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2023-04-19 11:22

chatGPTは日本語の意味を正しく答えてくれるか

僕がいつもヒンディー語学習に使っている「冒険映画っぽいストーリーを作ってもらって、それに出てくる語彙や文法を質問する」というプロセスを英語話者が日本語を学習する環境に置き換えて実験してみました。その結果、少なくともこうした使い方においては語学教師としてかなり質の高い回答をしてくれるということがわかりました。

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ご健康の皆さん、おはようございます。今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していらっしゃいますでしょうか。
本日は2023年4月19日ですね。インドでは午前8時24分を回ったところです。今日も音声配信、むらスペを始めさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
今日お話ししたいのは、チャットGPTは日本語の意味を正しく答えてくれるかということですね。
これを話そうと思ったのは、チャットGPTは平気で嘘をつくので、語学の先生には適当ではないという声を時々聞くからですね。
これはですね、一部正しいところはありますが、チャットGPTがすべて正しいことを教えてくれるとは限らない。それは事実なんですね。
しかし、だけど、例えば日本語の質問について、チャットGPTが情報を持っていなくて正しく答えられないかどうかということは、ちょっとそれはそうでもないと思うんですよ。
少なくとも、語学とか語学の教科書に載っているような、そのぐらいの基本的な内容については、かなり正確に答えてくれると思いますので、それを皆さんに体験的に知っていただこうと思いまして、
今日は僕がいつもやっているヒンディ語の冒険小説っぽいものを読むというのを、ちょっと僕の音声配信を聞いている人は、ヒンディ語をわかる人はあまりそれほど多くないと思いますので、それを日本語にしてちょっとやってみたいと思うんですね。
まず最初に、チャットGPTの無料版のGPT3.5に冒険小説っぽいストーリーを作ってもらいました。ちょっと長いですけど、以下にその物語を読んでみますね。
タイトル、世界を救え。ある日、主人公のユウキは地球が危険な状況にあることを知りました。宇宙から飛来する隕石が地球を破壊する可能性があるというのです。ユウキは友達のマサと共に地球を救うために危険な冒険に出発しました。
最初の冒険は、密林の中を歩くことでした。道がわからなくなり、途中で危険な動物に遭遇することもありましたが、ユウキとマサは協力し、困難を乗り越えて進みました。
次に彼らは山岳地帯を通過しました。高い山を登ることはとても大変でしたが、ユウキとマサはお互いを励まし合って頂上まで登りました。最後に彼らは宇宙船に乗り込み、宇宙へ飛び立ちました。
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宇宙船の中では様々な困難に直面しましたが、ユウキとマサは協力して乗り切りました。ついに彼らは隕石を破壊するための装置を手に入れました。装置を使うことで隕石を破壊し、地球を救うことができました。
ユウキとマサは冒険の後、大きな勲章を手に入れ、英雄として称えられました。彼らの勇気と協力が世界を救うことができたのです。
ここまでです。これは初心者用に書いてもらっているので、物語として、作品としてはいろいろ突っ込みどころはあると思うのですが、
日本語の教材として、逆にこのぐらいのレベルのものしか読めない人がこれを教材として読もうとして、これに出てくる言葉を質問したときに、チャットGPTがちゃんと教えてくれるのかということをこれから検証してみたいと思います。
実際に質問してみたので、それを一つずつご紹介していきたいと思います。まず最初は地球というところです。この場合は地球をそのままコピペして、その後で英語のmeaningを入れました。
地球というのは英語のthe earthにあたる、それから太陽系の第三惑星であるということが書いてあります。次は飛来です。これも飛来する隕石が飛来するというのがありました。これもmeaningというふうに一緒に入れました。
英語で少し長くなるので、英語で説明されているのを日本語訳してみると以下のとおりです。飛来は飛んで落ちてくる、または飛んで到着するという意味の日本語の単語です。物語の文脈では、宇宙から落ちてくる隕石を指し、地球に危険をもたらすものとなっています。
次は隕石です。これはメテオライトという単語が英語で説明されていますが、これも少し長いので、この説明の部分を日本語訳したものを読んでみます。隕石とは、宇宙から落下し地球の表面に衝突しても生き残る宇宙人の塊のことを指す日本語の言葉です。
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宇宙人の塵は人ではなく、砂塵とかの埃とかの意味です。物語の文脈では、宇宙から落ちてくる隕石が地球に危険をもたらし、主人公たちはそれらが害を引き起こす前に破壊する方法を見つけなければなりません。
破壊は英語ではディストラクションとかルーインであると、救うはセーブとかレスキューであると、遭遇するの遭遇ですね、これはエンカウンターとかミートウィズ、乗り越えてこれはトゥオーバーカム、トゥゲットオーバーですね。
山岳地帯、マウンテニアスリージョンですね、マウンテニアスエリア、励まし合って、インカレッジイチアザーとかサポートワンアナザー、宇宙船、スペースシップあるいはスペースクラフト、勲章、メダルとかデコレーション、英雄はヒーロー、
それから、称えられました、ワープレイズド、ワーアクレイムド、ワーアクレイムドというのは英雄として称えられましたというふうに文脈ではなっているので、ワーアクレイムドというのが入っているわけですね。
こんな感じで、僕がチャットGPTが出してくれたものについて、少し難しめの言葉を意味を聞いてみた感じでは、少なくとも一つも不正解というか不自然な答えはありませんでした。
しかも、ちゃんと文脈をわかった上で、この文脈ではこうですというふうに教えてくれたりもするので、普通の辞書を引くよりもずっと質が高い回答を出してくれているということが、この実験ではわかります。
ただ、言語によって制度の高さは変わります。英語は一番制度が高いです。英語を勉強するのにはとてもいいと思いますし、日本語も少なくとも今日見たようなことに関しては全く問題なく信頼していいと思います。
ただし、もう少しインターネット上でマイナーな言語に関して言うと、その辺は一つ一つの判断が必要になってくると思います。
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僕も今日ご紹介したような冒険小説っぽいストーリーをチャットGPTに質問しながら勉強するというのは、大体毎日やってるんですけど、どうも変だなと思ったことは一回しかないです。
これもどうして変だとわかったのかというのが別の問題で、チャットGPTに関する別の誤解で、チャットGPTが嘘を答えたときに学習者は嘘だとわからないからチャットGPTは使うべきではないという誤解があります。
それに関することなので、これは日を改めて明日にでも話してみたいと思います。
少なくともヒンディ語では一回どうもこれは間違いじゃないかということを言われたことがありますが、日本語とかはかなりチャットGPTの持っているデータセットが多いので、
今日ご紹介したような辞書的な意味とか、それから読解教材の中に出てくる文脈ではどういう意味になるかとか、そういうことを質問する分には十分に信頼していいと思います。
英語に関しては日本語よりもさらに多くのデータセットを持っているので、日本人が英語を勉強するのは全く問題ないと思っていいのではないかと思います。
少なくとも初級とか中級とかで勉強するのには全く問題ないのではないかと思っています。
それでは本日の村スペはここまでになります。
今日もお聞きくださいましてありがとうございました。
今日のチャットGPTは日本語の意味を正しく答えてくれるか、このコンテンツにつきましてご感想とかコメントがありましたら、ぜひ村スペのハッシュタグ付きでご共有いただければと思います。
それでは本日も良い一日をお過ごしください。そして冒険は続きます。
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