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2024-09-26 08:32

また、堺雅人。無欲な中国思想史。

堺雅人が35歳くらいのときの話です。

#堺雅人
#孔子
#中国古典
#思想史
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こんにちは、なっちゃのです。昨日ですね、厚姫の話とかタイガドラマの話とかをしたんですけど、
坂井正人の何がいいのかっていうことを話そうと思ったら、なんかその前の前段階ぐらいで終わってしまって、なんか本編が話すことができなかったので、ちょっと今撮ってみています。
坂井正人の、だからまず頭がいいですねっていう話は前回して、段階ジュニアで超絶人口が多い中野受験戦争を勝ち取り、一発で早稲田大学に入って、そこから演劇活動をされているということなんですけど、
やっぱりね、エッセイ一つ撮っても、なんかこんなにこんなに知的が詰まってるっていう感じで、しかもでもそれを気取ってなくて、なんかやっぱ平仮名の使い方とかも多分うまいんでしょうね。平仮名の使い方とかがうまくて、
なんかね、敷居高く感じさせないっていうか、なんか自分はとても平々凡々な人間、庶民ですみたいなスタンスなんですよね。なんかね、これがやっぱり魅力の一つで、で今回もうエッセイどれもどれも面白いんですけど、一つちょっと紹介させてもらうと、
木戸愛楽っていうエッセイがあるんですね。この木戸愛楽、四字熟語のあれですけど、この木戸愛楽を表現しろっていう演劇のワークショップみたいなのがあるらしくて、
悲しいとか怒ってるっていうのは表現しやすいんだけど、どうしても突き詰めていくと、喜ぶと楽しいっていう表現の露出方法が同じくなってしまうっていう困り事が坂山里はあるみたいで、そもそも木戸愛楽とは何なのかっていうことからに入るんですね。
で、まず孔子の孫の子子っていう人がいて、孔子の孫がまとめたとされるものに木戸愛楽っていう言葉が出てくるんですね。
で、ちょっと前に書かれた十四には孔を木戸愛楽っていうのが出てきて、好きと悪いっていうのがその前に出てくるんですね。
だから六字熟語みたいな感じになってるんです。
で、さらにこの木戸愛楽ではなく、木戸と愛楽それぞれ使われているようなこの中国の古典っていうのはないのかっていうのを撮影の合間にたまたま読んでいた孫子とかって言ってるんですけど、
まあね、そういうのを撮影の合間とかに読んでるんですよね。
で、そこでちょうど両方出てるらしいんですね。
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で、まず木戸っていうのは猿のエピソードがあって、猿使いに朝三つ、夕方四つ餌をあげようって言われると猿使いは怒るんです。
ちょっとこのなぜかわかんないんですけど。
で、それを逆にして朝四つ、夕方三つはと言われたところを大喜びするということなんですね。
で、結局孫子は嘘も言っていないし、合計7つという事実も変わらないのに喜んだり怒ったりするなっていうふうに言っていて、
人間も必死に正解を選ぼうとするんだけど、正解も不正解も本当はそういうことってなくて同じものなんだよっていう教訓みたいになっているらしいんですよね。
まずそれが木戸が出てくるエピソードです。
で、次、愛楽。
この愛楽っていうのはちょっと猟奇的な話っていうかなんですけど、
登場人物が病気で体がひどく変形した人物がですね、その親友にお前は自分の運命を呪うだろうなって言われるんですね。
よくわかりますよね、その感じは。
たまたま自分は何も悪くないのに病気になって体がひどく変形して、例えば差別も受けるでしょうし、
社会生活もままならないと思うんですね。
っていう人に運命を呪うだろうなって言われて、言われるんですけどその本人は、
いや、そもそも誕生したことも時の巡り合わせだし、死ぬのもまた運命だということを言って、
さらに、時の巡り合わせは運命に従っていれば悲しみや楽しみも心に入り込むことはないって言ってるんですね。
で、これあの漢文にすると、
ここに愛楽が出てくるんです。
これすごい言葉だなと思ったんですけど、
この運命に従っている。だから、生まれたのもそうだし、体の病気もそうだし、死ぬのもそうだし、運命とか巡り合わせに従っていれば、
悲しみとか楽しみとかそんなことはないよと言ってるんですよね。
これすごくないですか。ちょっともうなんか私にはとても理解できない領域なんですけど。
なんかね、この本当に今話題ってもう終息を迎えているのか、この欲深いワーマン問題とかを聞いてると、
木本理子さんが死んだ人の本を読めって言ってましたけど、死んだ人の本もいいっていうか、
もっとこの中国古典を読めっていう話になってきそうだなと、だから木本さんはもうその真髄をおっしゃっていて、
さらに明治期のとかそういう人たちもいいかもしれないけど、本当に本当にもう千年二千年と長く受け継がれているものこそ読みなさいっていうことかもしれないですね。
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そこにはやっぱり真理が書いてあるからこそ、みんなが参考にしてみんなが勉強になる勉強になるというわけで、
だからこそ生き残っているからもうね、みんなこうしを読みましょう、そうしを読みましょうということになってくるんですよね。
っていうのがさらっとね、坂井雅と撮影の合間に読んでいたんだがみたいな感じで、さらっとこういうことがいっぱい出てくるんですよ。
続いてこうあるとか、また別の本ではとか、そんなことの繰り返しでなんか頭の中がどうなっちゃってんのみたいな。
俳優っていう職業からいろんなことを人よりは体験することも多いでしょうし、やっぱりなんかそれはもちろん撮影の期間とか練習の期間とかいろいろあるから浅いっていうことにはなるかもしれないけど、
なんかね、すごくそういう人生経験的な意味では面白い職業なんだなっていうふうに、なんかこのエッセイを見ていて思います。
だから面白い職業なんだなっていうか、坂井雅とが面白く俳優をやられているっていうことなんですよね。
やっぱりどの仕事もっていうか、特にこの表に立つ仕事っていうのはすごい大変なことも多いでしょうから、
それをなんかまぁこんなふうに、表々と坂井雅は表々と見えますけど、こういうことを考えたり勉強したり、本人は勉強のつもりないのかもしれないし、
本当に趣味でなんかこういろんな知識っていうかな、教養みたいなものを得ているのかもしれないですし、
だから俳優っていうのが転職なんじゃないでしょうかね、ってすごい思いました。
坂井雅とは俳優にならなかったら官僚になるっていうふうに思ってたらしくて、官僚もね、合いますよね、めちゃくちゃ。
銀行マンのドラマとかもそうですけど、スーツもバシッと着て頭も良くて、ちょっと皮肉屋さんで合いますよねってすごい思いました。
ということで、坂井雅どうでしょうか、素晴らしい人ですよね。ということで、また坂井雅との話します。それではまた。
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