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2024-11-22 30:01

EP051『デスマーチ』PART4

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## 取り上げた本

『デスマーチ 第2版 ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか』エドワード・ヨードン 日経BP 2006年


## shownote

https://gennei.notion.site/EP051-PART4-130c645d491180a5ac7bc9f8c6bb5b12

00:09
きんじょうひでき
中小いきますか。残り中小、中小、中一小で残り3章なんですけど、あと何ページ?40ページぐらい?残りわずかですよね。
げんえい
おだしょー 残りわずかです。
きんじょうひでき
普通に40ページとか言われても、感覚わかんないなと思ったんですけど。
中小が進捗の管理と制御。これはどんな章でしたっけ?
げんえい
おだしょー これはマジでタイトル的に日程とか予算みたいなものを考えるときに、管理をしていくのにどうしていったらいいかという話ですね。
きんじょうひでき
中小 なんかあれですよね。締め切りの日になって、そろそろできましたか?みたいな言い方をするんじゃなくて、もうちょいこまめにチェックしましょうよとか。
当然、チェックした結果を踏まえて、軌道修正とか微調整とか必要だったらするし、意味のあるチェックをするためには、どういう観点、どういう仕組みで、ちゃんと進捗を確認していく必要があるんだっけ?
っていうようなことが書かれてる。大中小はそんなところですかね。
げんえい
おだしょー そうですね。リスクマネジメントなんで、そうすると自動的に熊戸ワルツを連想するな、みたいなことをちょっと思ってましたね。
あっちはもうちょっとリスクを楽しむみたいな話まで言及はしてましたけど。
きんじょうひでき
なんかそう、ここの章の中で言うと、僕個人的に好きだなぁと思ったのが、毎日の構築という概念っていう説があるんですけど、220ページから始まっていて、
これまぁ構築って言ってるのはソフトウェア的な文脈なので、要するにビルドをちゃんと毎日回しましょうみたいな話。
逆に言うと、2、3ヶ月ぐらいの単位でマイルストーンを切って、マイルストーンの終わり、チェックインする時に初めてビルドをしますって言って、
ビルド通らないじゃねえか、誰だぶっ壊したのだ、みたいな話になっちゃうと非常に辛いので、
ナイトリービルドとかデイリービルドしていくことによって、気づいたら大怪我しているっていう事態まで発火する前にちゃんとチェックしときましょうね、
的な文脈で語られてるんですけど、これ221ページに結構この表現好きだなと思ったのが、
毎日の構築はプロジェクトの心臓の鼓動であり、プロジェクトマネージャーがプロジェクトが生きていることを知る方法なのだ、
っていう風に書かれてて、その次の文章が好きなんですよ、デスマーチプロジェクトのマネージャーにとってこれ以上優先度の高いものはないはずだ、
っていう風に書かれててですね、デスマーチプロジェクトのマネージャーにとっては、今プロジェクトが死んでないかちゃんと生きてるかっていうのをちゃんと毎日把握していくっていうのがすごい大事なんだな、
03:00
きんじょうひでき
これなんかすげー深いこと言ってていいなって思ったんですよね、ちゃんと生きてるか。
げんえい
動いてるソフトウェアが目の前にある、まあ動いてるっていうのはビルドが通ってるレベルかもしれないけども、日々日々ものが繰り上がっているっていうことがちゃんと前に進んでるんだなって感じられるっていうことなんですかね。
きんじょうひでき
そうですね、スクラムっぽい言葉で言うと、いろんなフラクタル構造というか理由があると思うんですけど、
例えばスプリントレビューで意味のあるレビューしてフィードバックをもらえている、動くものをちゃんと見せられている、それをちゃんとずっと繰り返しているかっていうのはゾンビスクラムになっているか、ちゃんと生きたプロジェクトになっているかっていうのを見極めることにつながりそうだし、
ちっちゃい単位で言うとデイリースクラムで、いや身長が問題ないし何も困ってないですっていうだけのメンバーがいたら多分問題があるよねみたいな、
そういうふうに視覚監視していくの大事だし、ちゃんと生きてるなって毎日24時間ごとに思えたらうまくいくんだろうなとかいう気がするんですよね。
だからここに書いてあるプロジェクトマネージャーがプロジェクトが生きていることを知る方法なのだとか、プロジェクトのマネージャーにとってこれ以上優先度の高いものはないはずだっていうのは結構その通りだなとか思って読んでました。
げんえい
そうですね、プロジェクトマネージャーがそこをちゃんと見ていてくれればいいが、しかしこうレポートだけを聞いて、あ大助ですって言ってる場合は結構逆に言うと危ない可能性はありそうだなってちょっと思ったりしましたね。
きんじょうひでき
そうですね。
げんえい
いや大丈夫って言ってるんで、メンバーは大丈夫って言ってるんで、まあちょっと遅れそうだけど、今日挽回できると思うんでみたいな。
きんじょうひでき
そうだからね、よく言うのが終わりそうかどうかを聞くんじゃなくて終わったかどうかを聞かないといけないみたいな話はありますよね。
げんえい
そうそうそう。じゃないと80%終わりましたみたいな。もう終わりですね。ことが発生するっていう。
きんじょうひでき
あとテスト書くだけでいいですみたいな。テスト書いたら実体コードを直したくなるでしょうみたいな気が。
げんえい
あとは自分は割とちょっとこの後ろの方にポストモーティブの話が出てきていて、ちょっとさっきポストモーティブの話言及しましたけど、プロジェクトが最終段階に来てポストモーティブしても疲れ切ってたりとかして、
そのポストモーティブはケースを読んでなかったりとか特にCEOが変わったりとかすると過去にそんなことがあったものは読んでないみたいなことがあったりするんで全然その記憶に活かされないんで活かされませんと。
じゃあどうしましょうかって言ったらもうちょっと短い期間でミニポストモーティブをやりましょうみたいなことを言っていて、2週間から数ヶ月の間に実施した仕事を振り返りましょうみたいなことをやっていて、
そうすると多分バーンアウトする前にもっと早くポストモーティブができたりとかその記憶が積み上がっていって活かせるでしょうみたいな。
そんなことを話があって、これってつまり振り返りとかレトロスペクティブだよねって思ったりとかしながら読んでいて、
06:05
げんえい
なんか当時としてはそういうことがやっぱ当たり前じゃなかったんだなみたいな、そういう差分が感じられるようなショーだなって思ったりしましたね。
きんじょうひでき
そうですね。ただこれポストモーティブって言ってる時点で死んだ前提なんだなって。
げんえい
そうそうそう。だから毎週毎月何かしら大きい出来事が起きても見て見ぬ振りをし続けているっていうことなのかなって思ったりとか。
きんじょうひでき
あとはあれかな、素敵な表現だなって思ったくだりとしては、多くのプロジェクトチームはユーザーへの新しいプロトタイプかシステムのプレゼンテーションの日程を金曜日の朝に入れ、
帰りに近くの居酒屋に寄って打ち上げのランチを取り、午後のミニポストモーティブのためにオフィスに戻るって書いてあって、毎週金曜日に居酒屋にランチ行くのいいなって思いました。
それ居酒屋なんすかね、パブかなと思った。
げんえい
なんなんすかね、これは。
多分我々が言う居酒屋っていうニュアンスは多分込めてない気がするんですよね。
酒も出る場所でランチを取りみたいな感じなんですかね。
きんじょうひでき
酒飲むのかな。
げんえい
飲むのかな。
きんじょうひでき
ちょっと柔らかい雰囲気にしてポストモーティブもやってるんだなみたいな気はします。そこまで意識してるかわかんないですけど。
げんえい
でもなんかこれができてる時点でだいぶスパイ大作戦みたいなチームになってる感じはありそうだなっていう気はしますね。
きんじょうひでき
足に向かって歩いてる感じそんなにしないですよね。
げんえい
うん。
きんじょうひでき
わかんないですけどね。金曜日以外は家に帰ってませんとか普通に言いそうで怖いんですけど。
げんえい
そうですね。全然戦うプログラマーとか読むと、昔はこうハードだったみたいなことがいっぱい出てきたりするんで。
きんじょうひでき
10章そんなとこですかね。10章はデスマーチのためのツールと技術っていう章なんですけど、これは何か面白そうなところを厳重しておきたいなっていうところありましたかっていう質問から始めちゃいたいんですけど、本当に具体的なツールっぽい話になってるんですよね。
げんえい
本当に具体的な話で。でもちょっとやっぱり自分は面白いなと思ったのは、最も重要なツール何ですかって聞いたら、多分期待値としてはすごいテクニカルなものみたいなことを期待してたんだけど、帰ってきたのはメールでしたみたいな。
平均的なマイクロソフトのプログラマーは1日に102のメールを受け取りますみたいな。つまりみんなメールの上で仕事してるんだよみたいな話をしていて。
だからやっぱり一番最初に大事って出てくるのはコミュニケーションツール。これはメールが大事ってよりはコミュニケーションが大事なんだなっていうふうにちょっと読み替えながら読んでて。
現代風に言うとスラックなのかなとか思ったけど、どれぐらいそれが当てはまるのかなっていうのはちょっと思ったりしましたね。
09:03
きんじょうひでき
素晴らしいプロジェクトマネジメントツールの名前を聞けるんだとか、そんな驚くような使い方してるんですねみたいな話でひと盛り上がりしようぜって思ったら、いや、練習メールです。
げんえい
そうですね。生産性100倍になるものかと思ったら、生産性下げてくるツールやんけみたいな気持ちで思ったりとかしながら。
きんじょうひでき
僕なんかそこの下りちょっと違った見方したなーと思ってて、何だろうな、結局ツールの良し悪しじゃなくてそこに乗ってるピープルウェアの問題なんだなみたいな。
げんえい
あーなるほど、そうですね。
きんじょうひでき
めちゃくちゃなんだろうな、例えば、アドビフォトショップとかいうめちゃくちゃプロでも使ってるようなツール使っても、結局誰が使うかによって何も出来上がらなかったりするようなっていうのと同じで、
メールなのかスラックなのかは本当になんとも言えないですけど。
あとはそうですね、ツール選択のリスクとかっていう話も出てきますね。
さっきちょっと言った、新しいツール使って一発逆転だみたいなやめろみたいな話に。
げんえい
今だとAIで一発逆転みたいな感じですかね。
あとGPT入れると生産性爆上がりするんで、3ヶ月あったら1ヶ月で行けますよみたいな。
あなたじゃ間違ってなさそうな気もするんだが、でも使い方が分かんないと確かに感じはしますね。
きんじょうひでき
これツールって言ってるのが何かのソフトウェアだったりそうじゃなかったりすると思うんですけど、
PHPスタン入れたからうちのチームは品質が高いですとはいかないでしょうみたいな話とかもそうだし、
それこそさっき言ったスラック使えば世界的なハイパフォーマンスなチームとカードを並べられるんですかっていうと。
うちはTeams使ってるけどそっちよりも生産性高いですっていうところが現れたりするかもしれないし、
Teamsをリステルみたいに良くないな。
げんえい
でもちょっと聞いた目で見ると多分さっきのAIの話とか、よく我々がゲームチェンジャーみたいな言い方をして、
RailsだったりDockerだったりクラウドだったりみたいな話をするけども、
そういうものはきっとそういうものはなくても上手に使いこなせれば爆速で開発ができるとか、
早くリリースができるとかあるかもしれないけども、
ゲームチェンジャーになるようなツールが出てきていて、
それらはきっと開発のプロセスをまでも変えてしまうようなものぐらいになると、
使わざるを得ないみたいになっていくだろうなとかいうのをちょっと思ったりとか。
それがちゃんと活かせないからクラウドになったのに、
EC2インスタンスを立てるのにはリンギアを通してウンブンガンヌンやって3ヶ月かかりますみたいな。
それサーバー調達するのと変わらないじゃんみたいな。
人が一番ボトルネックみたいなオチが待ってるんだろうなって思ったりとかしましたね。
きんじょうひでき
これからの時代はデザインドックやーって言ってたはずの人たちが、
12:03
きんじょうひでき
最近はADRとかっていう新しいおもちゃを手に入れて目をキラキラさせてたりとか、
ツール自体に価値はないっていうと半分嘘になりそうなんですけど、
本当に活かせるかどうか、結局それってハウなんよみたいな話だなっていうとこはありますね。
げんえい
あと最近AIがトレンドになってきて、
結局AI利用できてる企業ってどういう会社なんだっけみたいなアンケートを取ったみたいな話を、
ちょっとなんかのポッドゲストで聞いたんですけど、
そしたら結局クラウドを利用している会社はAIも結構導入して進んでるみたいな話で、
ツールがうまいこと使いこなせる会社っていうのはどんどん新しいものを取り入れていって、
うまく使いこなせないから禁止する。
間違ったことを、例えばAIに間違えて機密情報入れちゃうとか、
クラウドを間違えてインスタンスを立ち上げっぱなしにしちゃうとか、
もしかしたら設定をうまくできなくてとかいうので禁止にしていくみたいな感じになったりとかしてて、
デスマーチとツールっていうところでいくと、
うまいこと新しい技術をちゃんと学習しながら取り入れるような組織文化があるところはきっとうまいことやっていくんだけど、
そうじゃないと新しいものが出てきてもうまくそれを使えなくて、
うちにはこういうプロセスがあるからとか、こういう古い伝統的なやり方があるんでということにこだわってしまうみたいなことが起きてたりするんだろうなとかっていうのをちょっと思ったりしましたね。
きんじょうひでき
本筋みたいなところをつかむのがうまいとか、そもそも自分たちはこれをどう生かせるだろうかっていうアイディアが出せたりとかみたいな、
そういうなんだろうな、基礎体力みたいなところもありそうですね。
げんえい
そうですね。
きんじょうひでき
野球部は体育でサッカーやらせてもうまいみたいな、結局の神器がいいかなって。
げんえい
そうそうそう。
きんじょうひでき
10章そんなとこですかね。
げんえい
そんな感じですね。
きんじょうひでき
で、11章ラストですね。
うん。
11章どうでした?なんか僕若干難しいかなとか思いながら読んでたんですけど。
げんえい
ふんわりしてるなーみたいな感じはあって、どう捉えていいのかわかんないなーってちょっと思いながら自分も結構読んでて。
ただ結局この11章はシミュレーションと戦争ゲームってタイトルなんですけど、どういう話をしてるかっていうのはちょっとふわっとしてるんですけど。
まあでもこの本全体を通して通ってして、最後に言いたかったことはこれなんだろうなっていうのを思ったのは、いろいろあるんだけど生き残るのが大事だよっていう話が書いてあって、
なんかそれは本当にそうなんよっていう感じに思って、
プロジェクトが成功するかどうかとかよりも、やっぱり生き残るっていう、生き残らないと話にならないよなみたいなことはすごくすごく思いましたね。
15:09
きんじょうひでき
あれですね、第11章シミュレーションと戦争ゲームの扉、冒頭で引用されてるのがピープルウェア。
で、戦争ゲームは参加者が他人と比較して、自分はどの程度の技術力を持っているかわかるし云々観音って書いてあるんですけど、
これ役中を今見たんですけど、役者注意書きですね、役中読の役中ではなく。
ここではウォーゲームを戦争ゲームと訳したが、冒頭で引用しているピープルウェアでは、同じ言葉がプログラミングに限定して使っていることからプログラミングコンテストで訳したって書いてあって、
プログラミングコンテストと訳したんですねって今思いました。あ、知ってるやつだ。
げんえい
そうそう、そういうのあったよねみたいなことを思いましたね。
きんじょうひでき
そうですね、だからこれ実際の戦争、戦闘地域に行くみたいな実地の話、経験をする前にその訓練とかトレーニング的な意味でシミュレーションを使って、
ある種のゲームですよね。コンピューターを使ったシミュレーションかもしれないし、モギー戦闘訓練とかそういう話かもしれないんですけど、
実地に赴いて本番を迎える前にゲームでいろいろと肌感覚を磨いていくと、少しゆとりが出てくるんじゃないかみたいな文脈のはず。
げんえい
そうですね。
きんじょうひでき
今改めて読んでみるというか、確かにこの章の締めくくりの章にこの話来るのは納得感あるなぁとかちらっと思ったりしますね。
げんえい
そうですね。
ゲイさんも明日仕事で上司に、いや、うちの会社も戦争ゲームやりましょうよって言って、それでプロジェクトうまくなりますよみたいな。
きんじょうひでき
そうですね。プロジェクトをうまくやるために、プログラミングをできるようになることとプロジェクトを回せるようになることって全然違うことだから。
げんえい
プロジェクトをうまく回すのは政治と交渉なので、有利な条件を引き出すとプロジェクトが動きますからね。
どうやったらその開発者、身の回りの開発者に、全員がそうなってくれとは言わないけども、だんだん例えばリーダーを任せたいとか、任せる範囲を広げていくっていった中にやっぱりそこの調整、交渉だったりとかを上手にやってもらいたいなっていう気持ちはあるので、
どういうことをやったらいいのかなって思って、やっぱり最近考えてるのは小さいプロジェクトをバンと任せて、じゃあいついつまでにこれを何とかしてねみたいなだけを渡して、別に本当にそれであと無茶ぶりで全部手助けもしないっていうことではなく、
18:06
必要なことは必要な人を聞いてねみたいな手助けをしながら任せるみたいなことをもうちょっと小さい単位とかで、最初は2週間のプロジェクトでもいいからやってもらって1ヶ月2ヶ月みたいに大きくしていくことってなんかできないかなーみたいなことはちょっと考えたりとかしてますね。
きんじょうひでき
そうですね、僕もほぼほぼ老いで、ちっちゃいプロジェクトをマジでやらせる以外の良い方法なさそうだなーっていう気はしてるんですけど、ただまあなんか3、4人ぐらいで1クォーターぐらいなら普通に突っ込んじゃってよくねーみたいな気持ちがあり、なんかねシニアリードエンジニアとかぐらいの人をそっちに突っ込むと、
いやそれはそのプロジェクトちょっと当ててもらわんと困るみたいな感じになって、プロジェクト模擬練習っていうよりはスカンクワークスみたいになりそうだなーとか思うんですけど、
サブリーダーぐらいのクラス立ち位置の人、プログラマー2、3人ぐらいの規模だったら1クォータードンと突っ込んでも、そのプロジェクトが失敗しても多分会社潰れないし、その人たちがいないことによって事業計画が大崩れになるような、
企存プロジェクトの進捗の遅延とかメインのプロダクトの遅れとかってなさそうな気がするし、それで良くないみたいな気がするなー。メインプロダクトの中規模ぐらいの機能を一個作ってきてくださいねっていう流路で渡せる気がするんですよね。
全然ものというか会社とか事業によるんですけど。 フェーズとかね、状況による、全然よると思うんですけど。 そもそも3、4人のチームとかいってる時点で、いや全エンジンで集めてもそのぐらいしかいませんみたいな会社とかもちろんあるので。
でも少なくとも若手を育成しようみたいな状況になっている場合は、それなりに人はいるだろうみたいな。 育成が課題になっているような組織はそもそもゆとりがないとおかしいと思っているので。
だって未来のこと考えてるじゃんみたいな。
げんえい
今を食いつないってことじゃなくて、もうちょい先のこと考えるぐらいには余裕があるってことでしょってなれば。
きんじょうひでき
そういうのをやらせながら経験値積ませるんだろうなっていう前提のもとで、ちょっとプロジェクト立ち上げシミュレーションゲームみたいなことはやる余地あるかなみたいな気はしてなんだろうな。
例えば核のテーマ与えてちょっとインセプション的なものを作ってみるとか、プロジェクト検証を作ってみるとか、どういうメンバーがいたらプロジェクトチーム蘇生できそうかなって考えさせるとか、っていう話はできそうかもしれないかなとか思います。
げんえい
そうですね。結局それぐらいしかないような。
21:03
きんじょうひでき
これぐらいしかないですよね。
げんえい
業務時間外に移動の効能はもう難しいし。
きんじょうひでき
業務時間外に移動の効能をやってガチでプロジェクトとかプロダクトの感覚身につけさせるんだったら、なんかもう企業支援ぐらいの感じになっちゃいますよね。
げんえい
そうですよね。
きんじょうひでき
一個会社作ってやってみたら。
げんえい
この本の中でまとめのとこで予期している通り、競争の激しい無知自在なビジネス環境ではデスマッチプロジェクトは避けられなくなってきたってあって、
多分今スタートアップとかでいっぱい調達とかうまくいってるけど、
でも投資家とかからはいついつまでに出せとか、誘発力とかもきっとあるんじゃないかなって勝手に考えたりとかしてるんですけど、
実際そういうプロジェクトがいっぱいある中で、練習っていうよりは本番で生き残ってきたやつだけが、
実際結局この生き残っている状況みたいなのがいっぱいあるんだろうなと思ってて、
もうちょっとそこをなだらかにできるといいんだろうなっていうのは思っているものの、
でも多分自分は崖から突き落とされて這い上がるみたいなやり方で来たので、
誰かに教えてもらうとか、チャンスを与えて、
スナバみたいなところでやってもらってみたいなやり方ではやってきてないので、
なかなかそれ以外の手段はわかんねえんだよなって思ったりしてますね。
きんじょうひでき
そうなんですよね、結局最先端で自分の体で覚えるっていう方法が一番やっぱり出るのが高そうな気はしているし、
そうじゃなくてちゃんとトレーニングとか教育とかっていうお題目で用意されたコンテンツって、
げんえい
めちゃくちゃチンプ化が早そうな気がするんですよね。
きんじょうひでき
仮にそういうカリキュラムに則ってやっていってうまくいくっていうんだったら、
PMの資格を取ってみましょうとかでもいいかもしれないし、
MBAに通わせてみればいいんじゃないかもしれないし、
そういうふうにやってもいいけど、絶対にあなたの現場でそれピンと来ないでしょみたいな感じがあるんで、
全然無駄ではないと思うんですけど、何だろうな、
なんかそういうふうに座学で得た知識が即戦力化は多分しづらいんだろうな気はしちゃいますよね。
げんえい
そうなんですよ、頭でわかっていても体が動かんとどうしようもないみたいな場面はいっぱいありますからね。
あと応用が効かないとかね。
きんじょうひでき
体で覚えて感覚で覚えた後にやっぱり理論をついてきてさせた方が、
やっぱり質がいいというか筋がいいんじゃないかなって思ってる僕らみたいな人は、
たぶん生存バイアスを増し増しで生きてきたんだなっていう感じがしますね。
げんえい
そうですね、やっぱりこう生存バイアスの人たちからどうやったら生存できるかっていう話をやっぱり聞いてもらって、
24:03
きんじょうひでき
生存しましょうみたいな。
どうやって生き残るにはカーファレンスで。
げんえい
カーファレンスみたいなところでどうやって生き残ってきたかを聞いて、
生存者バイアスの話はやっぱりよくそれだけだとちょっと辛いなっていうものもあるんだけども、
生存した人がこんだけたくさんいるんで、最初の冒頭にあった飛行機のディラックのあの絵じゃないけども、
こうやると生き残る可能性が高くなりそうだなみたいなことがだんだんわかってきているんであれば、
そういう人たちを真似ていろいろやってみるみたいな。
これが実はなんだかんだ生存者バイアスなんだけども、そこを頼りにするのが一番いいのかなみたいなことは思ったりしてますね。
きんじょうひでき
あとこの本の内容に照らし合わせると、いざとなったら自分の身を守るために逃げるっていうことを否定してないので、
さっき言ったね、その辛そうなプロジェクトをどうしようもなく突っ込まれるんだったら退職しますっていうカードを切りましょうみたいな話とかあるので、
生き残るためには生き残るしかないなみたいな感じですかね。
げんえい
そうですね、生き残りましょう。
きんじょうひでき
そんな壮大なポッドキャストじゃないんですよ。
げんえい
寸読画趣味の二人が読んだ本の話をしてるだけなんで、そんなテーマ性とかないです。
きんじょうひでき
じゃあそんなとこですかね、デスマーチ。
げんえい
そうですね。
きんじょうひでき
全体の総括的な話も今ちょっと触れたんでいいかなっていう気がしてます。
げんえい
そっか、ドムデマルコと違って連続でエドワードヨードを読んでいるわけじゃないので。
きんじょうひでき
ちなみに他に本出してるんですか、この人。知らない方すぎる。
げんえい
ちなみに日本語版だと、日本語だとあんまなかったのかな。
英語版ウィキペディアに行くとものすごいいっぱいあれですね。
どれも並んでて、こんなに出してたんだっていうぐらいにはいっぱい本を書いてます。
きんじょうひでき
さすがですね。そんなちょけた感じで絡みたいわけじゃないですけど。
そっか、その中でも代表作としてデスマーチがいいのかな。
げんえい
そうですね。多分これが一番の代表作じゃないですかね。
きんじょうひでき
そんな本を読んだ上で、じゃあ次の本は何を読みますか。
げんえい
次はソフトウェア職人機質ですね。
きんじょうひでき
これは多分今まで取り上げてきた本の中でも随一の入手しづらさがある気がする。
げんえい
そうですね。今一応ちょっと手元にあったんで引っ張り出してきたんですけど。
27:00
げんえい
出版社はピアソンエディケーションなので今もうないんですよね。
きんじょうひでき
ピアソンショックで。
げんえい
そうですね。私はこの本は多分近所さんから勧められたか、近所さんが何かで言及しているのを聞いて買ったことだけは覚えてるんですけど、中身を知らないので楽しみにしているというか。
きんじょうひでき
そうですね。これ僕何で買ったんだっけな。
どっかで名前を見かけたから買ったっていうのは間違いないんですけど。
これは一応どんな本かっていうと、職人機質クラフトマンシップについての本ですね。
どういうふうに腕を磨いていくかとか、どういうふうに強調していくかみたいな話。
このタイトルに込められた思いみたいなところで言うと、工学的なアプローチ。
要するにカチッと再現性があるやり方とか方法論みたいな綺麗な話だけじゃなくて、結局職人的な技芸の話としてソフトウェア開発ってあるでしょっていうようなところで話が進んできますね。
だからソフトウェア開発とかソフトウェアエンジニアとはどんな生き物なのかみたいな話ですし、あれなんじゃないかな。
なんかそれこそね、この前のヤプシーハコダテであったこれからは個人の時代でしたっけ。
げんえい
個人技の時代って言い方を。
きんじょうひでき
そうそう、個人技の時代。
げんえい
言ってましたね。
きんじょうひでき
なんかそれとマッチするような世界観なんじゃないかな的な気もしてます。
ちょっとニュアンスは違いますけど。
げんえい
最近他のカンファレンスとかでもやっぱり技芸と工学の話みたいなところっていうのは定期的に言及がされたりしているので、ちょっと自分でもそこは結構気になってるテーマだったりするんで、すごく読むのが楽しみって感じですね。
きんじょうひでき
これ毎回僕言ってる気がするんですけど、そんなにページ数も多くないですしね。
げんえい
そうですね。今回はマジで薄くて180ページ、200ページ切ってるんで。
きんじょうひでき
その中に参考文献とかもちろん載ってるわけで、160ページぐらいじゃないですか、実質。
げんえい
じゃあ次回はPodcastがそんなね、もっと短く収録されるかもしれないですね。
きんじょうひでき
ページ数と比例しているかどうかは定かじゃないですけど。
じゃあおしまいにしていきましょうか。
はい。
じゃあまた提携文を読みます。
今週も放送をお聞きいただきありがとうございます。ではまた次回。さよなら。
げんえい
さよなら。
30:01

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