過去の思い出と感覚
ちょっと影織さんに聞いてみたいなと思ったことがあったんですけど、なんかチャットでね、話した時に気になったんですけど、影織さんに、なんか昔のことを思い出して懐かしいんで、なんかどっか心が苦しくなるというか切なくなるというか、未来の感覚はあんまり影織さん的にはないっていうのを聞いて、
そんなことって逆にあるのかな、みたいなことを僕は思ったんですよ。
僕の場合だと、昔の子供の頃に見てたアニメの曲を今聴くと、みたいな感じで、当時の匂いだったり日差しの感じだったり思い出したりとか。
あとは何だろう、当時のやってたゲームを改めて動画とかをYouTubeとかで見ると、お正月あれして過ごしたなとか、こたつ入ってなんかしてたなとかっていう景色がパンって思い浮かんだり、みたいなのが子供の頃はあって。
大人というか大学ぐらいになってたら、あの時一緒に過ごした面々とこんなことやったなーとかっていうのをふと思い出すことがあって、今は皆さん大人になってそれぞれ忙しそうで全然会う機会がないなーみたいなことを思い返すと、ちょっとなんか懐かしいような寂しいような気持ちになったりとかするんですよね、結構。
そういう感じの記憶が影織さんの中にはあんまりないってことなんですか、感覚、気持ち。
そうですね、何か何だろう、懐かしいなーとかっていうことっていうのはもちろんあったりするんですけど、それで別にもうそこには戻れないんだとか、苦しいなーみたいな感じっていうのが特にないなっていう感じで、懐かしいなーって言って、よかったなー終わりっていう感じなんですよね。
寂しいなーみたいな感じのところまでいかないっていうのは、それはそれで当時は楽しく完結したなっていうので、自分の中でも特に未練はないって言ったらあれだけど、何でしょう、上手いこと区切りがついてるってことなんですかね。
何だろう、絶対戻りたくないみたいな感じですかね。
戻りたくない、なるほど。
過去に戻りたくないので、何だろう、だから別によかったなと思うけど、そこに戻りたいとか、あの頃がよかったみたいなのとかって全然思わないんですよね。
確かにそのワンシーン聞いとればよかったけど、他の環境とか状況を思い返すと決して。
プラマイでもう大きくマイナスすぎて、そこのワンシーンだけ美しいみたいな感じで、だから懐かしいなみたいなので、終わりっていう感じですね。でももうそれ以上にないっていう。
そうなんだ。
子供の頃に好きだったおもちゃとか、何だろう、アニメとか、なんかそういう作品、本だったりとかっていうのを読むときって、一人で遊べるからいいというか、解決するからいいんですけど、それに例えば、それこそ連載当時の盛り上がりの他の人とか他の雑誌とかの
CMとか、わーっていろいろあったなっていうのが、もう今はその片鱗もないみたいなのが落ち着いたりしてしまったんだな、みたいな感じのことを。
前ちょっと話した、おもしろフラッシュ倉庫とか、昔のニコ動とかも、まさにそんな感じが僕はあったんですよね。ちょっと寂しいな。
なるほどね。全然ないな。何だろう。全然ないな。びっくりするぐらいピンとこないんですよ、その話が。
イメージはできるんですけど、自分ごととして、ああ、切ないみたいな感じが、まるで見りも分かんなくて。何だろうな。何だろう。何ででしょう。
試しに別の例えになっちゃうんですけど、めっちゃあの店のご飯美味しかったなとか風景綺麗だったなーって思ったお店がもし閉店しちゃったらどんな感じですか。
他の人と共有した思い出
あーなるほど。ちょっと考えてみよう。なんか閉店した店あったかな。あったでしょうね。
家の近くに昔ケーキ屋があって、そこのマロンタルトがすごい好きだったんですよね。っていうのを今ちょっと思い出していました。
あそこの店の店主は夜逃げしたらしいみたいな噂を聞いて、子供ながらに夜逃げってすごいなみたいなことを思ったな。
月平屋さんもあったんですよ。なんか食べ物の話ばっかだな本当に。
食べ物の話をしてるんで今大丈夫ですよ。
なんか月平屋さんがやっぱりあったんですけど近くに。そこがビルに変わってしまったっていうのがあって。月平めっちゃ美味しかったんですけど。
なんだっけな。そこはなんだっけ。ご両親というかお店の人が恒例で店を畳んだんだかなんだかみたいな。
あれ美味しかったなーとは思うしまた食べたいなーとは思うけどなんかそれまでなんですよね。
なるほどなー。
いやでもまぁまぁまぁそんな感じかな。あとは今さっき聞いててケーキ屋さんってどこもみんな夜逃げするのかなって。僕もちょっとそんなケーキ屋さんに出会ったことがあったので。
そうなんですね。
ケーキ屋さんは夜逃げするパターンが多いのかもしれないなと思うんですよ。
そうなんだ。母数2だけど。
そうなんだ。
自分が昔追いかけてたコンテンツとかっていうので一時期めっちゃハマってたものとかあります?作品系です。
供給の終了と欠乏感
サンホラとかですか。まだあるしな。
あるんだよな。
そうですね。なんだろう。小説でなんだっけな。初めて読んだラノベみたいなのが。
それは完結したけど。
完結したな。
完結したな。コンテンツの供給が終わってしまったみたいな欠乏感とかなかったんですか?
ないですね。そんな風な欠乏感を感じる作品ってあったっけって思って。
なるほどね。そういう風な感覚は物によっては僕もあったなって。まあまあ終わったんだねぐらいの感じで流した作品もいっぱいあったから。
でもよく朝ドラとかでトレンドとかに一時期見てたけどなんちゃらロスみたいな単語が。
ありますね。
俳優さんが退場、リタイヤしたりとか。そういう風にして。誰かと結婚しちゃったせいでとかも含めて。
推しがいなくなってしまった。推しコンテンツが消えてしまったってことによる欠乏感で立ち上がれない人とか。
はいはいはい。
みたいなのとかはあるので。
なるほどね。
私そう、頭ん中に推しがいるから無限に供給しようと思えばできるんで。
そうでした。
ないですよ多分。
供給が枯れることがないっていうのが強いですよね。そこは。
自分でしないと供給はされないが枯れることもないっていう。やろうと思えばずっとやってられるっていうのはいいですね。
確かにな。
供給先が消えてしまうみたいな。
そうなんだよな。
それに関して言うんだったら僕も供給先とか推しみたいなのはできたことがないので。
欠落してしまうというか、欠乏してボンってしんどくなってしまうという経験もないんですよ。
そこは分からないけれども、当時普通に見終わって楽しかったな、次の来週からこれが始まるんだみたいな感じで見てたアニメも、
なんとなく見てた時の空気を思い出して切なくなるというか。
今パッと思い浮かんだったらクッキングパパって前ちょろっと言ったような料理アニメ、漫画アニメがあって、
それを見てた時の夕飯時の雰囲気だったりとか、その当時の時代のもろもろを思い出して、
そのクッキングパパの時代背景も当時はそのまま描かれてたので、呼び返したりとかアニメ見たりとかすると、
わーみたいな感じになるんですよね。
なんか溶けてしまいそうな気持ちになるというか。
へー。
でも当時に戻りたいとは思わないです。
当時は当時でめんどくさかったなってことは山積みだったので。
でもなんかいい時代だったなみたいな気持ちに強制的にさせられるんですよね、それがあると。
なるほどね、いい時代だった、いい時代だった。
言いながら言うと矛盾しかないんですけどね。
それはそう。何でしょうね、やっぱり何かこう思い出が味付けされてますよね、その美しく。
そうですね、美化されすぎてますね、これは。
へー、ないなーと思ってずっと考えてました。
そうか、またもしそんなことがあれば教えてください。そんな日が来れば。
はいはい。
また次回も聞いてね。フォローも待ってます。