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2023-03-10 15:28

#58: なぜか天気に詳しいよこやま

やたら天気に詳しいよこやまがその理由を明かしました。


雨雲レーダーにリング状の模様「ブライトバンド」が出現 - ウェザーニュース
https://weathernews.jp/s/topics/202302/100205/

気象予報士試験を知ろう - 気象予報士講座:気象予報士アカデミー
https://yohoushi.jp/about_weatherforcaster/

予報業務の許可について - 気象庁
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/minkan/kyoka.html

台風は地球の自転と関係があるの? - サステナビリティ
https://holdings.panasonic/jp/corporate/sustainability/citizenship/pks/library/007typhoon/typ005.html

映画『バタフライ・エフェクト』はサブスク配信されておらず、DVD借りるしかなさそう
https://movie-tsutaya.tsite.jp/netdvd/dvd/goodsDetail.do?titleID=0082042244


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00:00
横山です
大樹です
この間雪降ったじゃないですか
そうですね東京にも
あの時テンション上がったことが一つあって
雨雲レーダー見たらブライトバンドが発生してたんですね
これわかります?
わかんないですわかんないです
輪っかができるんですよ雨雲レーダーに
でこれレーダーの観測ミスなんですね
これなんで起きるかっていうと
雨雲から降る雪ですねが水に溶け始めてる時に
そのレーダーが氷の表面にある水に対して
ものすごい強さで反射しちゃうんですよ
純粋な水なんでそれって
しかも巨大な
だからそこだけくっきりと跡ができちゃうんですよ
だからブライトバンドって実際調べてみたら
わかると思うんですけれども
なんかすんげー丸い雲ができちゃうっていう風な感じで
超深淵を描くような感じで
レーダーそのままがピッて帰ってくるっていう感じのものができるんですよ
多分ちょっと今説明してもらってもわかんないなっていうことで
諦めることにしました
まあいいやっていう知識なぜか持ってるんですね
これはなぜかというとですね
皆さんご存知
横山実は気象予報士の試験を受けつつあるっていう状態なんで
天気にやたら詳しいんですよね
皆さんご存知かわかんないですけど
僕はちょっと聞いたことがありました
はい実は1回学科試験だけ合格しまして
あとその実技って言って
実際に天気図を描くみたいな部分をやったりとかしたら
合格ってところまで来ていて
あとちょっとで気象予報士になれるっていう状態なんですよね
すごいですよね
仕事とか全く関係ないですよね
はいまず気象予報士の勉強を始めた理由っていうのが
一時期お天気お姉さんっていうジャンルにハマっていて
多分皆さんもあるんじゃないですかね
youtube見てたら
weather newsの切り抜きがいきなりガーって出てくる時
ありますね
あれweather newsなのかわかんないですけど
はいあれに絡め取られて
まあ見事にお天気お姉さんにハマりましたと
じゃあ結構最近なんですかね
いや実はお天気お姉さん子さんでして
5年ぐらい前からウォッチしてたんですね
そうなんだ
はいでお天気お姉さんにハマりすぎたせいで
お天気お姉さんと結婚するにはどうしたらいいかっていう風に
頭が働いたんですよ
そうなったら気象予報士になって気象会社働くしかないなってなったんですね
というわけで実行に移そうってことで
気象予報士の勉強を始めると
これがきっかけですね
なるほど意外と目的意識があった
で勉強を始めてみたら
思いのほか普通に面白いんですね
気象予報の勉強って
気づいたらもうなんか何のためにやってるか
よくわかんないなんだなってきて
あれなんで俺こんな必死に勉強してるんだっていうのが
結構迷子になる時期があったんですよ
けどなんかもうもはやなんかどうでもいいやってなり始めて
何の役に立つかというよりかは
なんか勲章を取ってやりたいって
その一心だけで勉強してましたね
気象予報士っていう勲章を取れたらかっこいいですよね
いやもう最高じゃないですか
いやしかもしかもそこも違うんですよ
モチベーションとして
多分受かっても自慢は多少すると思うんですけれども
ほんと勲章のためだけにやってるって感じですね
自分の中での完結するプライドっていうことですね
はいでこれちょっと思い出した話があって
この勲章館っていう話
大学受験も僕こんな感じでやったんですよ
そうなんですね
僕は一応慶応大学受かったんですけれども
世間一般からしたら結構むずい受験じゃないですか
03:01
エリート
でぶっちゃけ大学行ってやりたいことないんですよ
だからこれ今の気象予報士と一緒で
別に気象予報士になったからって
何か仕事に生きるってわけでもないみたいな感じの状態で近いと
でそうなってくるとここのモチベーション一体どこにあったんだっていうと
ほんとマジでこの勲章取ったろ館だけでやってたんですね
何かを成し遂げる時って目的意外と関係ないんじゃねっていうの
勲章取れるかどうかだけで勝負した方が
上手くいくんじゃないかっていうのを
この気象報受けてた時思いましたね
じゃあ過去問ちょっと実際見てみましょう
たいじさんがどんだけ解けるかっていうのをチェックしつつ
こんな問題でんだっていうのをちょっと見れればと思います
今一般知識っていうやつの問題から
ちょっと2問だけピックアップして取ってきたんですけれども
1問目ちょっとクセになるやつですね
気象業務法に関する問題ってやつなんですよ
気象報知になるにあたって法律も知っとけってことで
マークシート15問出るうちの4問は
この類の法律の問題なんですよ
これがいやーめちゃくちゃむずいっす
これなんか予想外ですね
気象を予報する問題が出るのかと思ったら
全然違う話だった
でこれこの中でもちょっとキャッチーなやつを
ちょっと持ってきたんで解いてもらいたいんですけれども
ちょっと今から読みますね
ある県の気象の予報業務の許可を受けている者が
新たに同県内の桜開花予想を行う場合は
気象庁の認可を受けなければならない
○か×か
ある県の予報業務の許可を受けている
あまあ普通の天気予報みたいな許可は受けている
で開花予想を新たに行うっていうのは
変更について気象庁長官の認可を受けなければならない
ある県の気象予報業務っていうのはどうでもよくて
もうこれ例えばウェザーニュースがでいいです
ウェザーニュースが今までやってなかった桜の開花予想を行う
っていう風になりましたと
その場合は国の許可が必要ですかっていう話ですね
だから問題の中心になるのは桜の開花予想っていうものです
なんとなく問題文から色々なことを察するというか
ところでいくと今回の問題については桜の開花予想が論点になってるんですけど
そうじゃない普通の天気予報は
多分気象庁長官の許可が認可がいるんだみたいな
もちろん変な予報できないんでね
なるほど開花予想か
だったら必要なんじゃないですかやっぱり
違います残念
桜の開花っていうのは気象の減少じゃないんですよ
そういうこと
ただの植物の成長とかそういうものじゃないですか
気象と関係ないですと
なのでこれは許可いりませんっていう問題ですね
じゃあこれ予報業務の範囲の変更とか言ってるけど
気象予報業務ではないそもそもみたいな
そうです
じゃあ例えば僕とかがただの植物大好きおじさんだったとして
開花予想してもいいんですかね
全然OKですよ
あと他にも何か花粉予報とか
ああいうのも全然減少の予報じゃないんで
各々勝手にやっていいって感じです
06:01
その区切りがよくわかんないですね
一応厳密に気象業務のほうで減少とは何かっていうのが定義されてるんで
そこを当たっていただきゃ分かるんですけれども
なるほど
少なくとも洗濯物予報とか頭痛予報っていうのは減少じゃないんで
これは×ってなるって感じですね
そんな感じで解くのがこの気象業務法に関する問題ですね
ここ落とせないんですよ
気楽にやる分には面白いですね
はい
あとはよくあるので言うとお天気キャスター
ニュースキャスターって気象予報士の資格なきゃいけないんだっけとかって話
全然いらないっすみたいな話ですね
ああそうなんですね
発表に関しては別にアイドルがやろうと
おっさんがやろうと誰でもなんでもいいっていうルールになってるんで
そこは引っ掛けでよく出ますね
基本的にお天気お姉さんって資格いらないにしても持ってる人が多いんですかね
そうですね
持ってる方がやっぱり迫がつくと思うんで
やっぱり目指してる人の方が多いし
うん
はいこれが囲まの一つですと
じゃあ2問目
こっちの方があの本ちゃんの気象の問題って感じなんで
台風に関する問題っす
うん
でえっとまあ河川部が引いてある部分が丸川つかって話なんですけれども
知らないとできないって問題なんで
まあこんな感じの問題が出るように紹介するんですが
台風っていうのは作られるために
こりおり力っていうのが必要ですっていうのを聞かれてますと
こりおり力わかりますかね
いやわかんないっすなんか聞いたことあるのかもしれない
これはあの地球がぐるぐる回ってくれてるおかげで発生する力なんですけれども
台風みたいなああいうでっかい円の形になる石欄雲の塊っていうのは
やっぱ回転力っていうのが必要なんで
このこりおり力っていう地球の自転の力を必要とするんですね
でここに対して丸川つかっていうのを解いているって感じ
うん
こんな感じで台風っていうものに対する解像度を
こりおり力とかから見ないと解けない問題っていうのがあったりするんで
まあ逆にあれっすね台風に興味あるよとかじゃないか
なんて言ったらいいんだろう
普段日常的に起きてる気象現象っていうものに対するものの見方っていうのは
この試験を通してぐっと上がった気がするんでね
受けた価値なくはなかったのかなって思ってます
これ横山さんに聞いてみたいことが2つぐらいあるんですけど
はい
1個がもう気象予報とかってAIでなんとかならないんですかっていう話
うん
でもう1個がちょっと近いと思うんですけど
気象予報ってなんでそういう部分で人によってというか会社によって
予報の結果って変わってくるんですかっていうのをどうなんですかね
いい質問ですね
もう生きがめがけらっしゃりいくんですけど
AI使ってますと
はいはいはい
へー
なんならこの業界って一番そのビッグデータとか未来予知のアルゴリズムっていうのを作ることに関して興味があるジャンルなんですね
いやめちゃくちゃいきそうっすよね
だからデータを集めるってことに関してはとにかく命をかけていて
1950年とかかな本当戦後間もない頃ぐらいにも関わらずデータがどうしても欲しいっていうことで
富士山のてっぺんに気象レーダーを設置するっていう国家プロジェクトを実施するっていう感じ
へー
そのくらいデータに敏感なんですよ
このデータないと全然予測が立たないとかっていうのに対して
アンテナを張れるというかもあるし実際それで国家を動かせるぐらいのプロジェクトにできるっていうような感じで
09:02
当時の実際のマジの技術者たちがしのぎを削ってた時期があるぐらいなんで
今言われてるビッグデータなんてこの人たちからしたら多分
いやそれ俺らやってたわみたいな感じに思えるぐらい
トンとデータには飢えてるっていうような人たちが多いような業界ですね
でそれに伴って大量のデータが集まるんで
もうこんだけやりゃいくらでも予報できるでしょうってことで
いろんなアルゴリズムを開発していろんな地球のシミュレーションモデルを作ってみたいな感じをやって
今に至るって感じですと
ここ最近のディープラーニングみたいな機械学習のパラダイムシフトみたいなところの影響みたいなのは
あんまり受けてないんですかね
もっかい研究中だとは思ってますそこに関しては
別にディープラーニングってほどのものを使う領域までまだ至ってないみたいでして
簡単な機械学習っていうので
まあまずことを進んでますと
一般的なアルゴリズムで1週間単位の予報っていうのは全然できると
けどあまりにもパラメーターが多すぎるんで
気温だったり太陽の位置だったり湿度だったりみたいな感じのが多すぎるんで
初期値として設定したその値っていうものにあまりにも影響を受けやすいんですね
だからどんなに精緻な予想アルゴリズムを作ったとしても
それがどんどん誤差が膨らんでいって
1ヶ月予報とかって絶対できないんですよ
これはもうなんか人間とか人類全体の克服できない課題だと思ってて
バタフライエフェクトって聞いたことないですかね
ありますね映画も見ましたよ
マジですかそれですよ
ブラジルで羽ばたいた蝶が
またバタフライがアメリカにハリケーンを起こすみたいな
そういうようなレベルで未来が予測できないってことが結構
早々の段階でわかってしまって
なるほど
かつそれは絶対に克服できないっていうレベルでの複雑さを持っているからこそ
現代でも超長期予報っていうのはできないという感じです
このAIとか機械学習みたいな話
僕割と素人なんですけど
その身からすると
いやなんかその設定するパラメータをどうすべきっていうものも
なんかいい感じに出してくんないのかなみたいな気持ちにはなりますね
逆に言うとその超長期予報みたいな話を今横山さんしてたと思いますけど
短期1週間みたいなものに関しても結構揺れてる気はするんですよね
うーん
まあそうですね1週間レベルでも結構難しいですね
で台風とかならまだいいんですよ
あの進路とかって70%ぐらいの確率でうまく当てられてるみたいなんですねあれ
いやでも正直いやもうちょい95%ぐらいいかないのかなみたいな
素人見からすると
うんうんそれちょっとあれです
地球を甘く見てる感じですね
なるほどそういうことか
地球がいかに複雑かっていうのが
多分昔の人がもう瞬時に把握したんと思うんですよね
うんうん
だからどんなにデータ集めても無理だっていう段階に今はぶち当たってるって感じです
アルゴリズムとかそういうレベルで解決できる問題じゃないですね今は
にしても最近は精度は十分上がってるいわゆるますね
はい
であのもう一個多分質問があったと思うんですけれども
えーっと何でしたっけ
人っていうか会社によって予報結果が異なるのってどういうところでその違いが出てんのっていう話
これはですねあの気象予報の歴史にかかる問題なんですけれども
もともと気象庁しか天気予報でやってなかったんですよ
へー
じゃあ気象予報士=国家公務員だったみたいな
あそうですそうです
気象庁しか天気予報できないっていう状態なんで
12:01
まあいわゆる研究とかっていうのはどんどん遅れちゃうんですね
うん
限られたリソースの中で全部気象に関わることっていうのはやらなきゃいけないってなるとパンクすると
だから徐々に徐々に民間に移行していこうってことで
だからそのために気象予報士っていうものが生まれたんですよ
うんうんうんうん
民間の人でも気象予報していいですよっていう資格として気象予報士が生まれたと
うん
でその気象予報の資格を持ってさえいれば許可を受けさえすれば気象予報できるっていう状態になってくれたんで
各社がしのぎを削ってくれるという状態になったんですね
うん
俺の気象予報の方が稼げる
てか当たるからみんなこれ使ってねみたいな感じの会社がボンボン立つと
うんうんうんうん
でそうなってきたらやっぱ民間で戦わせた方がより技術っていうのは発展するっていうことなんで
またインテルとAMDがCPUでしのぎを削るみたいなそういう感じですよね
なるほど
まあ本当にさっきパラメータが複雑すぎるみたいな話で
まあそこに関しては未だになんかどんなパラメータにすべきみたいな結構一元的な答えがないみたいな話だったと思うんですけど
うん
結構そこがイコールで各社秘伝のパラメータみたいなの競ってる感じなのかなって思いました
そうです
この端まとめに行くんですけども
僕は単純にあの勲章を取りたいから資格勉強してるだけであって
あんまり気象に対する思い入れっていうのが元々あったってわけじゃないと
それを世の中に活かして何かしたいというよりかは
ただ単に心のしこりを取り除くためだけに今後ちょっと気象の勉強をしますっていう話
でもう一個が今大樹さんと話してて思ってたのが
この業界の人たちって本当なんかやっぱ熱量すごいあるなって思ってて
エンジニアからってか僕も一時期機械学習系やってた身からすると何十年も先に結構未来を先取りしてたなっていう
みんなこう気象をテーマにかぐるやってるみたいな感じなんですかねずっと
かぐるがちょっと伝わらないかもあれだけど
気象庁っていう結構お堅いイメージがあるようなお役所がのんびりとした感じで国家プロジェクトやってるんだなっていうようなイメージがあったところから
プロジェクトXみたいな感じで命かけて気象予報やって人々の命を守ってるっていうようなものがなんて言ったらいいんだろうなこの
みんな結構ビジネスっていうかなんだろうロマンを感じてこの業界に入ってるみたいなところもあるってことですかね
なんか役所仕事じゃないっていうか本当に日本の未来をより良くしたいっていう思いをちゃんとやることやってそれを実現してるっていうような
結構日本の中で珍しい業界なんじゃないかなっていうふうな思いでこの気象関連の歴史とかも一時期読み忘れてたんですけど
ちょっと伝わりましただからかなり健全な業界ですよねなのでなんかそれも拍手をかけて勉強が楽しいって思えたのかもしれないです
やっぱり属してる人間の魅力っていうのがお世辞抜きにも魅力的な人多いんで気象業界楽しいなって思える一つですね
僕もちょっと興味湧きましたね仕事とか辞めてこうなんか余生を過ごす感じでひたすら気象の勉強したいな
実際おじいちゃんも現場に現場ってかその気象予報士試験の会場に多かったりするんでね
全然趣味としてやっても面白い勉強領域かもしれないです
はいえーっとまあいずれにせよ今年の8月第何回だろうな
まあ気象予報士試験があるんでちょっとそれに向けて勉強再開して無事この小懲りのしこりを取り除くっていうのを今年中にやっときたいと思いますので皆さん応援をお願いします
15:08
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