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おはようございます。コーチングオフィスのしろうず、あつしです。
この放送は、プロコーチ歴20年の僕が、コーチングや行動科学について、
さらにプロコーチや講師、そして独立起業をする人などに向けて発信する、あなたへの番です。
今週はですね、感情についてお話をしてきました。
感情を直接変えても、感情が変わるだけで、行動に直接結びつくわけではないこと。
でもね、ちゃんと手順を踏んでいけば、行動のきっかけになるっていう話がね、昨日までだったと思います。
手順っていうのはね、もう一回ちょっとおさらいをしておきますけど、
ポジティブなフィードバックによって共感ができて、それが信頼をつくって納得につながると。
共感、信頼、納得っていう、そういう順番でした。
まあでも、まだ納得まできたんだけど、行動には結びついてないですよね。
じゃあ納得になると行動になるのか、次で行動に結びつくのかっていうとね、その前に未来を見せるっていうステップがあるんですよ。
共感、信頼、納得、未来、行動っていうね、この5つのステップですね。
未来っていうのは納得した話をね、実際に行動に移してみるとどんな未来になるのかっていう話です。
まあ未来って言ってもちょっと先の話っていうイメージなんですけど、
例えばね、ある種のダイエット方法に納得したら、
そのダイエットをやると、やって痩せるとね、どうなるのかとか、どんな気持ちになるのかとか、
周りの人にね、どんなふうに思われるのかとかね、それぐらいのちょっと先の未来っていうふうな感じです。
結果っていうふうな感じって言ってもいいですね。
僕はね、これね、少し先の未来っていう言い方をしています。
少し先の未来ってね、要するにその行動を取った後にどうなるかってことなんですけど、
当たり前なんですけどね、行動を取った後に良いことだけが起こるってことはほとんどないんですよ。
行動を取ったら良いことが起こるっていうことを当然イメージするんですけど、
実際はね、行動を取ったら良くないことも同時に起こるんですよ。
だからその、納得してもね、行動が起きないのはね、行動すれば良いことも起こるんだけど、
よく考えるとね、悪いことも同時に起こるということがわかるから、つまり理性的だからね。
例えばね、旅行に行くっていうふうに言うと良いことだらけのように思えるんですけど、
でもよく考えるとね、計画を立てたりとか、準備するのが面倒だったりとかね、
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あとお金がたくさん出ていくとか、思ったような宿が取れなかった、
本当はもうちょっと良いとこ取りたかったんだけど、予算がなくてっていうふうなこととか、
なんかね、予定外のことが起きて、天気が悪くてとか、不快な目にあることっていうのが、
納得が深ければ深いほど予想できるわけですよ。
だから納得してもね、理性的になればなるほど良いことも起こるけど悪いことも起こるってね、
わかるわけです。だからね、ある意味、えいやーって思い切るって行動するには、
やっぱり自分でね、少し先の未来をイメージして、
それ以上にね、頭で考えると悪いことも起こるんだけど、それ以上に良いことが起こるぞって思い込む。
そういうふうに思い切る。そうするとね、行動が起きるんですよ。
頭で考えれば考えるほどね、良いところも悪いところも見えるって言って行動止まるんです。
これね、よく覚えておいてくださいね。考えれば考えるほど行動って止まるんですよ。
それは当然なんです。なぜなら良いところも悪いところも見えるから。
だからイメージを作るのって、行動するのにめちゃくちゃ重要なんですよ。
これコーチングの大きな役目でもあるんですけど、ビジネスなんかではね、もっと重要性が言われてもいいんじゃないかなと思います。
イメージってね、別の言い方をするとね、期待なんです。
だから未来に対する期待ですね。
期待とかね、イメージっていうふうなことを言われて、なるほどってピンとくる人もいるんですけど、ピンとこない人もね、やっぱりいるんですね。
例えばね、イメージを作ってどうすればいいんですかなんて質問されるときあるんですけど、
もう少し具体的に言うと、それは行動した後ですね、擬似体験してもらうってことなんです。
擬似体験をしてもらう。擬似体験を感じてもらうと行動がとても起きやすくなります。
もっと言うとね、イメージとか最終的にはね、擬似体験がないと行動が起きないぐらいに考えてもいいです。
なぜかというと、さっきも言ったように行動すると良いことと悪いことが同時に起こるからなんですよ。
だけどね、行動させようとか、あるいは説得するとか、何とかこういう風にしてほしいって思った時に、みんなね、
納得させることに力を入れるんですよ。入れすぎって言ってもいいです。
行動が起きなかったらね、さらにね、その人の頭の中に情報を入れようとするんですよ。
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つまり、もっとあなた理性的になってこんな良いことがあるんだというふうなことを言うんですけど、それ逆効果ですよね。
だって正しい情報が入れば入るほど理性的になって、そうすると良いところも悪いところも出てくるんですよ。
だから、それだと全然ね、行動する気にならないんですよ。
もっと言えば、良いところが悪いところを上回るっていうことが頭で分かったとしても、
悪いことが起こるっていうことがはっきり分かってくるので、行動が止まるんです。だから逆効果なんです。
それよりもね、イメージとかね、擬似体験のほうがとても重要です。
ただね、昨日から順番に話してきましたけど、いきなりイメージと擬似体験をすると、今度はそれ自体が怪しいと思ったりとか、
あるいはそれ自体がすごく納得してないままイメージとか擬似体験をされても、知り込みしてしまうんですよね。
だからちゃんと共感、信頼、納得っていうプロセスを通じた後で、そのときにどういうふうに納得したときに感じてるっていうのは、
あぁこれ、良いこともあるっていうのは分かった。あるいはデメリットが上回ってるのは頭で分かった。
だけどデメリットがあるっていうのはちょっとなんか、やだなぁと。つまりダイエットをしようと思った時に、
あぁ食事制限をしないといけないのか、それから運動もしないといけないんだなぁ、ちょっとめんどくさいなぁ、ちょっとやだなぁ、
なんていうふうに思ってるときに、そのときにですね、未来、つまりイメージとか擬似体験という感情を感じることで行動に移りやすくなるわけです。
だからね、感情だけ変えてもね、そもそもその前にちゃんと納得できる話ができてないと行動に移らない。
で、当然納得の前には共感と信頼が必要ですよと。
だからその、納得する話をするには、普段から共感と信頼がないと納得してもらえないし、
で、納得してもらったとしても、そういう人に行動してもらいたいんだからイメージとか擬似体験。未来を感じてもらう。
その上で、感情に応えるとね、行動が起きやすいという話です。
共感、信頼、納得、未来、行動。この5ステップです。ぜひ覚えておいてください。
今日はですね、納得の後は未来を見せるって話でした。いかがだったでしょうか。
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はい、本日は以上です。では、いってらっしゃい。