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OKファームのOKです。この番組は、農業歴13年の私が、皆さんの思い出をもとに、今夜のこんだてを紹介するラジオです。
今日は、ラジオネーム特命の方なんですが、女性からの思い出です。
私のとつぎ先は、農家の大家族さん。
おじいさんの台のころのお正月は、近所に住むおじいさん・おばあさんの兄弟・姉妹と、その家族たちが集まっていました。
長ーいテーブルにたくさんのごちそうと、甘辛いすき焼きを用意するのが、毎年の習わし。
びっくりしたのが、すき焼きにはささがきごぼうが絶対に欠かせないということ。
うちの地域ではごぼうは入れたことはないよ。
でも、甘辛さに土臭いごぼうがよくマッチして本当においしい。
牛のしぐれ煮なんかもごぼう入りだもんね。
時は流れ、おじいさんが亡くなり、夫のお母さんも亡くなり、そしておばあさんも亡くなり、
無子養子でもあった夫のお父さんが一人残されたお正月。
その時も不器用に水煮のささがきが用意されていました。
その夫のお父さんも3年前に亡くなり、今はもう正月に親族が来ることはありません。
でもそんな中、都会に住む娘たちがちょっとだけ帰ってきてくれました。
その時の料理はすき焼き、もちろんごぼう入りです。
という匿名の方からのメッセージでした。ありがとうございます。
僕は広島県でごぼう農家をやっているのですが、ごぼう農家としてめちゃくちゃ嬉しいというかね、
累戦に来るようなお便りでございました。
おそらくですが農家の長男さんとこの登校者さんは結婚されたということになるんですかね。
おじいちゃんおばあちゃんとか旦那さんのご両親がいるご自宅に
お正月にはおじいさん兄弟一家が集まってくる大集結するということで、
まさに一大イベントという感じですよね。
うちの地域では長男のいる家のことを本家っていう風に言ったりして、
次男とか別の娘とかがいる家のことを分家っていう風に言っているような文化があるんですけども、
今回のようなお話を聞くたびにですね、お正月とかお盆とかに本家として別の家族を迎え入れる方は本当に大変だなという風に思ったりね、
そこにとついでサポートをされている方はすごいね、この登校者さんもそうだと思うんですけども、
迎え入れるための準備をする方は本当にすごいなという風に僕自身は思ったりしています。
そして修斗さんというのかな、この登校者さんから見たら旦那さんのお父さんがいらっしゃるわけなんですけども、
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おじいちゃんおばあちゃんとその娘さんである修斗さんの奥さんに先立たれてしまったわけなんですけども、
我が家のお正月といえばやっぱりすき焼きだろうということで、何も言わずともごぼうを用意してね、
息子さん夫婦やおそらくお孫さんにもおもてなしをしておられたんじゃないかなということで、
本当にこれは累戦に来るやつですね。
我が家も昨年僕の師匠でもあるおじいちゃんが96歳で亡くなってしまい、
ばあちゃんも高齢者施設に入ってしまったので、当然なんですがお正月にね、
じいさんの住んでいた家に親戚が来ることはありませんでした。
自分の今年のお正月を振り返りつつね、このお便りを読むと、
実家に帰るとか実家の料理っていうやつはその街に帰るとか、このレシピで作られている料理ではなくて、
そこに誰かが待ってくれているから成立している規制とかご飯を食べるみたいな行事なんだなということを感じさせられました。
そしてOKファームがおすすめする今夜のこんだては、
牛肉の柳川鍋風という料理です。
ちょっとこの登校者さんの住んでいる地域はわからないんですが、
九州の方で柳川鍋とか柳川風何々みたいな料理があるんですけども、
それにはごぼうが使われているということなんですね。
本当は土壌を一緒に煮たりとかするらしいんですけども、
それを牛肉を使って卵とじみたいな感じにしてある料理ですね。
概要欄にリンクも貼ってありますので、興味のある方はぜひそちらをチェックしてみてください。
そして牛肉の柳川鍋風を作るときにおすすめなのが、
僕の友人が作っているだしパック、その名もだしラボです。
このだしパックにはこだわりの塩が入ってますので、
お醤油とかお塩とかちょっと少なめで作ってみていただけたら、
おいしい料理ができるんじゃないかなというふうに思います。
概要欄にだしパックのAmazonリンクを貼っておりますので、
まだ買ってないよという方はぜひチェックしてみてください。
今日は匿名の方からのメッセージだったんですが、
お便り本当にありがとうございました。
月曜から金曜の正午にお届けしているこの番組では、
あなたからの食べ物の思い出を募集しています。
日常的なものから壮大なエピソードまで、
どんなものでも大丈夫、匿名でもかまいません。
概要欄のリンクをクリックすれば簡単に記入できますので、
ぜひよろしくお願いします。
今日のご飯があなたの人生で大切な一食になりますように。
素敵なお話、ごちそうさまでした。
