カタルシス英文法_準動詞編の2回目です。「現在進行系は実質”キングダム”」「過去分詞と形容詞の境界は曖昧」「パソコンが”壊れた”?他動詞を使え!」など今回もあちこちに脱線しながら準動詞の話をしていきます。
【補足】
現在進行形の成立の過程について、本編内では「意味的な役割を現在分詞が、構文的な役割を動名詞が担った」と説明しています。しかし、実態としてはお互いが共同的に発展した結果現在のような形になったようで、諸説あります。
【目次】
現在進行系は動名詞と現在分詞の絆の結晶
過去分詞と形容詞を分けることに意味はない
完了と受身は密接不可分
今回のまとめ。次回は分詞と不定詞
【参考文献のリンク】
◯大学入試 世界一わかりやすい 英文法・語法の特別講座
https://amzn.to/3w9HABS
◯サバイバル英文法 「読み解く力」を呼び覚ます (NHK出版新書)
https://amzn.to/3wjZvpx
人気英語講師、関正生氏の著書。当ラジオ的には常連な本。
〇英文法のカラクリがわかる本
https://amzn.to/3yqG0hO
〇英語の不思議再発見
https://amzn.to/3wh0V4h
英文法のうんちくネタ本著者として、個人的に一番好きな人。切り口の作り方がうまかったり、例えが上手で読ませる。高校生の時に読めて本当に良かったと思っています。いずれも絶版なのが玉に瑕。
〇英語の「なぜ?」に答える はじめての英語史
https://amzn.to/3wAQcC7
慶應の堀田隆一先生の本。VoicyやYouTube、ブログでも積極的に発信をされています。
〇英語の歴史から考える 英文法の「なぜ」
https://amzn.to/3vVcDTb
こちらも英語史の本。初学者、それこそ高校生にとっても読みやすく、第2弾も出ている人気の書。
〇斜めからの学校英文法
https://amzn.to/3vXNMy4
学校英文法で「例外」と教わった事例を拾い上げ、暗記に頼らない説明を試みる本。第8章は「動名詞と現在分詞はどう違うのか?」、第10章は「不定詞に共通した意味があるのか」。今回の内容からもっと踏み込みたい方はどうぞ。
〇謎解きの英文法 動詞
https://amzn.to/3kWlqOE
安心と安全の「謎解きの英文法」シリーズ。第3章では、スワンの発言を引きつつも、アレコレ仮説を立てながら「不定詞(現在分詞)しかとらない動詞に共通する法則は?」を検証していく。
〇hellog~英語史ブログ
http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/
慶應義塾大学の堀田隆一先生が英語史に関して書いているブログ。今回の分詞の発達のような言語の変化はもちろん、「アポストロフィはいずれ使われなくなる?」など素朴な疑問について答えるコンテンツも存在している。講義の一部分を見ることができるようなブログ。
〇歴史的に探る現代の英文法(大修館)(中尾俊夫・児島修 編著)
https://amzn.to/3N18sLl
英文法を歴史的な観点から見た本。学校英語を暗記で終えた皆様にぜひ。
〇AN INTRODUCTION TO ENGLISH SENTENCE STRUCTURE (Cambridge University Press)(Andrew Radford)
https://amzn.to/3P47YGd
台本の共同製作者が学部で使用した専門書。統語論、生成文法についての本。英語で書かれた369ページ(reference等を含めると445ページ)の本なので気軽に買うことはお勧めしません。
◯Quirk et al「A Comprehensive Grammar of the English」
多くの論文に引用される。英語で書かれているのでガチ言語学徒のみなさんは是非。
【サポーターコミュニティへの加入はこちらから!】
【姉妹チャンネル:ゆるコンピュータ科学ラジオ】
https://www.youtube.com/channel/UCpLu0KjNy616-E95gPx7LZg
【Twitterあるよ!】
ゆる言語学ラジオのTwitterアカウントがあるので、是非フォローしてください!面白語源ネタなどが流れてきてあなたの知識欲が満たされます。
→https://twitter.com/yuru_gengo
【おたよりフォーム】
https://forms.gle/mTGM7A9QNqgjZMgN7
※皆様からの楽しいおたよりをお待ちしています!
【お仕事依頼はこちら!】
【堀元見プロフィール】
慶應義塾大学理工学部卒。専門は情報工学。WEBにコンテンツを作り散らかすことで生計を立てている。現在の主な収入源は「アカデミックに人の悪口を書くnote有料マガジン」。
Twitter→https://twitter.com/kenhori2
noteマガジン→https://note.com/kenhori2/m/m125fc4524aca
個人YouTube→https://www.youtube.com/channel/UCYJ335HO_qLZDr7TywpI0Gg
【水野太貴プロフィール】
名古屋大学文学部卒。専門は言語学。
某大手出版社で編集者として勤務。言語学の知識が本業に活きてるかと思いきや、そうでもない。
【BGM提供】
・フリーBGM・音楽素材MusMus様 https://musmus.main.jp
・OtoLogic様 https://otologic.jp/