は本当に今いっぱい喋ったけど、
あとはもう一人で喋ってていい?
そういうことですね。愛の手だけお願いします。
愛の手だけ。
じゃあそろそろ始めますか。
MC玉田滝。
僕らだけ盛り上がってますけど、まず玉田さんの自己紹介からということで、改めてよろしくお願いします。
はい、お願いします。
ダンボールで作品作ってます。造形作家の玉田滝です。よろしくお願いします。
お願いします。
だから型書きはどういうんですか?
造形作家でいいと思います。ダンボールって付けてくれる人もいるんですけど、今後わかんないじゃないですか。
どういうふうに転ぶか。だから造形作家ですね。
でも今のところというか、ダンボールの作家さんみたいな紹介され方もするけども。
そうですそうです。
もうそこは初めはちょっとうーんって思ってましたけど、だいぶ飲み込んで一回出したみたいな感じで。
何年目なの?そのダンボール。
15年目ですね。
15年目にして今、でかい展覧会。
はい、そうです。
改めて一回告知しましょうか、ここでまず。
私?
いいよ、告知は。いいよ、どうぞどうぞ。
神奈川県にあります平塚市美術館で、ただ6月23日から9月10日まで、造形作家玉田滝、ダンボール物語を開催しております。
ただやっぱりタイトルにもダンボールが出てきますけど、今回もダンボールで作った作品が何点?
130点超え。
いやすごい。
これまでも展覧会をやってきたと思うけど、やっぱり公立美術館っていうのは意気込みも。
いやー大きいですよ。やっぱりいろんなあるけど、平塚市美術館って広いんですよ。
700平米くらい一つの企画展示室で、それ2つも持ってて。
で、そこでやれるっていうのは、まずこの人できるんだのがあるじゃないですか。
ここでこの人やるんだ、じゃあうちでできるかなとか。
次に確実に繋がるんですよ。
確かに。
そこが絶対やるって。
何年前に言われたんですか?
3年前に声かけてもらったのかな。
で、スケジュール組んで、じゃあやりましょうか2年前で。
そこから始まりの話言っていい?
言うだけ言ってみます?
だから本当の展覧会の始めにに書いたら、美術館サイト的にはちょっとその始めにやめましょうかっていうか、
あの始めにをここで言う。
美術館の初めのご挨拶ボードに脈々と裏返しを書いて、これはNGですって言われて。
めっちゃさらさら出てきたよね。
なのにNGってわかりましたって、何の面白くもないお話をただのただのご挨拶をボードに書かせて、こんな面白くない話いいのかなって思いつつ。
なんでアーティストが笑い取りたいのかわかんないけど。
じゃあ今回幻の始めにをぜひぜひ。
いやそもそもやっぱり私みたいな名前がまだまだ出てないので、そんなアーティストが平塚市美術館でなんてできるわけもなく、初めはロビー展だったんですよ。
展示室じゃなくて展示所の前での展覧会。
平塚市美術館のすごいところは、規格展示室以外に大理石のロビーで、東流門的な感じにこれから絶対来るみたいな若手と言ってはあれなんですけど、そういう人たちをまずやって売り出すみたいな。
そこ無料なんですよ。それでもちゃんとチラスとかチケット作ってくれるんですけど、それが大きいんですよ。
そこでまだ価値の定まらない作家にそこで価値が定まるみたいな。
まず一回お試しをやって、その後バラエティのゴールで行こうみたいな。
行くのかどうなのかっていう。
パイロット版をやるわけね。
そこでお試しをするんですけど、その話が来て。
展覧会の企画展示室での開催
最初はお試しのロビー展だったんですよ。
そんでロビー展のロビー?ロビー?みたいな。
え?部屋入れてくれないの?っていう。
それで学芸員が調査に行きます。
調査?
頼んどいてからの調査?
なるほど。そっちが出てくださいって言ったのに。
調査終わってるでしょ?それじゃないの。
調査に行きます。
またクビになる可能性もあると思うんだよね。
もう一回そんなんだって。
その時大きな展示を控えてたので、
倉庫で私の最後のメンテナンスがぐちゃぐちゃな状態を。
別の展覧会ね。
別の展覧会の準備中で、それを見に来る。
見てほしいの。展覧会でちゃんとフルメイクした状態なんで、
えらいすっぴん見られるっていうね。
裏側見られてもね。
逆に学芸員としてはすっぴんの方がいいと。
その人の本質が見えるからっていうので、すっぴん見られて。
そこで学芸員は確信はしてたんだけども、
なんかわかんないけど、館長がついてきて。
前のね。
前館長ね。
前館長がついてきて。
遠いのにいいよってなのに、行くって言うから。
審査員も二人もいらないもんね。
一人でいいもんね。
メインも二人も三人もみたいな。
すごい。そんなに来るんだね。
その中で館長が出てきては、
ここは何なの?みたいな。
倉庫ですよ。みたいな。
入りからして、
この先どんな審査を受けるんだ?っていう感じじゃないですか。
ちょっと最悪の出会いだった。
第一印象よくなかった。お互い。
今もう段ボールをペタペタ貼ったりとか、
出荷前の状態ですよ。
まだ今これからパックするみたいな状態なのに、
それを見て、
これはこの辺がペラペラしてて、
今から保湿するんだよみたいな話ですよ。
え?ペラペラ?とか。
うちの美術館は大理石だから、
光がすごい入るから、
これはもう全部、
ちょっとこういうとこ見えちゃうから、
知らんがなって話。
それ込みでの依頼じゃないのかいって話じゃないですか。
しかもちゃんとそれで出すぞってことだよね。
それに備えていくのに。
出すときは、
毎回捨てですねって話じゃないですか。
っていうか、
え?じゃあ何なの?
ツルツルピカピカだったらいいんですか?って。
大理石に合わせてる。
仕上がりは何ですか?
ツルツルがお好みなんですか?
みたいな感情に立てつくわけですから。
もうええかなってなってるからこっち。
そうだね。
で、こんな指を一本出して、
ペラペラペラって。
作品によって。
本気みたいな感じじゃないですか。
ないですか?いやいや、知らんけど。
本人としてはね。
大事な作品をね。
しかも本調子じゃないやと見られるわけだからね。
でも結局、
私の本質がそこにあるわけですよ。
それが。
だから結局そうなんだなって。
反省もしつつ逆切れ状態。
分かってるよって思いつつ。
やっぱり自分の痛いところ疲れてるから。
普段のあれだなみたいなね。
だけどその勢いに乗っちゃってるから。
でもこの作品はインスタレーションなんですよ。
ちょっとライトをダウンしたいとか、
色付けたような暗い部屋で
パッと浮かび上がって、
それで物語を感じさせるような、
そういう素材なんですよって。
そういう作品なんですよ。
素材はコシ段ボール使ってるんだから、
こんなピカピカツルツルのわけもないと。
このなんかガサガサした感じが
段ボールにフィットしてていいんだって。
ここに来ると、ここに来ると、
肩ってプレゼンですよね。
そしたら向こうも向こうで、
ああそうなの?分かったわよみたいな。
なんなの?2人。
聞かないなって思って。
来てる学芸員、わーわーわーみたいな。
優しいね、男性学芸員さんね。
俺がいつもお世話になってる人って。
2人が両肩、わーわーわー大丈夫かみたいな。
口もなんかボンバトルしちゃってるし。
そしたら、
ロビーとかで見せるような作品じゃないんですよ。
もっと広いところで、
アイテムをやって見せないといけないんですって。
じゃあ企画展示室でやんなさいよって言ったから。
えっ、いいんですか?って。
その売り言葉に変え言葉で決まった。
すごい良い。
やんなさいよって言って、
担当だった学芸員に
いつ空いてるのって。
入れられるの?とか言うから。
えっ、いいんですか?って。
私も行けると思ったんでしょ?みたいな感じで
スケジュール見なって。
この感情、お2人が。
それでスケジュール組みなさい。
美術大学での苦悩
あっ、ありがとうございますって。
それで決まったの?
それで決まったの。
言ってみるもんだね。
ただこれを聞いて、
今後アーティスト目指してる人は、
感情にたてつくのは、
たまたまの例ですね。
もうどっちかよ。
ロビー展も無しになるかもしれないし。
そうだね。
でもそう言われたから、
やりたいことをぶちまけたら
できたっていう。
それを書こうとしたんでしょ?
はじめに。
ダメだよ。
それを見た後に、
どういう気持ちで見たらいいか。
たぶん今、
田村さんの作品はまだみなさん知らないかもしれないけど、
作品は優しい感じじゃん。
動物のね。
確かに生命力もあふれるかもしれないけど、
今だけ聞いても、
めっちゃロックなさ。
パンクすぎるから作品。
全然気になってないから。
初めに挨拶で言うことではないよね。
それ聞いてから、えーってなるもんね。
空気変わるわって。
空気変わっちゃうから。
作品は今、
動物が多いわけでしょ?
そうです。
段ボールの特性を活かした表現
戻しましょうね。
腰ダンボール。
普通のダンボールではない?
そうなんです。
始まりの時に、
その辺にあったダンボール、
腰から始まってるんですよ。
作る時。
手に取ったものでやったら、
手遊びが一つ作品になった。
じゃあもうちょっとやってみようか。
で、作品になった。
そこからもうその辺にあるものを
手当たり次第なので、
そこが腰なんですよ。
わざわざ買う必要が全然なかったっていう。
これは今でも?
今でもです。
ダンボールのアートっていうと、
たぶんまだみなさんイメージ湧かなくて、
いわゆる綺麗なダンボールで作る。
だから、
ペーパークラフト的な印象かもしれないけど、
そこも全然違うもんね、本人が。
そうです。
いろんな扱いがあるじゃないですか。
ダンボールといえば、
ダンボール全が綺麗だし、
それの断面の光が綺麗だし、
いろんな切り取り方がある中で、
私としてはそれをまず、
このダンボール硬いっていうのの
ギャップが欲しいと思ったんですよね。
ダンボール自体硬いもんだけど。
硬いもんだし、
箱だしっていうところの
全然真逆に行くことの方が
驚きがあると思ったから、
まず崩すところからとか、
が始まるんですよ。
揉んだり、炙ったり、ちぎったりして、
全然違う質感、
まず強度を
はじめに崩すっていう。
一番いいところを、
まずなし崩しにして、
踏みつけて、
僕の箱としての
みたいな。
なってる状態。
ダンボールを滅多滅多にして。
滅多滅多にした後に、
もう一度貼ってやるよみたいな感じで、
貼っていくんですよ。
すごい展覧会みたいな話。
館長滅多滅多にしたけど、
結果最終的には
やってやるよみたいな感じ。
そうすると、パッと見た人が
これなんだろう?
でも、よく見ると、どう考えてもダンボール。
ダンボールこんな風になるんだ。
入ってもらうんですよ。
それ面白いなと思ったので、
やっぱりはじめに滅多滅多に
するのがいいなっていう
技法になりました。
滅多滅多はどうやる?
水とかでフニャフニャさせるとか、
どういう?
巻いて握って潰すみたいな。
膝で押し潰すとか。
結構硬いよ。
それ毎回やるんですか?
毎回やります。
その時に気づくんですよ。
でも、このダンボールできる。
差があるんだ。
ダンボールに。
大きいダンボール、
手に入れたら硬すぎてできないから。
じゃあこれキャンバスとしていこう。
じゃあ小さいダンボールやっても
ぐずぐずにいけるじゃん。
じゃあこれを貼ろうみたいな。
ダンボールの中の
素材の違い、質の違いが
板とするのが粘土みたいになるとか、
どんどんどんどん
何かに移り変わってくるんですよね。
同じ1個のダンボールって言っても
違うんだ。
そう、違うんです。
初めは美大の時だったんですけど、
美大の私油絵家だったので、
全然造形されてない。
ペインターの方。
美術イコール絵描きだと思ってたから、
そこだけ真っ直ぐ進んだら、
美大に入った途端に
絵じゃないみたいになって。
描くのは得意だったけど?
得意って好きだし、
やっぱり周り見ちゃうと
もっと上手い人がいてみたい。
上手に描くことがいいみたいな感じで、
上手になりたい。
上手になりたいみたいなので、
美大入る時、
上手という作家性というよりかは、
まずはじめ
美大に受かるレベルに達するっていうのは
デッサン力があるとか、
やっぱり上手にっていう感じなんですよ。
でも入ってみれば上手なんて全然必要なくて、
必要だけど、
そこから先の、じゃあどんな作家になるの?
どんな画風で行くの?の時に
ピッタリみたいな。
私なんだろう?ってなって、
何もかき割らせたいものも
表現したいものもなくて、
じゃあ私とは?みたいな。
自分探しの旅ですよ。
ハチクロみたいな話ですよ。
ハチミツとクローガみたいな話ですよ。
いいですよ。だいたいわかったと思いますよ、美大さん。
やっぱりそうか。よかった。
その中で、
いや、絵じゃないかもって思い出して、
周りが絵描いてる中で、
同じように画面に向かえなくなっちゃって。
うーん。
だからキャンバスなんかも見たくもないし。
それ何年?1年?2年?
1年?2年?
1年の頃から。
最初からだった。
目標を失うって感じですね。
でも添加は考えなかった?
その時は。
とりあえず絵画で何かしなきゃみたいな。
そこは、
私のいたかが平面でしか卒業できないようなところ。
あんまりはっちゃけたことができなかったので、
平面の中に押し込んで、
とりあえず卒業しなきゃいけないから、
キャンバスの中で板にしてみて、
キャンバス怖いなって言うから板だったらいいかなって。
油絵具高いってなってるから、
ペンキベラベラとか塗ったり、
垂らしてみたいのか、
枝落ちてるなって貼り付けてみたいのか、
そういう、
描くことから逃げるっていう。
一生懸命逃げて、
その辺にあるもので、
それらしいものを作るっていうのを
やったんですよ。
そしたら、
なんか瞑想してるねみたいな雰囲気出てきて、
先生もどう評価していいかわからないし、
評価の面も何もないし、
みんなたまちゃん好き放題やってる。
だから競わない。
全然。
すごい自由みたいな。
全然違う位置にいるし。
違う戦いしてるんだもんね。
ルールが違うんだもんね。
みんなとね。
そう。
だからすごい自由になって、
何でもやってるぜみたいな。
いよいよ板にも何もやらなくなって、
その辺でキャンバスを買う人がいるんですよ。
理大生の中にお金を持っている人が。
だから、
高い。
だからみんな板から組んで、
キャンバス貼るのに、
買っちゃうの。
買っちゃうと、
大きい段ボールが手に入るんですよ。
それを入れるための段ボール。
入れるための段ボールがあって、
それいらない?
確かにね。
みなさん中身が欲しいだけだからね。
入れて運ぶの?
大丈夫だよ。
プチプチでいけば大丈夫だから。
箱いらない?
その場で取ったの?
その人が家まで運んで、
その段ボール取りに行ったんじゃなくて。
みんな理大にまず運んで、
その場でキャンバス出すでしょ?
いる?って。
いらない?
そしたら、
どんどん端から端から貼る。
この段ボールは私なんで。
段ボールだけでも高いから。
そんなものを買うと板段になって。
これでキャンバスはゲットしたわけですよ。
したわけですよ。
したわけですよ。
なんか板に落とし込まなきゃいけないから。
平面にやらなきゃいけないから。
段ボールのベースはもらったかも。
上に積み重ねていく段ボールは、
裏にいけばね。
資材を置けば山積みだから。
選びたい放題。
なんでもあるし。
自由な発想とダンボールの選び方
なんでもあるし。
その中で持ってきたものが、
色が違う。質が違う。
色って言っても印刷の色じゃなくて、
段ボールのやんわり黄色っぽい段ボール。
赤っぽい段ボールっていう。
みかんの段ボールだから青とかそういうことじゃなくて、
段ボールそのものの色だけど色が違うってことね。
違いがあるんだって。
薄さも違うし、
硬さが違う。
それに合わせた握り方だとか、
ちぎり方で表現できる。
そこからダンボールの表現が広がったんです。
最初は張り絵みたいな?
段ボールの張り絵みたいな?
レリーフっていう言い方でしてるんですけど、
ちぎったものを組み合わせていくみたいな。
何で貼ってるんですか?
ボンドで貼るんですよ。
木工用のボンド。
それが一番いいし。
いまだに変わらず。
一番くっつくんだね。
もともと繊維がパルクなので、
糊とかよりボンドがいいし、
ボンドはあった。
キャンバス貼る用ので、
短かった。
ヤマトノリとか使わないじゃん。
絵描く人はそんなもんは常備してなくて、
ボンドとみたいな話だよね。
あったからやったら、
これはいいの。ぺたぺた貼れるぞ。
貼っては剥がして、
こっちにちぎって破ってとか、
ひっかいてみたいなんで、
やってたらいろんなテクスチャーができて、
なってたっていう。
その記念すべき第一号は何ができたんですか?
モチーフは。
初めは、
お試しでいろいろやってて、
作品としての一発目は、
自分の顔を入れた、
増殖っていう作品なんだけど、
一個だけじゃなくて、
顔がいくつもっていう。
そう。
その時に、
絵画家の授業の中で、
立体の授業があって、
特別講義で。
絵画家でもあるんだ。
たまには立体で。
いろんなことをやらせないと。
やったほうが幅が広がるし、
自分の顔に石膏を塗って、
ライフマスクが取れるわけ。
自分っていうものが。
その型を使って、
何か作品にしろみたいな。
もうね、絵描かせてくれよみたいな。
話すのはみんな。
特に絵画家のみなさんにとってはね。
どうするんだこんなもんって。
よっしゃるじゃないですか。
そこで、
自分の顔にとりあえず段ボールを入れようと。
流し込むじゃないしな。
じゃあちぎって貼っていくか。
というので、
ちぎって貼っていって、
乾いてパカって取ったら、
自分のお面ができたんですよ。
段ボールでこう。
ダンボール造形作家の始まり
初めて立体になった瞬間。
今まで平面を試してたから、
作品なんて言えないけど、
ペタペタ貼ったりして、
遊びをしてたけど。
ペタペタ貼った時代はまだ平面的だったけど。
積み重ねたところでみたいな。
ただただ平面を重ねているだけなんだけど。
初めて立体がパッて出た時に、
あっ、
これなんかいけるような気がするみたいな。
その顔を使った作品を
その講義で出した時に、
なんかしっくりきた。
これでいくんじゃないかなって思ってた。
その時に。
今回の展覧会にもあれ出てなかった?
出てます。
それがあの時の作品になるんだ。
いくつかあったよね。
玉田さんの顔が。
ありました。
同じ型で作っていったんだ。
それはパカパカって。
それはでも覚醒した瞬間。
だから立体を作ろうなんて
考えは全くなかった。
平面の頭しかないから、
平面的にしかやってなくて。
これは立体が面白いし、
ここは立体が難しすぎる。
やったこともないような分野。
別に立体のデッサンを
知ってるわけじゃないので。
難しいけど、
できた時の達成感がすごくて、
ハマっていったっていう。
でも大学4年の卒業の時にはどう?
結局絵画家で。
その時は、
立体の驚きはそこで
一回終わってて、
結局平面で卒業するために
レリーフ状に貼ったものを
卒生で出すっていう。
とにかく
本当に平面的なものを
やる時に
テーマどうしようとか
ただただ貼るのも
ダンボール
この話するのは
初めてなんですけど
やったことない。
絵を描く時って
絵を描く時って
絵を描く時って
絵を描く時って
手慣れてて
技術で進むとか
技術で進むとか
ちょっと頭でっかちになっちゃってて
ちょっと頭でっかちになっちゃってて
自由に描けてなかった。
絵を描くことを楽しめてなかったんだけど
絵を描くことを楽しめてなかったんだけど
ダンボールをちぎって
手遊びで作ってる時って
ものすごい楽しい。
造形の初心に戻るっていうか
造形の初心に戻るっていうか
小学校とか幼稚園の頃
小さい時に手遊びで
手遊びで作った
造形で込められた時の
あの感覚に近い。
それを
だからこの道に目指したんだみたいな。
思い出した。
それは良いこと。
3歳4歳から
この道に行きたかったから
真っ直ぐそこだけ見て
1周年くらい来た時に
これじゃないのかってなって
もう一度手遊びすることで
小さい頃の
感覚を取り戻して
これで良いじゃんって
これをテーマにするんだけど
立体作品への挑戦と変化
なんて言っても良いか分からなくて
無心で
無意識に
作る。計算しない。
それを言葉で表す時に
玉虫って言葉にする。
玉虫色の玉虫?
そっちの虫じゃなくて
魂の動きみたいな。
魂が
自分の意識って
氷山の一角で
そこの下に無意識があって
例えば電話で話しながら落書きするって
無意識で書く。
ああいう感じのところを
魂が勝手に手を動かすって
無視するってこと?
無視はちょっと違って
魂の玉は
玉はこっちね。
玉虫の玉は
魂の玉で
虫っていうのは動きなんだけど
腹の虫が鳴るとか
虫の知らせとか
そういうことわざとか
で虫ってよく使われて
体の中にそういう
自分を動かす原動力の何かが
いるっていう。
勝手に私の手を
使って動かしてるっていう
感覚。それがなんか
楽しいんじゃないかと。
なるほどね。
説明が全然できなくて。
それが言われてわかった。
かみの虫とかね。
それね。玉虫っていうのを
コンセプトに作ってた。
俺ちょっと途中から聞きたかったのが
でも聞いてなることだと思っちゃったんだけどね。
この段ボール作家さんって
師匠がいないじゃん。
他の木長だったら
例えば木長だったら木長の先生になろうとか
金工だったらとなるけど
見つけちゃったのは段ボールだけど
果たしてこれ誰に教わるんだろう
と思ってたけど今聞いてわかったのは
自分に答えがあるからやれるんだね。
これは先に
段ボール作家さんがいて
あの人見たくなりたいとなったら
また同じように絵を
惰性で描いちゃうのになってたんだろうから
だから楽しいのかもね。
もしかしたら。
方法が調べもしなかった。
どうやってやるのか。
立体難しい?じゃあ調べてみよう。
みじんも持ってなくて
なんとかしてみよう。自分で。
それが
意識感がない。無意識で
なんとかしなきゃいけないってとき
無意識ですよ。それが楽しい。
なるほどね。
夢中になる。
夢中ってもう本当に
無心で夢中。
1時間2時間3時間ってたったときに
なんかわかんないけどそれらしい立体が
できるとか
何かの形ができるときは
できてるできてる。
これなんじゃない?
作品ってみたいな。
なんか難しく
この絵の具とこの絵の具を混ぜて
この色合いの配合でやるとは?
ちょっと離れて
1ミリ2だなみたいな
もうそういう
嫌なんだよそういうのは!みたいな立体が。
でもだから逆に
答えが見えないからやってるときも
楽しいんだ。だから頭に完成形が
あるわけでもない。ある程度
こういうの作りたいはあるかもしれないけど
気づいたらこんなんできちゃったみたいなのがあるんだ。
じゃあこれ何個か組み合わせたら
面白くなりそうだ。とりあえず作ろうって
10個20個作って
うまいこと組み合わせると
離れてみたときに
じゃあこの形で
作品にしようとか
とにかくなんかもう
全てがその場その場で自分が
臨機応変に動くってことでできてくる作品
作品として一番
仕上がってて自分の中で
これ卒生いけるって思って
卒生出したら
絵をもらったりとかして
卒生も絵と絵画家で出したの?
絵画家の中で
やっぱ何名かね
絵を描かないやつがいて
その時は立体は
さっきはレビーフだったけど
卒生は何に出したの?
卒生はね
平面で
平面でとりあえず
出して
この勢いで
院とか行っちゃうのかなと思ったけど
なんか院来てくれるな的な感じの
いやなかったよ
なかったと思いますよ教授陣
でもなんか多分誰が
立たすんだみたいな
教えられないし
どうすんだよってなってて
多分ねそんな雰囲気
やめようかなって
院には行かずに
とりあえず卒業して
やってみようなんだろうなって
思って卒生で
みんな号何号って
あって
710号描かなきゃいけないか
200号を4枚と
そういう計算で
四角で出してくるのに
どこで測るのかな
みたいな
一番最長でとってください
最長で
計算では四角より
10cm
10cm大きいですか
Uパック出すときの
やり方みたいな
120サイズで
どこで測るんだ
規定にそぐわないと
卒業できない
させたい人と
したい人がいるから
でもさせられないものが
そこにあるんで
モチーフの選択と作品の成長
すいませんって言ってそこにあった段ボール
ペタって貼ったら合格
無事
出してもらって
出してもらったらいいけど
だから
何にもないし
目指す
どこ目指していいか分からないし
絵画だったら
なんとか展とか
なんとか会っていうのがあって
そういうのに所属して
作家ってやっていくのかな
作家ってどういうものか
全然分からない
とりあえず古典化
すればいいのかな
卒業して
1年経った頃に
古典を始めて
立体を初めて出した
そういう流れだった
その時の立体は何だったの
動物でした
タマムシの時に
生き物って思ってるから
細菌とか
ウイルスみたいなもの
とか
生き物っぽい
生き物っていうのを作った
卒業して立体を作る時には
生物みたいなのをすると
何だか分からない
立体になればなるほど
平面だと
描いていけるんだけど
立体になると描くとかじゃないし
ただの塊でしかないから
技術もないし
だから命を吹き込むみたいな感じで
生き物にすればいいかな
とりあえずモチーフでカエルとか
ヘビとか決めて
それっぽいものを作った
そこからモチーフが
そこにある
見本となるものが
お手本がある生き物だった
なるほど
古典最初の時には
猫とか
分かりやすい身近な動物だったんですか
一番初めは
ヘビとか
爬虫類
なんでヘビ
そんなものじゃないかな
作りやすいところから
できるかどうか分からないから
ヘビ
棒だしな
棒にするとただの棒になっちゃうし
ヘビって言ったら
うねった感じ
いやー難しいわってなって
それでも意外と難しい
でもそれをやった時に
なんか
そっかダンボールって
固いからやっぱり筋ができて
棒になっちゃう
それを崩すことによって
ちゃんと仕上がったんだけど
仕上がった時に
ダンボールらしさが消えて
これなんだろうになる
だからもうやっぱり直線的なものは
向かないこの造形方法に
だから一番有機的な形を目指そう
ダンボールと思われたくはない
作品みたいな
これダンボールできてるじゃんが
あんまりいい感想じゃない
立体を数点と
まだ平面的で
なんだかわかんない
生き物みたいなものだったのが
うさぎとか魚みたいな
シリエットの中に
描くみたいになって
なんか
わかりやすすぎるし
何がしたいの
みたいな
キャンバスの形をうさぎの形にして
描いてるだけで
これだと何にも目指せないこの先
物が見えない
で立体を少し入れたら
ハマって
ヘビとかもあれば
ヤドカリみたいなものをモチーフにした
ヤドカリに見えないようなものとか
まだその時は
リアルに作るっていう技術が
なかったので
ヤドカリをテーマにしつつ
ぽいものを作る
っていうのを
試しに出してみたら
一個売れて
思った
人生初売れたもの
ヤドカリなんだ
サイズは
ヤドカリは大きいけど
30センチぐらいの
それこそ
ヤドカリだったはずだけど
そこから
豚に見えたとか何かに見えるような
何かになっちゃってるけど
モチーフにしてるんだけど
玉田多紀の作品作りの始まり
何でもいいですって感じで
でもそれを
面白いって言ってくれて
その人は
ダンボールの新しい使い方
見たことない
この方法見たことないんだ
私もリサーチしないから
すごいんだ
いけんだみたいな
見たことないは
一番必要な要素だった
やっぱりだから
絵が上手になりたいで
入った美大の中で
そんなにワンサーか絵描きを目指す人がいる中で
一番になれないのに
じゃあこの先作家で
一番なっていけんのか
食っていけんのかの時に
じゃあその分野の中で誰もやってない分野を
狙うのが最短だろうって
その考えがあってからの
素材探しだったので
見たことないは
一番それ欲しかったやつ
いい褒め言葉だね
じゃあもうそこ突き進め
しかないって決まったの
もう一年目で
これでいこうという感じ
でも技術としては
今考えるとまだまだ
やれてなかったなって感じ
全然リアルにどう
作っていっていいかわからないし
その段ボールを
どんな風に
挟んでいけば
厚みになっていくかも全然
わからないし
なるほどね
ちょっとずつやるしかなくて
でも
そこから一番ちゃんと
作品になったのが2011年
今私2007年の話してて
そこから4年後
卒業して出したのが2007年
2011年の時に
いろいろ隙間挟みますけど
オーダーがあって
作品の
今や私のコレクターになって
くれてる方ですけど
とある会社の社長が
新オフィスに
欲しいって
作って欲しいって
何か作って
ゾウのお尻とか
結構でっかいサイズ
ライフサイズでいこう
ってなって
実物大で
キリンもいいね
アフリカン大好きって
猿も行きますかね
いないよ猿
フラミンゴ飛ばそうか
フェリカ
ちょっと待って1年終わるな
確かに
オフィスのどこに作るの
どんなオフィスなんだと
いっぱいオーダーしてくれて
1個じゃなかったの結局
全部
もうやめといた方がいいよって
相乗って入るくらい
下の社員さんが
そろそろやめといた方がいいよね
作れなくなっちゃうよって
確かにいっぱいリスト
じゃあ1個作ってみます
作るときに
今まではやっぱり
1個売れたとはいえ
手元にあるからメンテナンスできる
ちょっとさ
湿気吸ってへこんだ
じゃあここ変えられるとか
自分の保管が悪くって
破れたら買っていこうとか
その後どうなっていくかも
わからないし
だけど買ってくれた人がすごいな
と思うんだけど
だから
何にもできない私
その作品の質が知らないから
どうなっていくかも知らないんだもん
ノウハウがないわけだから
保証もないものを
数万円とかで買っていってくれた人がいて
その後何十万とか
100万単位の仕事を
いきなりもらうから
これは
今までの作り方じゃだめだって
なって
末永く
設置して
その後ずっと置いておくための
強度と作り方と
仕上げをしなきゃいけない
でいろいろそこで編み出して
今の形が本当に最終形ができた
実寸大で作ったの
その時初めてなんですか?
実寸大は
2009年に
すごい進化
でも進化早いね
いきなりさっき
どうかな
1メートルとかなのに
いきなり4メートルのサイを
作ることになって
それは自発的に?
なんかね
私何の技術もないのに
できそうな振りをするのが
多分上手なんだと思うんだけど
仕事の依頼が
受けちゃって
大きなイベントの
モニュメント作ってほしいって
ダンボールで作るのが
いいんじゃないかって
作った方は若手だし
大きな作品に挑戦
ダンボールだしお金かからないのだったかもしれないけど
私としてそんな大きな
仕事?って
モニュメントってやっぱり
でっかいのだよなって
その時動物園で
金沢文庫動物園に
ものすごい鎧の
インドさんが来て
あんなの作ったら
いいんじゃない?みたいになって
じゃあサイ作ろうって
サイ調べたら
4メートルってなる
なんじゃ4メートルじゃんって
2年前にやっとたり作ってたけど
どうやって作るか分かんない
いきなり4メートル作るってなって
その時私アトリエが
6畳だったんだけど
マジかよ
6畳って
斜めに4メートルだけど
物置って4メートル掘れないよ
そうでしょうね
顔出ちゃうなみたいな
言っちゃったし
4メートルのサイはどうですか?
いいね、作ります
みたいな
作れるかどうかでアトリエは
余儀なかったの?
何にも余儀らない
そういう考えがない
結局自分のアトリエを作った
まずは
顔かなとか
パーツで作っていこうと
足はできるな
こう置いて
お尻かなとか
そんな感じで
ちょっとずつやった時に
お腹ができない
どうする?
中に骨が必要になってきて
大きいから立たないし
中に詰まってるわけじゃなくて
空洞にはなくて
詰めたら
重くて運べないし
ひどいので作ってるし
胸と顔付けの
胸とお尻を
組み合わせるための棒が
穴を開けといて
その真ん中に棒を通すと
シャキンと作る
プラモデルみたいな
背骨的なものが入る
ようやく
立体作るってこういうことだよね
初めに
普通は考えると思う
一切描かなかった
一切描かなかった
スマホで画像見ただけ
ウィキペディアで
4m
だいたい
定規を当てて
顔が
足は2cmだから
それをやっただけで
逆に天才
お母さんの料理の
作り方
ノリで作ってる感じ
味見してちょっと付け足そう
お腹ができない
お腹はダブル巻いちゃえ
巻いたら
急に肉入った
肉過ぎて
見えて
そういうことになったんだけど
パーツが
私の6丁は本当にアパートだから
真口を
玄関70cmしかない
どうやって出すの
出ないかも
すごいね
顔と足は
出るけど
夢中で作ってるからね
お尻マインドで作ってるから
お尻って
カツン
カツンみたいな
70cmしなきゃいけない
ボコンみたいな
ベコンとかやって
じゃあこれで作ろう
ボコンベコンをそのまま
お尻にした
お尻ちょっと平らに
すごい話だね
そんでそれを
出した
展示とショーへの準備
出していいでは立てたことないから
立てられないし
スペースなくて
組み立ては本番でやる
すごいね
前夜にやばい立たないかも
って言ってたけど
当日トラック手配してあるし
持ってって早朝の茶ノ水の駅前で
なんとか
するしかないから
紐で引っ張ってみよう
首からお尻に引っ張ってみよう
どうせ後で周り巻いちゃうから
いいよ中身なんかやろう
引っ張って
お腹にぐるって巻いたら
ちゃんと立ったの
その時には
実行員みたいな人には
差も当然でしょみたいな顔はするんだよね
こんなもんですよみたいな
すごいね
みたいな
それは結局何日間かだけの
それともどっかに結局
野外だったの
2日間とか
短い土日のイベントとかで
ただそれが面白いのは
パブリックスペース
しかも街の中に芝生堂を引いて
いきなり段ボールの際
ガンってくるから
なんだこれはってものすごい目立って
本当にモニュメント
待ち合わせでサイのとこで待ってるみたいな
8校くらいになる
しっかりモニュメントの役割してる
そこで
そっかこの大きさだって思った
なるほど
ちっちゃいのやってる場合じゃない
私この大きさじゃないと
勝負できないんだって
そこから
次急に15mの恐竜作るの
さすがにその前にはアトリエ引っ越したでしょ
さすがにね
15mの恐竜の時は
アトリエを
アパートの2階の6畳だったんだけど
1階の6畳開いたから
借りたの
でも
同じだよ
70cmの出口は変わらんよ
1階の入り口
何が解決される
下に降らすのは楽になったけどね
ちょっとね
6畳のとこで15mの恐竜作るの
だから
考えなきゃいけない
そこで初めて
ちゃんと考えるって
考えなきゃいけないんだよね
石一みたいに
よくわかんない
とりあえず作ろう
15mの恐竜何をする
ティラノサウルス的な
高さは出せないし
その時に何で15mの恐竜か
賞をもらって
プレゼントか
横浜でやってた
公募店に
企画書を出すっていうのがあって
企画書に
2週間の展示中に
15mの恐竜を作ります
出したら通っちゃって
やったことない
イラストとか
書いて
これは面白いぞになって
やることになって
現場見に行ったら
15mじゃなかった
私に与えられた現場が
ビルとビルの狭間の
トタンの屋根みたいな
どうしようもないスペースで
やってくれる会だった
だからかと思いつつ
そんなところで
会が展示できない
ここを埋めてくれる人いないかで
そんな企画書出したから
段ボールで2週間でやる
いけんじゃない
見に行ったら
17mくらいある
長いスペース
季節は冬で寒い
寒いって
カフェだったら
オシャレっぽいんだけど
トタンの屋根に
吹き曝しみたいな
ここでやれと
17mか
15mくらいやったらなあかんなって
4mじゃダメよ
小さいのやってもしょうがないし
そこに2週間通うんだし
キョウリュウ作ります
どうやって作ろうかな
顔は必要よね
作り続ける
初めにきれいな始まりがあって
ショーだから
見せるってことは
ダンボールでのキョウリュウの復元
2週間のショーをどうするかで
そこで顔と
尻尾
骨にしようって
化石が発掘された
それを復元します
蘇るキョウリュウ
骨は大丈夫
作れるから
なるほど
パーツでいいからね
パーツとりあえずいっぱい作って
その場でいい感じで置くと
うねって出てきたみたいな
顔はどんって置いて
それでも大きかったけど
ブラキオサウルス的なやつ
首長いやつですか
なんとも言えないけど
見たことない
怪獣的なオリジナル
顔が3メートルくらい
でかくて
その後骨があって
尻尾がピョンみたいな
足は作れたよね
足は
わかんないけどとりあえず吊るしておいて
パッと会場がすごい
いい感じでできて
そんで
コウハエを乱暴に使って
コウハマ会場にダンボール集めておいて
100個
集めて
集めてくれて
私ちょっと仕事忙しいから
集めたら
いい感じでディスプレイして
ダンボールの壁ができて
それを一個一個潰していく
っていう2週間が始まった
2週間通って毎日
お客さんがいる前でもやる
毎日通学旅
通る人とかも毎日
見に来るし
朝から晩まで作って
話しかけるから全然進まない
何やってんの
書いてあるから
ダンボール
集めてきて
ダンボールで
日中全然進まないから
話しかける人も悪いけど
多分あなたも話しかかりだからだと思うよ
話しかけるのオーラー出してないんだと思うよ
ヒンヒンって思いながら
人がいなくなった夜中に
作業を進める
本当の
泊まり込みみたいな感じ
2月3月
途中で雪降る
大雨とか降って
来たら雨漏りしてたりとか
湿気がすごくって
ダンボールが一回崩れるとか
作り直さなきゃいけない
2週間とか
猫がその辺にいたりとか
そこで
ダンボールをよく分かって
湿気するんだ
そこで外に置いておくと
このダンボール
使える使えない
さらに分かるし
人前でやると
興味はある
展覧会の告知と玉田多紀のグリーティングデイ
これやるのかなりいい
ショーでやるのがどういうことか
よく分かった
その中で
毎日見に来て
全然進めないなとか
泣く
泣くって
大泣き
7日目くらい
それを毎日
動画で配信してて
youtube的な
ラジオみたいに
ずっと垂れ流しでできて
それを見れる
誰かアクセスすれば
常に3人くらい誰かに監視されて
監視されてないとサボるしな
それとプラスして
自分で動画撮ってて
今日2日目です
頑張ります
7日目くらい
頑張ってるのに
すごいそれが
いい感じのVになってる
とりあえず頑張ります
それを早送りで
だんだん恐竜になっていくの
ずっと撮ってるから
みんな見たいと思いますよ
見れます
見れますね
youtubeチャンネル
どっかで
張り付けますね
悲しいお知らせなんですけど
前半終わりだった
まだ3年ぐらいしか経ってない
展覧会の告知してないから
どんな展覧会
130点出るしかまだ言ってないから
今の卒業政策じゃないけど
一番初期の
他の作品は
後半にしゃべるとして
展覧会は
9月10日までですが
玉田さん直接トーク聞きたい人も
いらっしゃると思うんですけど
またあるんでしょ
肩ぶん回してやる
しかもギャラリークルーズ
ジャングルクルーズできる
行きますよ
これが次はいつですか
8月19日土曜日
2時から3時です
これは申し込み不要で
その場に皆さんお集まりください
2時になったらいけないね
登場して1時間しゃべりまくりトーク
スルーにしますから
アーティストさんとは思えない
トークが聞けますからね
だって練習するんでしょ前夜に
練習はしないですよ
大丈夫です
学芸員さんにこのトーク受けるか受けないかの
試しはやったやつだよね
前日に内覧会があったから
1回腕騙しができるわけですよ
やったら
ここ受けたな
これは無理か
今回の19日の
この前の24日のやつを
加えてさらにちょっと
アップデートしたやつが聞ける
ちゃんとお客さんを
取り残さないように
拾ってちゃんとディスカッション
するっていうのはやらなきゃいけない
反省点なので
これ以外にもだっていらっしゃる人もあるわけでしょ
ホームページに載ってるって言ってましたもんね
そうです
グリーティングと言ってます
ミッキーとかがいるような
ディズニーなの
グリーティングってGTってなんだ
それだと思って
作家のグリーティングデイっていうのね
美術館が拾って
これ載せていいですかって
しっかりホームページに載ってますから
その時間帯に来ると
グリーティングできますので
サインペンを持ってお待ちしております
ということで
展覧会がどんなものなのかとか
お話がありますので
これは後半ということで
前半終わりましたけど
玉田さんはどうですか
待ってましたので
気持ちが高まりすぎて
まだ3年ぐらいしか進んでないのが
えらい残念です
じゃあ後半頑張りましょう
次回は玉田さんのご経歴を交えつつ
美術についての話
そして展覧会についての話を続けていきたいと思います
56:18

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