00:06
おはようございます。コーチングオフィスのしろうず、あつしです。
この放送は、プロコーチ歴20年の僕が、コーチングや行動科学について、
さらに、プロコーチや講師として独立起業する人などに向けて発信する、あなたへの番組です。
はい、今日はですね、それはコミュニケーションをとってはいけない、というね、話をちょっとしようかなと思っています。
コミュニケーションって、大事ってよく言われるじゃないですか。
だから、単純にコミュニケーションをしっかりとりましょう、というふうなことね。
まあ、そんなこと言われたりするわけですよ。
でもね、それ、コミュニケーションの問題じゃなくて、インフォメーションの問題じゃないか、というね、そういう話です。
実はですね、コミュニケーションとインフォメーションって似たような言葉なんですけど、定義はいろいろあるみたいなんですよ。
でも僕はね、特に今ここでお話ししているものはですね、一方的に情報とかですね、報告とか指示とかが流れてくるものがインフォメーションで、
双方向のやりとりが何回か起こるものがコミュニケーション。そんな意味でね、使っています。
まあ厳密に言うと、報告とか指示もですね、相手に伝わったかどうかを確かめないといけないんで、双方向のやりとりがね、1回は起こるんですけど、
コミュニケーションは何回も双方向のやりとりが起こる、そんなイメージですね。
で、こんなことがあったんですよ。少し前なんですけどね。
ある企業様で相談があって、スタッフ間でコミュニケーションが取れなくてよく行き違いがあると。
だから、どんなコミュニケーションをどれくらいの時間取ったらいいでしょうか?なんていうね、そんな相談というか、
なんとかしてくれっていうような話があったわけですよ。
で、どうしようと思っているんですか?みたいなことを言ったら、そこは朝礼とかもやってるらしいんですけど、
いろいろ行き違いが起こるので、朝礼だけじゃなくて、昼の礼ですよね。
昼礼もね、やってほうがいいでしょうか?と言われたんですよ。
それでね、行き違いってどんなことが起こるんですか?って言うと、例えばね、ある人に全員に伝えておいてって言ったんだけど、たまたまなんか忙しくてね、
半分くらいの人しか伝えられなくて、そのまま忙しくなって帰っちゃったとか、
そういうことが起こる。時々起こる。
で、これね、全員パソコンとか端末とか持ってる職場の人は、そんなことあるの?とか思ったりするんですけど、
03:00
これ実際ね、お客様相手の仕事とかね、端末はあるけど一人一台じゃないって職場はまだまだいくらでもあるんですよ。
だからね、そんなもん、LINEグループみたいなものを作ってやればいいじゃないかって言われたりするんですけど、
LINEグループみたいな連絡手段みたいなものをアナログでリアルで作らないといけないんですよ。
だけど、LINEグループみたいなものをリアルで作るって思いつきにくいじゃないですか。
だからしょうがないから、それより昔の方法としてコミュニケーションを頻繁に取りましょうとあってね、そういう話になるわけですよ。
でもね、コミュニケーションって普段のオペレーションではできるだけ少ない方がいいんですよ。
なぜかというとコストがかかるから。集まるの大変じゃないですか。
普段の仕事でね、いちいちみんなが集まっていると、仕事も遅くなるしね、面倒だし。
ましてやね、朝礼に加えてお昼もね、中礼みたいなことをやるとかね、余計なんですよね。
これどうしたかっていうと、ノートを一冊置いたんですよ。
そこに伝達軸をすべて確認したんです。
つまり、ノートがLINEグループのトークルームみたいな形にしたんですよ。
そこで既読をつけるみたいに、読んだ人は自分の名前をサインすると。
で、サインがなければですね、まだ既読じゃなくて未読なわけですから、この人の名前が伝わっていないなってわかるわけですよ。
ほんでね、たったこれだけでね、劇的に改善したんですよ。
ただね、ノート一冊置いただけなんです。
これね、下手したら、中礼とかやりかねない勢いだったんですよ。
行き違いっていうのもね、お客さんに関わることとかだと大きなクレームにつながったりするんですよね。
だから結構みんな深刻に考えてて、みんな集まってコミュニケーションを取らないといけないんじゃないかって言ってたんですけど、そうじゃないんですよ。
これ単なるインフォメーションの問題なんです。
コミュニケーションとインフォメーションってね、僕は分けて考えないといけないと思ってるんですね。
本当だったら、ただ一方向に伝えるだけの手間のかからない低コストのものが、
このコミュニケーションだ!みたいに思うとね、めちゃくちゃ高いコストになってしまうわけですよ。面倒。
で、それね、最近よく言われてるんですけどね、セミナーとかでもね、僕よく感じるんですよね。
最近は参加者にワークをしてもらうとか、そういうものっていうのはよく増えてるんですけど、
06:05
このワークって必要かな?みたいなことってね、時々僕あったりするんですよ。
本当だったら、講師の人が伝えるだけでOKなのに、意味なくワークをやらせたりとか、
焦点の定まらないディスカッションとか組まれたりしてる。なかなかね、多いんですよ。
こういうのやればいいってもんじゃないんじゃないかなと思うんですよ。
むしろね、これない方がいいんですね。
だからね、コミュニケーションを取るって、なんとなくいいことっていう前提なんで、
どんな場合でも、どんどんコミュニケーションを取った方がいいよ、OK、みたいに思われがちなんですけど、
これコストがかかるって、やっぱりね、しっかり覚えておくと、不必要なところで使っちゃダメっていうのはわかると思うんですね。
だから、何かそういうコミュニケーションらしき問題が起こったとき、待てよと。
これもしかしたらね、コミュニケーションの問題じゃなくて、インフォメーションの問題じゃないのかな。
これ本当にコミュニケーションする必要があるのかなって考えてみるとね、
いらないことをね、やらなくて済むんじゃないかなっていうことでした。
そういうお話です。
はい、いかがだったでしょうか。
はい、では、今日もいってらっしゃいませ。