マラソンとコーチングの出発点
おはようございます。コーチングオフィスのしろうず、あつしです。この放送は、プロコーチ歴20年の僕が、コーチングや行動科学について、さらにプロコーチや講師として独立企業をする人などに向けて発信する、あなたへの番組です。
昨日ですね、僕はね、国家マラソンを走ってきました。42.195キロ。
なんとか無事完走できたんですけど、僕はマラソンっていうのは30代の半ばぐらいから走り始めて、フルマラソンだけで言うと毎年1,2回は走ってるんで、コロナの時を除けばですね、たぶん50回以上は走ってるんじゃないかなと思います。
どうですかね、あなたの周りに50回以上マラソンを走ったことがあるっていう人ってどれくらいいますかね。
まあ、マラソン仲間がいる人はたくさんいるんでしょうけど、そうじゃない人の周りにはあんまりいないんじゃないかなと思うんですけど。
僕がなんでマラソンを始めたのかっていうと、会社員の時と比べて今の仕事っていうのは運動不足になりがちだったんで、なんか運動しようかなって思ったんですよ。
何かやろうかなって思って、週間化して毎年走ろうかなと思ったのは、村上春樹さんと走ることについて語る時に僕の語ることっていう本を読んだからなんですよ。
ランニングとかダイエットとかって有名人とかが一時期ハマったっていうことを書いてね、それを本にするみたいなものってあるじゃないですか。
その有名人の人とかに何年か経って、今もやってますか?みたいなことを言うと、いやもう今やってませんみたいな話が結構あったりして、
あれプロモーションでやってたんだなとかね、なんか不愉快なものとかあったりするんですけど、この作家の村上春樹さんの本っていうのは、
マラソンっていうかランニングが日常の中に根付いてるというか、もうすでにランニングが村上さんの作家生活の日常に組み込まれていて、
日常の中にランニングがあると。それからランニングからのフィードバックとしてね、日常への良い影響が見られたりとか。
引いては作家としての文体にも影響しているっていうのが感じられる、ランニングと人生とか相互作用している感じが伝わってきてね、
こういうのっていいなっていうふうに僕は思ったんですよ。
実際ね、その本の中で同じ作家のジョン・アービングとのインタビュー。
ランニングしながらだったらOKだよっていう許可が出たんで、ランニングをジョン・アービングとしながらね、
ランニングしながらインタビューをしたっていう話があってね。
ああ、こういう作家っていうね、世の中の動きみたいなものを敏感に掴まないといけない職業っていうのも、
ランニングのようなフィジカルな刺激を毎日受けている必要があるのかなっていうのは、すごく鮮明に感じたのを覚えてますね。
っていうのもね、まだね、その時代っていうのは、日本でね、作家先生、大作家みたいな人っていうと、
なんかね、旅館に缶詰になって、こもって文章を書いてたりとか、
新宿のゴーデン街みたいなところで、夜な夜な朝まで飲み倒してみたいな不節制なイメージがあったんですけどね。
なんかそうじゃないんだなと。やっぱり村上春樹さんみたいに、日常と仕事とランニングっていうのがね、
共に共生している、共にあるみたいなね。
それぞれからそれぞれが相互作用的にフィードバックされているようなスタイルで仕事をしていかないと、
世の中のことがわからないよなって思ったんですよ。
だから僕もそういうふうな形でやっていく必要があるなって思ったのが、続けている理由なんです。
実はね、ここまではね、今日の話は前振りなんですけど、
僕はね、村上春樹さんみたいな感じにしたいなと思ってランニングを続けてるんです。
そういうライフスタイルがいいなと思ってなんですよ。
ランニングの良さを勉強して、ランニングを極めているわけではないんです。
だからここなんですよ。
つまりね、僕はモデルというかね、お手本があってその人みたいになりたいなと思ったので続けてるんです。
あれですよ、その人みたいになりたいなって、僕は村上春樹さんみたいな作家になりたいって思ってるわけじゃないんですよ。
村上春樹さんのような生活スタイル、日常の中にね、ランニングがあるっていう生活がいいなと思ったので続けているわけです。
つまりね、何が言いたいかというと、僕ね、ランニングにコミットしてるわけじゃないんです。
村上春樹からの影響
ランニングっていうことにコミットしてるわけではないんですよ。
村上春樹さんっていうね、人にコミットしてるんです。
だからね、これね、僕途中で気づいたんですけど、
僕ね、コーチングとかやってて、とにかくね、ことにコミットしている人の弱さというか、
弱さっていうかね、脆弱さっていうかね、そこがね、本当に際立ってるなっていうのを感じたんです。
なんかね、意味のない悩みとかが多すぎるんですよ。
逆にね、人にコミットしてる人ってね、結構少ないんですけど、
そういう人のね、強さというかしなやかさみたいなのが際立ってるんですよ。
まあ、これで言うなら、例えば、コーチングにコミットしてる人って、なんかぐちゃぐちゃ難しいことを言って、あんまり上手くいってないんですよ。
そうではなくて、コーチにコミットしてる人って、すごく上手くいってる人がやっぱり多いんですよね。
で、これはね、なぜなんだろうって僕は思ってたんですけど、
成果とかで目標が第一になりがちで、達成とか完了っていうのが前提になりがちなんですよ。
だからフルマラソンを完走するとか、毎日10キロ走るとかね、そういうふうなことなんですけど、
これ一見ポジティブなゴールに見えるんですけど、逆に言うと達成しなきゃいけないんですよね。
もちろんね、コトにコミットしてる人も、落ち入りやすいからどうしたらいいかっていうことを考えるんですけど、
そうするとね、コトにコミットしてると、無理矢理プロセスとかね、結果出さなくてもいい、それはそれでいいっていう理由をね、
なんかね、無理矢理作り出さないといけないんですよね。
でもね、人にコミットしてるということを言えば、人だからね、
時にはサボったりとか、うまくいかなかったりとか、そういうこともあるわけですよ。
で、そういうことがあっていいのか、なぜいいのかって言われても、
そういうことがあっていいのか、なぜいいのかって言われても、
だからあんまり、ぐちゃぐちゃ悩まなくてもいいんですよ。
だから、一人コミットするっていうのは、成し遂げるっていうことよりも、
その人にコミットしてるときのことを、その人にコミットしてるときに、
やっぱり、その人の中でも、コミットしてるときのことがあるわけですよ。
ぐちゃぐちゃに謝らなくてもいいんですよ。
だから、人にコミットするっていうのは、成し遂げるっていうことよりも、その人のプロセスを取り入れていくっていうふうなスタンスに見えるんですよね。
あんまり好きな言葉じゃないんですけど、あり方を取り入れていくみたいなね。そういうふうなものなんです。
人にコミットする意義
そう、ことより人っていうことについて、今週お話ししたいなというふうに思います。
さっきもお話ししましたけどね、コーチングにコミットするんじゃなくて、コーチにコミットするっていうことです。
このことをお話ししていきたいなというふうに思います。
今日は前振りだけで終わった感じですけどね、また次回以降、お楽しみにしてください。
はい、今日はですね、人にコミットするって話でした。いかがだったでしょうか。
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はい、本日は以上です。
では、いってらっしゃい。