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2023-04-25 13:29

chatGPTは作文の電卓

タイトルの「chatGPTは作文の電卓」は京都橘大学の池田修さんのツイートです。

昨夜出席した哲学カフェ「「ChatGPTが代わりに考えてくれるなら、学ぶ必要はない」と言われたら?」で考えたことをお話しました。

読書感想文は「自分に固有な体験について この本がどのような意味を持つのか」ということをchatGPTに対して説明できるということは、それを原始的な形で言語化することができたということなので、残りの文章化をchatGPTがするのは問題ないのではないかと思います。

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00:00
冒険家のみなさん、おはようございます。
今日もですね、ラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していらっしゃいますでしょうか。
本日は2023年4月25日、インドでは午前8時35分を回ったところですね、
今日も音声配信、むらスペを始めさせていただきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
今日お話ししたいのはですね、チャットGPTは作文の伝託ということなんですね。
これを話そうと思ったのは、ツイッターで昔池田治さんという方が、
昔といっても1ヶ月前ぐらいだと思うんですけど、
今日のテーマであるチャットGPTは作文の伝託だというふうに
ツイートしていらっしゃったのを拝見したことがあるんですね。
僕はこれ本当にそう思うんですよ。
それと、昨日の夜に哲学カフェという非常に面白いイベントに出席しまして、
いろんな考えの方と人工知能をめぐる、
それをどういうふうに社会が受け止めるべきなのか、
教育現場が受け止めるべきなのかということを議論させていただきました。
そのときに、まさにこのチャットGPTは作文の伝託という、
池田治さんの発言を思い出して、
それを皆さんにもご紹介したいなというふうに思ったんですね。
まず、哲学カフェというものなんですけど、
これはFacebookで、
ドイツの日本語教師のミワセイさんという方が
ツイートしていらっしゃったのを見て、
トピックがとても面白いと思ったんですよ。
トピックが、チャットGPTが代わりに考えてくれるなら、
学ぶ必要はないと言われたら、というトピックだったんですね。
これちょっととても面白いなというふうに感じまして、
もう本当にすぐに申し込みのメールを送りました。
この哲学カフェのイベントは、
どこだったっけな、
愛知県で高校で社会科を教えていらっしゃる、
山形はじめさんという方が主催していらっしゃいます。
山形さんご本人によると、
たぶん日本で哲学カフェというものに、
もしかしたら一番出席している人間かもしれない、
というふうにご自分でおっしゃっていました。
これ昨日の、つまり2023年の4月24日の日本時間の
8時から10時までちょうど開かれていましたね。
03:04
この時に思ったんですけど、
参加者の一人が、名前は挙げませんけど、
とてもいいことをおっしゃっていました。
特にこの読書感想文とか書かせると、
一つの同じ本について感想を書くにしても、
一人一人によって引っかかる場所が全然違うっていうんですよ。
でもそれがチャットGPTとかに書かせるようになってしまったら、
その辺の多様性が全部なくなってしまって、
もう本当に薄っぺらい、
画一的なものだけになってしまうということを
懸念していらっしゃいました。
これは本当にすごく本質的なことを
ついていらっしゃるというふうに僕は思いましたね。
つまり人間のほうに必要なのは、
そういう固有の、その本を読んだ人が
自分の固有の体験からこの本をどう捉えたか、
この本から何を感じたかということを書くのが大事だということなわけですね。
できればこういう読書感想文を書かせる本の人にも、
そういう指導をしていただければいいんじゃないかなと。
同じチャットGPTを使うにしても、
そういう指示があるとさらにいい読書感想文が出てくるんじゃないかと思うわけです。
僕がそのためにチャットGPTに聞いてみたプロンプトがあります。
今ちょっとご紹介しますね。
以下が私のプロンプトなんですけど、
私は私自身の固有の体験から走れメロスの読書感想文を書きたいです。
感想を整理し、論理的にまとめるのを手伝ってくれますか。
これが僕の入れたプロンプトなんですけど、
こういうふうに入れると非常に長い回答が出てくるので、
全部は読みませんけど、
チャットGPTは走れメロスのストーリーをもちろん知ってますから、
走れメロスには友情とか信頼とか正義とか裏切りとか自己犠牲とかね、
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そういうテーマの中であなたはどういうところに関心を持ったのかとかですね。
それぞれのテーマに対して自分の具体的なエピソードを使って
感想を書いていくといいというふうに書いてあったりしますし、
それから物語の背景とか作者の意図についても
あなたの感想と関連づけて考えるといいですよというふうに書いてあったり、
それから全体的な構成ですよね。
最初にはじめにといって物語の概要を説明して、
次に物語の趣旨を説明して、
あ、感想の趣旨ですね。
自分の感想の趣旨を説明して、その感想を詳しく説明して
最後に結びを書くとかですね。
こういうような感じで読書感想文の構成とかも
こう書くといいですというふうに書いています。
ここでは手伝ってくれますかというプロンプトなので、
代わりに書いてくださいではないんですよね。
代わりに書いてくださいではなくて、
私が自分の固有の体験に基づいて読書感想文を書くのに
手伝ってくださいというプロンプトなので、
そういうプロンプトなら僕はこのチャットGPTに
どんどん手伝ってもらうのはいいことなんじゃないかと思います。
それから最後にこうやって自分の考えを深めていって、
例えば走れメロスの中のこのテーマについては
自分はこういう体験があった、
例えば裏切りとかそういうことでしたら
自分もかつて人を裏切ってしまったことがあるとか
そういうエピソードと関連しながら
だからこう思うというふうにしたりとかですね。
そのようにまず言いたいことをまとめるわけですよね。
言いたいことをまとめることができます。
つまり自分の考えをまとめることに
このチャットGPTを使うことができるということですね。
それでその後で自分はこの読書感想文で
こういうことを言いたいんだということを
本当に箇条書きにして、それで最後に
こういう内容で読書感想文としての文章にしてください
チャットGPTにお願いして
09:00
それでチャットGPTが整った形の読書感想文にしてくれるんだったら
僕はもうそれで十分なんじゃないかと思います。
昨日の哲学カフェのトピックが
チャットGPTが代わりに考えてくれるなら学ぶ必要はない
というふうに言われたらどうするかということだったんですけど
僕はこういうふうにチャットGPTは
代わりに考えてくれるものではなくて
自分の考えを整理することを手伝ってくれたりとか
あるいは自分が考えたことですよね
つまりチャットGPTに手伝ってもらって
そして自分の考えを
箇条書きとかでもいいので
自分の考えをまとめることができて
そして最後に箇条書きとかのものを
一般的な読書感想文のフォーマットで文章化してもらうとかですね
そういうふうにしてもらうのが
僕はチャットGPTの使い方だと思っているので
なのであまりチャットGPTが代わりに考えてくれるから
学ぶ必要はないというのは
僕は実はそういうふうに思ったことはないです
なのでそういう意味で
どうしてこういう質問が出てくるのかなという
事態が最初よく分からなかったというのもあります
それでそういうふうに考えると
例えば論文でチャットGPTを使っちゃいけないというのもありますけど
でも僕は研究者がちゃんと実験して
それで実験結果もちゃんと取っておいて
それを基にチャットGPTが
論文の形に文章を作ってくれるっていうんだったら
僕はそれは全然OKだと思います
その文章自体はチャットGPTがだーっと書いたものであっても
そこに書いてある実験とかその結果とかですよね
それからその考察とかそういうものが事実であって
事実っていうのはその実験とその結果が事実であって
そしてそこに書かれてある考察がですね
その研究者自身が自分で考えた考察であれば
その文章自体をチャットGPTが書いてくれたとしても
僕はそれは全然倫理的に問題ではないと思います
なのでその一部の研究者の人たちがですね
チャットGPTに文章を書かせてはいけないというふうにしているのが
僕はちょっとよくわからないというのが正直なところですね
ちょっと今日の先ほどご紹介した
チャットGPTの読書感想文を書くために
12:04
チャットGPTがどういうふうに説明してくれるかというのは
これから書きますブログのほうには
全文をペーストしたいと思っておりますので
よろしければそちらのほうもご覧いただければと思います
最後にちょっとまとめになりますけど
読書感想文っていうのはですね
自分に固有な体験について
この本がどのような意味を持つのかっていうね
そういうことをチャットGPTについて説明できてですね
その説明できるっていうことは
そこで自分が言語化できているっていうことなわけですから
残りの文章化のところをチャットGPTがしてくれるのは
僕はもう問題ないのではないかというふうに思っていますし
なのでそれはちゃんと考える作業を経過しているので
チャットGPTがあるから自分は考えなくなる
チャットGPTが自分の代わりに考えてくれる
というようなことにはなっていないんじゃないかなというふうに
思っています
それでは本日もムラスペにご参加くださいまして
ありがとうございました
今日のこのチャットGPTは作文の伝託というコンテンツにつきまして
ご感想やコメントがありましたらぜひ
ムラスペのハッシュタグ付きでご共有いただければと思います
それでは本日も良い一日をお過ごしください
そして冒険は続きます
13:29

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