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2023-06-11 06:09

21.海外出張に不可欠なAPECビジネストラベルカード‎

頻繁にアジア内を移動していると、ストレスになるのがイミグレーションです。出入国審査を通過するのに1時間以上も待ったという人も居るでしょう。年に数回ならまだマシですが、毎月のように行っていると、疲労とストレスが蓄積します。「ここを優先レーンでスッと抜けられたら、どんなに楽なんだろう」そう思った事がある人は僕だけではないはずです。

そこで今回紹介するAPECビジネストラベルカードです。このカードを所持していれば、対象地域で毎回イミグレーションに並ばずに優先レーンを使って入国する事ができます。外務省が2003年から発行しているのですが、僕の周りでもほとんど持っている人を見た事がありませんでした。


このカードがあると、以下の国で入国時に優先レーンを使う事ができます。
 オーストラリア,ブルネイ,チリ,中国,中国香港,インドネシア,日本,韓国,マレーシア,メキシコ,ニュージーランド,パプアニューギニア,ペルー,フィリピン,ロシア,シンガポール,チャイニーズ・タイペイ,タイ及びベトナム”金額の多寡を問わず,貿易・投資実績がある企業等の経営者又は当該企業等に雇用されている方で,貿易等に関する事業を行うことを目的として参加国・地域への渡航が必要であると認められる方。”参考:https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/apec/btc.html#section4

つまり、金額はいくらでもいいから対象地域国との間で貿易または投資実績があればOKという事です。

僕の会社でもタイの企業と取引があるので、その取引の証明(Paypalの取引書や請求書)を発行しました。


APECビジネストラベルカードの概要と利用方法
こんにちは、レイマシキャスト第21回目です。
今回は海外出張に欠かせないAPECビジネストラベルカードについてお話をします。
僕は海外出張が多くてですね、毎月のようにいろんな国に行っているんですけれども、
海外出張で一番ストレスになるのが、入国審査なんですよね。
例えば、僕今月末にタイ・バンコクのスワラプーム空港に行くんですけれども、
その空港、世界中から観光客とか出張者が来るので、すごく混み合うことが多いんですね。
コロナ前だと、中国人観光客が全勢の時っていうのは、僕多分最長で2時間半ぐらい待ちました。
日本から飛行機も5、6時間ぐらいかかって、クタクタになって空港に着いて、
そこからまた2時間半とか待って、やっと入国して、そこから仕事となると本当にクタクタだし、
行く前から気分がめいってしまうみたいなことがあるんですよね。
今回紹介するAPECビジネストラベルカードなんですけれども、
このカード自体は外務省が2003年から発行していてですね、今も発行しているんですけれども、
このカードを持っていると対象区域でビザが不要になります。
日本国籍、日本のパスポートがあると、僕らが行くようなメジャーな国ってビザが免除されているんですけれども、
それプラスこのAPECビジネストラベルカード用の優先レーン、入国審査の優先レーンというのが使えるんですね。
そうすると空港に着いて入国審査行って優先レーンに行って、
このAPECビジネストラベルカードを見せると、ほぼ並ばずにその国に入国することができます。
使える国なんですけれども、
オーストラリア、ブルネイ、チリ、中国、香港、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、
パプアニューギニア、ペル、フィリピン、シンガポール、台湾、あとはタイとベトナムです。
僕は東南アジアの出張が多いので、今挙げた中だとほとんどの国が僕がよく行く国に入っているので、
このカード本当に重宝しています。
APECビジネストラベルカードの利用で不要になるビザや注意点
あとはですね、例えばインドネシア、コロナ前はもうビザっていうの必要なかったんですけれども、
コロナ禍に今でも継続しているので、2023年6月現在も継続しているんですけれども、
到着ビザっていうのを取得しないと入国できなくなったんですよ。
この到着ビザっていうのがだいたい日本円で今5000円くらい、4000円とか5000円くらいかかるんで、
それはAPECビジネストラベルカードがあると、この到着ビザっていうのも不要になります。
あとはベトナムもそうなんですけれども、ベトナムは入国するのに観光ビザとか必要はないんですけれども、
免除されているので、ただベトナムに入国して出国しました。
出国したら確か30日以内にベトナムに再入国するにはビザを取得しないといけないんですね。
それがこのAPECビジネストラベルカードがあると、それが不要になります。
なので本当にこのASEANで仕事をする、よく出張をする人はこのAPECビジネストラベルカード、
本当に持っておいて損はないと思います。
僕の場合はこのカードがないと、本当に入国審査が爆速で続かできます。
このカードっていうのはですね、あくまで出張者が使うカードなので、
例えば家族旅行で観光に行くときとかは使えません。
あとは現地で商談をするとか、展示会に出席するとか、そういうのを目的としているカードなので、
向こうで本当にビジネスをしてお金をいただきますみたいなことはこのカードは使えません。
もし向こうで仕事をしてお金を受け取るっていう場合はですね、
必ず現地の商用ビザ、ビジネスビザっていうのを取得してくださいっていうのが外務省のホームページにも書いてあります。
その他にもいろいろ注意点があるんですけども、ちょっとそれは全部説明できないので、
ぜひ外務省のホームページを見てください。
APECビジネストラベルカードの取得方法と発行までの時間
APECビジネストラベルカードっていうキーワードで検索すると出てきます。
このカードの取得方法なんですけども、すごく難しいと思われているんですけども、実はそんなことはなくて、
さっき挙げた国によく出張で行かれる方は、大体の方が対象者だと思います。
金額は別にいくらでもいいんですけれども、その対象の国との間で貿易または投資実績が
あればOKということです。
僕の会社はタイとかカンボジアと、ごめんなさい、カンボジアは今回入ってないですね。
タイの企業と取引があるので、そのタイの会社との取引の明細、インボイスとか領収書とかを発行できれば
APECビジネストラベルカードを取得できます。
他には顔写真とかパスポートとか財席証明書、当規模とか会社のパンフレット、
なければウェブサイトのURL、あとは収入印紙が1万3000円くらい必要です。
なので大したお金もかからなくて、このカードを取得することができます。
ただこれ、カードを申請してから実際に発行されるまで半年くらいかかります。
さっきホームページを見たんですけど、今このカードの申請がたくさん来ているみたいで、
発行されるまでにもう少し時間がかかるみたいです。
もし気になっている方はなるべく早めにカードの申請した方がいいと思います。
ということで、今回は海外出張に欠かせないAPECビジネストラベルカードのお話をしました。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
ありがとうございました。
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