1. 妄想ロンドン会議
  2. 第245回:80代の”ヒストリーボ..
2019-09-09 1:29:15

第245回:80代の”ヒストリーボーイズ”!NTL『アレルヤ』レビュー

お久しぶりです!
みなさんお元気にしておられましたか?更新が遅くなってしまって申し訳ありません。MizもSinも元気です!

▼愉快で楽しい音楽劇かと思いきや、実は…!?
現在『リチャード2世』の上映真っ最中のナショナル・シアター・ライブですが、遅ればせながら、1作前のレビューUPです。

次回はSinの爆推し映画『ロケットマン』レビューです。

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"What's 妄想ロンドン会議?"

日本に居ながらロンドンカルチャーを遊び尽くそう!
オトナ女子ふたり(Miz&Sin)による、ロンドンニュース・英国Film/Stage/Drama/Book・英会話情報。神戸在住時々ロンドン。

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00:01
第245回、妄想ロンドン会議を始めます。水口です。清水です。よろしくお願いします。
本日は月に1回のお楽しみ。 月に1回以上来てるような気がするなぁ。なんかしょっちゅうやってる気がする。
追い立てられてる気がしないでもないんですけども、ナショナルシアターライブin japan 2019のですね、第6弾
アレルヤという作品の、本日はレビューをさせていただきたいと思います。
はい、頑張って参ります。 頑張って参りたいと思います。こちらねナショナルシアターライブ、あのナショナルシアター
英国のナショナルシアターが、もう全世界にお勧めする素晴らしいお芝居をですね、スクリーニングでみんなで見ちゃいましょうというそういう
なんだろうねこの素晴らしい。なんかロンドンに行かずして行った気分になれるよねちょっとね。 そうです。私もブリッジシアターめっちゃ通ってる気になってる。私も超行ってる。
あのちょっとこじゃれたさ、素敵なロビーめっちゃ知ってる。 もうさ、何回も行ったよね。何飲んだしんちゃんあそこで。
あそこでビールもちろん。 ビール飲んでるよね。ミックスナッツとビール。
飲んじゃってるよね。私はガバジュースいつもいただいてる感じかな。 売ってるかどうか知らないですよ。
いやもうだってあれだよ英国のバーは絶対ジュース置いてて。 そうだね。マクマにちょっと本当に大人の楽しみができる感じにね。失礼です。
マクアイ。 ごめんなさい日本語警察出動しました今。ごめんなさい。ごめんね気になっちゃうんだ。
マクマと書いてね。 その間にね、大人の楽しみができるようなことになっているので。
いやもうあそこのラウンジでね結構私くつろいでるよ。 くつろいでるよね。私もめっちゃ通った。気になってるはず。もうそれもそのはずなんです。
はいこの今回のアレルギーアという作品。 アラン・ベネットさんとニコラス・ハイトナーさん。 アラン・ベネットさんが脚本。ニコラス・ハイトナーさんが演出。
というこのねえっともう長年のコンビのお二人がこのニコラス・ハイトナーさんが芸術監督を務めるブリッジシアターで上演された作品ということでナショナルシアターライブインジャパン歴で言いますと
昨年のヤングマルクスそしてジュリアスシーザーに続いて3回目のブリッジシアター作品を見せてもらっちゃったっていうそういう感じなんですね。
新しい劇場さんやのに中心部に踊り出てるよね。 うっかり話題作揃い踏みだよね。
好きな演出家さん私何人かいてるんだけどやっぱりニコラス・ハイトナーいいよね。 いい。
03:00
めっちゃいい。 今回の感想それに尽きる。もう語らなくていいかな。
じゃあ久しぶりにショートバージョンで参りましょう。
ちょっと短くなっちゃう傾向がありますので。 褒め倒して終わるっていうね。
でもねあのきっとこれからもこのニコラス・ハイトナーさんの作品もしくはブリッジシアターでの作品っていうのがナショナルシアターライブでもかかることが多くなると思うので
ぜひそんな良い作品どんなんて思ってもらうためにね今日はしっかりとレビューを拙いながらにですけれども至らないところもあるかと思いますけれども
はいちょっとねこのニコラス・ハイトナーさんめっちゃあの大好きって話をしましたけれども
はいこのブリッジシアターでの作品はナショナルシアターライブでは3作。さっきも言いましたけれども
ヤングマルクスとジュリアス・シーザーそして今回のアレルヤそれよりも前にですね他の劇場でしていたハムレット
ですとかオセロ そして一人の男と二人の主人
はいだからね1,2,3,4,5,6もうニコラス・ハイトナーさんの作品6作品も見ちゃった。 最多じゃね?
最多だね。多分ね。何回か見たことある。例えばイボ・バンホーヴェさんとか イボ・バンホーヴェさん2回
マリエンヌ・エリオットさんも3回。あれ? ウォー・フォースはマリエンヌ・エリオットさんは3回
いらっしゃることはいらっしゃるけれどやっぱニコラス・ハイトナー軍を抜いたよね 軍を抜いてるわ
軍を抜くとはこのことだね あの
えっと今のそのナショナルシアターの芸術監督か ルーファス・ノリスさんか
だったっけな。よりも多いよね ナショナルシアターライブっていうのは別にナショナルシアターだけで
ナショナルシアターでやってる奴だけをその上映してるってわけではないんだよね ナショナルシアターの映像チームがおもろいでって言われる
お住み付きの作品をロンドン中いろんなところに行って撮って だからすごいよねそれがさあの毎回撮る劇場が変わるのにあのクオリティ
ねその環境やっぱ整えられているんだろうなぁと思うし ニコラス・ハイトナーさんに関してはナショナルシアターの監修ではなくなったのに
もうチームが追いかけ続けてるって感じね そうだねいやほんまそうだよね だからでも
なんか好み的な話で言うとほんと好きだなぁとは思いますめっちゃ彼のこと そういうねニコラス・ハイトナーさんですね
プラス今回アラン・ベレットさん 今年は2回目ついこの間英国バンザイというね
マーク・ゲイティスさん主演の まあそれは
表現どうなんだろう過去作って言うんですかね 過去作それ再演だったわけなんですけれども
06:04
このアラン・ベレットさんは英国が誇る劇作家ということで結構もうお年を召していらっしゃる
1934年生まれということなので 80何歳?そうだね 言ってたねそのインタビューじゃないけれども
84歳だか でもお若く見えたねインタビュー出てらっしゃったけど 若いね
めちゃくちゃ若い 元気 まあこのコンビでの作品が6年ぶりということだそうで
もうね満を持しての作品だったんですね でもみんな多分大好きなんだねこの2人がね
アラン・ベレットさんもし あんまり演劇は見ないよっていう方でもこのタイトルを聞いたことがあるのではないでしょうか
最近だとミス・シェパードをお手本に 現代がザ・レディ・イン・ザ・バンかな
そうそうそう車で住んでる おばあちゃんの話
あれもね奇妙な話で面白かったけどね なんか彼自身の実体験をもとにした映画
実際に出会った人をモデルにして だから劇中にアラン・ベレットさんが出てくるのね
構成的にもなんか奇妙というかなんというか 非常に面白かったけど
あとはヒストリーボーイズという作品がありまして はい
シンちゃんこれどういう作品ですか
なんだろうねザ・イギリス
高校生活を大学進学に悩む高校生活を送る生徒たちと先生の授業なり触れ合いなりを通じて
もうなんだろうね 現代社会の問題をすべて浮き彫りにしているというか
上流社会に行くのか行かないのか 労働階級はどうなんだみたいなね話が全部てんこ盛りになっている
まあ非常に興味深い作品ですね
このヒストリーボーイズは
ちなみに私ちゃんと見てないんです 見ろい!
だから見るとあかんなと思ってるんですけど 2004年が初演
もともと演劇作品
2006年に映像化されまして
最近日本でも舞台化してたよって話
普通にあのベンタルビデオ屋さんとかアマゾンプライムで見ていただくことができる作品となっておりますがね
09:00
これがねまあさっきもしんちゃんが
説明してくれましたけれども
そのヒストリーボーイズ自体は
学生の話だよね
今回のこのアレルヤ
なんと80代のヒストリーボーイズ
そうだね
というふうに今回ね今手元にバンフレットがあるんですけれども
それで解説を書いてくださってます村上さんですね
村上翔子さんであってるよね
うんあってると思う
村上翔子さんです失礼しました
とても色んなところに雨を見かけるライターの方ですけれども
はいえっとがね80代のヒストリーボーイズと言っても過言ではないと
いやほんまそうだなそうだなとは思いました
すごい作品やったね
いやーすごかったね
いやほんとそう
まぁちょっとあのどういうのだったかっていうのをね
いつものことながらこの手元のナショナルシアターライブのパンフレット片手にですね
イントロダクション読ませていただきますね
お願いします
はいこちらナショナルシアターライブ in japan 2019の第6弾として
イギリスの人気劇作家アラン・ベネット
おん年85歳
5は5でしたか
の最近劇曲アレルヤをお送りします
あんなじいちゃん近所に住んどったら怖いで
すごいね
2012年のコックテールスティック以来6年ぶりとなったベネットの新作
はいこちらはイギリス北部のとある国営病院の老年病化
年老いた方たちを多く見るか
こういうのがあるのかな本当に
それともあのちょっと彼の創作なのかが
ちょっとそこがわかんないんですけれども
まあでもそうなるところはあるだろうね
まあね老年病化だよ
老年病ってなんか病気なの
まあでもその彼により発症する何かを中心に見るんだろうね
まあねそういうことか
のその老年病化の患者や医療スタッフ
未満客らが織りなす積々の人間模様を通じて
イギリスの国営医療サービス事業国民保険サービスNHS
ナショナルヘルスサービスですね
このNHSの在り方を浮き彫りにする主曲の群像劇です
英国バンザーやヒストリーボーイズなどで組んできた演出家
ニコラス・ハイトナーとの10度目のコラボレーションとして
ハイトナーが共同創設者を務めるロンドンのビリティシアターで
2018年7月11日から9月28日まで上映されたということです
長いことやってるのかな?
結構やってるね
人気力すげーな
12:00
そうそうそう
というのもねやっぱりこの出てこられる方
ほとんどがご老人ということでね
すごいね
演じてる年齢よりは多分実年齢はもう少し若いんだろうなっていう感じは
稽古場の感じでお見受けしたけれど
それでもね
そうであって欲しいです
いや本当に本当に
こちらねNHSをはじめ
イギリスが抱える様々な問題を鋭くしかし温かみを持って
描いたベネットと軽快かつ遊び心あふれるハイトナーのステージングが
高く評価され劇表では軒並みおつぼしを獲得しました
素晴らしい
本当にそしてね注目のキャスト
こちらはヒストリーボーイズのサミエル・バーネットやサシャ・ダワン
そしてココテイルステックスのジェフ・ラウルさん
ジョーさんだねお父さんね
ベネット&ハイトナーの作品に
ゆかりのある面々が集まったということで
若手から深夜までなんと25名
まあまあ出てはったもんね
あまりセリフのない方ももちろんいらっしゃったけれど
それでもねまんべんなくちゃんと人間模様が
浮き彫りになるっていうのはすごいなと思う
いやいやいやすごかったですね
インタラクション的にはこんな感じ
はい
そうなんだよね
まあそしていつものごとくなんですけども
私たちはネタバレ問題でお話しさせていただきますので
こればっかりはねネタバレしないと進まない
そうもう何がネタバレなのみたいな感じになっちゃうからね
まあなんか知ってても多分楽しめる作品なんだなとは思うんだけど
まあどれに対してもそうだけどね
まあなのでこれから見ようと思っている方
どっかでね最上映で捕まえられるので
そこで見ようと思ってるんだっていう方
ネタバレ避けたいよっていう方は
また見てからお会いできればと思います
はいですね
そんな感じで
全開で行きますよ
全開で行きたいと思います
ねこれねどんなお話だったかっていうのは
ちょこっとサクッと言っておきましょうか
これね舞台が国営病院国営病院です
でねその国営病院があれなんだよね
閉鎖の危機に追い込まれていたんだよね
というのもこのnhs
皆さんちょっとお聞きなじみがないかもしれないんですけれども
イギリスの医療制度の本当にあの超有名な
もしかしたら社会の教科書とかにも出てきているかもしれないね
そうだね無料の医療制度なのかな
そうあのキャッチフレーズが入りかおこから墓場までよく聞きますね
ということでね制定されたからもう今で80年ぐらいということらしいんですけど
要はある一定額の保険料払えば無料で誰でも国営病院受診することができますよ
そういう国からの手厚い医療サービスのはずだったんですけれども
15:04
こちらねもちろん今話を聞いていてですね
そんなことになってるんやイギリスってすごくない
めっちゃすごいな日本と全然違うやん
そんな大丈夫なお金足りてんのっていう風に思われる方がほとんどだと思うんです
実際その通りでやっぱりいいところもあれば悪いところっていうのももちろん出てきて
それは何かって言ったら例えば予約がむちゃくちゃ詰まってなかなかすぐに見てもらえないとか
あとはやっぱり財源が圧迫されちゃう
どんどんどんどんみんなが病院に来ちゃったらお金が足りなくなっちゃう
しかもこれはあの前にちょっとこの妄想論の会議でもこのnhsについてちょっとお話した回
ちょっとじゃないな結構ガッツリお話した回っていうのがあるんですけど
一回丸々やってるからね
一回丸々やりました
あのイギリス人のカースティ先生っていう英語の先生にこのnhsの話聞いて
面白いな日本とこんなに違うんだと思って
あの素人ながらにねこんな風な面白い保険制度の違いがあるよっていう話した回があって
それ170回にありますので
もしよかったらそちら聞いていただけたらと思うんですけれども
まあまああのその要はその時に私面白いなと思ったことが
そしてイギリスらしいなと思ったことがね
日本は医療のお金3割負担ですね
3000円払ったとするならば本当は1万円かかっていて
残り7000円を国が負担してくれる
一方イギリスはと言うと年間に最初にあなたの病院は今年
こんだけお金割り当てますよっていう予算が最初にドバッと渡されます
でそこから使っていきますので
今日はお客さんお客さんじゃないや
患者さんが増えれば増えるほどあれおかしいなんかになってくるみたいな
そういう側面もありつつですね
無料が嬉しくもありなかなか手が行き届かないというか
そしてまあ富裕層お金をたくさん持った人たちの民間の病院に行く
こちらちょっと風邪ひいたな診断してもらおうと思って行った
見てもらってちょっとお薬もらいました
これでも5万円ぐらいかかっちゃう
非常に高額なので富裕層にしか許されない特権というか
なかなか一般人が手を出しにくいところではあるよね
民間医療保険とかっていうのも用意されていたりとかして
なかなかこの制度のNHSをより良くしていくためには
どうしたらいいのかっていうのが本当に叫ばれている
そうねイギリスでも結構逼迫した問題ではあるからね
18:03
特にやっぱり今ねブレグジットもうEUから抜けるの
いつもう送るぜみたいな感じになってますけど
そしてこの声を読んで抜けるの抜けないの
みたいな感じになってますけれども
それの理由の一つにもなってた移民問題というのもありまして
この移民の方たちっていうのもNHSの制度っていうのが使えるんですね
でも元々いた人たちからしたら
あの人たちになんでこの制度を使わせるのみたいなことになったりとか
で移民の人に限っては
えっと何ヶ月とかだったかな
しばらくその病院通ったらねもう有料になるとか
なんかそういうふうにちょこっと制度変えてきたりとかしてるみたいな
それもなんでやねんみたいな感じに言われたりとかしてね
移民側からしたら
そうかねもうねもうぐっちゃんぐちゃんなのもう大変なの
という問題がすべて織り込まれたお芝居
そうなんですというバックグラウンドを持った閉鎖目前の
追い込まれている病院でこの病院は何とか
いやいやいや地域の皆さんに我らの病院は必要とされているんだ
そしてあのこの働いているスタッフたちもこんなに素晴らしいんだっていうことを
どうにかして国にアピールするために
そして来年も予算を下ろしてもらうためにですね
あの手この手を使ってキャンペーンを行うわけですね
そして私たちがそのちょうどあの見たときね
見たときってなんかずっとこの病院があるみたいに言ってるけど
見たときは
想像だぞ
私たちが見させてもらった時は
ちょうど地元のテレビクルーが取材に来ていた時で
これ何の取材かって言ったら
その病院の様子を撮ったりとか地域でのその
愛されっぷりをねアピールするためのドキュメント映像ですね
撮ろうとしているところだったんですけれども
そこにねあのとある入院患者の方がいらっしゃいまして
嬢さんお父さんですね
お父さんですねとか言って
私たち妄想ロンドナーにとっては
きっとあの親しみ深い
ビリーエリオットザミュージカルという
お芝居がありましたけれども
はいえっとサッチャー政権のね
檻に閉鎖されてしまった
炭鉱こちらで働いていた
炭鉱面ですね
炭鉱面だよ
ソリダリティマイナーだよ
なのでちょっと炭鉱で働いていたが故に
肺に患ってしまっていて
そうなんです
まあそれが元で入院してしまったお父さん
っていうのがいます
でそれ彼プラスプラスっていうか
あの10名以上の愉快な仲間たち
はいおじいちゃんおばあちゃんと一緒に入院している
楽しく歌ったり踊ったりなんてして
21:00
楽しい日々を過ごしてんだなぁ
みたいな感じに思っていましたところ
息子が訪ねてきます
久々にお見舞いに来るんですけれども
どうやら息子君は政府で働いている
そしてこの病院の存続にも
ちょっと関わっているようなポジションに
いるやらいないやら
医療コンサルタントではないか
医療系の経営コンサルタント
病院がどうやって生き残っていくのか
いらない病院は潰してしまえばいいんじゃないか
そういうお仕事をしていらっしゃる方
その彼がですね
まあさっきもちょろっと話題に
だいぶ話題に乗ってますけども
ヒストリーボーイズで重要な役を演じていた
はい
ですよね
ですね
彼についてはまた後でゆっくり喋ろうね
面白いのが
その彼もお父さんのことはお父さん
そして仕事のことは仕事として
割と割り切った感じでやってくるんですよね
で冷めた目でこの病院もいらんのじゃないか
閉鎖してもいいんじゃないか
いや存続するべきどうだろうか
みたいなことを
すごく本当にシニカルなね
あのイギリス人らしいジョブを交えながら
あのさらっと見ながら帰っていくっていう
そういうね
であの私たちは一幕の間
そういう感じで
えっと家族の人がお見舞いに来たりとか
あと新しい入院患者さんが来たりとか
そういうあの楽しい楽しいというか
ドタバタな感じの笑いもたくさん起こる
そういうあの時間を過ごさせてもらってたんですね
はい
あーそうかそうかこの病院なぁ
そしてあの見ていくうちにちょっとずつ
あのキャラクターにも愛情が湧いてきて
このおじいちゃんそうだね
教え子の子に会えたらいいねとか
と思いながら見てたんです
そしたらはですね
一幕の最後にびっくりすることが起こるんですけれども
はい
あのなんとこの病院のね
うんというわけでネタバレに入ります
入りますね
まああのこの病院の
うんと名誉看護婦さん
はいナイチンゲールさんですね
ナイチンゲールはい
えっとギルクリストさん
はい
彼女はですねもう近俗25年の大ベテラン看護師さん
であの患者さんからの信頼も厚く
まあカールな感じではあるんだけれども
必要なことを必要だけきちんとする
こなす看護婦さんかな
そして彼女がいるからこそ
この病院が持っていると言っても過言ではない
そんな風に思われていた看護婦さん
私たちもそう思ってました
あの夜の事件が起こるまでは
なんとですねこの看護婦さん
この病院のね老人老人たちっていうか
おじいちゃんたちおばあちゃんたちっていうのを
非常に冷めた目であの見てます
でもそう言いながらも一緒の時には
患者さんと踊ってみたりと歌ってみたりとかして
愛情もそう思いながらもあるのかなっていう風に
24:01
思ってたんですけれども
まあこの病院なんで閉鎖の危機に追い込まれていながらも
すぐに閉鎖にならないのかっていうところの一つに
いやいやだってうちは黒字経営だからっていう話が出てきます
黒字経営どういうことかって言ったら
患者さんがあのちゃんとやってきて
であの利益が上がってきてますよ
上がってますよっていうそういう状態
そのためにはですね
普通だったら病院ってどうです
病気になりました
病院に行く治してもらう治った
イエイって言って出て行くはずなんですけれども
まあねこの老年病
まあその感知して出ていくっていう可能性は
残念ながら低いよね
低いよね
だからまあ普通だったらベッド足りない
みたいな状態になるんですけれども
いやいやうちはねあの違うんですよと
もうベッドの空きっていうのは常に確保してあるんです
大丈夫だからうちは黒字です
なぜかというと
このギルクリストさんが気に入らないと思ったね
老人たちをなんかね
夜な夜なね殺しちゃってたんですね
あーびっくり
何この一幕の終わりっていうそういう
え何これサスペンスだったのみたいな
っていう風にね急に変わる
それまでは本当に楽しそうな
でまぁそこから看護師さんが起こした事件が
まぁちょっとねバレたりバレなかったり
病院の存続に関わってくるよね
っていうお話になるわけですね
そうですね
でまぁあのこのえっとその彼女がそういうことを
犯してるっていうのは
まぁそのお芝居を見ている
私たちしか一幕の最後では分からないわけですから
このジョーさんね
さっきあの説明した炭鉱夫の人元炭鉱夫の人
大丈夫なのか無事なのかとか
殺されちゃったりしないんだろうかとか
他の人たちどうなるんだろうとか
あとはあの一緒に働いている
後々分かる夫婦の移民の滞在していた
あのムスリム系のお医者さんだったりとか
若いお医者さんとかね
彼らどうなるんだろうみたいな
もう一気にこの一幕終わりから終わりから
てかまぁ一幕と二幕しかないんですけれども
あの不穏な空気に包まれて
もう急転直下サスペンスに
口が開きましたね
これを仕掛けてくるアランベネットさんはすごいなと
思った
だからちょっとねごめんなさい
私の説明がちょっと下手すぎて
うまく話せなかったんですけど
ごめんねしんちゃん
あのなんだけど
そういうめっちゃ楽しい楽しいって語弊があるな
まああの起伏に富んだ物語ですね
びっくりしたよねしんちゃん
まあそれまで本当にその老人ホーム的なというか
27:04
まあみんなで楽しく歌う時間があったりね
リクリエーションの時間も
ちゃんと用意されている病棟なので
なんかみんなで楽しそうにね
合唱したりとかしてんのよね
でまぁちょっと変わったおじいちゃんおばあちゃん
もいてはるので
まあその人たちが巻き起こす騒動
あとその中での人間関係恋愛模様みたいなのも
ちょっとあったりとかして
もうそれはそれは
なんて生き生きしたおじいちゃんおばあちゃんなんだって
思ってるけど
そうサスペンスが始まってからはもうなんかね
なんていうか
とても窮地に陥った人たちなんじゃないかっていう
なんかその医療制度を含めた
その社会の危うさみたいなのが
急に表に出てきて
いやもうそっからはハラハラ始動し
もう何が起こるかわからない
この病院のいく末と
この人たちの人生のいく末はどうなるんだっていうのが
とてもしかも書いてる人がさ
アランベネットさん85歳やん
なんかすごい身に迫っていらっしゃるんだろうな
っていうところも含めて
もうなんかねいたたまれなくなってきた
のね私は
なんか本当に今
イギリス国民が直面してる問題なんやろうなっていうのが
もうなんか本当に何これホラーみたいな
ホラー味はあってるね
ホラー味はありました
また出てる人が上手いから
そうやな
怖いのよ
あの府庁さんね
そのギルクリストさん
ギリクリストさん
ギリクリストさん
でもなんかギリクリストだかギルクリストだか
すごい名前の人
怖いの
ちょっとさ顔がさマークゲイティスさんに似てる
賢そうな人な
私マークゲイティスさんかなと思っちゃって
あれこの人どっかで見たことある
どっかで見たことあるってずっと思ってたら
違うマークゲイティスさんに似てるだけなんだってことが
あの判明しました
なんかとてもハンサムな女性
かっこよかったね
キリッとしててできる女って感じのね
もうだから怖いの
不穏なの空気が
まさかなんかそんな展開になると思ってなくて
まああのアランベネットさんのことやから
なんか一筋縄ではいかない感じだろうな
っていう風に思ってたんだけど
なんかある意味それがね
なんかわかりやすくっていうか
なんかなんだろうな
すごいすごいって
なんかあのアホみたいな感想しか言えてない
30:01
自分がちょっと恥ずかしいんですけれども
私は一幕が正直ですね
見ながらちょっとだるかったってところがあったの
最初のね
与党での人物紹介的なところですね
でなんかこれは私だけかもしれないんだけど
どこに向かって見ていくべき芝居なのか
っていうのがちょっとわからなくて
これがどういう
あらすじも何も知らずに見に行きましたので
だからどういうところが着地点なんだろう
どこに向かって見に行ってんのかな
まあ言ったらなんかまあまあ群蔵劇だから
まああれなんだけれども
誰が主役なのかなみたいな
まあ明確に主となる人がいないお芝居ではあったけど
どの人注目して
どのエピソードをなんか頭の中に
こう並べていったらいいのかなって
思いながら見てて
でも一幕の終わりにね
その寝静まった
患者さん達が寝静まった病棟で
一人の患者さんがもうなんかちょっと喚いちゃうんだよね
何て言ってたっけあれ
私の家が取られた
私の家がどうのこうのみたいな
ちょっとあの認知症ではないけど
まああの同じことを繰り返し言ってしまうという女性
実際ちょっとそのお家
自分が住んでるお家
ギリの息子さん旦那が来て管理をしていて
ちょっと乗っ取られてしまった
自分が居づらいところになってしまったっていう感覚を
ずっと持ってらっしゃるので
そのことを繰り返し繰り返しずっと言ってる患者さん
まあその患者さんまた夜中に叫んでるわっていう風に
まあ私も思ってたら
真夜中の巡回ですかね
ギルクリストさんがやってきて
であのどこかに電話をかけ始めるんですね
で今夜一人死ぬわよみたいな
どうやらベッドが一つ空きそうになって
そうだったそうだった
分からないけど多分今日ねみたいな感じで電話をかけるんです
あれどこにかけてたのかな
まあそういう処理業者なんじゃないかな
それか待ってる人とか
同じ人にかけてたから
たぶん葬儀会社とか
だからあのどうやら今夜一つベッドが空きそうよっていうね
すいません私今直接的に今夜人が死ぬわよって言いましたけど
それをちょっとオシャレな言い方にしましてね
でえって思ってたら電話切った後に
もう何の変哲もない
いつもやってることだよみたいな感じで
33:00
注射器を取り出して
もう怪しいですね液体を注射器に充填しまして
そしてそのおばあちゃんにプシュって刺して
えっ何今のみたいなね
またサラッとするからね
怖いんだ
サラッとしちゃった
見事ハイトな
そうなのよでなんかさそれがまあ一幕でしょ
で10分ぐらい休憩があって
2幕私2幕30分ぐらいに感じたんやけど
めっちゃめちゃめちゃ短く感じたな
そっから物語が本当に
もう何これ勢い増しすぎじゃねっていう
びっくりした
頭の回転追いつかないよっていうぐらいに
全員に騒動が持ち上がるというか
そうだから構成としては
1幕でその全部の手がかりを
私たち観客に見せておいて
2幕でそれぞれの人
さっきのギルクリストさん
明らかにわかりやすい犯罪を
デカデカと犯していた人ですけれども
その人だけじゃなくて
他の登場人物の人たちのその葛藤と
そしてあのどうなっていったかっていうのと
結末を一気に見せてくれるっていう
畳み掛けるってこういうことだよね
そうそうそうそうだから
すごいもう構成としては
何やろうあのー
ちょっと最近あんまり見ない構成やなって
思ったのと
すっげーなアランベッドって思いました
いやだからあれ多分さ
実際に見に行ってたらさ
1幕の終わりで本当にその殺人が行われて
でそれをドキュメンタリーを撮ってるっていう
大前提があって
そのドキュメンタリーのチームが
ちょっともう映像も
ちょっとマンネリ化してきたので
なんならあの入院患者にね
好きに撮ってよって言って
ビデオカメラを1台渡していた
それを持っていた人が
たまたまその犯罪が
行われた病室の人で
撮っちゃったのよね
撮れちゃったのよこの殺人シーンが
っていうことも同時に提示されて
いやあの後の休憩のお客さん
目も当てられん騒ぎやと思うで
そうねなんかね
あの一番私が
これはもうお客さんも混乱してるなって
思ったのが
まあ割と皮肉を笑うような
シニカルなところが多いお芝居だったから
最初からお客さんもまるで
吉本新喜劇を見てるようにね
どっかんどっかん笑うわけ
こんな笑うって思いながら
まあいくらね
私たちと笑いのツボは違うって
分かっていながらにしても
にしても笑うなって思いながら見てて
これぞ英国な笑いなんやろうなって
ちょっと本当にひねくれたような
ここでこれ来るのね
私それわかるよ
風刺の効いた
現代の政治が少し絡んでくる場面もあるから
36:03
余計やとは思うんだけど
まあウケるウケる
紳士淑女が笑いまくるっていうね
であの実際にその殺人のシーンになって
どうやらベッドが開くみたいよって電話する
その電話ってさあ
私は待って待って待って
もしかしてって思ったんやけど
えしんちゃん思うよね
なんかそれでもさ
お客さんが半分ぐらいはさ
ブハッと笑ってて
でしかもその全てのことが終わった後に
看護師長さんが出て行った
そして残された病室
実はカメラで撮ってたんだ
私っていう患者さんがバッと現れた時に
そこでも笑いが起こってて
これ何の笑いと思って
もう混乱してんのこのお客さんたち
どういうことって
なんかあれね
あれ私は来た来た来た
そっちの笑い
ハァーっていう笑いかと思ってた
そういう笑いやった
うんように感じた
自分がそういうリアクションやったから
ハァハァハァハァハァみたいな
しんちゃんそうなの
あっ来ちゃったねこれね
そっかそっかそっか
そこでお客伝着いたよ
休憩かよっていうポカーンとした
お客伝が着いた瞬間にもちょっと笑いが起こってて
そっかそっかそっか
この展開かーって笑いやったってこと?
ハチャーっていう
に私は感じた
もうなんか笑うしかないぐらいの
展開やったってことやね
ポカーンって
そういうことね
いやあれはもうなんか
すごいな
すごいなしか言ってないけれども
あの展開にもっていくアランベネット恐ろしす
恐ろしすですね
そんでちょっと今
脚本話ばっかりしましたけどもね
ニコラースハイトナーさんの演出
もうね私ほんと好きやなって思うんだけど
わかりやすいところでは
この入院患者さんたちに
歌うっていう指示は脚本にあったそうなんだけど
踊らせるっていうのを決めたのは
ハイトナーさんだったそうなんですね
もう歌って踊らせちゃおうみたいな
それも素晴らしいと思いましたし
あとはもう何の変哲もない
この小さな小さなエピソードの組み重ね
これをいくまいものを
なんて言うんですか?
レイヤーを重ねるというか
多重構造というか
そうそうそう
あの下手から上手から出てくる
セットね
セットごめんごめんごめん
セットの話ね
セット全然
今しんちゃん何の話をどうした?
あの構造的な
作品構造的な
作品構造はアランベネットさん
今ニコラスハイトナーさんの話
演出でもね
なんかちょっと重ねていくような演出も
39:00
されてたなぁと思って
同時進行で見せたりとかっていうのもあったし
まあそれ
まあなぜそれが可能になったかというと
とてもシームレスな転換
そうですそうです
その話その話一緒や
同じことを言おうとしてた?
うんまあちょっと違ったけどまあいいや
ごめんごめん
あの壁が出てきたり
病室が出てきたり椅子を動かしたりで
場面転換がとてもスムーズなのよね
だから物語が途切れない
そうあのニコラスハイトナーさんは
まあ私そんなにたくさん
本当にナショナルシアターライブで
の6作品しか見てないですけど
まあまあ見とるからね
そっか彼の作品で
一番好きなところは転換のスピード感
あの速いところもゆっくりじっくり見せるところも
含めてのスピード感
これが本当にその物語の行間をちゃんと捉えて
私らにストレスなく違和感なく
見せてくれるっていうのがすごいなと
本当転換の人やなって勝手に思ってるんだけど
今回ももうめっちゃいいなって思って
キャストさんたちが自分で壁を動かして出てきたりね
たぶん好みなんだよね私の
このスピード感がすごい好き
近いといえば近い
スティーブンダルドリーさんも
同じような手法を使われるんだけれども
キャストが感情を繋いでる間に
転換がすべて行われる
その感情を乗せるかのように
だから転換がノイズではなく
スピード感を増すための手法の一つとして
用いられているっていうのは
このお二人すごいなって思うところの要因だよね
ダルドリーさんもいいよね大好き
その技術を支えるチームもすごいんだろうし
それを可能にする演出力っていうのが
やっぱりその世界的な演出家として
活躍されている
ゆえんなのかなとは思う
ただその私の大好きな転換
これをねあんまり今回の映像では
見せてもらえなかったのが
まあだから転換しながら
他のシーンで芝居してたりして
そっちでええこと喋ってたりするから
ズームアップしちゃうよねっていうね
アップ多かったねやっぱり今回
ちょっといつもよりもアップ多めやなっていうのは感じた
まあ細かい芝居してあったからねみんな
あれねちょっと不思議な舞台の作りだったよね
そのなんだろう
6かっけ5かっけみたいな感じで競り出してる舞台
だからその休憩中に素舞台が映ってたけど
なんか変な感じ
変な形だったね
なんて言うんだろうね
音質みたいな感じイメージ的には
42:03
ああまあでもそうだね
囲われてる感っていうのはすごく感じた
だからちょっと別な形にしてあるっていうことで
あと上にはね
そのなんか病院のアーチみたいな看板みたいなやつがね
掲げてあったので
基本舞台としては本当に全然あのシンプルなものなんだけど
それを本当にいくまいもの壁を出したり
しまったりすることで
もちろん椅子が出てきて
ベッドが出てきてっていうシーンもね
いっぱいあったけど
いや良かったなぁと思って
そうそうそうまああれか
キャストの反省する?
そうね
キャストの反省しよっか
サミュエルバーネットくん
素晴らしいよね
個人的に天使の歌声と思ってるけど
すごい歌声聴けたね
素晴らしい
まあヒストリーボージュでもね
歌声披露されてましたけども
なんというか透明感のある透き通った声なのよ
すごい
またちょっとなんかバラードっぽい
昔からの歌なのかな
民謡っぽい
民謡って言わへんか
なんていうの
古い歌を歌ってらっしゃったけど
もうそれがなんていうの
あの教習を誘う
あってるこの表現
なんかそれだけで泣きそうになった
いやおじいちゃんおばあちゃんたちが
楽しく歌い踊ってるのも
なんなら泣きそうなのよ
すごく感動的だなとか
なんて楽しそうに歌うんだろう
踊るんだろうって思って泣きそうやねんけど
それとはまたちょっと違う意味で
あの歌で涙がこぼれそうになるっていう
なんか不思議な感じ
あれさあの彼のお父さんが殺されちゃう夜にね
ギルクリストさんと踊るじゃない
その時の踊りの時にもかかってたよね
あの歌がさ
そうこの後お父さん殺されちゃうのどうなんのって
思いながら私とか見てて
えどうなんのって思ってる時に
あの曲流れながら踊ってたから
あこれ死ぬなって思った
逆にああもうこれ死ぬわみたいな
こんな良い曲かかって
息子が歌ってくれたあのね
大好きな曲を聴きながら踊っちゃって
ああ死んだって思った
ラストワルツみたいな感じでね
踊ってらっしゃったし
その息子さんに歌ってや歌ってやって
お父ちゃんが頼んで歌ってくれてる間に
お父さんがもうなんか
ううるしながら聴いてらっしゃったのね
その表情を見てるからなおさらだよね
ダメその曲聴いちゃダメみたいな
45:00
タミエル君はヒストリーボーイズで主役をしてたんでしょ
主役?誰が主役なのか分かんないよ
主役とかじゃないよねごめんごめん
さっきから話ばっかり
それぞれに彼らも人間模様があって
それぞれに悩んでるっていう話なので
彼は彼で悩みがあって
ただそれでもうね歌がやばい
もう一人の方もね
ヒストリーボーイズ出てらっしゃったけど
彼の威風堂々ですか
エルガーのあれもね
なんかすごかったね迫力が
まあそれも
万感の思いがこもった歌になっていたので
あれは何?移民として不法滞在をしていた
それを裁かれる時
審議か何かの時に
不明的な歌なんかなって思った
イギリス国民の誇りみたいな歌詞を歌ってみて
途中まではなんとか歌うんだけど
やっぱりその不法滞在ということで
ちゃんとした国民としては歌えない
そうやったかな
途中でもう僕には歌えませんって言われてて
それもなんか切ないの
意味は私なりの解釈やったけど
この方もね歌めちゃめちゃ上手かったけどね
よかったちょっともうちょっと続き聞きたいなって
まるっと一曲聞きたいけれど
歌い切れないこの心情っていうのがね
理事長さんめっちゃ好きやなと思ってたけどさ
はいはいはいはい
敗訴な人ね
市長に2回選ばれた人で現病院の理事長
ピーターホームズさん
ソルターさんを演じてらした
なんかめっちゃこの人好きやなと思ったらあれですね
フォリーズですね
フォリーズに出てらっしゃいましたね
見たことあるなーってずっと思ってた
見たことあるしめっちゃ好きやけど
なんやっけと思ったら
ちょっと感じ変わってらっしゃったけど
なんやっけな
バディーさん
そんな名前やった?
かな2組の夫婦が出てくるうちの
イメルダ・スタントンさんの旦那さんを演じてらっしゃって
またこれがバカな役でね
そうそうそうそう
なんか若い女の子を追っかけ回して追っかけ回されてみたいな
浮気しまくってるチャラい男の人の役やったけど
それとはまたちょっと違った魅力で
なんかいかにも上流階級鼻にかけてますみたいな
ネクタイ太いですみたいな
ネクタイは太かった
あとすごいピンストライプが超効いてた
あれやっぱさピンストって象徴なんかな
ああいう階級の
48:02
ビリー・エリオットのさ
ビリーをロンドンにテストに連れて行く時に
途中でお父さん同士で話しするシーンがあって
そこで出てきた上流階級めちゃめちゃロンドンのままに
上流階級なまりの人も
もうなんかピンスト着てた気がする
これは何なの
記号なのって思うぐらいに
記号っていうかまあまあなんか存在感は感じるけどね
そのすごい
あのしかもねなんか上品なストライプじゃなくて
なんかめっちゃはっきりとした
正直なりきんぽい
だからそうやね
ポッシュさっていうのはなんか何やろ
正直私はそこまで感じんかったんけど
でもあーなんか金持ってんなっていう
それがポッシュさってこと
キッツイの貴族さんではない感じ
市長に2回選ばれたっていうのがめっちゃこれまでの
自分で道を切り開いて
その地位に誇りを持っている人なんかなと思った
そして今となってはこの病院の一位
理事長というわけなのでね
でも憎めなかったな本当に
なんか応援しちゃった
彼のことすごくどうなるのかなと思って
最後にさ独占になれたっていう
あのちょっとねその後の
進学してたよね
進学したよってちょっとだけ嬉しかった
頑張っちゃったと思って
そのドキュメンタリー映像を撮ってて
そのドキュメンタリーがニュース映像として
途中で使われてるのよね
あの映像が素晴らしかった
あそこ私ね今日それ喋りたくてさ見て
演出彼の場点が好き笑いの壺映像って書いてある
この映像ってそれのこと
映像素晴らしかったね
あれはいい使い方やったね映像の
何かって言ったら
その最初に言ってた
あのこの病院を存続させるために撮ってた
テレビ映像
理事長さんがこの病院はこんなに素晴らしいんですよ
こんな施設もありますよ
こんなに素晴らしい看護婦がいますよっていう
喋ってる映像が
結局その事件の報道で使われちゃうのよね
そうでその映像っていうのを撮っているところっていうのは
私たちはずっと見てたわけで
であんなセリフやこんなセリフや
そしてこんな表情をしていた
そういえばっていうのを
これちょっとメタ的で面白いなと思うんだけれども
実際に舞台上で私たちが見た景色とは違う
リアルの病院で医療現場で撮り直してるんだよね
リアルな映像さ
だからそれを見るのが面白かったね
51:01
同じセリフを喋ってらっしゃる
同じ表情をしてらっしゃるんだけど
背景が本当に病院なので
そこでとてもリアルに感じられるというか
改めてこの病院の実像が見える
そしてそのギルクリストさんが
あの一幕の最後に
私たちの腰を抜かせた殺人シーン
これをこっそり撮ってた患者さんがいたって話をしましたけども
その患者さんが撮ってた映像っていうのも
私たちに見せてもらえるんですよね
まあ残酷なところがね
残酷やったあの映像
そんな感じかと思って
これが本当に何というか躍動感があるというか
もう本当にあのちゃんとドキュメンタリーを撮るために
ちゃんと地区一カメラを回してたっていう感じと
物語ことが起こってしまった後なので
こっちとしてはいたたまれぬっていうね
そうなのよね
物語を盛り立てるために
映像を撮ってる人たちがいてって
その映像を撮ってるところっていうのも
インタビューで
これについてどう思いますかとか話したりとかして
言ったら私たち観客に
その映像クルーたちがいることで
その登場人物たちの紹介を
しようとしてるのかなとか
そういう風に初め私は思ってた
あの映像のクルーがいるっていう意味合いにおいてね
順番にその映像のインタビューを回していくことによって
そのキャストさんを客に紹介するっていうことね
そういう手法
そして手段の一つとして
彼らいるって私すっかり思ってたから
そしたらその撮ってた本当は
あのしかも劇中では本当はこの病院を
いい病院だっていう風にアピールするために
撮られてた数々の映像の断片が
つなぎ合わせてみると
もちろん主観の入ったつなぎ合わせ方だけれども
結果こんなに恐ろしいことが行われていた
病院なんだっていう見え方にもなってたし
とてもなんかダーティーな部分
ちょっとここは撮らないでって言って
カメラを押さえたりとかっていうのも
いかにも犯罪現場っぽいのよね
最初はなんか笑いながら見てて
その撮ってる状況とかもさ
前後の流れを知ってるから
笑えてたところが
いざつながれてみると
なんて怖い病院だみたいに
しかもだから舞台で見てるから
リアルとして感じてはいるけれど
そこまでこっちの想像力が追いついてなかった部分も
その映像できちんと補ってくれちゃうから
もうなんかちょっとした
カメラを止めるな感を感じましたね
あれ鮮やかでした
あの演出の映像の最高の使い方しやがったなっていう
54:00
最高やね
その劇場でそのテレビクルーを置いてるっていうのも
無駄がない
そうやねだから
あのその撮ってた映像を見せるっていうのを
これはどの段階で指示されてたんやろうっていうのは
すごい気になる
台本上にここで映像が流れるって
映像が流れるとは書いてないと思うけど
でも台本上ではきっとあのシーンはあって
それをどういうふうに見せようかってなった時に
映像にしようってなったのか
初めから映像っていう気持ちで書いてたのかどうなんだろう
アンペデットさんが想定してそれを織り込んで書いたのか
後で相談して決めたのかっていうのが分からないんだけど
いやでもそれにしても上手く織り込んだなっていう
あの映像も口開いたね
開いたねうわーと思った
なんかあのつい最近ね一個前か
アントニーとクレオパトラで映像の使い方がちょっと面白かったって話をしたんだけど
真ちゃんはねちょっと見てないんだけどさ
あでもなんか現代に持ってきたアントニーとクレオパトラのニュース映像みたいな感じで
なんかその戦争の模様が伝えられてたとか
そうそうそうそういうことそういうこと
実際の起こってるその現代の紛争という感じで
今まさにこんな風に市街地が得られてますっていうのがニュースとして流れてた
面白いなって思ったって話をしたけど
それをまああの遥かに上回るちゃんと物語の中に織り込まれた
だからそれもなんか私たちは一幕で伏線見せられてたなっていう
なんかそういう回収の仕方が随所にあって
これは面白かったしか言ってないけど面白かった
アランデネットさんさだからその御年85歳なので
その登場人物のその老人の方々
入院患者の方々の気持ちは痛いほどわかると思うのね
今実際実体験として経験してることだから
やねんけどその例えばその映像を盛り込むとかっていう手法を使うとか
その若い人たちの気持ちまできちんと描ききっている
インタビューでおっしゃってたけど
すべての登場人物に自分を投影しないと描けないみたいなことをおっしゃってて
ちゃんと若者の気持ちも描ききっているし
で老人たちのその苦悩っていうのもとてもリアルなものとして描いている
この人の頭の中どないなっとんねやって
でも新しい技術をやっぱり取り入れてたり
携帯電話で恋人と話しながら
その現状を伝えていくとかっていうのもよくある手法ではあるけれど
そういうものをきちんと踏まえながらも
前世代の気持ちを描ききるって
57:02
どんな想像力してるんやって
このおじいちゃんほんまに恐ろしいわって思いながら見ていた
すごいね私尊敬している
ご年配の方満員溜め会にたくさんいますけれども
恐ろしいおじいちゃんたちね
ランクインした
もう一個新しいのを見たいなと思って
私にとってすごい構成も新しかったし
描き方も私があんまりそういうのを見てきてなかったのかもしれへんけど
私にとってはすごく新鮮に映ったのね
でなんかその捉え方だったりとか
だからもう一個もう一個描いてくれませんっていうのが
もう一個ちょっとこのコンビでやってくれませんかっていうのが
今の私の気持ちかな85歳か
まあでも本当に勤勉というか
探求心にあふれた方なんだろうなっていう
物事が興味深くてしょうがない方なんだろうなっていうのは思う
そうじゃないとねこんなの描けないもんね
まあただ今ねこのNHSの話しましたけれども
これを民営化してしまおうかっていう法案が
沸き起こってるそういう意見も出ている中で
このアランベネットさんは
イングランドを構成する一部であるというふうにおっしゃってて
このNHSがねこれはもう維持して守るべきであると
BBCのインタビューで語っておられるそうで
民営化に対しては声を大にして反対しているっていうことだそうです
あえてそういうことを題材に書くことによって問題定義というか
改めて考え直そうよっていうことを
アランベネットさんなりに提示して貼るんやろうなっていう気はするよね
この物語の最後は結局事件が起きたっていうのが
そして私もびっくりしたけど
このギルクリフトさんなんと83人の方々を
あの世に送ってしまわれていたというそんなにびっくりしたんだけど
まあまあですよっていうか相当ですよ
これはあのイギリス英国史にも残る相当の殺人鬼かなと
シリアルキラーかなと思うんですけれども
まあまあそういうことがあったっていうのもあり
この病院は閉鎖となってしまって
それぞれみんな老人ホーム的なところ
病院とかじゃなくてねに移っていく
普通のところにみんなで集団疎開みたいな
オシャレな服着てる
っていうことになっていたけども
この物語の結末としてはそうではあったけれども
本当にそれぞれに
1:00:00
あのなんかベネットさんがこのNHS
もう絶対なくさずに続けていてほしいって言ってるように
もう様々な世代の人たちに
あのこの作品の中でね
様々な世界の人たちの葛藤とか現状を描くことで
みんなにも自分ごととして思ってほしいって
そういう気持ちだったのかなって
だって私英国に住んでないよ
住んでないけど超もうなんかめっちゃ
私これからどうなるんかなって
日本もね今ちょうど選挙直前で今撮ってるね
来週かな選挙ですけれども
でもうねえっと
まぁちょっと昔から日本と英国って似てるなって
思ってるところいっぱいあるんだけれども
そのねどんどんちょっと世界から孤立しようとして
いく方向に行きかけている
英国とその今の日本っていうのが
どうしてもやっぱり被って見えるところがあって
でNHSこそないけれども
あのこういう問題として直面してるのは一緒やからね
年金のことだったりとか
まぁこれからどうなっていくのかなっていうのを
すっごい考えちゃった
だから届いたよベネット
あなたの気持ち私に届きましたよ
刺さりましたよ
登場人物がみんなちゃんと生きてるというか
憎めない人たち
憎かったのはあの若造一人ぐらいかな
あの人か
あいつだってあいつのせいでさ
お父さんちょっと死んじゃった感はある
でも現代の若者ってやっぱこうなのか
どこでもって思いながら
で若者の皆さんは失礼いたしました
皆さんはそうじゃないと思うけれど
なんかちょっと世の中初に見てるというか
斜めに構えたこの子肉らしいガキがね
よく連れてきたねあんな子ね
すごいぴったりだった
なんかちょっとめっちゃやり気のない
トム・ホランド君みたいな子やったね
そうやな
育ちの悪いトム・ホランド君みたいな
愛嬌っていう表現ではないな
可愛らしさあったよ
いや多分あの役者さん自身はね
とても魅力的だし
友達としては多分いい子やね
よく見たらすごい本当に
可愛い顔してたんだよね
けどなんかこうふてくされた表情が
あと超猫背で
なんか端に構えて見るし
将来諦めてるわけではないんだけれど
どうせ俺なんかみたいな感じ
でも点数は欲しいから
ちょっと上乗せして書いてくれよ
自分にも国にも期待してないみたいな
こいつがもう本当にね
まあいいキャラやね
まあそうねそんなに嫌じゃなかったけどな
でもあいつが元凶だからね
まあまあまあきっかけきっかけではあるよね
そうだね
そんな感じよ
1:03:00
そやな
まあでもこんなクオリティ高い舞台を作ってはったな
ねおじいちゃんおばあちゃんもね
毎日毎日あんだけ踊って大変やなと思うけど
そうだね結構2ヶ月近くあるんだもんね
でもまあまあなりを踊ってらっしゃったし
その振り付け家の方がね
あの最初にオファー受けて
ニコラスハイトナーが全員踊れるよって言ってたけど
えっとってなってたもんね
まあね
右と左を教えるのが大変
なってました
だからまあ一から始められたのかなっていう
まあなんかその
なんというか不器用さも
愛らしいというか
おじいちゃん頑張ってって思えるのもね
それも演出の手腕なんかな
決してなんか踊れてないやんと思わない
そうだね
頑張って踊ってる表情だったり
その楽しそうな表情にとても救われる話だったなと
あれさ不思議とさ
うまく踊られてもきっとあんまり胸には来ないと思うんで
やっぱりなんかあの
おじいちゃんおばあちゃんたちが一生懸命なんかこうさ
拙いながらもステップを踏んで
そしてバラバラなんですよ
っていうのがね
やっぱりあの必要で
作品には
これさまあ2ヶ月間ずっと
毎日東野内までもほとんど毎日
演じ続ける中で
なんなら2公演とかするからね
ちょっとずつさ
生まれてきてだんだん揃うようになって
まあそれはそれで別にいいと思うけど
多分あんまりうまくなりすぎたら失敗だと思うから
ちょっとやっぱり
あの人たちは今日間違えたってやってくれてる
そんな感じなんかな
実は私なんかあの
まだねあの練習の場面を見た後でさえまだ思ってるのは
あの人たち踊れない老人っていうのを
まだ演じてんじゃないかみたいな
ほんと踊れんじゃねえのみたいな感じに
っていうお芝居にされてるのかなって思って
そっちなんやろって
まあだから皆さんの表情が生き生きしてるというか
うまいんですから
死に迫ってた
ほんま感がすごいあった
まあそのセリフがない方々も含めてね
もうとても生き生きとされていて
本当にその舞台1回1回を
楽しんでらっしゃるんだなっていうのは
とても嬉しくあり
心強くありって感じかな
最後がその1幕終わりから2幕にかけては
本当にちょっとこうサスペンス風味というかね
もうサスペンスでドーンと行くわけなんだけども
でも語られてる内容っていうのはめっちゃ暗いし
今後これからの未来どうなんのみたいな感じで
まあ最後の最後のね
あのなんか登場人物一人一人の独白みたいな
これからどうなります
皆さんへのメッセージみたいなね
1:06:00
コーナーがあって
もうそれもなんか暗いものが多かったのでね
なんかどんよりしてるというか
しかもなんかああいうのってさ
一人一人喋っていくのってね
普通ね
あーなんかもうこれ一人一人のやつ聞かんとは
かないですが
もう早終わってと思いながら
消化試合みたいな感じで見ることが多い
まとめ入りまーすみたいなね
でもこれはすごいそこ含めて
めっちゃ興味深く見れた
もうなんか入り込んでたからなのか
それともその一人一人独白すら面白い
あの興味深いことを話してたからなのか
ちょっと今詳細は全く思い出せないんだけれども
っていうのもなんか最後さ
あの終わった後なんかめっちゃ感動して
泣きそうになってさ
いやもう私半分泣いてたよ
いやもうえーと思って
であのこれは私たちの地域的な問題でもあるんだけど
終電時間が11時回るっていう状態で
早く帰らなきゃいけないっていうね
であのナショナルシアターライブ
私言われた最近そうなんだけど
もうあのエンドクレジット
バーって上がり始めたらシュッて出るの
最近ね電気つけてくれるようになった
そうなんだよね
まあ終電ギリギリの方がね
急いで席を立たれて危ないので
客電薄くつけてくれて
まあ出る人出なさいよっていう状況
整えてくれてるのでね今ね
私もそのタイミングで
割といつもシュッと出ていくのね
あえてもう橋の席通路側の席
とってって感じになるんだけど
でも今回はなんかちょっともう立てなくて
えーと思って
もうこの気持ちどうしたらいいってなって
割としばらくじっと座ってたかな
まあでもそれでも途中で立ったんだけど
わかるわかる
わかるなんかえーってなって
なんかちょっと方針状態というか
もうそのカーテンコールまで感動が続くっていう
続いた
うん
なんか久々にめっちゃ不思議な体験してしまった
うーん
いろいろ見たわ
ね劇局の力演出の力っていうのが
隅々まで行き渡った作品だなと思うし
なんだろうね
あの移民のさ
うん
人いたやん
バレンタインさん
バレンタインさん
なんか名前がややこしくて
バレンタインに帰るってこと
あの人は移民として描かれているし
だから英国人ではない
っていうことで描かれてはいたけれど
あの人が実は英国人の象徴なんじゃないかとか
そういうところまでちゃんとなんか
わかんないんだけどね
私が勝手にそう思ってるだけなんだけど
詩の引用が大好きだったり
もうなりたくてなりたくて
人に親切にするっていうことに
とても美学を持っているとか
だから親切にして何が悪いの
お客さんに触って何が悪いの
親切って大事でしょとかっていう
1:09:00
ポリシーをきちんと持った
ある種英国人の鏡として描かれてるのかなとか
きっとそれは彼自身が
憧れの英国人のあるべき姿っていうのを持ってて
でそれに憧れて
きっとその言動っていうのが
そこにモチベーションがあるから
そうなるよねやっぱね
その不法っていう追い目があるからこそ
誰よりも英国人たれみたいなところも
なんか深いなぁと思いながら
そうだね
なんかその彼がやっぱり
もうこの国を行かなくちゃならなくなった
という時に
まあね本当にあの最後
彼の目線でいろんなことが
その後の物語ってのを語られてるんだけれども
すごくその彼が外側から見たっていうものを
その私たちに報告するって意味では
その客観的な
何て言うんですか
視点っていうのがすごくふさわしいというか
彼が話すのがあふさわしいなっていう
彼は決してすべての物語の中心にいたわけではない
そうなのよ
ねこの本当群蔵劇だから
彼が中心にいたってわけでもないんだけれども
あえて彼っていうのは
やっぱりその誰よりも英国人でありたかった
でも不法滞在で国に強制送還されてしまう人っていうのを
最後に持ってきたっていう
やっぱそこなのかな
なんか不思議でしょ
なんか不思議な感覚
そこで観客側の視点ももう一つ進むというか
ああそういうことかって思いながら見るので
だから本当にもうね
エンドクレジットまで
もう頭大混乱いっぱいいっぱいになってしまうっていう
なんかその1幕終わりから2幕にかけての展開っていうのを
知ってしまった後となっては
あれもう一回ちょっと最初から見返したいぞっていう
サスペンス特有の気持ちっていうのも
ちゃんと起こしてもらえるっていうか
割とね2回見ても楽しめるっていうか
2回見てこそ気づくところ
伏線回収自分の中でちゃんとしたいなっていう
そうやねなんかあの
まあねこのギル・クリストさんが
誰をどういう基準で殺していくのかっていうのに
あの彼女自身がリストを持ってて
そのリストにチェック入ってって
そこに乗ったら死ぬっていう
そういうのがあるんだけど
魔のリストですね
魔のリストだけどね
けどなんか最初から時々リストリストって言ってたやん
なんか言ってて
でしかもそのこの物語中では
ギル・クリストさんに2人殺されたわけだけれども
最初の女の人とあとお父さん殺されたけど
なんかさお父さんさリストに乗っちゃった
みたいなことすごい言ってて
なんかさ知ってた感っていうか
あれね不思議だったね
俺はリストに乗ってしまった
もう今夜で会えなくなるみたいな
電話をしてたりするのよね
そうなのねだからなんかで彼だけじゃなくて
1:12:02
その他の入院患者の人たちも
あんな感じで過ごしていつつも
あれ実はちょっと気づいてた
知ってたみたいなのを思わんかった
あれって
なぜリストのことを知っている
そのリストなぜつくかと言ったら
まあ第一条件としては
訴訟をしてしまうっていうことなんだけど
それした人に迷惑かけるとか
っていうのを他の看護婦さんにも
リストにつけといてみたいなことをね
ずっと言っていて
でもどうやらそのリストの乗った人
近日中にやばいぜっていう話
絶対入院患者でしてるんやろな
83人死んでるからな
リスト乗った途端死ぬんやもんね
デスノートやな
ほんまやな
でも恐ろしいのは
彼女は決して悪いことをしたとは思っていない
病院のために必要なことでしょ
それを私は続けてきただけよって
その信念があるから
患者さんも何も言えんのがやろうなと
恐ろしすぎるっていうのも
もちろんあるんやろうけど
あとはなんかもう患者さん
そこも択感してるみたいな
もう乗るなら乗るでしゃあないわみたいな
でもそうやってこの病院が回っていくひいては
今今日私が入院できているのも
そのおかげっていうところもあるんかなとか
ある意味ちょっと
そこに関しての無関心さっていうのも
なんか
どっか恐ろしいけれど
病院存続のためには
私が入院し続けるためには
それは必要なことなんだとか
そうだね自分だって
リスト乗らなければ死なないもん
殺されへんもん
だからちゃんとしてればいいんだもんね
あんなお年のね
もう人生に長けたおじいちゃんおばあちゃんが
寄ってたかって
1日中おしゃべりできる状態でってなったら
それ噂にならんわけはないわなって
ちょっぴり思ってみたりね
観察力とかもすごい人たち
元教師だったりとか
いろんな職業に就いてらっしゃる方が
知恵を凝らせばさ
恐ろしい知識量だよ
っていう人たちをまとめるのも
まあ大変なんだろうなぁとも思うし
いやいやいやでもなんか
まぁねそのちょっと
相反する感想みたいになっちゃうかもしれへんけど
そのリストについてのことだったりとか
この病院で何か不穏なことが
起こっていそうっていうのとかね
もっと私たちに最初に提示しようと思えば
できることではあるけど
それをあえてせずに
1:15:01
あそこでバンって見せるのが本当に
あの私はそこがすごい好きだった
そこが何かそこまでが足りないっていう風に感じちゃって
嫌だっていう人もいるかもしれないけど
私はそこが良かったですね
あのシーンが肝だわな
あそこの衝撃度を上げるための
まあ情緒にも感じられる一幕だからね
でも後から見返したらいっぱい絶対
多分めちゃめちゃおもろいと思うね
しかもその息子くんも
お父様のお見舞いと称して
病院の視察に来たと
私たち思わせておきながらも
実はちょっとその病院の黒い噂というか
なんかおかしいぞっていうのを
調査していたのかもしれないなあ
っていう感じもあったもんね
まああのね
病院と名乗っつくところは
もうチェックせずにはいられない人だろうしね
まあ調査対象ではあるだろうから
まあことのついでに見てくるか
みたいなところは
絶対あるんやろうなと思うし
なんかもうちょっとなんか
あの深いところっていうか
ギルクリストさんの犯罪
周りのこともなんか勘付いてたりとかしたんかな
そんなことはないかな
リスト調べればすぐ分かるはずとかで
途中で言ってたから
調べてはなかったかなとは思ってるけど
まあでもなんかそういう
あの私たちについつい1時間
16分も話させてしまうぐらいの
良質な作品ですね
もう一回見たいな
もう一回見たいね
もし最上映とか
あとはねもしかしたら
これ本当に評判良かったから
いつか何年か後に再演とか言うかもしれないので
その場合はぜひ現地で見るべきお芝居だと思います
これが初演とは思えんのよ
この熟成っぷりが
そこに関してはやっぱり
その長年のコンビ感というか
っていうのはあるなぁとチームがね
アナンベネットさんが何を描きたいのかってこと
熟知しているニコラスファイトナーさんだからこそ
できた演出なのかなと思う
アナンベネットさんも
きっとニコラスファイトナーやったら
こんな相手だったら
きっとこうこう面白く見せてくるやろうな
みたいなのも期待しながら描くよね
しかもまあまあ稽古場行ってるよな
そうあとさこの人さ本番ずっと見てんのよね
でなんか台詞も変えたりとか
そこも毎日毎日台詞変え上がってみたいな
そんな来る?でもまあ初演やから
わからんけど気になってしょうがないし好きなんじゃない?
見たくてしょうがないんじゃない?
見たらいいもん全然ね
1:18:02
いやもう席1個ぐらい置いとくよ
好きなとこで見ながらや
幕が開いてからも台詞変わるって言ってたから
まあよくねその幕が開いてから演出変わるっていうのも
結構あって
ででも結構そうね台詞変わる
でもそれちょこちょこちょこちょこでも
だからもっといいものを思いつくはず
もっとよくできるはずっていう
希望を絶対捨てない方なんだっていうのが
なんかねすごいよねこんな真面目な人
そうだねなんかまあ忙しい演出家さんとか
結婚家さんとかやったらもう幕開いたら
もう次の現場みたいなイメージあるけど
この方そこまで不足ではないし
一つの作品にじっくり向き合って
少しでも自分の思う感性に近づけるために
日々努力されてるんやなって思うのが
ねもうだから恐ろしいんだよ
85歳そうだね本当に新作をぜひまた
まああのこの作品の再演っていうのも期待しつつ
新作もぜひまたですね
彼の目を通した英国というものを
もっともっと見たいなと思う
ブレイクジッド号とかに
何か一本いただけるのじゃないかなと
私はもしねお元気だったら
もう稽古場に住んだらええ
そこでゆっくり書きながら
ちょっといいベッドとバスルーム
用意してあげてください
ブリッジシアターに部屋ありそうなもん
楽屋一室どうぞって
本当にねはいというわけでですね
次回ナショナルシアターライブ
8月飛びまして9月の上映となります
次はですね来ましたリチャード2世
人がいたのね
カワタ帽子被ったあるなと思ったの違ったわ
はいこれはですねはい
はいあの皆さんご存知
ウィリアムシェイクスピアの作品でございまして
はい2世ね
リチャード2世何世かなって
3世じゃないよね
3世じゃない方ね
2世ですはい
主演がサイモンラッセルビールさん
そして我らがレオビルさん
楽しみなんだよな
これレオビルさんでしょ
ここに写ってるのがきっと
本当だレオビルさんだ
私たちの大好きなレオビルさんです
お会いさせていただいてね
もうベタボレですよ
なんですけれども
あのこのリチャード2世ね
映像だけでですけれども
これまでロイヤルシェイクスピアカンパニーの
テナントさんバージョンのリチャード2世
そしてホロークラウン映像作品で
弁儀賞3番のリチャード2世これまで見てきました
その2本でももう全然印象が違うのに
またサイモンラッセルビールさんでやるんだねっていう
1:21:00
私が普通に自分が見たやつが若い役者さんが
印象としてはデビッドテナントさんが若気のいたりで
弁儀賞さんが乙女っていう印象だったので
これって元々サイモンラッセルビールさんは
超ベテランですよ
超ベテランさんの
今回のようなアレルギーのような
おじいちゃんおばあちゃんという感じはないんですけれども
重鎮ですよね重鎮さんなんですけど
シェイクスピア芝居には欠かせない方ですね
ナショナルシアターではリア王で拝見しましたが
彼がリチャードに背負われるということって
どっちがスタンダード?
これでチャウがあったら笑うよな
チャウキャストやったら笑うよな
おもろいねそれは
こっちがスタンダードなのかどっちなのかな
もしかしたら
壮年の年配の役者が演じるリチャードに背負うのがスタンダードで
弁儀賞さんだったりとか
デビッドテナントさんが演じた
あっちバージョンの方が実験的だったのかな
実年齢どれぐらいなのか
ちょっと調べてみたいところではございますが
リチャードに背負うのはちょっとわかんないんですよ
いろいろだから本当にね
リチャードに背負うのは晩年か割と
だって死ぬ時でしょ
殺され殺される
晩年と言いながら
あの人が何歳で死んだのかとか全然知らない
だからそれを調べてから行かなきゃなっていう
映像的にはさ
デビッドテナントさんは舞台のスクリーニングで見たので
弁儀賞さんはドラマで見たので
ドラマの弁儀賞さんが若かったから
なんか若い人なんだリチャードに若くて死んだなとか
勝手に思ってたけど
どうやら違う印象もあるみたいだね
そうだねその辺も含めて
まだまだ私たちもシェイクスピア初心者なんで
そういったとこも含めてちょっと拝見したいなと
歴史劇なのである程度ね
史実に基づいているということで
した調べは可能なのです
リチャード3世の前のリチャード2世です
そうだろうね
そういうことだよね
リチャードさんもいっぱい居るかもやから
一番有名なのは3世だけど
そうだね
1世はどこ行ったんだろう
いるのかな
1世ってだって1世って言わへんもんね
リチャード
ただのリチャード
ただのリチャードなんじゃない
1世って言うだって
リチャードオリジナル
リチャードオリジナル
リチャードザオリジナル
リチャードザオリジナル
1:24:00
何の話?
分からへん
そこ?
2世は2世って分かるけど
エリザベス1世ってエリザベス1世って言うぜ
1世の時は自分で1世って言うんかな
名付けようや俺って
ソフィアは
プリンセス?
プリンセスソフィアなんですけど
ソフィア・ザ・ファーストよって言ってた最後に
最後っていうか最初か
じゃあやっぱ名乗ったもん勝ちだな
私はソフィア・ザ・ファーストよみたいな
って言ってた
使ってない名前なんだって探したくなる
ほんまやね
そっか
これより前にはリチャードさんっていなかった
私が今英国で女王になったら
カオリ・ザ・ファーストだよ
カオリ・ザ・ファーストじゃん
ほんとじゃん
ほんまや
そんな名前はいっぱいあると思うよ
カオリ?
いや違う違う
カオリ・ザ・ファーストになった人はいないと思うよ
違う違う違う
そういう風に
なんか今もし私が英国で女王になったら
ファーストになるっていうような
名前を持ってる人はいっぱいいると思うってこと
まぁそうだろうね
ビクトリアとエリザベスぐらいしか知らないからね
今のとこね
メアリとか
何も知らん
言うてね
そうなんです
何の話やねごめんなさいね
ほんとにね
どうでもいい話でしたけど
でもすごく楽しみです
しかもこれ上映時間1時間55分です
だから通常なんですよ
世界的にはね
短いと思う私たちが負け
これさリザのニセってこんな短かったんだっけ
分かんないだからどう
でもちょっとなんだろうね
舞台的には現代風になってるのかな
分かんない
このさだって
バケツ置いとるよバケツ
いやいやいや
どうなんだろうね
これがイメージ画像っていう
でもこれ稽古場ではないんじゃない?
稽古場でこんな泥に汚れた服は着んじゃろ
稽古場じゃなくてさ
これ多分普通に宣伝画像だと思うよ
だからこれがメタファーなのか
それともリアルに舞台にこの姿で現れるのかはちょっと分かんない
泥にまみれたTシャツを着たおひげのいっぱい生えたおじさんが
真ん中でちょっと辛そうな顔して
正座してるっていう
そういうですね
私たちは今写真を見てるんですけど
周りにプラスチックのバケツがいっぱい転がってるので
これだとすれば現代風に置き換えて
お話アレンジがあるのかな
休憩なしで1時間55分
ですね
まあ優しいね
優しいね
確かにね
初めてじゃないのかなナショナルシアターでは
アルメイダ劇場を目安をするってことで
アルメイダシアターって何かあったっけ?
一発で終わったっけ?
それこそリチャード3世が
レイフファインズさんのリチャード3世見たんですけど
ところ
でもまあ実験的なセット組んでらっしゃったので
とても前衛的な劇場さんなのかなっていう感じですかね
1:27:01
そんなに大きくない劇場やから
見やすいと思う
私ら行ったことないけどね
アルメイダ劇場ちょっと興味深い
アルメイダ2回目やん
2回目やんとか言って
まだロビーには行ってないな
まだロビーは行ってないな
ブリッジシアターほんまね
ちょっと3回結構な頻度で
ちょっともう最近めっちゃ行き過ぎちゃったね
ブリッジシアターは
いやいや久しぶりな感じだよ
そういうちょっとお馴染みの劇場っていうのも出てきたりとかして
前にやってた作品とどういうふうに舞台セットを
使われてるのかな違いがあるのかなって
見るのもまた楽しかったりとかするので
そういうとこも含めてですね
リチャード2世もまた楽しく見ていきたいなと思います
楽しみです
いつものことながらちょっと散らかった感想を
ただただしゃべるっていう回で
ご覧になってない方は本当に
ご覧になってない方は聞いてないかここまで
ここまで残ってらっしゃらない
そうだよねご覧になった方もですね
ちょっともう感想あちこちに飛びまくって
もうなんか私もすごいとかめっちゃよかったとか
そんなばっかりで恥ずかしい限りなんですけれども
もう1回ちょっとお知らせしとくと
NHSに関しての私たちのおしゃべりした回っていうのは
170回にありますので
よかったらそれもですね一緒に合わせて聞いていただけると
今回の舞台より楽しんでいただけるんじゃないかな
と思います
そのとこですかね
1時間半しゃべっとるからね
長すぎ久々長すぎ
はいというわけでですね
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うむ
では今日は
お疲れ様でした
このあたりで
聞いてくださった方もお疲れ様でした
お別れしましょう
ありがとうございました
01:29:15

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