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今までなんで自分がこんなにカリカリしてたのかとか、こんなに息苦しいと思ってたのかが、一冊で結構わかったって思って、
すごいスッキリしたというか楽になったっていうのが覚えていてですね。
他の今までのマネジメントの本とか、コミュニケーションの本とか、人間関係の本とかも読んでたんですけど、
では全くなんか得られなかった感情なんで、これでいいんだって思えたという意味では、
本当に肩から荷が下りた感じはしたのを覚えてますね。
こんにちは、りょこちです。
今日もマイ・ベスト・ブックスでは、ゲストのストーリーとともに、一冊の本を紹介します。
今回の一冊は、嫌われる勇気。
国内累計208万部、世界累計485万部の大ヒットを記録した、
承認欲求や人間関係に悩む日本人に強烈に刺さる一冊です。
ゲストは、簡単にネット上で募集がかけられる募集など、様々なサービスを手掛ける、
株式会社キャスター取締役COO、石倉秀明さん。
石倉さんといえば最近、「コミュ力なんていらない。」という本を出版されましたが、
他人の価値観に惑わされず、自分の幸せを生きるという思想は、どこか著書とも共通しているようにも思いました。
私自身、他人からの評判を気にしがちな人間ですが、
この本に書かれているアドラー心理学に出会うことで、周りばかり気にせず、
自分の人生によりフォーカスする考え方を身につけられるようになったと感じています。
皆さんがもし、人間関係の苦しみに囚われているなら、
今回の放送を聞き終えた後、気持ちが少し楽になっているかもしれません。
初めてのマネジメント業務、うまくいかない人間関係、嫌われる勇気を手に取った時、石倉さんは仕事のコミュニケーションに悩んでいました。
手に取ったのは結構前で、でも10年近く前だと思うんですよね。
マネジメントの仕事をしていて、うまくいかない期間のほうがすごい長いぐらいで、
結構苦しんでた時期が長かったんですよね。
当時石倉さんは社会人2年目、営業として入社した会社でプレイヤーとして抜群の成績を出した後、チームのリーダーに抜擢。
しかし、その仕事ではこれまでに経験したことがない苦手な仕事にぶつかります。
幸いなことに1年目は自分の営業成績がわりと良くて、
そんなに自分なりにも努力をしてできたような感覚もなく、
自分なりに普通だと思ってやってたらできたっていう感じだったんですよね。
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今思うと結構いろいろ考えてたんだなと思うんですけど、
それがマネジメントになってみて、簡単に言うと教えられないんですよ。
でもなんでそれが僕よりも何年もやってる先輩たちができないのかみたいなことが正直すごいわかんなくて、
それがそのまま態度と言葉に出るっていう状態だったので、
結構なんだあいつみたいな感じになるっていうのもありますし、
あとやっぱり僕の人の気持ちとかみたいなところが、
分かりたくないわけじゃないんですけど、
強化力があんまりなかったりだとか、
なんで人がそういう感情になるんだろうとかっていうのがあんまり分からなかったりするっていうのもあって、
結構チームで調子を崩す人が出てきたりとか、
わりとチームのミーティングの雰囲気が基本的には最悪みたいな状態だったりとか、
移動したいですとかあいつ外してくれみたいなのが僕を飛び越えて冗長にいったりみたいなこととかが結構何度もあって、
5年ぐらいマネジメントミスってるから、
でも解決法がわかんないまま来てるけど、
なんかうまくいかないみたいになっちゃっていたので、
へこんでるっていうよりは苦しいなっていう。
もうプレイヤーに戻してくれよってずっと思ってましたけどね。
もう目標3倍でいいからちょっとプレイヤーにしてよみたいな。
池袋の純駆動書店で、嫌われる勇気に出会ったのはそんな時でした。
平積みの中にある嫌われる勇気というタイトルが目に留まったといいます。
買って帰って夜とか読み始めたときに、結構夢中になって一晩で読んじゃった気がするんですよ。
今までなんで自分がこんなにカリカリしてたのかとか、こんなに息苦しいと思ってたのかが一冊で結構わかったって思って、
すごいすっきりさというか楽になったっていうのは覚えていて、
今までのマネジメントの本とかコミュニケーションの本とか人間関係の本とかも読んでたんですけど、
では全く得られなかった感情なんで、
すごいこれでいいんだって思えたっていう意味では、
すごい本当に肩から荷が下りた感じはしたのを覚えてますね。
石倉さんを特に救ったのは、アドラー心理学の課題の分離という考え方でした。
課題の分離とはどういう考え方なのでしょう。
アドラー心理学における課題の分離では、問題が生じた際にまずそれは誰の問題なのかを考えろと言われています。
自分が解決できる問題と他人が解決すべき問題を仕分けて明らかにした上で、
自分の取り組むべき問題に集中して解決をすべきだとされています。
これは自分の問題なのか他人の問題なのかっていうのを一回考えられるようになったっていうのはすごく大きいなと思うんですよね。
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例えばマネジメントしてたり人間関係で悩んでいるときって、
一番あるのはなんでこの感情わかってくれないんだろうとか、なんで同じ考え方じゃないんだろうとか、
なんでこの人はこう考えちゃうんだろう、こう動いちゃうんだろうっていうことを、
それが自分と同じじゃないからとか、自分が思い通りにいかないからっていうので結構圧力って生まれるなと思うんですけど、
これは僕の問題ではなくて彼なり彼女なりの問題だってっていうふうに一旦切り分けられるようになったっていうのは、
すごく精神的に楽になったなと思うんですよね。
自分がコントロールできることとできないことがちゃんと区別がつくようになった。
変にイライラすることが減りましたね。
当時はなんでみんなわかってくれないんだろうとか、なんで僕はわからないんだろうとかっていうことにすごく苦しんでいたことがあったし、
それが悩みの種だったっていうのもありますし、
結構それって子供の頃から親とかに対しても思ってたんですよね、学校の先生とか。
っていうのがこのアドラーの嫌われる勇気を読んで、自分の問題と他人の問題っていう考え方があるんだとか、
証人欲求を否定していたりとか、トラウマは存在しないんだみたいなこととかが書かれているのを見て、
結構なるほどなって、こういう考え方ってあるんだ、確かになって思う部分があって、
こう考えれば確かにそうかもしれんって思うことがたくさんあってですね。
それ以来、この嫌われる勇気は仕事のスタイルや考え方にも影響を与え、人生のバイブルになったといいます。
現在は全員リモートで仕事を進める株式会社キャスターの取締役となった石倉さん。
そのマネジメントスタイルは今と大きく変わっているとのことです。
今思うと相当マイクロマネジメントだったと思いますし、結構押し付け型だったと思うんですよ、圧倒的に。
今はその人の役割があって、それを果たしてくれるっていうところとか、それを果たせるようにサポートするっていうのは仕事で、
それ以外はみんなが楽しく働けるように環境を整えるぐらいしかやることがないなと思ったりするんですけど、
今は結構会社をやっていても現場で問題が起きて、今は取締役なので、取締役会というか役員会議とかでエスカレーションで上がってきたりするんですけど、
それって本当に会社が解決しなきゃいけない問題なのか、それって本人たち同士で話してもらうものだよねとか、
会社がなんとかできる問題じゃないよねとか、誰の問題なのかっていうのをすごく、まず明確にするとか、切り分けるとかっていうことはすごく癖になってるし、根本になってるなと思うんですよね。
ああ、読まずに本の内容が全部わかったらいいのにな。
そんなことできるわけな。
あ、オーディオブック!
オーディオブックなら読む必要な。
はい、本を読まずに行きます。
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どのコミュニケーション術の本よりも、幼少時からの人間関係の悩みを解決してくれたというアドラー心理学と嫌われる勇気。
この本は自分以外にも多くの人の気持ちを楽にする。人間関係に効く一冊だと石倉さんは話します。
楽になると思います。
特に、なんで部下はちゃんと動いてくれないんだ、みたいな思ってる人とかは全然変わると思いますけどね。
嫌われる勇気の中でも言ってるんですけど、僕らの悩みのほぼ全ては人間関係であるって言っていて、
その人間関係をどうやったら悩みじゃなくて、これは自分の問題、これは他人の問題っていう風に考えられるようになったりとか、
生きていく上でシンプルに悩みがめちゃくちゃ減ることだと思うんですよね。
その意味だと、何か悩みがある人とか、人間関係がうまくいかないなって思ってる人とかにとったら、
一度目を通してみるとすごくいいきっかけになるんじゃないかなっていうのはすごく思います。
人間関係の悩みを解決してくれる知識を探してみれば、愛想を良くする、マメに連絡するなど、
さらに気負ってコミュニケーションさせる、小手先のテクニック論ばかりだったりします。
そんな中、この嫌われる勇気では、むしろそれはあなたの解決できない問題では?と問いかける。
その問いは厳しいようで潔い。
嫌われる勇気を持ち、自分ができることで、相手に誠実していることを心がけた先にはきっと、
心が軽くなった自分でいられる毎日が待っているでしょう。
今回は株式会社キャスター取締役 COO 石倉秀役さんを迎えして、
嫌われる勇気をご紹介しました。
お相手は旅立ちでした。