2023-01-23 10:00

ペルソナは1つじゃない

マーケティングのことを学んでいると必ず一度は耳にすることがある「ペルソナ」という言葉。


僕はこのペルソナという概念について思うところがあります。

おそらくこんなことを言っているのは僕だけじゃないでしょうか。

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こんにちは、アポロです。今回のテーマは、ペルソナは一つじゃないという話をしていきます。
マーケティングの世界で、ペルソナという言葉をよく聞くと思うんです。
ペルソナというものの定義ですけれども、
一人の特定の人物像、仮想の人物像を作って、その人に向けて発信をしていく。
そうすると刺さるようになると言われていて、
だから単純にボヤっとしたターゲット設定ではなくて、
ペルソナみたいな特定の個人、名前を付けたりとか、
どういうステータスを持っているとか、具体的にしていった方がいいですよという風に言われているわけですよね。
このペルソナ設定についてはいろんな人が発信していると思うんですけど、
大抵の場合そういうぐらいのざっくりとした感じの説明で終わっていると思うんです。
今回のテーマみたいに、ペルソナって一つじゃないよって言っている人って見たことがないと思うんですよ。
みんな東京都在住、山田太郎さん35歳、妻1人、子供1人、年収400万、
食品会社勤務で、肩書は課長とか、いろいろそういう具体的なものをどんどん足していくわけですけど、
それぐらいだと思うんですよ。
それがペルソナですよという風に言っているわけですけども、
なんでペルソナが一つじゃないのかということです。
これは最近話した内容とかにもかぶってくる部分はあるんですけど、
ペルソナのもともとの意味ですね。
これどういう意味なのかというのを考えてみてほしいんですけど、
おそらく知っている人も多いと思うんですが、ペルソナのもともとの意味というのは、
これは仮面という意味ですね。知っている人も多いと思いますけど、
じゃあなんでこの仮面という言葉を使ったのかというところを考えてみたいんですけども、
仮面ってどういうものですか。
仮面。自分の顔の上にかぶせるものですよね。
つけたり外したりができるというものですけども、
だから仮面というのは一個じゃないんですね。
いろんな仮面を持っているわけです、人間というのは。
以前お話した自我ともほぼ同義になるかと思うんですけど、
自分の立ち位置によって自我が変わるわけですよね。
だから子供から見たらお父さんという自我になったりとか、
奥さんから見たら夫みたいな自我になったりね。
会社に行けば上司という自我になったり部下という自我になったりとか、
いろんな顔を持っているわけですよ。
それをペルソナというふうに仮面ですね。
いろんな仮面をつけているわけです。
だからペルソナというのはそういうことだと思うんですよ。
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単純にさっきの山田太郎さん35歳東京で在住みたいなのは、
ターゲットという表現でもいいと思うんですね。
このターゲットとペルソナの定義分けというのは、
ターゲットはぼんやりとした30代男性みたいなだったりとか、
というのがターゲットで、より具体的な個人名とかね、
ついているのがペルソナですよみたいな、
説明している人も多いと思うんですけど、
別にこの35歳山田太郎さんをターゲットと呼んでもいいわけじゃないですか。
結局のところそれって、
その人に向けて発信していくんだったら、
その人がターゲットだろうがペルソナだろうが何でもいいと思うんですよ、別に。
じゃあそのターゲット設定っていらないんじゃないのって思うんですね。
結局のところその特定の個人に向けて発信するんだったら、
より広いターゲットというものを設定する意味って何なのというふうに、
僕は感じるわけですけど、
いろんな仮面をつけているわけですよ。
どの仮面に向けて発信していくのかということを考えていかないといけないわけですね。
ペルソナなわけだから。
これってやっぱり立ち位置によって、
自分のつけている仮面が変わりますよ、
自我が変わりますよって言っていたわけですけど、
そこの自我を見極めていかないといけないわけですね。
これって対面とかだと、
その人がどういう仮面をつけているのかなんとなくわかるんですよ。
例えばその言動を見ればわかるんですね。
どういう価値観を持っているのかというのはその人の言動ですね。
しゃべりとか行動とかを見ればわかるんですよ。
例えば家族を持っている人でもですね、
仕事が大好きで仕事を優先する人もいれば、
家族を優先する人もいますよね。
あるいは趣味を優先する人もいると思います。
それってその人の言動とかを見ているとわかると思うんですよ。
何に価値を置いているのか。
価値観の優先順位は何が高いのかってわかると思うんですね。
それによってこの人のペルスナ、
この人のつけている仮面はこの仮面が強いなってわかるわけですよ。
例えば家族思いっていうね、
そういう価値観が強い人っていうのは、
家族に向けた仮面が一番強いわけですね。
一方で仕事ばっかり、
ビジネスの話ばっかりしている人っていうのは、
仕事の価値観が高いわけなんで、
そういう仕事している人、企業家とか、
そういうような仮面をかぶっているわけですよ。
そこまでちゃんと探っていくと、
その人がどういうペルスナなのかってわかるんですね。
もちろんペルスナって一個じゃないから、
複数のペルスナを持っているわけですけど、
その中でも特にどの仮面が強いのかっていうのが、
言動からわかるわけです。
ネットの場合だと直接会うことができないとかってあるんで、
SNSとかブログとか、
そういったものをチェックすることで、
その人が大体どういうものに価値を置いているのかっていうのは、
ある程度読み取れることができると思うんですよ。
どういう言葉を使っているのかっていうのは、
自分の言葉によって何に価値を置いているのかって、
なんとなくわかると思うんですよ。
例えば自由とかっていう言葉が頻繁に出てくる人っていうのは、
自由っていうものがすごく重要だと思っているわけだし、
自分らしさとかっていう言葉がよく出てくる人は、
自分らしさが重要だっていうふうに思っているわけです。
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そういう発信とかを見ていくと、
この人はこういう価値観を持っているんだなってわかるわけですけど、
どういう仮面をかぶっているのかっていうのも、
そういう普段の発信とかを見ていくと、
なんとなくわかるわけです。
やっぱりその人によって、
どういうところに仮面をかぶっているのかっていうのは、
変わるわけですよね。
そこまで決めて発信してますかってことですよ。
山田太郎さんに向けて発信しても、
結局、例えば仕事第一だって思っている人に、
家族を豊かにするとかって言っても、
あんまり家族のことをないがしろにして仕事をしている人もいるわけじゃないですか。
自分の仕事が全てで、家族は二の次だみたいな、
本当仕事人間みたいな人もいるわけですよ。
そういう人に家族がどうのこうのみたいな話でも、
刺さらないわけですね。
そういうのはやっぱりちゃんと見極めてやっていかないと。
そこまで細分化して、
ペルソナって言うと思うんですよ。
確か心理学科なんかだったと思うんですけど、
ちょっとこれははっきりしないんで、
ちょっとここは間違っているかもしれないですけど、
心理学科、脳科学科の世界では、
ペルソナって自分の仮面のことなんですね。
自分がどういう仮面をかぶっているのかっていうのが、
ペルソナって言うわけです。
マーケティングとかの業界では、
見込み客イコールペルソナみたいな感じなんですけど、
確か心理学科、脳科学科忘れたんですけど、
その場合っていうのは自分自身なんですね。
さっきの自我ですよ。
どういう仮面をつけて普段過ごしているのかっていうのが、
ペルソナって言うわけなんで、
全然違うわけですよね。
結局、どういう定義付けなのかっていうのは、
その言葉の意味っていうのを探っていけば、
どういう意味なのかってわかると思うんですよ。
今回やったら仮面なんで、
仮面っていう言葉をあえて用いたのかってことは、
仮面っていうのはいろんな仮面があって、
状況に応じて付け替えることができるから、
そういう言葉になるわけですよね。
でもやっぱり人によって強い仮面と弱い仮面があるわけなんで、
その辺を言動とかそういったもので見極めていくと。
そこに向けて発信することで刺さるようになるわけですね。
それすらもわからない場合はどうすればいいかっていうと、
以前にもお話した最大公約数っていうものですね。
これである程度見立てを立ててですね、
発信していくしかないというわけです。
例えば独身の人、例えば独身の女性とか、
あくまでこれ偏見も入っているかもしれないですけど、
独身の女性だったらやっぱり結婚したいとか、
例えば30代ね、前半から中盤。
もしくは後半の女性だったら独身だったら、
結婚したいっていう思いを持っている。
そういうのが最大公約数なわけですよ。
平均的に見ればそういう願望を持っている人が多いと。
でも中には全然結婚に興味のない人もいるわけですね。
そこまでっていうのはやっぱりわからないから、
最大公約数で大体こういう立ち位置の人、
こういうステータスの人はこういうようなものを、
欲求とか願望を持っているなっていうので、
ある程度見立てをする必要があるわけですね。
でもそれを実際に相手に会ったりとか、
相手の発信を見ることができれば、
この人は結婚よりも仕事に価値を置いているんだな
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というのがわかるんです。
そうするとこの人は仕事、人間の仮面を付けているんだな
というのがわかるわけですね。
その辺はネットってある程度限界があるので、
特定の個人の細かいところまで完璧に見つけていく
というのは難しいわけですけど、
自分のお客さんが発信している内容とか、
言葉遣いとか、あるいは行動ですよね。
何を優先的に行動しているのかというところが
わかるのであればある程度見極めることができると思いますし、
それができないんだったら、
最大公約数的な考え方で、
こういう人たちはこういうのを一般的に願望として
持っているみたいなところから、
どのペルソナの、どういう仮面を付けているのかというのを
考えていくというふうになるわけですね。
だからペルソナって必ずしも一つじゃないのかな
というのは今回のお話なんですけど、
そこまで深く考えていくと、
今までと発信の内容とかも変わってくるんじゃないかな
と思います。
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