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おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
日本の秋田県から毎朝更新している声の日記です。今日は、吸音材のお話です。
音を吸うと書く吸音材です。まさに音を吸収するものなんですね。
一般の方々にはあまり関係のないものかもしれませんが、この吸音材があることで音の反射だったりエコーを抑えることができます。
私の仕事部屋では、ここで収録ができるように吸音材を壁に張り巡らせています。
なので収録スタジオとしてちゃんと機能していて、例えばいろんな施設やお店の場内アナウンスだったり、
企業案件、交通機関で使われている声もここで収録したものが使われています。
天候の関係でうちの墓参りを一昨日から昨日に延期したんですけれど、早々にこの延期を決めていたので13日はまとまった時間ができたんですね。
そのまとまった時間に何をしたかというと、この吸音材を整えるということをしたんです。
実は7月以降いろんなことに時間が取られていたので、まとまった時間がなんとなく取れなかったんです。
ようやく吸音材を整える作業ができるなっていうのが13日でした。
この仕事場には一面大きな窓があって、その大きな窓もすごく大きくって上から下まで全部窓なんですね。
なので収録をするときにはちゃんとカーテンをします。
もしカーテンをしなければ窓に声がぶつかってそれが反射しちゃうので、やっぱりしっかりとカーテンを閉めます。
その他壁が3面あるわけなんですけど、現在はその2面に吸音材を設置してあります。
これも一気にこの環境になったわけじゃなくて、少しずつその面積が増えてきました。
13日作業したことで、この2面がすべて吸音材になったっていうことです。
今までちょっと足りないっていう感じだったんですよ。
最初、これがずいぶん前のことでした。
マイクの周りだけに設置したっていう感じだったんですね。
部屋全体を張り巡らせたいなとそのうち考えるようになって、マイク周りだけだったものを壁に設置したっていう感じです。
ちょうど私が作業している壁側に、ですから背中に吸音材を背負ってる感じで張り巡らせているんですけれども、これが全体じゃなかったんですよ、今まで。
全体じゃなくて一部分だったんです。私のデスクの後ろだけだったんですね。
で、それはそれで作業的には全く問題なかったんですが、元々のこの部屋の壁って白いんですよ。
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でも吸音材は黒なので、半分黒くて半分白いみたいな、なんかヘンテコな部屋になってたんですね。
なので吸音材はもうすでに用意はしてあったんですが、なかなか作業ができないという状況の中で、ようやく13日。
あっ、13日できそうだっていうので、一気に整えることにしました。
それに伴って今まで使っていた吸音材を一旦外して、そして全体のバランスを見ながら全体に張り巡らせるという、結構大掛かりな作業をしました。
この吸音材ですが、選ぶのであれば厚さがあるもの、密度が大きいもの、そして吸収できる周波数帯をちゃんと明記しているものを選ぶのがいいです。
私が選んでいるのは、厚さは5センチ、密度が1リッポンあたり26キロ、そして周波数帯は500から8000というものが明記されているものを選んでいます。
周波数の単位はヘルツなんですが、この数字が大きいほど高音なんですね。
で、8000ヘルツはどんな音かっていうと、電話の着信音ぐらいの感じです。
この吸音材を使うことで、音響環境が格段に改善しました。
音の明瞭さを向上させることができたので、声の依頼があった時も別途スタジオを借りなくていいというメリット、これは大きなメリットですよね。
これで自分のタイミングでできますので、早ければ先方に1時間後には納品できちゃうんです。
もともとこの書斎は応接間として使われていた部屋でした。
というか、結局お客様を通す部屋ってリビングになっちゃうので、全く実は使っていない部屋だったんですね。
それまでは私は子供時代と同じように、一つの部屋にベッドもあって仕事机もあったんです。
生産性を上げるなら、そこを寝室なら寝室、そして仕事部屋は仕事部屋と分けなさいということを経営コンサルタントの先生からアドバイスがあって、部屋を改造しようと。
あの応接間を使おうっていうので、それから10年ぐらい経ちました。
もともとこの部屋にはピアノがあったので、盆音仕様ではあったんですが、ここで声を収録しようと思った時にはあまりにも殺風景なので、
体育館みたいに声が響いちゃう感じがあったんですね。
それが旧音材を使うことによって音の反射がなくなって、外部からの騒音も減って静かな環境を作ることに成功しました。
こんな風に収録環境を整えることがもちろん第一目的で、そうであるならば最初のマイク周りの旧音材だけで目的は達成できていたっていうことではあるんですが、
もう一つこれはだんだんとそう思うようになったんですが、Zoomなんかのオンラインミーティングで映り込む部屋の風景としても、この旧音材を張り巡らせた感じがいいなって思うようになったんです。
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情報が抑えられるっていうのがやっぱりいいですよね。
例えば部屋の風景にごちゃごちゃとものが映り込んでいたら、それも含めて私の印象になるわけですよね。
かといって擬似的な背景を使いますと、なんか手元の書類をカメラに向けて見せようと思った時には背景に溶け込んじゃって、相手が見られなくなったりすることもあるんです。
なので極力擬似的な背景を使いたくないということがあって、その時に一面旧音材が並んでいると壁の統一感もあったり、
あとうちの場合は黒い旧音材なんですけど、引き締まった印象になるんじゃないかなっていうふうにも思っています。
ここで思い出したんですけど、初めて一人暮らしをしたのは18の時でした。
思えばその時も家具や家電をすべて黒で統一したっていうことを今思い出したんですけど、
可愛らしくぬいぐるみがあったりとか花をいけてあったりっていうのが、私の周りのお友達の部屋だったんですが、私はいたって無機質な感じに魅力を感じるところがあるようなんですよね。
なので丸よりも四角の方が好きだったりします。
今回丸と旧音材に取り囲まれるような感じで作業をすることになって、昨日1日作業してましたけど、なんかとっても気持ちが落ち着くんですよね。
なので環境的にはこうやって四角い方がいいし、黒い方が私にとっては落ち着くところなんですけれども、一方で心はって言うと丸くありたいし、ホワイトでありたいなと、それは一方で思います。
この配信はアップルポッドキャスト他各種プラットフォームでお届けしています。ではまた明日もお会いしましょう。
鶴岡慶子でした。