内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を毎朝5時50分に10分程度で配信しています。
毎朝5時半からライブやっていて、公開生収録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、今週はですね、あ、まさに今日ですね。
11月25日は何の日でしょうか?っていうことで、
11月25日はですね、いい医療に向かってGO!っていう超強引な語呂合わせで、
医療安全をね、考える日らしいんですけれども、
で、今週1週間がですね、この医療安全推進、
ん?医療安全推進週間かな?はい、っていうことになっているらしくって、
医療安全についてですね、昨日からお送りしております。
はい、で、昨日は石骨科試験クイズであらゆるなやつをさせていただいたんですけれども、
あの、医療安全って本当に全ての医療機関に求められているものでありまして、
で、その中ではですね、やっぱりこの医療事故を防ぐっていうのはですね、すごい大事なんですね。
なんですけれども、えっと、今日取り上げるのはですね、
清水新進資料ということで、これ実はちょっと木曜日に取り上げてもいいかなと、
あの、清水新進医療ニュースのところで取り上げてもいいかなというふうに思ったんですけれども、
ちょっととある事情で、今日1個だけ特別に特別回ということでさせていただこうと思っております。
はい、で、今日取り上げるのはですね、このNHKのサイト、
ちなみにNHKと利益相反がございませんけれども、
NHKのサイトに出ていた11月19日の特集みたいな記事ですね、
ウェブ特集っていうことで、
医療事故で両足麻痺にドリルで神経切断も医療事故を繰り返すリピーター1っていうような、
ちょっと衝撃的なタイトルですけれども、そういう記事が出ておりましたんで、
これを取り上げたいと思います。
ちなみにですね、この記事は、クローズアップ現代でですね、先週かな、
放送されたやつを記事化したもので、このクローズアップ現代がですね、
NHKプラスで、明日の午後7時57分まで見ることができますので、
この記事から飛んでいただいたら、そのNHKプラスで見ることができます。
NHKプラスですね、有料で契約しないといけないと思っている方もいらっしゃるかもしれないですけれども、
NHKに契約さえしていれば、どなたでも無料でご覧いただけますので、
ぜひ30分番組ですけれども、ご覧いただけたらなというふうに思います。
で、この内容ですね、よくご存知の方もいらっしゃるかもしれないですけれども、
8ヶ月で発見の医療事故がですね、とある病院で起こっていたっていうところで、
このリピーター、これちょっとリピーター医師っていう言い方あんまり、
ちょっと僕は微妙かなと思うんですけれども、
あの医療事故を繰り返すリピーター医師が存在するっていうことをですね、
番組の中に出していました。
で、詳しくはですね、番組ご覧いただけたというふうに思うんですけれども、
やっぱりですね、これ、医療事故がですね、やっぱり、
偶発的に起こってしまうっていうことはあるんですけれども、
ただそれがね、繰り返される土壌っていうのはね、何らかおかしいんですよね。
なので、今回もよくよく調べていたら、
過去に何件も医療事故っぽいことが起こっていたっていうことが明らかになったっていうことで、
まあ今問題になっているっていうことなんですけれども、
ただ、全体的にですね、この記事の真ん中あたりですかね、
医療の高度化もあいまってっていう部分もあると思うんですけれども、
医療事故のうちのその技術主義の未熟化原因っていうふうに思われるものですね、
これが5倍以上になった、4倍以上かなということで、
この10年非常に増えているということになっています。
で、この名古屋大学のですね、長尾先生と非常にね、
医療安全の領域でご孝明な先生っていうか、トップランナーのお一人ですけれども、
この先生も書いてありますように、
その医療事故を起こした医者の医師免許を剥奪したらいいんじゃないかっていうご意見はね、
まあこれは一般の方からするとね、それはそうかなっていうふうに思うじゃないですか、
てかまあこれ普通にね、医師じゃなかったら障害罪とかそういう感じになると思うんで、
なんですけれども、あの免許は取り上げられないんですよね。
基本的にはね、これ移動審議会っていう、
医師の意に満ちって書いて移動審議会っていうのがあってですね、
そこで明らかな犯罪行為があったものに関しては、
医療行為ができない、まあ要は医師免許を剥奪されるとかですね、
一定の期間保険診療はできないとかっていうペナリティが起こることもあるんですけれども、
ただ、医療事故は合併症の一つというふうに捉えられる節もあるので、
そうするとですね、医療事故が起きていても、
とあるドクターがですね、医療事故を繰り返していてもですね、
医療自体は継続できる、医師免許は取り上げられることはないっていうような構造になっていて、
まあここね、一般の感覚からするとだいぶずれてるかなとは思うんですけれども、
でもそういう現状っていう感じになっています。
なんでですね、この病院でですね、医療事故が繰り返されたのかということで、
3つの要因っていうのはこの記事の中、番組の中には取り上げられていて、
まず一つがですね、やっぱり報告がきちっと行われていなかったっていうことですね。
これ昨日も取り上げましたけれども、インシデント報告って言ってですね、
その医療事故に至る前の小さなもの、気ありはったとも言いますけれども、
それを適切に取り上げて上に上げていくっていうのがね、
病院の体制で非常に重要なんですけれども、
それがちゃんと報告されていなかった。
このケースだったら事故なんですけれども、事故がきちっと上がっていなかったっていうのは、
やっぱり構造的な問題があるかなというふうに思っていますし、
あとはその2番目ですね、医療安全の部署の機能不全っていうふうに書いてますけれども、
どこの病院でもですね、冒頭にも言ったように医療安全の取り組みってされてるんですね。
この病院でも2人の看護師さんが戦中で、もともといたみたいなんですけれども、
ただ、それがうまいこと機能していなかったっていうのが2つ目ですね。
3つ目としてはですね、これはちょっと一番個人的には深刻かなというふうに思っているんですけれども、
地方の医師不足ですね、地方とかあと診療科による医師不足ですね、
これは別にここの病院に限った問題ではないんですけれども、
いろんなところでやっぱり医師不足が発生していて、
医師をどういうふうに確保するかとかですね、あとは医師の激務とかですね、
そういったものが問題になってきてるっていうのが現状かなというふうに思います。
その次がですね、医療事故を見逃さないためにということで、