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こんにちは、遠藤嘉杉です。 向井蘭の社長は労働法をこう使え。 向井先生、よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということで今日も行きたいと思いますが、 最近ね、セミナーでちょっとテーマとして扱っている。
そうですね。
ジョブ型雇用、ジョブ型人事、言葉があって。
言葉としてはね、聞いて久しい感じをしていますけども。
改めて。
改めて。
それをちょっとお伝えしたいなと思いました。
ぜひ、ということで、ジョブ型雇用について行きたいと思いますが。
はい。
そもそももう一度復習を含めて、ジョブ型って何? ってちゃんと説明、ちょっと私できないですね。
いやー、これがです。
実は、まあ本2つしか読んでないんですけど。
はい、はい。
はっきり書いてないんですよ。
もう、ジョブ型の本なのに。
ジョブ型の本なのに、ジョブ型ってはっきり書いてなくて、
あえて逃げてる感じなんですよね。
一般的には、人を採用する際に、職務内容を明確に定義して雇用契約を結んで、
職務や役割で評価する雇用システムと言われています。
ああ。
はい。
まあ、そうですよね。
職能じゃなくて職務っていう切り口をね、聞きますと。
そう。
そうなんです。
で、日本は真逆のメンバーシップ型雇用というものを採用していて、
大企業ですけども、新卒一括採用で就寝雇用で、広い人事権があって、
長年仕事を通じて知識・技能を身につける。
定年まで保証する。
年高序列で年齢が家族とか処刑費というか、住宅ローンとか共有費がかかるときにピークを迎える。
うん。
こういうのが典型的なメンバーシップ型雇用。
はいはいはい。
まあ、そうです。
はい。
で、ジョブ型っていうのは逆で、仕事なり職責・責任なりを特定して雇用して、
その範囲で成果を出したら昇格して給料が上がるけど、出せないと、
昇格して給料下がったり、場合によっては退職を迫られる。
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はいはい。
で、就寝雇用も保証されなくて、
で、知識・経験は自分で身につけると。
で、異動はジョブポスティングって自分で手を挙げて、
この仕事、社内のこのポストに応募したい。
で、審査を受けて通れば異動ができると。
そういう、なんていうんですかね。全く違う仕組みなんですよね。
ああ。
はい。
どういうイメージなんですかね。職務内容によるジョブ型は、ある意味、社内での転職みたいな感じなんですかね。
社内での転職、まさにそうですね。
で、ジョブ型、実は僕、弁護士になってすぐ、外資の裁判経験したんですよ。外資の金融機関の。
おお。
で、まさにジョブ型なんですね。
ほうほうほう。
で、びっくりしたのは人事部権限ないんですよ。
なるほど。
人事部権限なくて、
権限は各部署の?
部門長。部長。そこにあるんです。
ああ。コーディネーターですもんね。
そう。
それで、
要するに人事として我々権限ないんですよってびっくりして、
で、その部門長が全部採用も、退職、解雇も。
で、我々はコーディネートサポートするだけです。びっくりして。
ジョブポスティングもあったんですよ、その会社は。
おお。
初めて聞いたから、ジョブポスティングって。
だいぶ前の話ですね。
いや、もう20年以上前です。
20年以上前か。
それでびっくりしたのを覚えてますね。
で、グレードが…タイトルだったかな?タイトルってあるんですよ。
アシスタントマネージャー、マネージャーってあって、
で、大雑把に値段がついてるんですよ。僕が見たのは。
で、合格するといくら?昇格するといくら?
で、仕事の内容これみたいな。大雑把でしたけどね。ありましたね。
そういうイメージで。で、基本的に新卒対応はもうやらなくて。
中途ばっかなんすよ。
新卒なし?
なし。今はどうなん?今もお客さんですけど、僕担当してないんで。
やってないと思いますね。中途ばっかり。
要は即戦力のみ?
即戦力のみ。
で、もう結果出せないと中長期的には退職させられるっていう文化ですね。
もう全く別なんです。その代わり、いいなーって思ったのは、
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休みめちゃくちゃ取れんですよ。
ジョブ型、外資はね。
休みも皆さんね、100%かわかんないけど、それに近いね。
本当に仕事をしなくていいんです。
しなくていい?
メールとかもよくあるじゃないですか、アウトオブオフィス。
いついつまで休暇取ってます、みたいなメールを送ると。
あれがもう20年前からあって。
あれは結構衝撃的でしたね。
当時はあれが普通じゃないのか。
電話すると、ボイスメモってのあったんですよ。
留守番電話ですね、簡単に言うと。
ボイスメモって言うと…
ちょっとオシャレな感じしますけどね。
留守番電話です。
留守番電話が…
え、何だこれ?
あとね、セクハラにすっごい厳しかったですね。
当時かな。
厳しかった、セクハラには。
相談受けましたけどね、弁護士1年目2年目だったけど。
だから、本当になんつーんですかね。
全く世界が違う感じでしたね。
ただ、その違う世界がもう今、完全にやってきたって話ですよね。
ところが、僕が読んだ本はですね、
外資のコンサルティング会社の名前を挙げると、
加藤森和さんって言うんですね。
守備の守り、平和の輪、森和さん。
これ、社名でいくと、昔はヘイコンサルティングっていう会社が、
フェアコンリーだったかな。名前は覚えらんないんですけど、
コーンフェリーですね。コーンフェリー。
コーンフェリーっていう会社に名前が変わってて。
今の会社。
ヘイコンサルティングはジョブ型を生み出した数十年前の会社で、
大企業中心に日本でも人事コンサルターンってやってるみたいなんですけど、
その方が書いてる本はとても納得できて、
要は日本は、特に大企業は中等採用とか、
転職組がまだまだ少ないと。
もうそれで人を採用はできないと。
だから次、管理職はメンバーシップで、
管理職はジョブ型。
2階建て、あとはIT人材。
例えばAIの専門人材とかは、
いきなり年収1500万とか、別建てでね。
3本建てで3階建てでやるべき。
管理職をジョブ型?メンバーシップを?
非管理職はメンバーシップ。
ほうほうほう。
で、さっきのスペシャリストみたいなところですか?3階建ての方。
そうですね。3本建て。
いきなり2000万とかあるからね、今。
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新卒で。
エンジニアね。
そういう人はもう市場価値で。
なるほど。
いきなり払う。
っていう風に、3本建て。
実際そうやってコンサルティングせざるを得ないんだと思うんですよ。
人がいないから。
転職市場にそこまで。
なるほどね。
なので、非常に納得できた内容でしたね。
それは日本では受けられるなと思って。
これから、実際大企業増えてますしね。
ジョブ型。
管理職はジョブ型雇用になってますよ。
立場によって制度を変えれるんですね。
そう。そうなんです。
管理職在宅勤務増えたと思うんですけど、
それもジョブ型と関係してて、
やることは結構明確に決まってるから。
会社行って話し合って決めることが減ってるんですよね。
あとは適宜個人個人連絡取って打ち合わせして、
結果が出るかっていう、そういう仕事になってます。
職務内容の定義が定まられてると、
確かに妹は進みやすいのはそこを直結してますもんね。
僕の大学の大企業の友人はみんな在宅勤務ですね。
飲み会行くと、僕はジャケットで行くのにワイシャツと、
彼らは普通に普段着できます。
家から来るからね。
大企業すげーな。
大企業あるあるある。
そう思うとでも、大企業ってすごい人数で働いてる職、
会社にも関わらず、肌感覚的にはすごい、
一人で仕事してそうな感じですね。
いや、だから今は厳しくなって、
なんとなく管理職やってるって許されなくて、
あなたはどこからどこまで責任を負って、
何をするべき、どういう行動が求められるって決まってるから、
自己管理できて結果出せる人はとても楽しいでしょうね。
そっか、管理職こそ曖昧なイメージありましたもんね。
そうですよね。日本型管理職って曖昧じゃないですか。
もう曖昧の極みみたいなね。
曖昧の極めた人間が出世するみたいなイメージありましたけど。
愚痴を聞くのも仕事、飲みに行くのも仕事みたいな。
いや、今違うんですよ。
超大企業は特に違う。
めちゃくちゃ、なんだろう、ジョブ型になってますね。
中小企業が採用はジョブ型なんですよ。
中途採用が多いから。
営業だったら営業の人を雇うじゃないですか。
なんだけど、なんだろうな、あれはジョブ型って言うんだろうかな、中小企業の場合。
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採用した後全てが曖昧ですからね。
採用だけはジョブ型。
あとは社長オーナーシップ雇用みたいな感じですよ。
社長オーナーシップ雇用?
社長の一存で全てが決まるオーナーシップ雇用。
上手いこときれいに表現しただけですね。
メンバーシップでもなく、ジョブ型でもなく、社長一存オーナー主義。
オーナーシップ雇用。
独裁ってことですよね。
独裁ですね。
まあでも、一定の規模まで独裁がいいんですよね。
でもね、向井先生たち、私業の事務所なんて特に一定規模いくまでは完全に事務所長オーナーシップ型ですよ。
北朝鮮みたいな法律事務所いっぱいありますよ。
いや、私業事務所はね、北朝鮮。
北朝鮮とは言わないまでもどうだろうな。
キューバーあたりぐらいで。
北朝鮮でいいんじゃないでしょうか。
そうですかね。
そうやって思うと、世の中には何型が存在するのかって分類で見ていくと、
あそこの家庭はオーナーシップ型だなと言われそうです。
そうですね。ジョブ型家庭もありますね。
ジョブ型家庭もあるでしょうしね。
ありますね。リモート型家庭もあるんですよ。
それは別居って言うんじゃないですか。
ちょっと遊びが過ぎましたので、この辺に言葉すりはこのぐらいにしますけども。
でも確かにね、管理職はジョブ型。非管理職はメンバーシップ型。
スペシャリストというかね、市場原理に働くしかどうしようもないところにはまた別に参加いたてというような形でいくと。
そうですね。これは結構中小企業でもやりやすいかなと思いますね。
今後ジョブ型も含め時代としてはこういう流れになってきていますので、また機会がありましたらお話ししていこうと思いますし、
何か質問等々ありましたらぜひ具体的にいただけたら一緒に考えていきたいなと思っております。
終わりましょう。ありがとうございました。
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