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こんにちは。横浜で15年以上犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
こちらの番組では、あなたとワンちゃんの10年をよりよく変えるをもとに、犬と生きる10数年をもっと本気で楽しみたいあなたに、幅広い分野から犬に関わるお話をお届けしています。
大好きな旅の話、子育ての話も時々お届けしています。
飼い主さんが変われば、犬が変わる。犬のことをもっと知って、あなたも犬育てのプロになりませんか?
より具体的なトレーニング、しつけ、アニマルコミュニケーション、ペットロスについて、メンバーシップにてお話ししています。
前回は、犬のしつけ関連サービス、種類とそれぞれの特徴、そのうちの通所型、複数対象のしつけ教室やグループレッスン型についてのお話をしてきました。
今回は、通所型のうち、マンツーマン型のしつけサービスについてお話をさせていただきます。
前回のグループ対象のしつけ教室型が複数対象なのに対して、今回お話をするのは、いわゆる家庭教師や個別指導のようなマンツーマン型になります。
これは、子どもの学習塾の違いなどを思い浮かべていただけるとわかりやすいかなと思います。
通所型とはいえ、自宅にトレーナーさんや訓練師さんがやってきて指導をする出張型と、飼い主さんが犬を連れて訓練施設や公園などで行う通い型があります。
よく、しつけ教室などのグループレッスンとプライベートレッスン、どちらがいいですか?と聞かれることがあります。
教室型とプライベートマンツーマン型の最大の違いは、個別のアドバイスや個別の問題に対して的確なピンポイントの回答をしてくれるかどうかになります。
少人数のクラスでない限り、それぞれの飼い主さんとワンちゃんの個別のお悩みや課題に寄り添ってくれるということは、複数クラスでは難しいというのが現実です。
また、複数人クラスが内容についてある程度決まっている上で、参加者が同じ目標や課題に対して取り組むのに対し、
マンツーマン型の指導の場合は、当然ながら飼い主さん、ワンちゃんが今悩んでいる問題や今後の希望を伺って、個別の内容で対応するということになります。
ですので、「なんとかのことについて聞きたい。」、「○○に悩んでいる。」、「なんとかしたい。」というはっきりとした目的意識があるというようであれば、
プライベートレッスンや出張型のトレーニング、要はマンツーマン型を選ばれた方がいいでしょう。
特に今は困っていることはないし、何をどう教えていったらいいのかわからないという方は、
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しつけ教室である種の方向性を示していただいたり、ご自身とワンちゃんとの課題やこれから同じ目標を持つためにしつけ教室などグループレッスンに参加するということは適しています。
特にアジリティ教室やパピー教室、ノーズワーク教室などといった内容が特化しているものは、マンツーマンのレッスンよりも複数のレッスンの方が適している場合があります。
内容特化型のグループレッスンは、マンツーマンだと犬が飽きてしまったり、集中力が低下してしまうからです。
また、パピー教室などは子犬の社会化を目的したものであり、そもそもの目的が新しい出会いや初めての経験を積むということにあったりしますので、
こちらはマンツーマンレッスンよりもグループレッスンに最適あるもの、向いているものと言えると思います。
それでは、こちらも時々聞かれることではありますが、出張トレーニングで自宅に来てもらうのと、プライベートレッスンで質疑関連施設に犬を連れて伺うのと、どちらの方がいいのかということについてお話ししていきます。
この用語、プライベートレッスンの用語は、あくまでも私が授業の中で使用している区別になりますので、各事業者ごとにネーミングなどは多少異なるかと思います。
要は、犬のホームで行うか、アウェイで行うかになります。
何が大きく違うかというと、対飼い主さん向けに言えば、まず多くは料金や対応時間が大きく異なるということです。
また、中にはどちらかしか対応していないという場合もあります。
施設を持っている事業者は、犬の保育園やスクール・訓練所に代表されますが、そこで預かっている預かり・トレーニング中の犬たちがいるため、出張はできません。
施設に来ていただいてプライベートレッスンすることができます、という方も多いです。
犬からすると、この場合にはアウェイの場所に赴いてトレーニングを受けることになりますので、
飼い主さんが意図している問題が、例えば家庭内、つまり犬にとってホームでしか出てこない問題であれば、
この形のレッスンを受けた場合には、本来の愛犬の姿とはちょっと違うな、という姿しかトレーナーさんに見えてもらえないというデメリットがあります。
ですが、例えば散歩中の引っ張りなどであれば、そもそもホーム以外の場所で出現する問題ですし、
いつもの散歩コースでなくても引っ張りが常習化している犬にとっては、ホームのレッスンでなくても十分に対応が可能となります。
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また、逆にご自身の施設や店舗を持たないトレーナーさんや訓練士さん、そういった方の場合は出張・トレーニング専門の場合もあります。
そもそも施設を持つということは固定費がかかりますので、個人で活動されているトレーナーさんは難しい場合があるんですね。
もしくは、その施設に常設的に持っている、使うというのではなくて、公民館や公園など決まった場所に、
決まった時間にお客さんに時間ごとに来ていただくというスタイルの方もいらっしゃいます。
出張・トレーニングの利点は何と言っても、ホームでの犬の様子を見てもらいやすいということです。
自宅で起きる問題、飼い主さんと愛犬さんとの間に出てくる問題の中では、アウェイでは起きない問題というのが結構多くあります。
それだけ犬にとっては、ホームは強い意識が働くもので、これは政権であればより強くなります。
例えば、来客防衛や家の特定の場所を守るような威嚇行為のほか、
子犬の場合はトイレトレーニングなどは、ご家族の動線、設置場所を考えていくこともトレーニングの一つになりますので、
出張・トレーニングの方が向いていると私は思っています。
マンツーマンでしっかりと教えてもらいたい。
相談に乗ってもらいたいけれど、出張型のトレーニングと施設に連れて行くトレーニングとどちらがいいだろうと思われたときは、
まずはご相談内容がホームのみで起きる問題なのか、アウェイでは同じ行動が出るのかを考えてみてください。
よくわからないという場合であれば、最初お問い合わせをされたときに、担当のトレーナーさんに
うちの子はこういう状況なんですけど、出張の方がいいか、犬を連れて行った方がいいか、どっちがいいですかとご相談されてみてください。
ちなみに私は、犬の保育園、施設にお越しいただいてのプライベートレッスン、私がご自宅に赴いての出張トレーニング、すべてに対応しています。
なぜなら、それぞれできることが異なっているからです。
お問い合わせをいただいた時点で、そのお問い合わせ内容をお伺いして、どの方法が一番良いか、どのトレーニング体制が一番良いのかをご提案させていただいています。
出張トレーニングの場合は、出張対応範囲が決まっているので、それを越えてしまう場合にはご来店いただくか、オンライン相談も受け付けています。
最後に、オンラインしつけ相談について少しお話しします。
これは、オンラインを使った最近増えてきたサービスですが、Zoomなどを通して飼い主さんのご相談を伺い、口頭にてワンちゃんに関するアドバイスをさせていただくものということになります。
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実際ワンちゃんに触れたり、直接指導するということができないので、対応策や方法などを飼い主さんにお伝えして行ってもらっています。
できることは、プライベートや出張のレッスンに比べてかなり幅が狭くなってしまいますが、場所や時間の制限が緩やかであるのは便利です。
また、犬の行動などのお悩みそのものでなくても、例えば飼う前のアドバイスや食事やダイエットのアドバイスなど、ピンポイントでワンちゃんが不在でも可能なワンちゃんに関してのアドバイスというのには大変適しているかなと思います。
さて、ここまで4回にわたり、犬のしつけ関連サービスの種類と特徴についてお話をしてきました。
皆様が毎日犬のしつけどうしようと考えられたときに、今までの内容を頭の片隅に置いていただけたら嬉しいです。
次回は、なかなかこれはわかりづらいと思うんですけれども、犬のしつけのサービス料金、どう決まっているの、相場は?という犬のサービスに関わるマネーの話をしていきたいと思います。
それでは最後まで聞いていただきありがとうございました。