音声編集のタイプ
ポッドキャストを楽しむ番組、PODCAST AMBASSADOR。この番組では、ボイシーパーソナリティ・ポッドキャスターである、あらいりなが、ポッドキャスターによる、ポッドキャスターのための、ポッドキャスト番組です。
今回、8月最初の放送ですね。
今月は、私が引っ越しということもありまして、一人喋りで1ヶ月間お送りする予定なんですけれども、今週来週はですね、ちょっとテーマ、音声編集というテーマで、ちょっとお話をしたいなと思っております。
これまで、私自身の番組でも色々と編集をしてきたんですけれども、最近他の方のですね、番組の編集担当もするようになって気づいたことの中から、今週はですね、編集で必ず出てくる、「まとあいづち」という、ちょっとマニアックなテーマでお送りしたいと思います。
それでは本編をお楽しみください。
さて、今回は音声編集をテーマに、「まとあいづち」というマニアックなテーマを、ちょっと今回はお話をしたいなと思うんですけれども、そもそも音声編集って本当に色んなタイプがありますよね。
例えば、インタビュー音源とか1時間ぐらいあるんだけれども、リリースするのは15分とか、そのための大胆な編集をしてリリースをするというようなタイプもあれば、あとは音源の中で言い間違いとか、変なマとかエとかアとかいうそのフィラーをカットするというようなものも色々あると思います。
そんな編集としてカット対象となりがちなのが、今回テーマで掲げている、「まとあいづち」だと思います。
まず、「ま」について言いますと、この「ま」っていうのは、要は会話と会話の空白の時間ですよね。
これ、私も色んな「ま」をカットしてきて、他のポッドキャスターさんなんかも色んな「ま」を編集してこられてると思うんですけれども、実はそんな「ま」もカットする「ま」とカットしない「ま」ってあるなというふうに気づきました。
で、「ま」って、それこそ一人喋りでもですね、話し相手がいてもどうしても出てくると思うんですよね。で、やっぱりカットせざるを得ないというか、カットした方がいい「ま」っていうのは、例えば喋ることを忘れてしまって空いた「ま」とか、あと会話がうまくつながっていないように思われてしまう「ま」とか、こういったものはですね、やはりカットをするという対象になると思います。
それこそ、私もオンラインでですね、ポッドキャストを相手の方と収録をするということもあったりすると、どうしてもネットの調子が悪かったり、どうしても時差が、ラグとか出てきてしまって会話がうまくつながっていないように聞こえてしまうということあるんですよね。
そういったときは、そういう「ま」をカットすることでうまく会話のテンポを進めていくという方法があるんです。で、そういう場合はですね、編集ソフトなんかを使って空白の時間を縮めるという方法をするんですけれども、ただカットしない「ま」というのもあるんですよね。
それが何かというと、話し手の驚きとか感情が動いたときの「ま」、これはですね、カットしてしまうと随分と感情の度合いが薄れてしまうことに気づきました。
例えばなんですけれども、例えばクイズ番組で正解はこれでした、みたいな時の「ま」ありますよね。言ったらためみたいなものなんですけれども、こういうためがないとやっぱりドラマチックじゃなくなりますよね。
これもポッドキャストに置き換えてみると、例えば2人の喋り手がいたときに1人が実はこれこれこれこれなんですよって言った後にすぐえ?って言うよりも、ちょっと間があってえ?っていう方が実は生の感情が出てくるというような喋り手の方もいらっしゃるんですよね。
そんな時の「ま」を切ってしまうと、ちょっとですね感情の度合いが薄れてくるように思うんです。これが実は間は間でもカットしない間ということになるんじゃないかなというふうに思います。
続いて合図値なんですけれども、この合図値もですね、やはりカットした方がいい合図値と残した方がいい合図値ってあるなというふうに思います。
それこそですね、はいはいはいはいっていうような何度も出てくるような合図値、話半分で聞いてそうだなって思われてしまうような合図値は、やっぱりですねネタとかではない限りはカットしてもいい合図値かなと思います。
ただ一方で、はいはいと納得したようなちょっとボリュームの大きいはいとか、あとこれ語弊がないようにお伝えしたいんですが、2人の喋り手がいて1人がすごく喋りすぎてる場合の2人目の合図値は極力残してあげるというのも結構大事な合図値の残す合図値の一つじゃないかなというふうに思います。
それこそですね、例えば話し相手の方が普段声に出して合図値を打つという方なのか、それとも頭とかで頷くだけの方っていうことも結構違いがあると思います。
ただあの音声番組、ポッドキャストとかだと頭での頷きって録音されないんですよね。だからやはりそんな方が時々残してくれるその合図値、声に出る合図値っていうのはやはり重要で残した方がいい合図値というふうになるんじゃないかなというふうに思います。
ということで、今回はちょっとカットされがちな的合図値、その中でもカットするもの、カットしないものということで、ちょっと編集テーマでお話をしてみました。さて今回のエピソードいかがでしたでしょうか。
この番組聴いてくださっている中でポッドキャスターさんの方結構多くいらっしゃると思うんですけれども、あるあるこの的頷きっていうふうにあるあるだと思っていただけたら嬉しいなというふうに思います。
それこそマットか合図値って、メインで話している重要な言葉の合間を塗って登場するので、結構忘れがちというか注目されない部分だと思うんですけれども、結構重要な立ち位置だと思うんですよね。黒子的な感じでしょうか。
私も昔はですね、編集をしないスタイルで最初は配信をし続けてたんですけれども、最近は編集もしっかりするタイルプのものも配信するようになりました。ということでまだまだですね、その音声編集者さんあるあるな話がありますので、来週もこの同じ編集テーマでお話をしていきたいなというふうに思います。
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ポッドキャストアンバサダーの新井里奈がお送りしました。それでは次回のエピソードで。