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2022-01-26 16:26

第83回『知らない歴史、知らない想い』

今週はヨウイチが体調不良でお休みということで急遽ヤブタの一人語り回となります!
第68.5回『楽しいエステートセールを』についての後日談と、ライターのスズキナオさんによるエッセイ『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』と『遅く起きた日曜日にいつもの自分じゃないほうを選ぶ』を読んだ上で自分に投影し考えたことについてお話ししています。

質問・感想などすべてのお便りは、 neo.5jo.paraiso@gmail.com もしくは、 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdWmXKlFfHBNQ_LhoOu0h3z4uoAxKfclMO0ZEKwlyhh74nGmg/viewform まで!
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ネオ五条楽園の矢舟航平です。本日1月26日、深夜2時を回ったところです。
今日普通に対面で収録の予定だったんですけれども、
隣の部屋がめちゃくちゃ歌ってますね。 ちょっと収録に乗ってるかわかんないですが、続けていきます。
今日はちょっと夕方頃に連絡がありまして、 なんと珍しく陽一くんが体調不良とのことでして、
やむなく久しぶりの私の独り語り回となります。 毎度言っているんですけれども、独り語りが苦手でして、
今回は何を話そうかなと試案してたんですけれども、
過去回の補足をしたいなと思ってたことがあるので、 それについてとりとめもなく話していこうかと思いますので、
さくらんの皆様はどうぞお手柔らかに頼みます。 はい、それでは今週もいつものこのオープニングで始まります。
ネオ五条楽園。
ネオ五条楽園。
ネオ五条楽園。
五条楽園っていう元有格街。
ここは五条楽園スタジオって言うんですけど。
娯楽スタジオ。
お前言うこと言うこと。
お前!
ネオ五条楽園。
中止だ中止!
いやー、このオープニングトークをね、撮って、今聞き直したんですけど、 お隣さんの歌声バッチリのってましたね。
聞き逃した方ちょっと巻き戻して耳を覚まして聞いてみてください。 まさかお隣さんも自分の歌声が
アップルとかスポティファイで全世界に配信されているなんて夢にも思ってないでしょうね。 はい、ということでね、ちょっとお話しされましたが、
そうですね、 去年の9月の24日にですね、
第68.5回楽しいエステートセールをというエピソードを配信したんですけれども、 この回がですね、大阪安倍の区で看板や鏡広告などのシルクスクリーン印刷のお仕事を一人で営んでいらっしゃった
個人、松井よりおさんの遺品となった仕事道具たちを、僕らがお仕事として引き取りに行った際の出来事と、僕個人が思い至ったことについて、実際にいただいたシナジナを広げながら話しているエピソードというものになっております。
もしよかったら、今一時停止して、68.5回を聞きに行ってからまたここに帰ってきていただいても大丈夫です。待ってますので。 その68.5回のお話についてちょっと補足したいなというふうに思っております。
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この回でもちょろっとお話ししたんですけれども、 デイリーポータルZというウェブメディアでライターをされている鈴木直さん、全てカタカナで鈴木直さんという方とご一緒したんですよ。
デイリーポータルZの銭湯の鏡に広告を出した話という記事がありますので、そちらも併せて読んでいただければ、これから話す内容も入ってくるかなと思います。 こちらも何らかの形でシェアしたいと思います。
その道具の引き取りに行った当日がそのネオ56円の収録だったんですよ。 だったので興奮さめあらぬまま松井さんの思い出の品を実際に手に取って、一度も会ったことのない松井さんに思いを馳せたわけですよ。
その中でも職場の後輩の女の子に教えてもらったエステートセールという全く知らなかった文化に関連付けてお話できた上に、ポッドキャストという場を使って一人の職人の生き様の断片を僭越ながらも紹介できたという意味で、僕にとってはすごくやってよかったなというふうに思えた回だったんですよね。
これで少なくとも自分の中では完結してたわけなんですよ。 少しの日が経って、職場に鈴木さんがいらっしゃいまして、大阪の小野原区にあるミニコミの専門店の四角さんというお店があるんですね。
カタカナで四角。要は本のセレクトショップ、インディーズの出版物などをたくさん置いている一風変わった面白い本屋さんというような場所なんですけれども、そこの店主さんの竹重さんという方とご一緒にいらっしゃいまして、鈴木さんもその四角という本屋さんで店番をたまにやっているそうです。
その時のうちの会社に鈴木さんと竹重さんが来られた要件としては、鈴木さんが去年の12月にご自身のエッセイを上司されると。
どうやらそのエッセイの中に鏡広告を松井さんに作ってもらった時のことであったりだとか、松井さんがお亡くなりになって僕らと一緒に道具の引き取りに行ったことなどを書いていらっしゃるそうで、出版フェアとして四角の店舗の一角で本だけじゃなく松井さんの道具類も一緒に飾りたいということでした。
要は僕らが一回引き取った道具たちをイベント用に貸してくれませんかってことだったんですけど、そんなのこちらとしてはもちろんOKですし、僕の勤める会社の名前もエッセイの後書きに載せていただいているってことだったので、フェアが始まったら絶対行きます、本も買いますっていう風に言って後日荷物を送ったんですよ。
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12月に鈴木直さんのエッセイ、「遅く起きた日曜日にいつもの自分じゃない方を選ぶ」というタイトルの本が出版されまして、フェアも四角のお店で始まったんで、いつ遊びに行こうかっていう風にスケジュールを考えてた時にですね、
なんとそのフェアの期間中に僕の大好きなイラストレーターのマグニーさんっていう方が四角のお店の中で展示をするということを知りまして、ナイスタイミングすぎると。
で、待ちに待ったその日に実際に遊びに行きまして、マグニーさんの展示も楽しんで、飾られた松井さんの道具や鏡広告を眺めて、鈴木さんのエッセイも購入いたしました。
鈴木さんのエッセイに前作がありまして、僕知らなかったので本当にお恥ずかしい限りだったんですけれども、こちらが「深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと」というタイトルの作品でして、そちらも一緒に陳列されていたので合わせて購入させていただきました。
僕が四角に遊びに行った日は鈴木さんがちょっと不在だったので、改めてのお礼がお伝えできなかったというのと、ちょっとおしゃべりできればねお城楽園の第68.5回楽しいエステートセールをっていうエピソードのこととかもね、紹介したかったなという気持ちもありつつ、この日はちょっと四角を後にしました。
後日エッセイを見始めたんですけれども、その前作の深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったことの55ページ、銭湯の鏡に広告を出した話という文章は、そのデイリーポータルZの記事でもすでに読んではいたので、
改めて読んだ時に、自分の中で松井さんという方があったことなくて失礼ながらも思い入れがちょっと深くなっていたというか、そういった頭でその文章を再度読むと少し目頭が熱くなりましたね。
その後、申し訳ないながらもちょっと飛ばしまして、今回のメインである新作、遅く起きた日曜日にいつもの自分じゃない方を選ぶの283ページ。
タイトルが90歳や89歳の字書き職人松井和夫さんと最後に会った時のことという章とあと後書きを配読いたしました。
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デイリーポータルZの広告を作ってもらった後日に、またその鈴木さんが松井さんの工房を訪ねる機会があったそうで、その時にICレコーダーで録音した松井さんによるシルクスクリーン印刷の画流の説明であったりだとか、
仕事のこだわりについてのお話の文字起こしと松井さんとのご縁に関して鈴木さんが思ったことなどが主な内容になるんですけれども、
そもそもこの2冊が、いろんな場所でいろんな人と出会えたことでそれまで知らなかった人や場所、物事に対して鈴木さんが抱いた愛しさみたいなものが詰まった素晴らしいエッセイなんですけれども、
これを読んで改めて、鈴木さんと今は亡き職人の松井さんにほんの少しだけおかしな時系列で、おかしな形で僕も関われたということにすごく嬉しくなったんですね。
鈴木さんは旅先やお仕事の取材という形でたくさんの方と関わって、記事やエッセイをこれまでにいくつも書かれたことでたくさんの方の歴史や思いといったものを残してきたんだなというふうに思いましたね。
あとがきをちょっと引用しますと、知らない場所で知らない人に会って、それをまた自分なりの言葉に変えていきたい。そうしていくことでしか自分は世界に対してお礼を返すことができないのだと思う。
というふうにありまして、本当に頭が下がる気持ちが湧いたと同時に、形は違えど、僕もこのネオ五条楽園というポッドキャストで同じようなことができるんじゃないかなというふうに思ったんですよ。
ちょっと偉そうですね。本当に未だに意味わかんないんですけど、なぜかこの番組には大量にお便りが届くので、誰かが投げてくれたお便りを僕らの声に載せて、さらに内容に答えるという形で、そのお便り主の歴史や思いの断片みたいなものが広がっていって、
世界中のスマホから誰かの耳に溶け込んでいっている。とも言える気がするんですよね。
僕らもただの橋渡しじゃなくて、考えたことを話したり、お便りの内容を面白くしたり、工夫して色付け肉付けしていると。
12:00
もちろん僕らも一人の人間なので、聞く人の好みに偏りは出てきますし、実際何百万もの人々に受け入れてもらいたいとまでは思い上がってはいないんですけれども、
少しでも歓声や金銭の近い人同士が僕らの番組を通して引き寄せ合ってくれれば、それがもしかしたら僕らなりの皆さんへの恩返しになるのかなと思い立った次第でございます。
ちょうど68.5回楽しいエステートセール王の翌週に配信した僕のひとり語り回第69回エレファントデイズという回でですね。
ねお城楽園のスタンスについては僕が思っていることを話しているんですけれども、計らずも今日のお話はその回の補足にもなりましたね。
はい、ということで何が言いたいかと言いますと、鈴木直さんのエッセイ、深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったことと、遅く起きた日曜日にいつもの自分じゃない方を選ぶ、本当にいい作品でした。
どちらもスタンドブックスより発行されています。どちらも1700円ぐらいで買えます。結構大きい書店にも置いてありましたね。
こちらもツイッターなどでちょっとシェアしていきたいと思います。
今回はですね、僕が少し関わったということで、シルクスクリーン札職人の個人松井さんのショーについてだけご紹介したんですけれども、他の話も全部心温まるものであったりだとか、
あとは何て言うんですかね、視点を変えることで面白さが見えてくるみたいな部分を教えてくれるお話ばかりですので、ぜひ皆様も書店でもネットでも購入できますので、実際にお手に取ってみてください。
ということでね、今回はありましたかね、取り留め。
鈴木さんね、めちゃくちゃいい人だったんで、普通に遊びたいんですよね。
SNS見てる限りね、なんか結構鴨川でお酒飲んでる写真あげてらっしゃるんで、もしかしたら声かけたら遊んでくれるのかなというふうに思うんですけれども。
仕事では何回か会ってるんですけれども、今度また鈴木さんとお会いする機会がありましたらね、その時のことをまたここでお話しするかもしれません。
その時はね、楽しみに待っていただければと思います。
えーと、今週はご紹介できませんでしたが、お便りはめちゃくちゃ来てるので、そちらはまた次回、よいちくんと2人で呼んでいきます。
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5、6通くらい来てましたので、それくらいめちゃくちゃ来てたとしても、ネオ五十楽園はいつでもどんな内容でもお便りを募集しています。
そんなお便りを100%絶対面白くしてくれる全ての宛先は、
neo.gojo.paraiso.gmail.com
ごじょうのごは?
みんなの声聞こえましたね。
はい、というわけで、ネオ五十楽園は週1回か2回、どっかのタイミングで配信したいと思っておりますが、今週は私ヤブタの独り語り会となりましたので、アフタートークはございません。
それではまた来週。おやすみなさい。
ありがとうございました。
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