オイルショックの影響
戦後史開封 昭和100年あのとき私は
第8回5分でわかる昭和48年 令和7年は昭和元年から数えて100年目
つまり昭和100年にあたります 100年にわたる我が国の歩みを
1年ずつ切り取って振り返ります 第8回目の舞台は昭和48年
昭和48年の出来事や世相を12歳の子供の目線でお届けします こんな本読まなければよかった
僕はあと26年しか生きられない 1999年7の月
空から恐怖の大王が降ってきて人類は滅亡するからだ ノストラダムスの大予言という本に書いてあった
恐怖の大王は核兵器だとか天変地異だとか言われている その時僕は38歳
本当なら結婚して子供がいるくらいの年だけど そこで人生が終わってしまうのだ
21世紀なんてない 勉強したって仕方がない
だって人類は滅亡するんだから 日本沈没も怖かった
こちらは小松左京の小説だけど1999年よりもっと近い 1970 x 年の話だ
東京や京都で大地震が起きて最後は日本列島全体が沈没してしまう 今年は関東大震災から50年になるので
周期から見ても絶対に大地震が来るという友達もいて本当に心配だ 小学生向けの雑誌でも巨大隕石が落ちてくるとか
富士山大噴火とか 怖いイラストと一緒に書いてある
でも見たくないのに見てしまうのはなぜだろう
大人は怖くないのかな お母さんはバカバカしいと笑ってたけど自分だってトイレットペーパーがなくなる
とか言ってパニックになってたじゃないか 10月に第4次中東戦争があり石油が日本に来なくなってトイレットペーパーが作れなくなる
という噂が一気に広まった 結局3ヶ月くらいで収まったけど1人1個までというから僕も遠くのスーパーまで行かされて何回も並ばされた
僕の好きなお菓子の値段も上がったし何より遠くの外国で実際に戦争が起きたことは確かだ 第4次中東戦争が第3次世界大戦になる
音楽と文化の影響
なんて記事も雑誌に出ていた みんなが不安を煽ってその不安を一緒に抱えることで楽しんでいるような気もした
今年はいいニュースもあった 日本人4人目のノーベル賞に餌木レオナさんが選ばれた
最初聞いた時は女の人かと思ってびっくりした 物理学賞は3人目でもう一人は文学賞の川端康成なので日本人は物理に強いのかなと思う
日本沈没に出てくる地球物理学者の田所博士みたいで心強いと思ったが 餌木さんは電流とか電圧とかの研究の人で
地震予知とは関係ないらしい プロ野球の読売巨人軍が日本シリーズで v 9達成というニュースもあった
長島茂雄大沙田春という2大スターがいるからだと思うけど 巨人は僕が4歳の時からずっと優勝しているのでもうなんだか当たり前のような気もする
僕は月刊明星もよく買っていて今話題の花の中3トリオの記事を見るのが好きだ 桜田純子森政子山口も萌え
僕は純子ちゃんのファンで部屋にポスターも貼っている 明星は明るい話題が多くて安心して読めるけど
純子ちゃんや桃江ちゃんの顔を見ている時も時々 恐怖の大王のことを考えてしまう
ノストラダムスはなぜそんな余計なことを言ったんだろう もし地球が滅亡しなかったら僕は絶対にノストラダムスを許さない
でもその時は僕も地球も無事ということだ 38歳の僕はどこで誰とどんな気持ちでその日を迎えているんだろうか
昭和48年 その時日本は
終戦から28年 オイルショックで社会が混乱した昭和48年生まれの人は
2024年に52歳になります 日本沈没に続いて発売された誤答弁紙の著作
ノストラダムスの大予言は 1999年7の月
空から恐怖の大王が降ってくるとのフレーズが 特に子供たちの間に恐怖を巻き起こしました
一方この年は桜田純子さん森政子さん 山口桃江さんが肌の中産トリオとして注目を集めました
交通安全ポスターの狭い日本そんなに急いでどこへ行くや 加藤茶さんのギャグ
ちょっとだけよなどが流行語になった年でもあります 戦後し開封昭和100年あの時私は
最後までお聞きいただきありがとうございました 次回第9回は昭和57年をお届けします
案内役は私ナレーターの平野こまりでした