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今日は、音色を決めていくのは言葉だよ、という話をしてみたいと思います。
前回は、音色は実数規格にしても、他の研究者の定義にしても、なかなか曖昧で難しいのではないか、というところで終えてしまっていました。
そこで、実は大切な考え方が生まれてきました。
言葉によって音色というのが定義できたり、あるいは分類することができるのではないか、という仮説で、
今、SD法や心理的な分析をやっておりますが、言葉の次によって音色というのが定義されたり、広がりといいますか、言葉によって色々なカテゴライズできるということが、今は主流となっております。
それを別名、音色空間と呼ばれるものがあるのです。
空間というのは、実際に空間があるというよりも概念的な空間です。
例えば、音色を表現する言葉として、3つぐらいの要因がよく言われています。
まずは、迫力性因子と呼ばれるもので、例えば音が大きい小さいとか、音量的なものってあるじゃないですか。
そういう場合、まず迫力性因子というのがあります。
あとは、金属性因子という言葉がありまして、これは鋭い音、そして鈍い音というね。鋭い鈍いというのがお分かりになると思うんですけれども、これ金属性因子と呼ばれるものなんですね。
あとは、明るさ因子というのがあります。この音は明るいねとか、この音は暗いねという、そういう印象ってありますよね。
そうした明るさ因子というのがあって、音色をいろいろな研究者が分析する中で、3つの今言った属性があるということですね。
繰り返していきますと、迫力性因子、そして金属性因子、そして明るさ因子ですね。
そんな中で、例えば同じ曲でもですね、昨日雑誌に聴いていただきましたけれどもね、リンクで、同じ音にしてもピアノの種類によって音が音色が違うということをお伝えしましたが、
どんなふうに違うのかなというのを、言葉をちょっと使ってですね、明るいか暗いか、そして鈍いか鋭いか、そして大きいのか小さいのかというふうな感じで区別、もしできるとしたら、
その2つの音源というのは明らかに音色が違うよということが言えると思うので、その程度な感じで音色という分かりづらいものをですね、言葉の対によって変えていくとですね、この音色空間、音色空間として区別ができて、何らかの視差が生まれてくるんじゃないかなという、
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そんな感じで今日は音色をどんなふうに分けていったらいいか、言葉だよということをお伝えいたしました。