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2022-05-10 04:30

元厚生労働事務次官・村木厚子さん 第2話「寝耳に水 郵便不正事件」

元厚生労働事務次官の村木厚子さんは平成21年、嘘の公文書を作成した容疑で大阪地検特捜部に逮捕されました。しかし、検察が証拠を改竄(かいざん)していたことが発覚し翌年無罪判決を勝ち得ました。勾留された164日間、村木さんはいったいどんな気持ちで過ごしたのでしょうか。

産経新聞のロングインタビュー企画「話の肖像画」の音声バージョンです。

 

 

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話の肖像画 元厚生労働事務次官 村木敦子 第2話
元厚生労働事務次官村木敦子さんは、2009年、いわゆる郵便不正事件に巻き込まれてしまいます。
容疑は、障害者団体向けの割引制度をめぐって、実態のない団体に偽の証明書を発行した疑い、というもの。
逮捕当時、村木さんは、雇用金等児童家庭局の局長でした。
ねみみに水 郵便不正事件
郵便不正事件は、全くのねみみに水だった。
当時、部下だった厚生労働省係長の男性が、2009年5月に大阪地検特捜部に逮捕された。
翌6月には、係長に発行指示したとして、自身にも試職の手が伸びた。
係長の逮捕から数日経って、課長、村木さんの指示でやった、と供述していると報道され、名前が出るようになったんだけど、
警察からは呼び出しがない状態が続いた。
同僚が嫌な感じがする、というので、業務日誌や手帳を全部持って、紹介された弁護士さんを訪ねたんです。
日誌や手帳は夫にも見てもらい、団体の名前は出てこないよね、と。
そもそも変ですよね、決裁権限のある人が偽造する、というストーリーが。
だから、弁護士さんも当初は逮捕されるとは思っていなかったかもしれない。
取調べもストーリーに沿って進められた。
非常に組織的だったと思うのは、ストーリーに沿った聴書が出来上がると、それが7、8人の担当検事に配られている。
今度はそれに合わせ、他の関係者から聴書を取る。
5年前の私の一言が、正確に同じセリフの聴書になっている。
悪い人を捕まえたい、自白させたい。
こういう体質って、検察組織に共通している。
大きな荷物を背負っているプライドが時として間違った方向に出てしまう。
それを実感したのは、事件が終わり、当時の2人の検事総長に会った時に、一言目が全く同じで、
ありがとう、だった。
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次に、申し訳なかった、と。
大きな歪みが生じていたことを物語っていますよね。
はっきりと言っていましたね。
中からは変えられなかった、と。
率直な気持ちでしょうね。
ミッションとしては正しい。
ただ、非常に動質性の高い組織で、非常に大きな権力を握っているので、
ちょっとした歪みとか、防衛本能とかで、市民を犠牲にしてしまうことが起こりやすい。
その中では、個人のモラルだけでは、組織の歪みにこうしきれなくなる。
話の肖像が
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