値上げの背景
おはようございます。OKファームのOKです。このラジオでは、脱サラして農業歴13年を超えた私が、新規就農者やフリーランスの方向けに、マーケティング情報や気持ちがちょっと楽になる話をお届けしております。
はい、今日は692回目の放送です。値付けって本当に難しいというテーマで、緊急報告を兼ねながら、
この物価高においての自分の商品の値上げについてとか、この値段設定とか、お客様の気持ちとか、そういうところについて思うことをお話ししてみようと思います。
まず、僕自身は広島県でごぼう農家をやっているんですが、自分のごぼうを使って加工品の販売に取り組んでいます。
お菓子工場さんにごぼうを送ってですね、アラレ菓子っていうんですか、バリバリごぼうっていうアラレ菓子を販売しているんですけども、そのアラレの原材料の特にお米が値上がりするということで、
この2025年の2月から、残念ながら仕入れ値というんですかね、原価っていうんですかね、それを上げさせてくれという連絡があったところです。
説明は不要だと思いますが、この2023年4年5年とかけて身近にある食べ物とか日用品とかが値上がりしていると思います。
値下がりしているものって何かあったっけっていうふうに考えて、なかなか見つからないよねっていうふうに皆さんも思ってらっしゃるんじゃないかなと思うんですが、
僕が作っている加工品にもやっぱり原材料とか燃料とか輸送費みたいなものがかかっているので、当然値上がりをしてくるわけですね。
今回僕の場合一番大きかったと言われているのが、お米の値段が全体的に上がっているということで、農家ポジションから見たらお米の値段が上がって仲間の農家さんの収入が増えていいなぁというふうに思うこともあるんですけども、
やっぱり今度はお米を使って自分の商品を作っているという側面から考えると、お米の値段が上がることによって自分の加工品の値段も上がって原価も上がってしまうということで、残念ながら自分が販売している商品の値上げもせざるを得ないなというふうな状況になっています。
実はこの2023年4年の間に何回か原材料の費用が上がりますよということがあったんですけども、悩んだ末にその時は値上げをしないことに決めました。
なので工場からいただくお菓子の原材料は上がっているのに、自分の販売する時の値段は上げていないので自分の見入りが減っているみたいな状況が半年か1年か続いたという感じなんですけども、
今回の追加の値上げで自分の販売価格を末置きにしてしまうとですね、もう利益が本当に剥離も剥離になってしまうので、何のために加工品販売をしているのかわからないというような状況になってしまうので、これはもう上げざるを得ないなというふうな状況になっているわけです。
値上げの決断
で、販売する側として気になるのが何円上げるのかという話ですね。お菓子工場が50円ほど値上げをしてほしいというふうに言われたら、自分はそのジャスト50円値上げするのでいいのかという話とか、50円値上げなんだけども余裕を見て60円値上げしたほうがいいんじゃないか。
また追加で値上げが来たときに、この間OKファームは値上げしたのに、また追加で値上げしてどんどんどんどん値上げしているねっていうような感じで受け取られるよりかは、多少この値上げ、今後の値上げに耐えられる値段にしておいたほうがいいんじゃないかというふうに思ったりすることもありますし、また別の問題として、この道の駅とか商車ごとによって値段をどれぐらい上げるべきなのかみたいな悩みがあったり、
するわけです。道の駅によって販売手数料が20%なのか25%なのか30%なのかというものによって、値上げの幅は全部50円仮に値上げしたとしても、自分のところの手元に入るお金っていうのは厳密には必需じゃないので、そこら辺を管理する上ではもう全部合わせて統一して、これが500円なら500円、600円なら600円にしておいたほうがいいんですけども、
ここは490円にしておこうかとか、430円にしておこうかみたいな感じで刻みを入れていったほうがいいのかとかですね、この商車というまとまって広島県外に発送するときの業者さんとかにお願いする価格は何円がいいのかとか、追加で送料も実質こちらが負担するような感じになっているので、送料を加味していくらの販売価格にするのがいいのかとか、
今送料という単語が出ましたが、今後ヤマトさんとかユーパックとかの値上げも入ってくるんではないかというふうに言われているので、いくらに値段を設定すればいいのかというのをめちゃくちゃ頭を悩ませていますというのが最近の出来事です。
なので今日はですね、朝から自分の今の出荷先の一覧とかね、手数料とか販売価格とか、ここ数ヶ月の販売実績みたいなものを見ながら、この道の駅はこれぐらいの数料が売れているんだねとかね、利益としてはこれぐらい手元に残るんだねというのと、値上げの見積もり書みたいなものと睨めっこをしながら、どうしようかなーということをね、今日は朝から夕方ぐらいまでずっとやっていたというような感じで、
やっぱりこういう時に単語として出てくるのがですね、勇気を持って値上げしようというふうにね、言われていますし、僕も過去の放送でそんな話をしたことはあるんですけども、本当にね、この値上げというやつは怖いんですよね。
今100円で売っているものを110円、120円にするだけで、お客さんがもしかしたら離れていくんじゃないかとか、僕の商品に限っては賞味期限というね、リアルなお話があるので、今例えば月間100個売れているものが仮に1割減って90個になったとしても、この10個とかね、20個とかの積み重ねが重なって賞味期限以内に捌けなくなったらどうしよう、もっと赤字になってしまうぞということになってしまうんですね。
そういうことになったりする可能性も結構ある話なので、腐らないものとか賞味期限のないものだったら勇気を持って値上げをして、理解のある方に買ってもらえばいいんだよとか、自分が広報活動を頑張ればいいんだよっていうね、アドバイスみたいなものもめちゃくちゃそうだな、確かにな、自分も勇気を持たないとなっていうふうに思うんですけども、現実問題ね、賞味期限が切れて廃棄した経験が自分自身何回かあるので、
そうなったらもう本当に何のためにお菓子を作って売ってるのかわかんないよね、みたいなことにもなりそうなので、この何円あげるか本当に悩んでいますというのね、生産者としての悩みとか愚痴みたいな放送になってしまったんですけども、今こんなことを考えていますというお話をさせていただきました。
加工品に限らずですけど、農業をやっていらっしゃる方だと燃料代が上がっているよとかね、機械代が上がっているよとか、やっぱり原価が値上がりしているんだけど、この値段がなかなか自分の思うように上げられないという現状とかもあったりするので、やっぱり上手に作物が作れるかという点とは別の視点でですね、どうやって値付けをするのかとかね、値上げ値下げとかタイムセールとかそういうお金に関する
販売価格とかにまつわるところもしっかり計画を練ったりとかね、勉強しておかないと農業始めてから大変なことになりますよみたいな感じで締めくくらせていただこうかと思います。ということで今日は商品の値上げについて、値付けについて悩んでいますというお話をさせてもらいました。こんな感じで農家の方やフリーランスの方向けにマーケティング情報や気持ちがちょっと楽になる話というテーマで1日1つ音声配信をしております。
私OKのフォローがまだの方は是非フォローで応援をよろしくお願いいたします。それとせっかくなのであなたのお仕事とか家計にまつわるものでこれ最近値上げしたよねっていう実感したものがあれば是非コメント欄とかで教えていただけたらと思います。
そしてねあのコメント返しをやりたいやりたいと思ってなかなかできていないので明日か明後日ちょっと緩みの縛りなんですけども週末までにはねコメント返しを一度できるようにしておこうかなと思います。昨年の12月末にいただいたコメントにまだお返事できていないところがあるので1、2週間分ぐらいはね頑張ってコメント返ししていきたいと思いますので応援よろしくお願いいたします。
はいそれでは最後になりますが腰痛にならないように皆様肩を上げ下げしたり腰を回したりしながら体をリラックスさせてあげつつ今日やるべきことに向かって頑張っていってみてください。ここまでのお相手はOKファームのOKでした。また遊びに来てください。ほいじゃあまたのー。