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スピーカー 2
やっぱり、天野さんって、昔からその知的好奇心が、 めちゃくちゃもう変わんないですね、なんか。
スピーカー 1
そうですか。確かに勉強大好きですね。 僕も歴史とか哲学とかすごい好きなんで。
スピーカー 2
歴史マニアですよね。僕なんか、その話なんかした覚えがある。
いつも会議とかでも、何かと歴史で例え… 何かと歴史で例えて。
いや、歴史の話とか哲学の話すると、嫌な顔されるのは分かってるんですけど、みんなに。 誰が?
スピーカー 1
そんなことないですよ。僕好きですけどね。 嫌じゃないですか、鼻にかけてるみたいで。
いや、そんなことないですよ。 歴史… いきなり漢文の一節持ってくるとか、そういうの嫌じゃない。
そういうのはしないけどね。 そうか。でも、そういうの聞いてくれる人は嬉しいし。
スピーカー 2
あと、世界史は結構、スマニューでは、 チームメンバーがみんな国籍違ったから、
なんかその、それぞれの国の歴史を知ってって役に立ったことがいっぱいあったな。 え、例えば?どういうことですか?
スピーカー 1
やっぱベトナムの人だったら、フランス軍を破る戦いなんだったかな? 名前出てこなくなっちゃったけど。
があるんですよ、そういう。ものすごい大勝利が。 そういうのの話とかをしたりとか。
それは高校の時の世界史ですか? 高校の世界史…僕、高校の世界史撮ってないんですよね。
じゃあ、それはもう趣味でずっと勉強し続けてる世界史? そうそう。タイガドラマとかがまず好きっていうのが一番結構…
いや、それいいな。 なんかきっかけになっていることが多くて。
あと人類史とかは本が結構たくさん出るじゃないですか、名著と呼ばれる。
うん。人類史はどんどん更新されますからね。 なんか獣、鉄、病、厳禁とか。あれはだいたい抑えてますね。
そういうのを読んだり。まあそういうのかな。 あと哲学とかは、ちゃんと本当の原著を読んだりとかするほどのこの元気はないんですけど、
スピーカー 2
まあなんというか、結構若い頃にストフィーの世界とかね、ああいう入門書みたいなのが読んで。 流行りましたね。
スピーカー 1
面白いなって思って、あとはそのYouTubeで読書会とかをやってる人のチャンネルとかで、一緒に本を読んだりとか、
そういうので、なんかなるべくその豆知識みたいなのでやってる、ちょっとよくわかんない俗説とかよりも、本当にリアルな歴史みたいなものにすごく興味がある。
スピーカー 2
そうね。俗説、たくさんありますからね。
スピーカー 1
あのジョブスが、なんか水に沈めて泡が出たやつとかなんだっけ、iPodだっけ。まだ隙間があるかなとかいうやつありますね。
あれはiPhone?あれはiPodでしたっけ?どっちかね。 どっちかな、iPhoneかも。
スピーカー 2
パーソナルコンピューター、アラン・Kとかが言い出したダイナブックとか、
コンピューターの能力、計算機の能力っていうのを個人の創造性のために使うんであるっていう部分が、
あの時の新しさとヒッピームーブメントと結びついたと理解しており、
コンピューターといっても、中央にあるロボットのような、ロボットじゃないか、ビルのような、冷蔵庫のような、冷蔵庫より大きいか。
これは個人のものであるパーソナルコンピューター、ダイナブック、ダイナミックな動的な本であるっていう、
あのコンセプトに痺れた人たちっていう、そこなんじゃないかと思ったんですよ。
スピーカー 1
そっかそっか。だからコンピューターに猫耳つけて可愛がってるような感じなんだろうな。
コンピューターというそういう、
スピーカー 2
ドラえもん?
スピーカー 1
そうそう。コンピューターという、そういう物々しい研究室のものだったものを、
スピーカー 2
家に友達として飼ってるっていう、なんかそのおかしさ。
スピーカー 1
その当時は多分あったおかしさ。みたいな。そういう新しさ?
なんか提案?アンチテーゼ?そういうもんなんだろうな。きっと、空気感。
スピーカー 2
僕ね、今でもよく覚えてるのが、ルパン三世の映画版の第一作、
見たことあります?カリオストロの城の前の、あの魔毛の。
スピーカー 1
見たことないかな。カリオストロかと思ってた。
スピーカー 2
ルパン対複製人間っていう、これが映画版第一作なんですけど、
これ1978年の作品で、当時そのヒッピームーブメントとか、アップル2みたいなものは出てたんですけども、
ただ、アニメ制作してる時点では、古い時代のコンピューターが、すごい冷たくて、
悪の非人間的な、なんかそういうものとして出てくるんですよね。
人間の創造性を破壊する。
だからね、エンタメの世界とかアニメの世界とかに、古い時代にちょっと、今でも出てきてますけど、
そういう時代のコンピューターがあって、そうじゃない個人の創造性のためのコンピューターがあるみたいなね。
スピーカー 1
これ、子供の時によく見てたんで、それでよく覚えてますね。
確かに確かに。コンピューターのやり方がだいぶその時期に転換したんでしょうね。
スピーカー 2
ね、しましたよね。
アップルね、この間アップルのCMが叩かれてましたけど、基本的にはそういう楽器とか絵の具とかと同じような、
個人の創造性に資するプロダクトとしてやっぱりすごい影響を与えてますよね、今に。
スピーカー 1
あー、なんかあんまりちゃんとはキャッチアップできないけど、
楽器潰したけどiPhoneだけ頑丈でしたみたいなCMでしたっけ?
スピーカー 2
頑丈というか、いや、頑丈だったんじゃなくて、そういうアナログな楽器とか絵の具とかピアノとか、
そういうものを全部プレスして、その代わりとして新しい、あれはiPadだったか、MacBook、すげー忘れちゃった。
それ1台で十分ですよみたいな、そういう意味だと思うんですけどね。
スピーカー 1
最近ネットの流行りには全然ついてきてなくて、そっかそっか、あれそういう意味なんだ。
なんか最後のシーンにスクショ見ただけだったんであんまり理解しなかった。そっかそっか。
スピーカー 2
いやでもね、あんなのネットのニュースなんか追わなくたっていいですよね。
いやほんとなんかネットの人情話とかついていけなくなっちゃった。
いやでも今その話聞いて、いやアホちゃんがいかに今集中して何か勉強したり何か作ったりしてるかみたいなちょっと伝わりましたよなんか。
その方がいいですよね、健康にいいですよね。
スピーカー 1
あ、ほんとっすか。そっかそっか。
いやーめっちゃもっと話したいこといっぱいあるな。これ何時まで大丈夫?
スピーカー 2
僕は全然ね、何倍も大丈夫なんですけど。
スピーカー 1
でも編集大変じゃない?
スピーカー 2
いや全然ね、僕これそのまま残そうと思うんですけど、編集大好きで。
それはなんか編集って作業が好きなんじゃなくて、人の話を繰り返し聞いて、
あの人こういうこと言いたかったんだとか深く理解していくのが好きなんで、全然苦じゃないんですよ。
スピーカー 1
いい人すぎるやろー。
スピーカー 2
あるよね。
スピーカー 1
素晴らしすぎるだろ、その回答。100点すぎるでしょ。
スピーカー 2
いや全員に対して思うかというかは別ですけど、少なくともこうポッドキャストみたいなお互い真剣に話を聞くみたいな場でそれをやるっていうのはいいんですよね。
いやなんかね僕好きな表現があって、メディアっていうのは自分の声を大きくするためのメディアと、
自分の耳を良くするためのメディアの2種類あるっていう言い方があって、
例えばTwitterXみたいなのは自分の声を大きくして、なるべく多くの人に自分の意見を聞いてほしいみたいなそういう道具だとして、
今ではね、昔は違ったと思いますけど、今ではそういう道具になってると思うんですけど、
ポッドキャストとかは、この人ってどういう考えの人なんだろうとか、この人が本当に言いたいことってどういうことなんだろうってつい耳を澄ましちゃうというか、
そういうメディアだと思うんですよね。だってポッドキャストで喋っても1万人とか10万人とかに聞かれないんですよ。
でも聞いてくれた人は結構じっくりゆっくり話聞いてくれるみたいな。
Xでバズって数十万インプいくとかってそこそこありますけど、
その人たちが本当に真剣にその人に言ったこと考えてるかって言うと全然考えてないんで。
声をでかくするメディアか耳を良くするメディアかって言った時に、ポッドキャストって耳を良くするメディアなんで、
良くするっていうかね、相手の話をよく聞きたいなっていうやつなんで、だから僕編集が楽しいんですよね。2回、3回聞いてみてほしい。
スピーカー 1
あーなるほどなー。なんか面白いなー。
なんかやっぱり資本主義の中で生きてくると、やっぱ聞かれてなんぼとか。
スピーカー 2
声でかいやつが強いとかね。
スピーカー 1
なんかそういうものになりがちだし。
スピーカー 2
なるなる。
スピーカー 1
なんか自分も起業してたって話をたぶんしたっけな。
起業してたんですけど、そこでも徹底的に資本主義マインドを叩き込まれた感じがあって、今の話はすごく刺さる部分がありますね。
なんかブログの話とYouTubeの話につなげていいですか。
スピーカー 2
もちろんです。僕大好きです。
スピーカー 1
ブログはなんか残していきたいし、書いててよかったなってすごい思うんですよね。
その自分のその、なんかダメな自分っていうものをちゃんと残したいとか、
その自分のストーリーをちゃんと忘れないように残しておきたいっていう、この純粋の話として。
ただ、やっぱり人の目に触れるところに置いておきたいっていう、自分のその存在の他者性みたいなものもあるわけ。
他者からの存在性みたいなものもあって。
そうなった時に、YouTubeやんなきゃいけないんじゃないかって何度か思うんですよ。ニートになって。
スピーカー 2
この1年ぐらいで。
スピーカー 1
そうそうそうそう。で、YouTubeを見るんですよ。エンジニアのいっぱい調べてどんなのがあるのか。
そうすると、やっぱり人に見られるYouTubeっていうのは、仕事できない奴の話し方とか、
なんかこう、これからいらなくなるエンジニアとはとか、そういうのがすっごく多くて。
でもそういうのが再生されてるし、
この社会のルールではこれが正義かとか思ったりもして。
スピーカー 2
アテンション・エコノミー。
スピーカー 1
なんか自分はそういう考えを大声で叫ぶ気はないし、
でも、こんなYouTubeのプラットフォームでそれが正解とされている資本主義のルールに逆らう気もないしっていうので、
なんかモワモワしてたんですよ。
スピーカー 2
それはわかるよね。
スピーカー 1
で、今の話を聞いて、ポッドキャストって本当にいいメディアかもしれないですね。
スピーカー 2
まあ、奥間の声が大きいか耳がいいかみたいな話しましたけど、どっちもいるんでしょうね。
声を大きくもできるし、耳をよくもできる。どっちもできた方がいいんでしょうけどね。
スピーカー 1
そうそうそう。
スピーカー 2
僕があの、性に合ってるのが、なんか自分の意見をすごいでっかく言ってもなぁみたいなのがあるから、
あの、性に合ってるかどうかで言うとね、声でっかくなるメディアをすごく利用しよう的にあんまならないんですけど。
なんだろうね、これあんま良くないのかもしれないけどね。なんかでもどうしても性に差がっていうか。
いや例えばですけど、ポッドキャストもスポーティファイとかアップルポッドキャストとかいろんなところに配信できたりするんですけど、
最近あの、YouTubeにも同時に配信できるようになったんですよ。
で、それを多くのリスナーさんを獲得するために、YouTubeでも配信しますっていうふうに設定しているポッドキャスターさんも多いんですけど、
僕なんとなくね、今のところ気乗りがしてなくて。
っていうのも、自分そのYouTube使うときの感覚として、フォローしているものが流れてくるよりかは、
そのレコメンドされているものをどんどんこうプレイリストになったり、レコメンドとかでどんどんいくじゃないですか。
そうすると、普段全然見てないYouTuberさんのやつとかを見たりするんですよね。
で、まさにそれが面白いと思うんですけど、ポッドキャストって毎回同じ人が出てきて喋ってる。
でもその同じ人が違う話題をしたり、違うゲストを連れてきたりっていうその連続性がある中に変化があるっていうのでやってるから、
なんかYouTubeに出てきてサジェストされたとて、なんか届かなくてもいい人に届くことあるんじゃないかなと思って。
だったらリスナー増えなくてもいいやと思って、僕はやってないんですよ。
でも、やってる人は悪いとは思わないんですけど、声でかくする行動は悪いとは思わないんですけど、
僕どっちかって閉じこもっちゃいがちですね、私はね。
そっかそっか。
スピーカー 1
まあ確かに、確かに。
なんかやっぱりYouTubeって、待ちに待った動画を見るものではないですよね。
毎週月曜日が楽しみとかそういう感覚もないし、
まあその来たものの中で選ぶっていう結構そういう体験だけど、
たぶん佐々木さんのポッドキャストを聞いてる人は、
あ、もう月曜になってるとか、もう火曜日になってるとかで、
あ、じゃあ佐々木さんのもアップロードされてるなっていう感じだったし、
全然違うものですよね。
スピーカー 2
そう、ポッドキャストはね結構曜日固定が多くて、月曜更新はこれとこれ、水曜更新はこれとこれ、
木曜更新はこれとこれと結構あって、もうそれ聞くようになってるんですよね。
確かに。
YouTubeはもうどんどんレコメデーションされるから、曜日じゃなくて、
一回YouTube始めた人は毎日一本更新することみたいなのはもう基本の行動みたいな感じになるじゃないですか。
そこに乗らなかったら毎日更新して、そのレコメントに乗るだけの手数出さなかったら話にならないみたいな世界観だと思うんですけど。
いや、そうじゃないんだよなーっていうね。それもいいとは思うんですけどね。
スピーカー 1
でも僕としては佐々木さん好きだし、いろんな人に見てほしいから、何が起こるかわかんないから露出増やしてほしいなとは思うけどね、佐々木さんの。
せっかくやってるんだったら手間がなければ。
スピーカー 2
確かに。いや、そうですね。手間ないはずなんだよね。確かに。やってみようかなと。
スピーカー 1
なんかYouTubeでもたまに人を好きになることもあって、基本はコンテンツなんですよ、YouTubeって。でもたまに人を好きになるときありません?
スピーカー 2
なるなるなる。いや、全然なりますよ。
スピーカー 1
ほんとたまになんだけど。なんか今は3人ぐらいいたかな。なんかそれぐらいで、この人のコンテンツ面白くなくても見るっていうかたまにいるんですよ。
スピーカー 2
面白くなくても。
スピーカー 1
で、そういう人に佐々木さんはなれる素質があるから。
え、なになに?
スピーカー 2
いや、ありがとうございます。ありがとうございます。じゃあ、YouTubeね、あの、映像やるのめんどくさいんだけど、そのポップキャストをそっちに流すぐらいはできるから。
スピーカー 1
そう、で、いつも同じアイコンでいいと思うんだよな。その人、いつもその人ってわかればいいから、もうその人、コンテンツじゃなくなってくるとね。
スピーカー 2
あ、ポッドキャストをYouTubeに流す人は動画じゃなくて、画面には固定のアイコンが出てるみたいな人が多い。ほとんどそうですね。
スピーカー 1
うんうんうんうん。
スピーカー 2
いや、それで言うと青森さんのブログは文章なのに、もう完全に人柄が良い人柄っていうか、人柄じゃないな、マインドセットかな。
人柄よりは解像度高めというと、マインドセットがポジティブなあれが滲み出てるから、あれがいいんだろうな。
直近だと連続して退職エントリーばっかりじゃないですか。
スピーカー 1
あ、そうなんだ。
スピーカー 2
スマイレージを辞めた、自分の会社を一旦アレしてスマートニュースにジョインしたとか、終わりの報告がこの10年ぐらい連続してるんですけど、
ただ、その中に前向きさ、何を学んで次より何を学ぶかみたいなのが必ずその中に織り込まれてるから。
スピーカー 1
あ、そうか。
スピーカー 2
うん、そうですよ。
スピーカー 1
割と後ろ向きな印象はあったけど、そう捉えられてるのはちょっと面白いですね。
スピーカー 2
そうか、書いてる本人はそう思うのかもしれない。
なぜなら明るいことだけが書いてるわけじゃなくて、こんな大変なこともあったっていう風な話がメインなんだけど、
それをいい風に捉える、これも一つの勉強ですとか、こんな捉え方もできますみたいな、ねじ曲げてポジティブにするんじゃなくて、
一旦そのまま受容して、でも次はよりこうやるぞっていう風になってると思うんですね。
嘘ついてない感じ、嘘つかないことによって本当にポジティブな部分が最後ポッと光ってるみたいな、そういう感じだと思うんですけど。
そうか、ネガティブな風に本人は思ってるんですね。
スピーカー 1
難しいですね、なんかすごく、僕はその結構生きづらい人間なので、すごくいけそう。
結構いろんなことが結構辛いんですよ。
ただ、なんかかわいそうと思われることはなくて、なんか結構もう諦めてて、生きるの辛い問題に関しては。
だから、スマートニュースでもやっぱり英語喋れねえんだな、俺とか思うし、今もそんなに他のところで働くの大変そうだなとか思うんだけど、
まあずっと辛かったからな、人生。なんか、やっぱり。
え、ずっと?そうなんですか?
うーん、そうなのよ。だから何なんでしょうね、この気が感というか。
スピーカー 2
あー、気が感ね。
僕はずっと辛かったって言われて、え、そうなの?って思ったんですけど、辛かったとは思わないですけど、その真剣さは感じますよ。
常にアマちゃんとスマートニュース行ったときに一緒のミーティングに参加した機会って最初のうちはいくつかあって、
ただそんなにたくさんあったわけじゃないけど、どの会話もどの会話も常に真剣。
まあこの会議適当でいいやとか、流せばいいやみたいなことがないというか。
会議に参加してて、これ気になりますって言ったら、絶対にそれを意見して、それを発言した人に聞いて解決して帰る、帰りたい、みたいな。
なんかありますよね。だからすごく真面目に取り組んでるって感じはしたんで、もしかしたらその真面目さが、いやなんかしんどいなとかってご本人には跳ね返ってるのかもしれないけど。
スピーカー 1
そうですね。そうかもしれない。
他の人が理解できたふうなことが意外と自分は全然理解できてないっていうことも結構多くて。
そういうのをちゃんと質問したいみたいなところがあるから、たぶんすごい真剣に移るのかもしれないですね。
スピーカー 1
なんかでも結構資本主義って地獄じゃないです?なんか。
スピーカー 2
そうね。いや、わかりますよ。いや、わかるわかる。
スピーカー 1
って一般論で言うけど。
そこに対して資本主義が一番最適なルールな気もするし、市場メカニズムというべきか。
やっぱり人間の命ってちゃんとお金がないと繋げられない可能性もあるし、
なんていうか、生きてくって結構すごいことだなぁなんていうふうにもずっと思ってて。
まあだから、今生きづらい人とかいてもみんなそうだよっていうか、
結構活躍してキラキラ見てる人もみんなそうだよっていうことを伝えたいなって思ったりもしてたんだけどね。
佐々木さんなんてここまでみんなにすごい人だとか思われることも多いと思うんだけどさ、
つらくない?っていう、なんか、そこつらくないですか佐々木さんなんか。
それで言うとたぶんね、あまちゃんと同じような辛さはね、たぶん感じてないんだと思うんですよね。
スピーカー 2
じゃあなんでそうかというと、だらしないんだと思うんですよね、なんか。
どっかで適当っていうか、不真面目っていうか。
で、そのだらしなくて適当で不真面目で、ちょっと快楽主義的なとこもあるんですよね。
だからそういうのが、最後まで何とか過酷にやりきるとか、死んでもやりきるみたいな局面で逃げ道を作ってしまって、
それでうまくいかなかったみたいなね、そういう性格によってうまくいかなかったこともあると思うんですけど。
逆に言うと、その適当さによって含まれてるとこもたぶんあるんでしょうね。
なんかこう、全部ギリギリやりきったら、まともでいられなかったみたいな瞬間もたぶんあって。
だからその自分の適当さが、身を滅ぼしまし助けもってくれたと思うんですけど、
ただずっとそれで生きてるから、今となっては何が身を滅ぼし何が身を助けたのかよくわかんないんですけど。
そういうとこあります、私はね。
スピーカー 1
いやーなんかすごい羨ましいな。
やっぱり佐々木さんって、何も嘘ついてない人なんだわ、きっと。
スピーカー 2
自分にも他人にもというか。
スピーカー 1
なんかそこがやっぱすごいかな。
やっぱりこのプログラミングやってる人多いと思うんだけど、
社会に適応しようと頑張ってきた人間って結構多いと思うんですよね。
なんかそういう、何ていうか自然なままだと、
人ともうまく付き合っていけないし、なんか生きていける気がしないみたいなところが自分はあるから。
佐々木さんみたいにやっぱその、
適当でいられるっていうのはほんと素晴らしい才能だな、それはきっと。
この自然のままでいられるっていうのは。
スピーカー 1
不機嫌じゃないけどねみんなでも、
不機嫌にならないように、
先手先手を打ってね、
働きやすい環境と、
働きやすいチームメンバーを連れてくるっていうね、
どことかね。
大事ですから。
でもエンジニアリングマネジャーいい経験だったな本当に。
あそこまで自分こんなに、
あの生きづらい人間が、
あんなに人を生きやすい状態にすることにコミットできると思わなかったなー。
意外といけたなーっていう。
スピーカー 2
私むしろ結構すぐ適応してたように見えたんで、
もともとピープルマネジメント得意なんだろうなって、
思ったぐらいだったんですけど、
そんなことなかったんですね。
スピーカー 1
そんなことないですよ。
起業してた時の話だと、
もうずっともう、
顎砕けるぐらい早く食いしばって仕事して、
もう一人の創業者とは常に喧嘩。
喧嘩?
スピーカー 2
僕今思い出しました。
今ちょっと最初に笑っちゃったんですけど、
なんで笑ったかというと、
水波さんがしょっちゅう喧嘩してたよっていう話をしてたんで、
それを思い出して。
スピーカー 1
めちゃくちゃしょっちゅうどころか毎日ですよ。
スピーカー 2
なんか想像つくな。
スピーカー 1
水波っていうのが一緒に起業してたメンバーなんですけど、
まあなんというか、
喧嘩するし、
もう30分ごとにお互いの進捗を確認しないと、
なんかその自分の事業計画に少しでもこう、
未来予測が外れる要因があるんだったら、
なんか掴んどきたいみたいな。
この1時間も早く。
スピーカー 2
あれですよね、
オフィスに2,3人とか数人しかいない状態で、
1時間ごとに進捗報告し合うみたいなルールがあったんですよね。
スピーカー 1
そう。
すごいクイックフォーマットなんですけど、
今やってるものの進捗も全部やるし、
その帰る前に、
その日の生産物がすべて共有された状態、
レビューされた状態で帰るっていうルールにしてて、
スピーカー 2
それはでも、
スピーカー 1
次の日まで失敗を持ち越さないとか、
いろんないい面もあるんですけど、
気持ちよく働ける。
ただやっぱり、
今のスマートニュースでやってたマネジメント理論とは反対?
その自分がモロに出てたっていうか。
スピーカー 2
かなりマイクロマネジメントに聞こえますよね、それはね。
スピーカー 1
そうそうそう。
それはだから本当に、
しんさんって方が自分一人で抱えてた、
すべての問題を自分ごとにしなきゃいけなかったと思うんですよね、
しんさんっていうのはね。
会社を辞めちゃう人とかがいるかとか、
自分が優しくしたことでパフォーマンスが上がる人落ちる人とか、
すべての計算を自分ごとにして、
機嫌よくすることが最適解だったってことだと思うんですよね。
で、スマートニュースにいるときは結構、
ちゃんとこういうマネジメントしよっていう形で僕もそういう風にしてたんだけど、
みずのときは、
全部二人ごとにしちゃってたんだよね。
ヤバいも何もかも。
だからヤバいと思ったらヤバいっていう二人で。
スピーカー 2
なんというか。
スピーカー 1
想像つくな、みずなみさんの性格だと。
スピーカー 2
みずが辞めるってことは自分が死ぬってことみたいな。
しかもどっちも熱い性格という意味では共通のものを持ってるから、
ヤバいとか、お前ふざけんなっていうのが、
どっちかが抑える側に回るとかじゃなくて、
ヤバいヤバいって言ったらもう2乗になってるとか、
怒って怒ったら2じゃなくて4になってるみたいな、
そういう関係ですよね、なんとなく。
スピーカー 1
多分だからこの人が辞めるっていう計算に入ってるかどうかで、
ゲームのルールが大きく変わるんだよねっていう。
スピーカー 2
一心同体、辞めない。
スピーカー 1
みずがもし会社辞めたら、僕も絶対会社辞めただろうし、
会社の前提がそこだから、ルールの前提をみずが絶対に辞めないことだから、
極限を行ったっていう。
それは普通のピープルマネジメントと違いますね。
でもチームになってくるとね、
その人の社会、その人のマーケットの中での行動も含めてのゲームルールだからね。
ちゃんと社会性とか、その人を本当に心からケアする。
その人のことを本当に好きになったからこそ出てくる言動とかも大事になってくるから。
スピーカー 2
やっぱり本当にその人のことを心から思うっていうことが大事だったね。
スピーカー 1
チームメンバーの将来を考えてあげるってことが、
そのチームメンバーのパフォーマンスをあげるってなれば、
本当にそのチームメンバーのことを心から思うしかないから。
心から思うから、本当に好きになるし。
本当にチームメンバー大好きだったな、みんな。
スピーカー 2
何人くらいいたんですか?
スピーカー 1
サングは60人くらいまでいたんですよ。
最初は3人だったかな。
さすがに60人まで行くと、
マネジメントのマネジメントみたいになってくるから、
その60人は全員チームメンバーとは思っているほどの、
スピーカー 2
さっき言ったほどの気持ちは持っててはない人も多いけども、
スピーカー 1
そのうち20人くらいは本当に一緒にね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
将来何したいかとかね。
どういうキャリア歩みたいかとかね。
ちゃんと会社にそれがフィットしてて、
何か言いたいこと言えてるかとかね。
そういうことをすごいやってたな。
スピーカー 2
懐かしいな。僕も退職して、
ピープルマネジメントやらなくなったから。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
懐かしいな。
スピーカー 1
なんか、あと資本主義から開放されたのも久しぶりなんですよ、私。
スピーカー 2
あれ?今って本当に自由なんでしたっけ?今この瞬間?
スピーカー 1
今この瞬間自由。
スピーカー 2
ちょっと開放されてますね、じゃあ。
スピーカー 1
そうそう。ルールによって考え方も、
性格もガラッと変わるっていう話は多分今ので分かったと思うんですけど、
スピーカー 2
また資本主義のルールから外れたことによって結構性格も変わって、
スピーカー 1
今自分がプログラミングするときの、
この決め方とかも全然変わったし、
スピーカー 2
問題の解き方とかも全然変わるし、みたいな。
スピーカー 1
やっぱりプロダクト作るときに、
やっぱり起用してるときは、
世の中でいいとされてるものを、
自分だけがいいと思うものが超える確率低いよねが前提にあるから、
スピーカー 2
世の中にいいとされてるものを、
スピーカー 1
いいとされてる通り使って作っていこうっていう発想にはなるんじゃないですか。
だからそこの中身とかあんま勉強しないっていう。
スピーカー 2
そう、考え方シンプルになりますね。
スピーカー 1
今だと、世の中でいいとされてるものの中身をちゃんと勉強しようとなる。
昔はいいとされてるものは、
自分がいいとされてる、
その資本主義的な考え方がそっちね。
資本主義的な考え方をすると、
スピーカー 2
最後に何か今思いついた話が一つあるんですが、
さっきのシンさんっていうLINEのプロダクトの責任者いたと思うんですけど、
じゃあその人に、
その人をマネジメントしてた人がいるのかというと、
実はいるんですよ。
その人が、親会社のネイバーの創業者の会長のヘジンさんっていう人なんですけど、
この人そのネイバーって大きなサービス会社立ち上げて成長させた人なんで、
すごい尊敬されてる人なんですけども、
そのヘジンさんとシンさんっていうのが、
そのレポートラインの関係にあって、
でマネジメントされてるわけなんですけども、
ちょくちょくちょくちょく会って、
話しするわけにもいかないじゃないですか。
韓国に行って全体の経営してて、
日本に行って新規プロダクト開発やってる。
その時にどういう風なマネジメントしてるのかと思ったら、
それを片鱗を僕も味わうことがあって、
当時私しっこ役にしてたんで、
最初にヘジンさんと会った時に、
皆さんとなかなかお会いする機会がないと思います。
でも皆さんの仕事ぶりとかっていうのは、
こんな風に考えて評価したいと思います。
って言って教えてくれた方法が、
自分と同じ能力を持った人間がもう一人いると思いなさいと。
自分のコピーがいると。
そのコピーの自分がずるせず、休まずに、
努力して何とかミスせずに働いてると思ってくださいと。
その人と比べてあなたは今期どうでしたかって、
なんか質問されたんですよ。
その質問ずるいなと思って。
だって自分と同じ能力を持った人が、
休まず、ずるせず、絶えまずやり続けたら、
それに比べて自分どうかって、
100%よくできた時で引き分けじゃないですか。
じゃないですか、だって。
だってそうじゃないですか。
そこ?比べる相手そこ?みたいな。
マーケットがどう?マーケットに対してどれくらい成長した?
前年度に対してどう成長した?
他にないものを作った?みたいな。
他者比較の早いとか大きいとかオンリーワンみたいな指標じゃなくて、
自分が出せるものを出したのかっていう。
それだけ聞かせてください。
自信があるんであればイエスと言えるでしょうし、
自信なければそうなんでしょうし。
自分の胸に聞いてくれって言って。
その考えを埋め込まれると、
普段わんわんしたり話してなくても、
休まずに働いてる真面目なっていうか、
もう一度自分と比べちゃうから、
いやもっと頑張らなきゃって思っちゃうんですけど、
これすごいマネジメントだなって思いました。
ちょっといいかどうか分からないけど。
スピーカー 1
結構しんさん心配になってくるな。
スピーカー 2
すごい厳しいですよね。
そうそうそう。すごい厳しい。
でもそういう厳しいのに憧れる自分もいる。
スピーカー 1
なんかそういうのを考えると、
そうなんだ。
確かにね。
自分は経営してた時は厳しくて、
エンジニアリングマネージャーの時は、
スピーカー 2
それぞれの自主性みたいなものから生まれてくるエネルギーを使おうという。
スピーカー 1
両方やってたけど、
大企業の経営者って、
そういう人多いイメージはありますよね。確かに。
この個々の人に、
シニアな人にはやっぱり、
スピーカー 2
指示はせずに支援するみたいなことをよく言うじゃないですか。
スピーカー 1
細かい指示じゃなくて、
応援したり、勇気づけたりとか、
あとは道を用意してあげて、
行かないはその日に選んでもらうとか、
シニアな人に対してはそういうふうにマネジメントするっていう。
スピーカー 2
シチュエーショナルリーダーシップですね。
スピーカー 1
そうそう、それそれ。
っていう考え方はすごいしっくりくるんだけど、
ただ、投資家が経営人の上司だとすると、
投資家のプレッシャーえげつないじゃないですか、経営者に対する。
スピーカー 2
全然別違いますよね。
スピーカー 1
だからそこはそうなってないんですよね、まずね。
一番上は。
その下がすぐにシチュエーショナルリーダーシップ的な考えには多分なんないですよね、きっとね。
スピーカー 2
ならないよね。
スピーカー 1
多分その投資家のパワハラから始まるんですよ、一番上。
ピラミッドのトップって。
ただちょっとパワハラ気味な経営メンバーとボードメンバーになって、
で、そこの下ぐらいからシチュエーショナルリーダーシップの実践が始まってって感じなんでしょうね、きっとね。
スピーカー 2
そうね、そうでしょうね。
だからなんか、そのシチュエーショナルリーダーシップを
綺麗事と分かって使うレイヤーと、
綺麗事と分かって厳しくパワハラ気味に勝負に勝たなきゃいけないっていうのを使い分けるレイヤーと
ありますよね、あるんでしょうね。
スピーカー 1
ありますね。
確かに。だからトップにいくともうパワハラ気味はもう、
この現代社会のある意味、割とあるあるなのかもしれないですね。
まあサイボーズは優しかったけどね、すごくトップが。
スピーカー 2
あ、そうですか。よかった、じゃあ。
スピーカー 1
でもまあね、結構得てしてその右腕が結構その投資家の人のプレッシャーを代弁してくれる人がいたりして、
なんかグッドコップバッドコップみたいになってる気がするね。優しい経営トップがいたとしても。
スピーカー 2
まあ当然ながら、人間関係で人間の振る舞いとか組織できてるから、
片方がそうだったらもう片方はおのずとそうなりますよね。
スピーカー 1
やっぱりね。
スピーカー 2
そうだな。
スピーカー 1
いやー、そうだね。
だからやっぱり自分次転職するってなったら、
やっぱCTOとかのオファーもあるじゃないですか、なんか多少。
スピーカー 2
あるでしょ。
スピーカー 1
やめといたほうがいいな、多分。
スピーカー 2
なんでなんで。
スピーカー 1
やめといたほうがいい、多分。やめよう。
やっぱプログラマーだよ。
エンジニアリングマネージャーそこまでの規模やったことあるから、やっぱ適任に思えるじゃないですか。
いやでもそうなるとやっぱ厳しさを持たなきゃいけなくなるからな、また。
スピーカー 2
それ多分他のCXOとの関係によるでしょうね。
その厳しさパート他に持つ人がいる場合といない場合と。
いなかったら自分がやることになるでしょうしね。
スピーカー 1
まあその厳しさを受け止めなきゃいけないですよね、多分経営人が考える。
経営人に寄り添うってやっぱり本当にその経営人が置かれてるその立場の弱さっていうものを、
I feel youすることじゃないですか、やっぱCTOの役割って。
ちゃんと。
ってなるとやっぱりどうしてもそのかなり殺伐とした気持ちを抱えながら仕事することにはなるだろうな、きっとな、みんな。
スピーカー 2
いやなんか思いのほかすごい会社の話になっちゃったな。
いやでも青森さんとこういう話できてよかった、でも。
いる時にあんまこういう話しなかったですからね。
スピーカー 1
ほんとね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
確かに。
そろそろですか、なんか。いや俺まだまだ話したい気もあるんだけど、まあ。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
さすがにね。
もう結構遅いもんね時間もね。
1回2時間だから1回編集してみようかな、これぐらいで区切って。
スピーカー 2
はい、というわけで本日はご視聴どうもありがとうございました。
天野さん初めてご視聴されてみてどうでしたでしょうか。
スピーカー 1
いや会話が結構難しいなって思ったっていうのが結構あって、なんか長いことを家に引きこもってるんで最近ね。
キャッチボールめっちゃ難しいなっていうことを思いましたね。
スピーカー 2
私この間のKAIさんとのイベントの続きなんで、そこで話したことは重複なく話せたんで、そこはよかったなと思いつつ。
あとあれですね、一応記録として残しておくと、KAIさんのイベントの時は小川博史さんについて盛り上がったんですよね。
どういう意味で盛り上がったかというと、何かプロダクトとかエンジニアリングを担当する人間はどうしてもどうやって作ったかとか、いかに作るかみたいなものに集中しがちだけど、どう見せるかどういうかみたいなこと。
つまり心の中に一人小川博史を育てておくべきだみたいな話で盛り上がったんですけど。
まあ今日はその話に行かなかったんですけど、別に行かなくてよかったと思うんですけど。
スピーカー 1
それしたかったかな、確かに。盛り上がったね。
スピーカー 2
盛り上がった、盛り上がったあれ。
スピーカー 1
やっぱね、このポッドキャストとかしこまりすぎて、おじゃらけていいのかわかんない部分あったから。その話はしなかったけど。
まあなんかエンジニアもね、発信が上手な人が出てきたよねとかいう話でね。