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第42回、高校国語について話すラジオの時間となりました。
この番組では、高校の国語科教員であるなんばが、
普段の授業の話や研究の話などをして、
国語科の先生のみならず、いろんな先生に
授業や教育について考えてもらうことを目的としたラジオです。
みなさん、こんにちは。パーソナリティでございます。
なんばむっとです。よろしくお願いします。
前回は第41回のところで、初任者の評価化についてお話をしたかと思います。
今回は第42回なんですけれども、
実は録音3回目という絶望的な状況でして、
というのも、今日12月の4日なんですが、
車で移動しているときは大概ポッドキャストを撮っているんですが、
そのときに、1回目はAirPods Proをつけながら録音しようとして、
もともとSpotifyで音楽を流していたところから、
急に録音のアプリに変えたので、
うまくいかなくて収録ができなかった。
2回目は、それが分かった後だったので、
もう1回AirPodsに再接続をして録音したら、
最初3分半で終わっていたということで、3回目なんです。
で、もうなんか、あれですね。
僕授業3クラスが限度だと思っているんですけど、
というか、ごめんなさい。言い方が悪いな。
同じ科目のクラスは3クラスまでがいいなって思っているんですけど、
同じ話を複数回するのってあんま好きじゃないんですよね。
2回分かる。3回頑張れる。4回無理。厳しい。
っていう風になっちゃうので、温度感というか、
放つ熱量がどうしてもやっぱり1回、2回、3回目までは強くないですけど、
4回目になると厳しいなって思っているんです。
なので、今回もこの収録3回目はギリですね。ギリ。
なんか、もう今までの話したくないって思うくらいの感じなんですけど、
でも、どうしても取り扱いたい内容だったので、
共有をしていこうかなと思います。
前回前々回って言っても皆さんには聞こえていないので、
幻の回なんですけど、幻の回ではどういうことを先に話していたかというと、
初任者が評価官で基準に貸したものに対してはやってくるべき。
その時の仮定というものは重視があまりされない。
そもそもやってこないといけないだろうというニュアンスから
いろいろあったかと思うんですが、
それを話を聞いた時に2つのことを思ったわけです。
1つ目はどういう風にしたらこの初任者は感覚が変わるんだろうということ。
もう1つは、とはいえ自分がそういう風に思考の仮定だったりとか
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粘り強さとかを大事だよねっていう風に感じているのは
文科書のあれだったりとか、いろんな書籍を読んだ時に読んだものの結果で
それは自分の思考が実は誘導されているんじゃないかということ。
この2つを考えました。
1つ目の初任者がどう実感するかということですけど、
例えばさっきも言ったように学習指導要領のあれだとか、
観点別評価の下りだとかで、
結構学びの仮定とか粘り強さというものを見取っていこうというのが
全体の機運としても高まっているかと思うんですが、
それが理論的には必要というのが分かっているけれども、
何でそれが必要なのか、
自分の実感としてそれが必要レベルまで落とし込むことができないと、
その人の行動というのは変容がしないかなと思っています。
初任者に対して、これ大事でさ、重要でさっていう風に言うことができても、
その初任者が心からやってみましょうみたいな、
前向きに頑張りますみたいには多分ならなくて、
そういうことも必要だと思いますが、僕はやりませんって
やっぱり一本線を引きそうな気がするんですよね。
だからそれがなんか、そうするとこっちの自己満で行って終わり
っていう風になっちゃうと何も意味はないかなと思っているので、
その初任者がどうやったら動いてくれるんだろう、
そういう方向に価値を取るんだろうっていうことをすごく感じています。
黒崎先生もコメントでしてくれて、
やっぱりそこに対してというか、評価とか授業に対して不安があって、
どうにかしなきゃいけないっていう風に感じている初任者とかだったら、
やっぱりそういう話はすごく刺さるんだと思うんですけど、
その初任者は前も言った通り、授業に対しては困ってないっていう感覚なんですよね。
何の中のカワズというべきか、何というべきか悩ましいところですけど、
そういう人に対してどうアプローチしていくのかっていうことは、
やっぱりすごく難しいなっていうことを感じた次第です。
難しいよね。どうしたらいいんだろう。
現状だと、やっぱり実はできてない生徒がいるよっていう話と、
でも出てないっていう辞書があった後に、
実はここまで考えていたけど出せてないだけなんだっていうところを考えてもらった方がいいのか、
あとやっぱり担任の経験とかで生徒一人一人のものを見てもらった方がいいのかとか、
いろいろ考えるんですけど、
今のところはその例を、実験例とかを見て、
実際の話を聞きながらやってもらうと少し興味が湧くのかなと。
あのね、間の一枚ラボの方で実際にやってくれた人のこととかを考えると、
まずはなんか実物見て話を聞いてとかっていうところから始まるのかなと思いました。
あとはその資料だけではなくて、実際の授業とそれの間の一枚ラボで、
セットでいろいろできるとすごくいいんだろうなと。
例えばこの授業は実際のものを見ながらこう展開していった。
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生徒たちの反応は例えば良かった悪かったどっちでもいいんですけど、
生徒がこうだったけど間の一枚はこうなってるとか、
だから間の一枚がこうなってるっていうようなところのセットでいくと、
なんかいろいろと幅が広がりそうな気はしますよね。
っていうのが最初のところで、
僕は思っていたことです。
もう一つ、この自分の考えが実は洗脳というか、
規定されてるんじゃないかということですが、
自分自身もやっぱりこの思考の過程とか粘り強さ、
やっぱり一個の答えに対してもアプローチ方法は千歳万別、
到達度も千歳万別だと思っているので、
やっぱりそこをちゃんと見ていきたいと、
それは僕自身もそう思っています。
やっぱりそこをちゃんと見ていきたいと、
それは僕自身もあまりできる経験はしてこなかったので、
その人にはその人への理由があって、
だからといってやれないことを生徒化するわけではないんだけれども、
もしかしたらその過程で悩んでつまずいていて、
そこさえクリアできれば、
どんどんどんどん伸びていくみたいな生徒も多いんだろうなと思っています。
そういうこともあって、
自分はその過程を、
その生徒を理解していきたい、
エピソードを知っていきたいという思いが強くあります。
だからそこら辺を大切にしているんですけれども、
やっぱり書籍とかを読んで、
その考えが強化されているんだと思うんですよね。
一方でそういうようなプロセスではなくて、
成果物を見取るっていうのは、
もちろんそれも大切なことだし、
あれ必要なことなんだろうなと思うんですけど、
なんでしょうね。
それで自分の軸がぶれることはないですけど、
考えが本当にこれでいいのかなっていう相対化するきっかけにはなりました。
というのもその初任者は自分の感覚を疑っていないので、
こっちもそれを見て、
逆にそんだけ、
分かります?
それが間違ってるかどうかじゃなくて、
どれだけ立派に自信を持っていってるかで揺らぐみたいな。
よく触ってください。
急に溜め口的になっちゃいましたけど、
その内容とか数学とかで、
その答えが間違ってるのに、
堂々とこうじゃんこうじゃんって考えを言われると、
そうかそうなんだよねっていう風に考えてしまうみたいな。
その感覚とすごく僕近いなと思ってて、
すごい自信を持ってこうですよねみたいな。
あんまそんな強い感じじゃないんですけど、
揺るがないような感覚とか意見なんだなって思ったときに、
俺の方って合ってんのかなって、
信じてたものがこう、
あれ大丈夫なのかなって思って、
大丈夫かな?
でも自分は話しながらも、
これが大切だと思うんだなと思って、
自分の考えがさらに強化というか相対化されてきたわけなんですけど、
っていうところをすごく感じました。
そういう意味では、
初任者の存在のそんな話が聞けてすごく嬉しかった。
自分も問い直されたなっていうようなところがあります。
問い直すといえば、
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今日もね、
模試の解説を3年生向けに行っていたんですけど、
今日のパワポのテーマがですね、
高得点者を、
模試の高得点者を問い正すっていうようなパワポのテーマでやってるんですね。
問い正すっていうと言及して正しくするみたいなニュアンスもありますけど、
単純に質問するというか明らかにするっていうような意味はあって、
そっちの意味合いで実は使っているんですが、
問い正すって僕も知らなくて、
尖閣なので申し訳ないんですけど、
問うはいいですよね、質問の問う。
で、正すっていうのは漢字でやってるといくつかあるんですが、
その1個が質問の質なんですよね。
問い正す、正す。
だから、あ、そうなんだって質問っていう熟語がありますけど、
問い正すっていうのは結局は質問するっていうことなんだっていう、
なんか今までひらがなで正すとか表現していたことも多かったんですけど、
漢字を当てるとその言葉の輪郭が少しわかるような気がして、
少し自分の中では楽しい経験というか、
あったところではありました。
ごめんなさい話が脱線してしまいましたが、
幻の回の2回どんな話をしていたのかっていうのを、
再構成し、再構成し地味な話にお届けしています。
2回再構成しても熱量は落ちきらないんですけど、
なんかあれですよね、もぞもぞしてるというか、
うまく論理立ってないなって思います。
だからやっぱり面接の練習とかそういうことも複数回複数回、
数をこなしていくことが大切なんだなっていうことを、
この3年生の推薦の時期に思ったりします。
いっぱい国公立系の合格、候補生とかも出てきたり、
候補生、嘘ですね、候補生ですね、
候補生とかも出てきて嬉しい報告とかもたくさん聞けたので、
また一つ一つ僕も生徒に向け合いながら頑張ろうと思います。
うまなの皆様、改めビスナーの皆様、
いつもいつもありがとうございます。
また今後もお楽しみにしてください。
ではありがとうございました。
ありがとうございました。