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2021-06-21 18:47

最強研究者が選ぶ「最悪の虫刺され」【おもしろ科学者紹介】 #11

National Geographic、最強の虫刺され研究者シュミットさん、史上最悪の虫と刺される場所、「ただ興味があるからやる」姿勢について、ひとり語りしました。


刺された人でないとわからない 史上最悪の虫と、刺される場所

National Geographic

プレーリードッグ・タウン

シュミット刺突疼痛指数

サシハリアリ


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00:01
こんにちは、サイエントークのレンと、
今日はなんと、一人で収録しています。
エマが用事で収録できなさそうということで、レンの一人語りということで、喋っていきたいと思います。
ポッドキャストで一人でやってる人は本当にすごいなと思っていて、
相手がいるから喋れることもあるけど、一人だからこそ深い話ができることもあるのか。
ちょっと初めてなのでやってみないとわからないんですけど、今日はなんか面白い科学のニュースとかを見て、
一人でぼちぼちつぶやいていこうかなって思うんですけど、最近面白いニュースなんかないかなっていうときに、
ナショナルジオグラフィックの科学のニュースのページをよく見てて、
ナショナルジオグラフィックって多分知ってる人が多いと思うんですけど、
アメリカのテレビのチャンネルの一個みたいな感じで最初はあったのかな。
僕が知ったのはテレビ番組だったんですけど、NHKの自然系のニュースとか自然系の映像をひたすら垂れ流し続けるみたいなチャンネルで、
NHKのダービンが来たっていう野生の生き物たちの映像を集めてるチャンネル番組があるんですけど、
それに近いようなやつを一時期留学してる時とかにたまに見ていて、
今はネットのニュースとか記事とか動画の配信とかもやってるのがナショナルジオグラフィックっていうものです。
僕ディズニープラスっていうサブスクリプションを登録してて、そのディズニープラスの中にもナショナルジオグラフィックの動画っていうのが配信されてて、
プレーリードッグの戦いみたいなやつを見たりするんですけど、あれ結構面白いんで登録してる人はおすすめです。
ペッて直列するプレーリードッグが縄張り争いをしている様子をひたすら見るっていう番組なんですけど、
いろいろドラマがあってめっちゃ面白いんで見てみてください。
今日は何話そうかなと思って見てたんですけど、最近ちょっとずつ暖かくなってきて、
虫刺されは嫌いなんですよね。好きな人いないと思うんですけど。
03:03
その虫刺されに関するニュースが6月4日に出ていて、
刺された人でないとわからない史上最悪の虫と刺される場所っていうのがこのナショナルジオグラフィックのニュースに出てました。
これをちょっと今読んでみてるんですけど、
どの虫に刺されるかだけではなく体のどこを刺されるかで痛みの激しさは変わるっていうのが書いてて、
当たり前だろうみたいな感じの話なんですけど、
このニュースのいろいろエピソードとかも書いていて、
メインになってるのがジャスティン・シュミットさんっていう人が、
アメリカのアリゾナ大学の昆虫学者の人なんですけど、
自転車に乗っていて空気を吸い込もうとシュミットさんが口を開けていたらミツバチが口に飛び込んで舌を刺したって書いてて、
これ聞きたいけどめっちゃ痛そうって感じなんですけど、
その後シュミット氏は地面に倒れ込んで苦しんで、
でもノートを取り出し刺されてすぐ不快な痛みに襲われる。
内臓にダメージを与える衰弱性の痛みと思われる。
約10分間生きた心地がしないって刺されたすぐ後にノートに書いてて、
なんて研究者魂だと僕は思ったわけですよ。
このミツバチが口に入って舌を刺されている状況にも関わらずしっかり記録していくっていう、
これ研究者の鏡だなと思って読んでいて、
このシュミットさん結構すごい人で、
シュミット、シトツトウツ刺されるツクに痛いトウツの指数を開発した人で有名らしいんですけど、
これまでに1000回以上も虫に刺されてきて今それを記録している。
このシュミット指数は虫刺されの痛みを4段階に分類して、
それをひたすらノートに記録し続けている人らしいんですよね。
何個かどんなことがノートに書いてるのかっていうのが書いてて、
例えばアシナガバチの一種レッドペーパーワスプっていう蜂がいるらしいんですけど、
それは指数4段階のうちレベル3で焼けるような激しい痛み、はっきりとした苦い後味、
紙で折った切り傷に塩酸をこぼした感じって書いてて。
06:00
切り傷に塩酸をこぼした感じってボキャブラリーが結構僕は好きなんですけど、
虫に刺されすぎてこの人は普通のミツバチに刺される程度なら何でもないことで実際退屈だってノートに書いてるらしい。
普通ミツバチに刺されるのも結構嫌だけどなって思いますけどね。
この刺された部分が冒頭の話だと舌になると同じミツバチでも舌だとやっぱりめちゃめちゃ痛いぞっていうのを記述していて当たり前なんですけど、
ここからコーネル大学の大学院生のマイケル・スミスさんが自分で虫に体中を刺されて痛みの地図を作成できませんかねって話したらしくて、
このスミス君にシミットさんが相談を受けて、そのシミットさんがしたアドバイスが目だけは避けるようにそれ以外は大丈夫だからっていうふうに助言しているということで、
このスミスさんとシミットさんはその交流があって虫刺され仲間なんですけど、
そのモチベーションというか、何でそんなことするんですかみたいなのを聞かれたときにスミスさんが、これ誰かがやるしかないんだって。
科学者として実行するだけです。単なる好奇心です。それがモチベーションになっています。
同じ科学者としては大好きなモチベーションなんですけど、何か役に立つか立たないかじゃねえぞと。
そこに何かの事象があるからそれを自ら体験してそれを記録するんだっていうか。
ある意味科学者になるべくして生まれてきたスミスさんのコメントには僕は拍手を送りたいんですけど。
実際にこのスミスさんはやってやるぞということで、頭のてっぺんから中指の爪先まで体の中から24箇所選んで、
それぞれをミツバシに複数回刺されることにした。刺されることにしたっていう表現はちょっとよくわかんないんですけど。
俺に関してはね。どこが結局痛いのかみたいな。
09:00
この痛かった場所っていうのと、もともとシミットさんがいろいろ残してたシミット指数を組み合わせれば虫刺されの最悪のシナリオを予測することができるんじゃないかっていうのを書いてて。
これはもう変態と変態がタックを組んででかいことをやるぞみたいな。いいですよね。
なかなか僕は結構こういう話好きなんですけど。
結論、この2人に最悪の組み合わせを聞いたところ、2人とも刺し針ありに鼻孔を刺されるのが最も痛い。
鼻孔っていうのが鼻の内側かな。
これはもちろんシミット氏はこの刺し針ありに4点満点中4点満点の評価をつけて。
シミットさんよくいろいろ例えてるんですけど、さっきのエンさんみたいな。
これは約7.5センチの釘がかかとに刺さった状態で真っ赤な隅の上を歩く感じって解説してて。
どういう例えしてるんだこれ。
すごい例えするなっていう感じなんですけど。
鼻が抜群に痛いらしくて。
鼻に虫刺されできたこと僕はないんでわかんないんですけど。
鼻とか唇とかが刺されると結局腫れてそれが何日も続くっていうので。
それが結構きついと。
普通にはこのスズメバチに鼻を刺されるのも最悪で腫れ上がって悲惨な状態が続きますって言ってるんだけど。
刺し張り有っていう有の場合は腫れ上がることはなくて刺された後から跡があまり残らない。
これに対してシュミットさんは失望しますねと。
こっちは痛みで泣き叫んでるというのに人に見せたい赤い大きい跡が出ないんですから。
刺し張り有は私の満足感まで奪い去ってしまいます。
かまってほしいのかなこの人は。
もしかしたらめっちゃ腫れてるとこ見せて痛そうでしょって人に見せるのが好きなのかなこの人は。
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要はそれが一番痛かったよっていう。
これ科学系のニュースなのかっていうのはちょっとわかんないんですけど。
このシュミットさんもスミスさんも何回も痛みに耐えてそれでもこれをやる価値はあるって口を揃えて言ってて。
私は夢を生きています。蜂と仕事をしているのですから。
蜂に関する研究、たぶん蜂の巣の内部構造とかそういうところの研究っていうのは面白いなってすごい思うし。
そこからもしかしたら何か役に立つような発見、例えば蜘蛛の糸とかだと一番わかりやすく蜘蛛の糸でめっちゃ丈夫な服作りましたとか。
何かの素材の構造に蜘蛛の糸の構造を解析してこういう分子だとかなり強度が強い糸ができるぞっていうのでそれを模倣したような糸を作るとか。
そういう研究って結構こういう動物の研究からつながるところあるかなって思ってて。
その蜂自体の研究はすごい面白いなと思うんですけど、なぜそこから自ら刺されに行って痛みをレポートするっていう方に行ったのかっていうのは面白いですよね。
蜂が好きすぎる人だったのかな。
この記事の最後の締めくくりとして、
刺す虫から学んだ最もクールなことは何ですか?
っていうと、刺す虫と人間の関係は実際は私たち人の問題だということです。
心理戦では勝者は虫彼らの方です。
刺す前に彼らは私たちを怖がらせることに成功してますからねって言ってて。
刺されなくてもブンブン言ってるだけで結構怖いから、その時点でもう勝者は虫なんだっていう話をしてて。
1000回以上虫刺されてレポートしてる人が言うとやっぱ深みが違いますよね。
虫怖いもんな。やっぱり刺されたくないなっていう気持ちが。
やっぱこの1000回以上刺された人でも、そこまで刺されたら普通刺されてもはいはいみたいな感じになるのかもしれないけど、
実際この心理戦で勝者は虫ですって言ってる時点で、
この清水さんは虫怖いというか、やっぱりそれでも克服できてないのかな。
虫に対するリスペクトが伝わってきますね。
まとめるとこの刺し針ありってやつに鼻の内側を刺されるのが一番痛いっていう、
15:08
この世界で一番虫に刺されて記録してるであろう人たちが2人とも寄ってるんで、
ぜひ聞いてる人も気をつけてみてください。
日本にはいないみたいですけど。
パラグアイとか南アメリカの方にいるみたいですけど。
このあり刺されたら痛いっていうので有名らしくて、
痛みが24時間続くことから現地では24時間のありっていう異名を持ってる。
異名というか学名みたいなのを持ってるみたいですね。
このありの痛みの原因っていうのが、
レプチト性神経毒のポネラトキシンっていうものがこのありから取られてるみたいなんですけど。
これ実際に毒としてよくあるんですよね。
この神経毒のパターンで、電位存性ナトリウムイオンチャネルっていうもので、
神経伝達を阻害するようなこういうレプチト性のものってよくあるやつで、
この毒を医療に応用するような研究もやられてるみたいですね。
なんで、シュミットさんが刺される必要はないけど、
こういうめっちゃ痛いよみたいなものの化合物自体は将来医療の役に立つかもしれないですね。
こういう毒とかって結構、科学構造的にはすごい面白い形してるものが多くて、
よく人の手で、これはありが体の中で合成してるものですけど、
結構複雑な構造のものとかは人が頑張って一から合成するっていうのは、
科学の世界でよくやられていることなんですけど、
それもある意味、ただの知的好奇心かな。
これ面白い構造だなって言って、作り方考え始めたりって結構よくあるんで、
まあ、広い目で見るとそれ、なんとなく面白いよなっていうことと、
刺された気持ちでレポートしとこうっていうのは根本は同じなのかもしれないですね。
そんなところで、見刺されどこが一番痛いのかっていう話でした。
じゃあ最後に告知しますが、
サイエントークは普段は二人でやってるんですけど、
サイエンスや海外の話題とかを自由に語っている番組です。
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ポッドキャストの配信サイトやYouTubeで毎週配信をしています。
TwitterやInstagramもあるので、ぜひチェックしてみてください。
よろしくお願いします。
というわけで、以上、サイエントークでした。
18:47

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