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ウェスティナレンテ、この放送はSWC スロースウィズクリエイターズコミュニティメンバーのしらいがお送りします。よろしくお願いします。
さて、今日もノートにアップした記事を読み上げていきたいと思います。
タイトルは、売れる脚本を作るための『SAVE THE CAT の法則』 Part1、です。
では早速いきます。こちら有名な本なので、皆さんも読んだことがあるかもしれません。
今回は本書の中からログラインについて書いてみようと思います。
この『SAVE THE CAT の法則』は、ハリウッドで成功することを夢見る脚本形に向けて、実践的な知識、テクニック、そして励ましを提供することを目的として書かれています。
脚本化に向けて書かれてはいるものの、具体的な内容は、いかに観客を惹きつけるか、もっと面白い作品にするには、といったものであり、すべての表現者、クリエイターに必須の要素です。
本書では、どんな映画なのかを簡潔に表現することの重要性について繰り返し述べられています。
ではなぜ、どんな映画なのかを簡潔に表現することが重要なのでしょうか。
それは、観客は限られた情報から映画を選ぶからです。
当たり前ですが、観客は興味のない作品を見ることはしません。
そして、その作品が面白いかどうか、時間をかけて調べることもほとんどありません。
なので、友達と映画を見に行くとき、「どんな映画?」と聞かれたら、簡潔でわかりやすい説明が必要になります。
映画のポスターや予告編なども同様で、限られた時間で観客の興味を惹かなければいけません。
また、関係者も多忙です。
エージェントやプロデューサーは、毎日たくさんの脚本を読みます。
彼らの興味を引き、脚本を読んでもらうためには、簡潔で魅力的な説明が不可欠です。
これらの理由から、自分の作品がどんな作品なのか、簡潔に説明することが求められています。
本書では、ログラインという概念を通して、どんな作品なのかを簡潔に表現することができるとしています。
つまり、ログラインというのは、どんな作品なのかを簡潔に表現するものです。
ログラインは、どんな作品なのかという質問に対する効果的な答えだと言えそうですね。
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では、ここからログラインについて具体的に見ていきましょう。
ログライン4つの要素
まずはログラインに必要な4つの要素です。
1つ 皮肉 観客の感情を揺さぶるドラマチックな状況
2つ イメージの広がり 映画の世界観やストーリー展開を想像させる鮮明な描写
3つ 観客と制作費 ターゲット層や制作規模がわかる情報
4つ パンチの効いたタイトル 印象的なタイトル
これらの要素を組み込むことで、あなたの作品がどんな作品なのかを簡潔に表現することができます。
続いてログライン作成のポイントです。
ログラインを作成する際は、以下の点に注意して作成しましょう。
登場人物 主人公を的確な言葉で描写する
ストーリー 葛藤やテーマを表現する
簡潔さ 一文で映画の魅力を伝える
テストマーケティング 周囲の人に意見を聞く
ここまででログラインについての説明は終わりです。
ここからは蒸気の要素を入れたログラインを実際に作ってみます。
参考になるか分かりませんが、例として見てください。
こちらはAIで出力したものになります。
例1 タイトル タイムループヒーロー
ログライン さえないゲームプログラマーが
突如としてタイムループに閉じ込められ、何度も同じ1日を繰り返す羽目に
彼はループから脱出する方法を探る中で、自分の人生を見つめ直し
真のヒーローへと成長していく。
解説
皮肉、タイムループという非日常的な設定と
冴えない主人公の対比が皮肉を生み出しています。
イメージの広がり、タイムループ、ゲーム、ヒーローといった要素から
SF的な世界観とアクションやコメディ要素を含むストーリー展開を想像することができます。
観客層と制作費
SFアクションコメディというジャンル、タイムループという設定から
比較的若い層をターゲットにした中規模程度の制作費の映画を想定することができます。
パンチの効いたタイトル
タイムループとヒーローという対照的な言葉を組み合わせることで
インパクトのあるタイトルになっています。
例2
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タイトル
ラストマジック
ログライン
ログライン
かつて天才マジシャンとして名を馳せた老人が人生の終焉を迎えようとする中、
最後の舞台で不可能とされていた伝説のマジックに挑戦する。
解説
皮肉
年老いたマジシャンが最後の舞台で不可能に挑戦するというドラマチックな状況が皮肉を生み出しています。
イメージの広がり
マジック、舞台、人生の終焉といった要素から感動的なヒューマンドラムを想像することができます。
観客層と制作費
老年層をターゲットにした小規模程度の制作費の映画を想定することができます。
パンチの効いたタイトル
ラストとマジックという言葉を組み合わせることで
老人マジシャンの最後の挑戦を印象的に表現しています。
以上2つ例を挙げてみました。
例1は、よくあるタイムリープもののように、ような感じはあるものの、
主人公がプログラマーなので、世界の幕を修正するみたいな方向で話が進んでいくような展開が想像できます。
例2では、若かりし頃にマジシャンをしていた映像と、
老人になってそれを改装するような哀愁漂う映像が頭に浮かびます。
まさにイメージの広がりですね。
というわけで、セーブ・ザ・キャットの法則、ログラインについて書いてみました。
本書で紹介されているログライン作成のポイントを参考に、
観客の心を掴む作品作りを目指しましょう。
自分の作品のログラインは何なのか、ぜひ考えてみてください。
もしログラインが思い浮かばない場合は、何か問題があるのかもしれません。
これが何かのお役に立てれば幸いです。
感想等ございましたら、こちらのコメント欄で教えてください。
というわけで、最後までお聞きくださりありがとうございます。
それでは皆さん、そろそろスロース。