ということで、今週は線筋痛症の話題をお送りしていこうと思っておりまして、
線筋痛症、昨日の投稿でも書きましたけれども、昨日の放送で初めて知ったという方もいらっしゃるかもしれませんし、
名前ぐらいは聞いたことあるけど全然詳しく知らない、なんなら周りにも患者さんいないし、みたいなことを思っておられる方いらっしゃるかもしれないですけれども、
実は周りにいらっしゃるかもしれないということも含めて、今日非常に良い資料がありましたので、それをご紹介してみたいと思います。
今日ご紹介するのは、日本リウマチ財団のリウマチを知ろう、リウマチに関連する病気っていうところの線筋痛症の説明ですね。
これちょっとPDFにはなってないんですけど、ウェブページをご紹介したいというふうに思います。
ちなみに、昨日のアフタートークでもお話しましたけれども、リウマチって、リウマチイコール関節リウマチって思われがちですけれども、
もちろん関節リウマチってリウマチ性疾患の一つなんですけれども、それ以外もリウマチ性疾患ってものすごいいっぱいあるんですよね。
このリウマチに関連する病気っていうので、昨日も取り上げたリウマチ性多発筋痛症もありますし、変形性関節症もありますし、
とかっていうことで、これリウマチイコール関節リウマチではないっていうのをまず大前提として知っていただきたいなというふうに思います。
今日ご紹介する線筋痛症もリウマチ性疾患の一つっていうことですね。
ということで、ちょっと項目が多いんで順番に、このプラスを開けるとその詳細が読めますんで、
項目が全部で十幾つありますので、ちょっとテンポよくいきたいと思います。
まずは一番初めのこの痛みとはっていうことで、痛みに関してはですね、これを話すとP2先生とかもう何時間でも話しますけれども、
まずこの2段目ですね、この痛みの定義っていうのがあるっていうのを、これは今は何回か取り上げてますけれども、
ぜひ知っておいていただきたいなというふうに思いますね。
痛みとは、実際に身体の組織損傷、もしくは組織損傷が起こり得る状態に付随する、
あるいはそれに似た感覚かつ情動の不快な体験っていうことで、何言ってるかちょっとよくわからない定義かと思いますけれども、
要はね、痛みってね、あの、情動が関係するっていうことと、あと自覚症状なんですね、当然。
なので、ご本人が痛いって言ってれば、他の人から見ててもわからないことってよくあるじゃないですか、そういうもんなんですよね。
明らかにこうなんか、怪我してて擦り傷してて痛いとかですね、なんか骨折して骨が飛び出ているとかだったら、
あ、痛ったってなると思うんですけれども、そうじゃない痛みってね、他の人にわかりにくいんですよね、はい。
っていうのと、あとはその時間経過によって、急性の痛みと慢性の痛みがあるっていうこと。
で、あとはこの痛みの種類ですね、この図1に書いてありますけれども、
心外腫瘍性頭痛、神経障害性頭痛と、あと第3の痛みですね、これが新しく、この痛覚延長性頭痛っていうのが定義されたっていう、
この辺はちょっと話しすぎて長くなるんで、もうやめておきますけれども、はい。
で、特にこの腺筋痛症はこの痛覚延長性頭痛がかなり大きく関わってくる。
まあ、もちろんね、他もないわけではないんですけれども、
その痛覚延長性頭痛がメインの病態であるっていうことですね、はい、になってます。
はい、ということで、本題いきますけれども、腺筋痛症はどんな病気?っていうことで、
腺筋痛症とは、3ヶ月以上の長期にわたって、だから慢性頭痛の部類でありますよね。
身体のあちこちの広い範囲に痛みが持続したり、再発したりしますっていうことで、
あとは、痛み以外の症状もあるっていうのは、これ結構特徴で、身体の強い壊張りもありますし、
あと激しい疲労感とか、不眠、頭痛、鬱、気分、物忘れなど、多彩な症状を伴いますっていうことになっております。
で、病気の原因にはわかってないんですね。
昨日もお話ししましたように、わかっておりません。
はい、で、さまざまな方がいらっしゃいます。
なので、この腺筋痛症といってもですね、本当にいろんな方がいらっしゃるので、
程度の軽い方からかなり重くて、日常生活に使用を来す方までいらっしゃるっていう、そんな感じですね。
はい、で、続きまして、この病気の患者さんはどのくらいいるのですか?
っていうふうに言いますけれども、
えーと、欧米では、一般人口の2%前後に腺筋痛症の患者さんが見られるとされていますっていうことで、
50人に1人ぐらいですよね。
で、日本でもですね、調べられていて、2003年に調べられた調査では、
人口の1.7%の方々が腺筋痛症であるとされていますっていうことになっていて、
えーと、200万人ぐらいの腺筋痛症の患者さんがいらっしゃる可能性があるっていうことですね。
で、決してまるな病気ではないっていうことになっております。
はい、で、続きまして、どのような人に多いんですか?
性別、年齢分布っていうことですけれども、
えーと、これは昨日もお話しましたように、女性が多いんですね、1対4.8っていうことで、
ただ、個人的な感覚としてはね、もっと女性に多い気がするんですけれども、
まあ、でも女性が多いっていう感じですね。
で、あとは発病年齢ですね。
昨日の問題はそうでしたけれども、40歳後半ぐらいの年代に多いんですけれども、
ただ、診断されるのが遅れる傾向にあるので、早い段階で発症していて、
この、若年性腺筋痛症ってやつですね。
それが、なかなかもう何十年も見つからずに、実はその40代ぐらいになって、
見つかる、みたいなこともあったりしますね。
で、遺伝子マスカはちょっと飛ばさせていただいて、
病気の原因がわかっているのですか?病院ですね。
まあ、これを先ほど言ったように、あの、はっきりわかっていないんですね。
ただ、まあ、1つキーワードになるのが、この脳のネットワークの過敏ですね。
こういうの、中枢性関差っていうふうに言いますけれども、
痛みってね、最終的に脳で感じるんですよね。
で、ここの脳が誤作動して、痛みを感じるっていう、
この、軽く圧迫されただけで強い痛みを生じる、
これ、アロディリアっていうふうに言うんですけれども、
触れただけで痛いとかですね、もうちょっと触るだけで痛いっていう、
まあ、これ、あの、先期の通称の診断基準の中にも含まれてますけれども、
はい、そういうのが特徴になっております。
はい、で、この病気はどのような症状が現れますか?っていうことで、
まあ、これを先ほど言ったように、まあ、いろんな痛みとか、
そういう伴う症状が出てくるんですけれども、
この表の1のところですね、これガイドラインになっている表ですけれども、
あの、痛みは当然あるんですけれども、痛み以外のですね、
この身体症状、精神、神経症状って書いてありますけれども、
右側2つのカラムですね、はい。
こういうのもね、起こってくるので、なので、
まあ、非常にね、あの、日常生活に希少をきたす病気です、という感じです。
で、えー、続きましてが、
はい、です。
で、えーと、ちょっと先に過ぎますけど、
この病気はどのような治療法がありますか?っていうことで、
えーと、まあ、残念ながらって書いてありますけれども、
まあ、原因療法や根治療法はないのが現状ですっていうことで、
はい、いうことになってますね。
まあ、あの、これちょっと本当に色々書いてありますので、
えー、読んでいただきたいと思うんですけれども、
一つね、大事なことが一番最後の段落に書いてありますけれども、
この非薬物療法ですね、これがね、非常に大事なんですね。
どうしてもね、繊維緊通症、まあ、それに限らずですけれども、
痛みってなると、なんかこう、痛みの痛み止めで良くなるっていうふうに思われる方が多いと思うんですけれども、
まあ、もちろんね、痛み止めないわけではないんですけれども、
それか、それ以上にね、非薬物療法ですね、まあ具体的には運動療法と精神心理療法ですね、
この辺が非常に重要になってきますし、
あとはエビデンスもありますっていう感じです。
はい。
で、えー、続きまして、この病気はどのような経過をたどるのですか?
臨床経過予防っていうことで、
えーと、はい、まあ、命に関わるっていうことは基本ないということは大前提で、
ただ、先ほどから言ってるようにQOLですね、生活の質は著しく落とすこともあるので、
まあ、いろんな、先ほど言ったような治療法を含めてやっていくっていうことが非常に重要です。
はい。
で、あと最後にですね、この患者支援団体などありますか?っていうことで、
この友の会っていうのがあるんですよ。
これ非常に有名で、はい。
で、あとは学会もあります。
はい。で、学会を中心にこのガイドラインっていうのも出ていて、
私もね、以前の投稿とかでもこの繊維禁止指標ガイドラインにのっとってお話をしておりました。
で、あとはね、公的支援ですね。
いろんな公的支援あるんですけれども、
この、まあ、各種の制度の認定の審査などにしばしば愛入れないところがあり、
上記各種制度が適用されることが困難な場合がしばしばあるのは現状ですっていうことで、
はい。まあ、これはその通りで、まあ、なかなかね、だから診断がね、
こう、ぶれる可能性がある病気なんで、
この辺のね、制度もどういうふうに使用したらいいかっていうのはね、
あの、現場でも一例一例丁寧に検討する必要性があるっていう、
そんな病気になっております。
はい。ということで、じゃあ最後、シンシンジャンケンいきたいと思います。
いきますよー。
シンシンジャンケン、ジャンケン、チョキ!
ということで、今日も幸せな一日でありますように、
お会いできていただいた、井上隆でした。
今日もいいシンシン!