2019-12-25 19:23

第2回 頭の良い子の育て方、子供の接し方

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今年4冊の本を出版された小川先生。そのどれもに共通する「子供は勝手に育つ」「子供をどう育てるかよりも親がどう育つか」「子供との関わり方で子供の成長が変わる」というメッセージについて詳しくお話していただきました。  

<番組紹介図書> 
頭のいい子の親がやっている「見守る」子育て 
https://amzn.to/2Q8l3As 
5歳から始める最高の中学受験 
https://amzn.to/2MtwcLt 
ドラえもんの国語おもしろ攻略 国語力をきたえるカタカナ語 
https://amzn.to/38ZIpki 
親も子も幸せになれる はじめての中学受験 
https://amzn.to/2s4nw77
番組へのご意見・ご感想・ご質問はこちらのフォームにてお待ちしております。 
http://bit.ly/36g57VN 
<制作>
出演:小川大介先生 
MC・プロデューサー:富山真明 
制作:株式会社PitPa

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伸ばす引き出す小川先生の子育て受験ラジオ。この番組は小川大輔先生をお招きし、小川流の子育て術や最新の受験情報などをお送りする、お子様を持つ親御様のための音声番組になります。
今日は第2回目ということで、小川さんよろしくお願いいたします。
小川です。よろしくお願いします。
小川さん、いっぱい本を出されているかなと思いますけれども、最近ですとどういった本とかをね。
そうですね。最近、2019年は僕4冊本を出したんですけども、5月に門川さんから、頭の良い子の家がやっている、見守る子育てっていう単語が前に出ている本なんですね。
それが1つ。結構それは買っていただいてて、今もずっと多くの人に読んでもらっていまして。
9月には、5歳から始める最高の中学受験という本。このタイトルの意味は後でちょっと説明しますけど、これは青春出版社さんから出させていただいて。
11月、小学館からドラえもんの学習漫画シリーズの中に僕の本もラインナップに入って、ドラえもんの国語面白攻略、国語力を鍛えるカタカナ語っていう、カタカナ語ですね、そのアイデンティティーとかプレッシャーとか、そういった言葉を4コマ漫画の原稿を全部書きまして、
お話が140何本。ドラえもん大満足だ。だけど載せている言葉は大人も意外に意味が分かっていなくて、分かったら子供より親の方を読んでいるというお話が届いて。それは11月に出まして。
12月はCCCメディアハウスさんから、親も子も幸せになれる初めての中学受験という、そういう本を出しました。
要説ドラえもんは見かけ異色ですけども、いずれも僕が本を通してお届けしているメッセージって、子供って勝手に育ちますよってことと、
子供をどう育てるかよりも、親として自分がどう育つかの方がはるかに大事ですよっていうことと、関わり方によって子供っていうのは力の発揮の仕方が明らかに変わるので、
その言葉の使い方であったり、同じ褒めるにしても、どういう褒め方、いつ褒めるのかといったことも知っておいた方が絶対に結果が変わってきますよという。
子供への関わり方には知識と技術って実はありますよと。
それらをお伝えしたことを取り入れてもらうときっと何かが変わるのでいいと思いますと。
あともう一つは、特にこの2019年の著作では、5歳から始める最高の中学受験と、親も子も幸せになれる初めての中学受験と。
中学受験っていうことを念頭に置いた本が2冊あるわけですけど、いずれも塾に通い始めてから頑張ろうとすると、大体うまくいかないと。
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その塾に入ってからの受験勉強が活かされるような土台作りのほうが実はずっと大事で、小学生は。
その土台作りっていうのは意外に教えてくれる場所はないので、勝てぬ中で行うことですから、ブラックボックスなんですね。
それを幼少期からこういった関わりがあったり、こんな取り組みをちょっとしてあげたりすると、例えば算数の力が伸びやすいし、
国語の力っていうのも日常の会話ひとつで随分変わるんですよという考え方と技術を随分詳しくお伝えしている。
僕自身が今中1の2019年に中学に入学した息子が一人いて、彼は中学受験に関しては世の中的に言うと大成功していて、
でもガリガリと勉強させたわけじゃなくて、勉強できるような子に育つ幼少期の過ごし方をちょっと意識的にやっただけなんですね。
そういう分野で僕は専門家だからできたっていうのはあるんだけど、それは特殊能力ではないので、やり方してたら皆さんきっとよくなるので。
で、本を通してもしくは講演会を通して今お伝えしていってるんですね。
例えばあれですけれども、アスリートで技術を鍛える前にまず基礎体力を作るみたいなところのお話っていうようなイメージなんですかね。
そう。で、基礎体力を作る際もフォームって大事ですよね。
大事ですね。
で、フォームも大事だし、例えば50mダッシュをやりますと、ただやれと言われてやる人と、これをやることで体のどこにどういう影響がくるのかという意味を説明されて取り組むのと、結果絶対変わってきますよね。
変わってきますよね。
50mダッシュがいいからといって、1ヶ月50mダッシュしかしなければ平面のスピードは上がるかもしれないけど、ジャンプ力とか左右のバランスとかきっとよくないですよね。
そうですね。
なので分かる人は50mダッシュをしたら次は木登りをしてみたりとか、次は体を動かすんじゃなくて、呼吸法で心を整える練習をしたりとかしますよね。
しますね、はい。
そうしたことが子供にとっては何かというと、まず第一が遊びなわけですよ。
在家の中の遊び、外遊び、一人でする遊びもあれば、親子でやる遊びもある。
その遊び方の中に子供自身というのは自分の好き、好みを出してくるので、親はまずその子供が遊んでいる様子を見ると、この子が何が得意かって分かるわけですね。
例えば大絵描きが好きな子に延々何かを聞き取りをさせたって多分反応しないですよね。
そうですね。
それよりはカラフなものを見せてあげたりとか、動きのあるものを見せてあげたらきっと喜ぶ。
走り回るのが好きな子に2時間じっと座ってビデオ学習させたって入るわけないですよね。
そうですね。
それよりは5分のビデオを見て一緒にやってみようかって言ってボール投げさせたりとか、ポーズを真似させてみたりとか、
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ドラマを見てそのセリフをなりきって言わせてみるとかの方がきっと楽しいし頭に残るじゃないですか。
そうですね。
そういった様々なことを盛り込んで、先ほど9月に出した5歳から始める最高の中学受験というのは、
5歳からザ中学受験をやりなさいってことじゃなくて、
子供が5歳ぐらいの時から親御さんが育った子供の様々な能力を自然と育める関わり方や環境づくりを意識的に取り入れてあげると、
いわゆる地頭というものが勝手に育ってくるので、小学校4年で中学受験の塾が始まった時に無理をする度合いがすごく緩やかになりますよと。
地頭って先天的なものより後天的な方が。
圧倒的に後天的です。
そうなんですね。
で、あのうちって代々賢いからという言葉じゃないですか。
だから遺伝子だってみんな言うんだけど、そうじゃなくて、代々子供が賢くなる家の文化を持っているだけなんです。
なるほど。
当たり前にやっている言葉遣いや生活習慣や、例えば代々頭がいいうちっていうのは、幼少期から何かを毎日継続して取り組むっていうのは当たり前になっていることが多いんですね。
本も読みましょうとか。
家の習慣が頭を良くさせているという。
で、うちは特に何も特別なことさせてないんですけどねって言って賢くなっているうちを謙虚ぶって嫌味だななんて取り方をする人いるんですけど、違うんですよ。
本当に何もしている自覚ないんです。
習慣で。
習慣の中に細かい様々なものが植え込まれている。
それが定洋画って言われるものであったりとか、何ていうか家庭の文化。
僕の本はそれをある程度読み解いて、こういうことができるんじゃないですかと。
例えば僕の自分の子供にも実践したことですけど、幼児期から自分のスケジュールっていうのを自分で立ててある程度管理できるような力は育ててあげた方がいいですよというのをお勧めしていて、
小学校2年3年でも1週間の予定を自分で決めて、自分で始める終わるをコントロールするっていうのは教えてあげばできるんですよ。
そうなんですね。
みんな教えないからできないだけで。
なんか親が管理してるようなイメージがありますね。
親が管理するところから入るから、子供が自分では決めない練習をしちゃうんですね。
なるほど。そっちが習慣化してしまうっていう。
そうですそうです。
それを小学年になって、そろそろ自分でやりなさいと。
今までと違うことを急に求めるから、子供からすると裏切られた気になるんですよ。
なるほど。
じゃあそこでいきなりやれって言われてもっていうような感じだから。
それならもっと早くから決めさせてくれよと。
やり方を教えてくれよと。
実際うちは小学校に入る前ぐらいから少なくともこの後何するっていうのを聞いてあげたりと。
お昼ご飯までの間何したいとか。
夕ご飯終わった後寝るまでにしたいこと何と。
いうのを本人に聞いてあげて、本人が言ったことを最初は言葉でしゃべるだけ。
で徐々にテーブルの上にあるメモパッドにそれを書いてあげて。
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じゃあこういう予定ね。
せっかくだから時間も書いておこうかと。
時計で何時からしよっかと。
じゃあ書き込んであげると。
置いておくと。
っていうのを毎日やってると、
自分の予定と文字で書いたスケジュールが一致してきますよね。
そうですね。
じゃあせっかくだから明日の予定を決めてみようか。
したいこと言ってごらんと。
どの順番ですると。
そんなことをもう2、3週間もやってると、
自分が書き始めたら自分で書けるようになるし。
自分でもスケジュールが自然と作れちゃうんで。
作りながら時計を意識するから、
こっちとしてはあと30分したら言ってた何だっけ、
学校の宿題やる時間になりそうやねって教えてあげたら、
ああそうだって思い出してできますよね。
そうですね。
だから叱る必要がね。
確かにアニメを見る時間とか結構覚えてたりするんで、
あれをどちらかというと日常生活で普通に落としてあげるだけっていうようなイメージですよね。
その際に親が常に持ってあげて欲しいのは、
やり方さえ分かればこの子はできるんだ。
できないのは知らないから。
やれるような伝え方を大人である自分たちが
うまく渡せていないだけであって、
実行する力はこの子の中にはあるんだという視点。
やれていない、できていない状態を子供のせいにするんじゃなくて、
できるようにうまくしてあげていない大人側に何か問題があって、
じゃあどんな工夫をすればこの子が動きやすいだろうかというのを考えたり、
人に相談して方法をいろいろ試すんですね。
押しつけるんじゃなくて。
そういうことを本当に5歳6歳でやってたら、
小3の時に毎日勉強するのは当たり前になってるし、
答え合わせをするぐらいは当たり前になってるし、
時間の中で一定の問題を解くということも意識的に練習を取り込むことは無理がなくなってくるので、
塾のテストを受ける際にも対応できるし、
塾に入ってから授業で聞いてきたことを自分で復習して、
宿題を自分でやって、答え合わせして、
分からない時だけ親に助けを求めるということが、
身について4年生を始めたら苦労するわけないじゃないですか。
そうですね。
物理的な量があるからしんどいんだけど、
しんどいけど壁にぶつかってどうしてもなくなるとか、
子供ができていないことを親がなじり続けるということは必要がなくなるわけですね。
僕はその中学受験も本当に28年見てきてますから、
そもそも小学生にとって中学受験というのがおかしい、異常、無理があるというのははっきり知ってるわけですよ、成長上。
体も心も頭の自然な成長状態と中学受験で要求されるハードルを比べると、
大多数の子にとっては無理なんですね。
無理ゲーなわけですよ。
無理ゲーをみんな無理やりやるからめちゃめちゃ辛いし、しんどい目に遭うわけですね。
だったら基礎体力を自然な成長よりちょっと高めて、
行動習慣を小学校の普通の生活で育つものよりももうちょっとレベルを上げておいて、
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なだらかに早くからちょっとずつ無理をさせる。
僕は緩やかに無理をさせるって言ってますよね。
4年から急に無理をさせて3年間地獄の中学受験をやるのと、
5歳から意識的にちょっとだけの負荷をかけて、
じわじわ無理をさせ続けて、
4年になってからもちょっとした無理をフワフワ続けて、
睡眠はちゃんと取れた状態で受験まで行くのと、どっちがいいですかと。
努力の総量はあんまり変わらないですよ。
確かに。
いきなりの4年生とか5年生とかの勉強量とかって結構半端ない。
そうそう、それが早くから、いわゆる勉強とか知識を増やすことを早くからやるっていう
選択肢でなくても別にいいんですよ。
3年までとにかく目いっぱいスポーツするとかでもいいんです。
4年から勉強に切り替えるぞと。
それでうまくいっているうちもたくさん。
なぜかというと、目いっぱいスポーツする中で自己管理を育ててるんですね、そういううちは。
決まった時間だったらやるとか、試合に向けて練習は絶対やると決めたらやり遂げるとか。
集中力を失うとか。
次はどういう作戦でいくかを自分なりに考えさせるとか。
他の子や他の選手のプレーを観察して自分と比べて取り入れようと考えるとか。
どんな分野でも真剣に取り組んでたらそういうことってやるじゃないですか。
やりますね、はい。
観察して自分を再確認して違いを見つけて、そこを修正するために何をすべきかタスクを決めて実行すると。
これ勉強に変えたら同じなんですね。
そうですね。
しかも結構大人でもそれそのままできない人も結構多いですね。
やらずになってきた人多いですよね。
多いですよね。
それは確かに大人になっても使える基礎的なものだと思うので、その間に力入れられるんだったら取り入れたい。
そうですよね。
僕は中学受験というのは親子供にとって意味のある成長できる時間であってほしいし、中学受験って通過点でしかないので。
そうですよね。
これは奇麗事として言うんじゃなくて、本当に入試なんて一瞬の通過でしかなくて。
入中を経たことによってこの子の成長がさらにどう広がるかが楽しいし、そうして入学した学校にはある程度似たような思いを持った子が集まってくるから居心地がいいし。
そうですよね。
中学以降の成長をより豊かにするための前準備であり通過儀礼としての中学受験だから。
なるほど。
じゃあ生まれた時から子供成長し続けてるんで、ある特定期間を中学受験期間と分断する方が変な話なんですよ。
そうですね。なんか試験で合格するかどうかだけで頭いっぱいになっちゃってるっていう人も多いかなと思うんですよね。
もちろん気になるのは当然なんだけど、それよりもその入試日までの間に成長したり身についたものの方がはるかに大きいので。
一流の学校に入らなかったとしても蓄えた力に自信があれば、そうじゃない選択の学校で子供自身がどう輝いていったり楽しむか。
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いった学校だけではどうしても物足りないものがあれば、例えばスポーツの部分で物足りなければ放課後の習い事やスポーツクラブでの追加をしてもいいし、
勉強面で物足りなければ特定の科目だけちょっと尖がった勉強させてくれる塾に行ってもいいだけだし、組み合わせですよ。
おはさんの今年発売された本は5歳からとかちょっと年齢的なものがあると思うんですけど、ある程度多少小学校高学年とかあるいは中学生の子さんの親が読んでも。
絶対読んでほしいですね。
なるほど。
今から読んでも間に合わないという考え方をする方いるんだけど、そのお子さんも5歳、6歳を過ぎてきているわけですよね。
だから僕の本を手遅れとして読むんじゃなくて、我が家はどうだったっけという振り返りをしながら読んでいただいた時に、結構同じことやってるなという感想を持つこともよくあるし、
良かれと思ってあの子に言い聞かせて、どうも親子関係が悪くなったのはこういう理由だったのかと。
こんな渡し方をしてあげたらよかったのかと。反省するかもしれませんね。
なるほどですね。
でね、今更知らなかったらよかったと反省するだけだからという取り方ではなくて、そういうことに気づいたらそのページ開いて子供に、
ママやり方知らなくてごめんねって謝ればいいんですね。当時はごめんねと。
で、その考えはわかったから、こっからとあなたを見守っていく上でのちょっと考え方を変える機会にするよね。
子供ってね、親が素直に真摯に謝ってきたら許してくれるんですよ。
なるほど。なんか泣ける話ですね。
でもね、そこを謝らないからこじれるんですね。親の方が。
親が子に謝ると子供が増長するとかいう勘違いの人もいるんですけど、まあそんなことはなくて。
その親が子供に頭下げて増長するのはよほど力で抑え込んできたか、本当に子供のことを信用してなくて口先で謝ったか、伝わってない場合ですね。
なるほどですね。
なんかこの声なんかを聞いていただいているほとんどの方はお子さんのこと好きだろうし、大事にしてる。まあそんなことは子供も伝わってるので、
やり方が違ったんだったら知らなかっただけとして謝って取り入ればいいし、
そういった幼児期、小学校、低学年、そして高学年という時間を経てきたら、今このもう6年生になった中学生になったうちのことを改めて自分はどう向き合えるだろう。
自分を振り返りながら新たな自分像というのを考えるきっかけにしてもらえばいいんですね。どこまで行っても土台なので、ご正規は。
1回そこに立ち戻るというのはとても意味があるんですね。
なるほどですね。
9歳10歳ぐらいまでの間の関わり方について、振り返りをせずに急に中高生もしくは大人になってからの子供への接し方を変えても繋がらないんですよ。矛盾が。
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そういう意味では、他のお子さんが育った方にも本当は読んでほしいですね。
じゃあそこで振り返って、また改めてちょっと育て方で接し方というのを変えられるきっかけにはあるかな。
実際この本を読んで、セミナーにいらっしゃった方で、実は子供は高校生なんだけど、先生の見守る子育てを読んで意識してみたら子供の接し方が変わっているとか、優しくなったとか、5年ぶりに喋ったとか。やっぱりつながってるんですね。
そうなんですね。分かりました。じゃあちょっと今回本の話にはなってしまったんですけど、番組の説明欄にそれぞれの本のリンクを貼っておきますので、気になった方はぜひ読んでいただければなと。
そうですね。小川大輔って4文字検索に入れてもらったらAmazonの一覧であるとかTwitterとかだいたい1ページ目僕の記事だけで出てくるので、それ参考にいただけてもいいかなと。
分かりました。はい。じゃあまたそこを確認していただければなと思います。はい。今日はありがとうございました。ありがとうございました。
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