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第120回妄想ロンドン会議を始めます。
水口です。
清水です。
よろしくお願いいたします。
皆様、申し訳ありません。
なんだね。
先週に引き続き、
取材から始めさせていただきたいと思います。
私、先週、謝り終わったんで。
そうやで、今度私が謝る番やなと思って。
はい、どんな話した?
あのな、今、大人気ミュージカルがあるの知ってるか?
大人気ミュージカル?
そうや、日本でやっとんねん。
やっとるの?
そうや。
ビリー・エリオンドっていうミュージカルや。
何それ?
ビリーがな、バレリーナになる話なんや。
え、話っぽいな。
めっちゃいい話なんや。
これどこで終わるんや、これ。
ロンドン見に行ったっちゅうねん。
はい、とても素晴らしいですね。
ほんまに素晴らしかったね。
もうマジ素晴らしくて、もう素晴らしすぎて。
いやもう、今その素晴らしいロンドン発祥のミュージカルがね、
日本で、日本人キャストで上演されているということで。
私たちまだ見ていないんですけれども。
なぜなら、大阪に来られてないのでね。
私たち関西在住なので、東京ではなく大阪で見させていただこうと思っておりまして、
まだ見ておりません。
はい。
でも、
人位値だけがどんどん上がってきてる。
上がってます。すごいね、評判いいしね、と思うんですけれども。
これね、何回か前に、何回どころかな、何十回かな、ちょっと忘れちゃったんですけれども。
あのー、公開稽古のね、映像を私見て興奮して、
いよいよその、日本語歌詞が公開されたよっていうことで。
このロンドンのミュージカルファンとしては、
あの数々の名曲がどのように日本語に変えられているのかっていうのがすごく気になるところであって。
期待半分、恐れ半分っていうところも含んでね。
もちろんですよ。
だけれども、特に2つ。
名曲がね、あります。全部名曲なんですけれども、その中でも2つ。
ソリダリティという曲と、あとエレクトリシティという曲。
で、ソリダリティは、団結するっていう意味なんですけれども。
もう中盤の見せ場といってもいいかな。
そうですね。1幕のもうだいぶ盛り上がるところですね。
で、そこでソリダリティがなんて訳されているのかなっていう。
2人でね、こうじゃないか、じゃないかっていう予想をしていて、
見事に私が、ウィナー勝ち取るっていうね。
そうだね。
そうそうそう。
負けたね。
ソリダリティ、ソリダリティっていうのが、団結団になったわけなんですけれども、
やっぱそうかと思って、でもいいよ。それはいいよ。
で、そうだったねって話をした後に、
いや、でも、あの名曲のね。
もう言うたら2幕の、というかビリよりエリオと全体の象徴する、
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もうビリの見せ場ですよ。
エレクトリシティっていう名曲があります。
これね、エレクトリシティ。
日本語に訳すとするならば、電気かなって、
そういうね、言ってたんだけども。
意味もね、そういう歌だから、
そうなの。そうなんだよね。
もう何か分からないものが頭の中で光って、
電気のように僕の体を駆け抜けてっていう歌なので、
そうなの。
ただなんかね、そのエレクトリシティっていう響きを、
ビリーが歌ってる時のなんかちょっと無垢な感じとか、
その言葉の響き方がすごく好きで、
でもじゃあ電気ってなった時に、
日本のビリー君たちがどう表現してくれるんだろうみたいな。
そうやね、エレクトリシティは何て訳されるんやろなって。
電気じゃなければ素晴らしいなって思ってた。
思ってたよね。
いや電気じゃなくて何やろう、電流?何やろうかみたいな。
いや違うなーとか。
これは何て訳すのかなって思って、
その記者発表の映像で、
そのお披露目で、ビリー君たちのお披露目で、
このエレクトリシティの歌とダンスをやってくださったんですけども、
それを見た時に、やはりこのエレクトリシティが電気と訳されてたんですね。
で、どんな感じかって言ったら、
YouTubeとかで見てもらったらいいと思うんですけれども、
何でしょうかね、
水口の美声でお届けいたしました。
お恥ずかしゅうございます。
ずっと車の中でかけっぱなしにして、2人でずっと歌ってたからね。
もうね、全部覚えてます。そして歌えます。
それはね、ミュージカルファンとしてはもう普通のことなので、
皆さんうんうんと頷いてくださると思うんですけれども、
まるでビリーの気持ちになって一緒に歌って泣くっていう、
そういうことをね、まいよまいよ繰り広げてますけれども、
じゃあここが日本語でどういう風になったか。
ちょっと前から歌いますけど、
胸でスパークして、僕はもう自由。
これ日本語です。
そうなんですね。
そうなの。
もうそのままやね。
変に英語のまま残される以下を全然日本語に変えていただいて、
もう私はすごい嬉しかったし、
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でもやっぱり電気なんかっていう風に思ったんだよね。
そうやなって電気以外のないしなって思ってて。
まるで電気はまあ許す。
総電気が総電気に聞こえてしまって。
総電気ね。はいはいはい。
どこに送り張るんや。
そうやね。
なんか日本語特有の秘密がどうなのかなっていう。
まあそれはあるよね。
うんうんうん。
っていうのはまあ知らないなとも思います。
思うんだけれども、そう思ってた私も。
だけども、私昨日とある記事をね、
しんちゃんからシェアしてもらいまして、
それで、何の記事かって言うと、
今回のビリエリオット・ザ・ミュージカルの日本語版の歌詞の役を担当された高橋さんっていう女性の。
略詞家って言うんですかね。
そうだね。私もちょっと詳しくないんだけれども、
その方の取材の記事です。エンターステージさんの記事なんですけれども、
そこで、今回のビリエリオット・ザ・ミュージカルの日本語に略すにあたってのいろいろな苦労とか、こだわった点とかっていうのを片照らして、
演出的なことにも含まれるので、あと作品の解釈にもすごく面白いんだけれども、
その中にこの私たちが、エレクトリシティは電気なんかって言って、
電気がいなかったのかなとかってすごい言ってたけれども、
それに対しての明確な答えを彼女はここで語っていらして、
それを読んで私は冒頭に戻りますけれども、
大変申し訳ありませんでしたっていう。
何だっけ、しんちゃんが先週言ってたやつ。前回言ってたやつ。
ニーリングダウン・オン・ザ・グラウンドの気持ちでもういっぱいでございます。
ストーリーウィズですよ。
本当にそうなんです。
これね、エンタステージさんの記事をちょこっと読ませてもらいますけれども、
エレクトリシティの訳詞で印象深かったのが、
歌詞の中のエレクトリシティという単語について、
電気という言葉を使ってくださいと指定されたことです。
これ指定されてたんですね。
この彼女によると、この一つのワードをこの言葉でって指定されたのは、
このビリエリオと全体の中でここだけだそうです。
で、それには意味があったと。
どういう意味かって言ったら、電気っていう、これは石炭と対比されてる言葉である。
石炭に対して電気という言葉を使ってるので、
その石炭と電気の対比によって過去と未来も表しているっていう、
そういう風に言われてこの電気っていうのをね、使ってらしたんだって。
あ、そうだったのと思って。
そうですね、だから炭鉱の街で、
今まさにその石炭の価値が下がろうとしている、
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その石炭の価値が揺らごうとしている時に必死で戦っているお父さんたちと、
その街から逃げ出すっていう表現でもないかもしれないけど、
飛び出してバレーという道を選ぼうとしている、
だから炭鉱からも逃げ出そうとしている少年たちの対比ってことなんだよね、きっと。
あとは石炭の時代が終わるっていう、そして電気の時代がやってくるっていう、
そういうその一つの時代の切り替わり、移り変わりっていうのが、
あ、それもこの歌の中には秘められてたんやと思って、
それを全然気づかなかったので、
それはね、ちょっとね、しんちゃん分かってた?
いや、そこまでは分かってなかった。
本当に電気が走ったんやって思ってた。
胸でスパークしてたんやって。
ビリビリってなってたんやって。
そうだよね。
本当に踊りたい衝動を説明する一つの手段としてのエレクトリシティだと思ってたので、
そうだよね。
なぜ指定した?
え?
いや、指定したのは多分ロンドンのクリエイターたちだと思うんだけど、
電気っていう響きがどうなんやろうと思って。
いやでもなすればなって思ってんよ。
何がかって言ったらね、
まあ私らさ、エレクトリシティって言われてさ、
なんか英語やからかっこよさげに聞こえてるやんか。
でもな、で電気っていうのがね、
まあ関西ではあれですよ、関西電気法案協会とか、
まあね、もうその電気っていう言葉自体が全然ポップじゃないやんか、当たり前やけど、
まあ漢字も漢字やしな。
そう、電気が流れるとかさ、
うん。
なんかなんとも思わへんし、でも、
なんか電気が流れるって言われると、あんま治療かなって思ってしまう。
そう?
うん。
あ、なんかこう電流流す感じね。
そうそうそうそう。
あの性骨炎とかでね、電気流そうかみたいな、温めてみたいなね。
そうそうそうそう。
うん、おじいちゃんおばあちゃんのね。
なんとなくあるからね。
いや、もうそうやねん、でもね、なんかこう、エレクトリシティやってね、
じゃあそんなロンドンでポップな言葉なんかって言われたら、私は分からないです。
ね、分からない。
うん、知らないです。
知らないです。
その分からないし、ただその音符の中に詰め込まれてるやん、
エレクトリシティっていうすごい長い文がさ、
キュって3文字になっちゃう、電気。
いやでも、考えてみてや、考えてみてや、3文字やろ?
3文字で、電気やろ?
もうちょっと、日本語忘れよ?
日本語忘れる。
漢字も忘れて?
はい。
アルファベットで思い浮かべてみて?
D、E、N、K、Iね?
はい。
電気。ちょっとドイツっぽくない?
ダンケンっぽくない?
そう思ったら、ちょっとこう素敵な響きに聞こえないこともなくない?
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ロンドンのクリエイターたちはさ、
エレクトリシティに代わる日本の言葉は何やろうって調べた時に、
Oh, it's 電気ってなったんやと思うねん、多分。
あ、ダンケっぽいし、いいか、響きも綺麗かって言って選ばかったんかな?
ダンケっぽいと思ったかどうかも知らんけど、
私たちのこの電気に対するイメージとな、
ちゃうと思うねんな。
そうか、もうババーンと感じてくることもないだろうしね。
だからそのさ、日本語の意味忘れてさ、言葉だけで聞いてみよう。
まるで電気、そう電気。
ほら、ちょっとなんかさ、ありなんじゃない?これ海外から見たら。
そう、そう、そう、そう、そう。
僕は、の、
自由、自由わかって。
なんでよ、いいやん。なんかかっこよく聞こえる、そう思うと、
なんかちょっとこう、ちょっとさ、ごめんなさい、言葉悪いんだけども、
ちょっとこう、あの、もっさりした歌詞も、
なんか、こう、いいもののように感じてきた。
自由どうか。
自由うやで。
でもそうしたら、日本語としての美しさが損なわれるやんか。
それはそうやけど。
自由うって、うまで音符に入ってないから、自由になってるから。
それはね、もうね、もともとが日本語ミュージカルじゃないから仕方がない。
これはもう英語の音説で作られてるメロディーやから、もうそれは仕方がないわ。
だからそれで皆さんがすごく苦労されているのももちろんわかるし、
ただだからもう、ソリダリティとフリーグルとエレクトリシティぐらいの英語でもよかったんじゃないだろうか。
いやでも私は、
そう思っててん。キンキーブーツを見たときにそう思っててんけど、
でも実際にそのキーとなる言葉が英語で歌われたときに、
違う、それはキンキーブーツのね、
訳された森ゆきの嬢さんがすごく苦労されていて、
まあまあの分量を英語のままで歌ってて、
混在っぷりが激しかったので、あれは英語が多すぎた。
多すぎたね、そうやね。
もうずっと英語やったから、もうじゃあ全部英語でええやんって思ったから、
なんか英語と日本語の切り替わりもちょっとわからへんかったから難しかったよね。
でも普通にさ、日本の歌謡曲でもさ、
ポイズンはポイズンじゃんとか、
そういうのあるじゃん、ラブはラブじゃんみたいな。
そうね、あるよ。
そういうのぐらいはいいんじゃんって。
でもなんか、あえてここで全部日本語で訳してくれたこの方に、
高橋さんにちょっと敬意を表したいなと思いました。
あえてね、日本語ですごくいいと思いました。
だって子供たちも見に行くやろしね、
やっぱり英語より日本語の方が入ってくるしって思ったので、
あとはね、歌を歌う彼らにかかってるわけですけれども。
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でももう5人のビリーかな、すごく頑張られてるっていうのもね、
5人ご用に素晴らしいみたいな。
見てないけどね。
よく聞くので、私たちが誰を見に行けるんだとか。
そうね、でもちょっと待って、誰見たい?誰見たい?
1人だけ遅くビリーデビューした子。
リキ君やろ。
リキ君かな。
あの子気になるよな。
気になる。
演技派っぽいっていう噂を聞いたので。
でもやっぱりさ、もともと4人って決まってたのに、
やっぱりもう1人この子持ってなったってことは、
すごい実力があって惜しいなっていうので、
この子ビリーになったってことでしょ。
だからギリギリまで勢めてOKやったっていうのは、
やっぱりちょっとジャッジも厳しくなってるはずで。
そうだよね。
だからちょっと私もあの子気になるなと思う。
あとね、ダンスもだいぶ振り付けが違ってるのかな。
曲の感じもちょっと違ってた構成も。
映像を見ただけだけど。
回転系の子もいれば、
本当にジャズっぽい子もいればみたいなことを聞いたので。
ロンドンの時はそこまでそんな意識してなかったから、
それは得意技をどんどん推してくれるなとは思ってたけど。
私らが見たビリーはバレーがすごい得意な子やったよね。
ものすごく。
オルダービリーより上手かったよね。
びっくりした。
このオルダービリー大丈夫?ってちょっと思ってしまったぐらいやって。
一番美しく踊るんじゃないかな、ビリーがって思ってたので。
思った思った。
なんかそんなに。
結構エリオット・ハンナ君と近しい感じのアレンジとかやったから、
全然気づかなかったんだけど。
あれもだから本当は日によって全然違ったのかどうかわかんないんだけど。
それちょっと研究して自分が誰か見たいのかなっていうのは。
そうだな。
しかもねキャストもいつ発表になるかちょっとわかんないしね。
なんかね、結構ギリギリまで待ってるみたい。
だから私もまだチケットを買えてなくて、キャストが発表になってからにしようってちょっと思っちゃうよね。
お父さんとかね、お婆さんとかの組み合わせもね。
やっぱり吉田孝太郎さんで見たいかなとか。
でも私松岡さん好きなんだよね。
まあそうやな、どっちやろね、どっちがいいと思うお父さん。
でさ、松岡さんはさ、九州弁で喋るのかなとか。
それが一緒なんかな。
多分そうだと思う。だってビリーが対応できなくなっちゃうから。
まあそうやな、そうやな。
松岡さんもいいよね。
ぼくとつとした感じと、田舎っぽい感じと。
でまあ先生も変わられるのでね。
そうやねんな、もう様々な組み合わせありますからね。
マイケルもおるしね。
そう。
なんかね、そうやってどんどん罠にはめていく感じ?
そうやな。
劇場のやつらの。
でも大阪の方が期間短いから、そんなに東京ほどゆっくりたくさん見に行かれへんかもしれないけれども。
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ちょっとだから、この組み合わせでって決めても見れるチャンスは少ないと思う。
そうだね。
ちょっと本当に狙って決めていかないと。
自分のスケジュールと合うかどうかもちょっとわかんないので。
あれ11月とかやったっけ?
10月かな、11月かな。
そうだよね、まだ先やねんな確かな。
なのでちょっと楽しみだなと思っておりますが、
そういうわけで本当にごめんなさい。電気素晴らしい役やなと思いました。
はい。
そんなこんなでございます。
電気で歌い慣れていこ。
歌い慣れていくわ。歌うわ。電気合唱したいと思います。
合唱って。
はい。というわけで妄想ロンドン会議でお便り募集しております。
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待ってます。
はい。それでは今日はこのあたりでお別れしましょう。さよなら。
ありがとうございました。