1. まなびのはなし
  2. #013 - 学習者とモチベーション
2023-05-11 25:08

#013 - 学習者とモチベーション

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色々な学習に関わってくる「モチベーション」というテーマに関して話しました。

  • それぞれどういう時に「モチベーション」について理解を深めてきたか
  • 第二言語の学習の文脈でのモチベーション研究について
  • 自律学習(学習者オートノミー)という考え方
  • 学びを届ける側が学習者のモチベーションのことを意識するとき、1対1の時、集合研修の時
  • eラーニング、教材、授業などを作る人たちと学習者のモチベーション
  • 「やらねば論」や恐れがきっかけで高まるモチベーション、「ありたい姿」や願いがきっかけのとき
  • ドルネイ(Dornyei )によるL2Learning Experience(エルツー学習体験)Ideal L2 Self(理想自己:なりたい自分、ありたい自分)とOught-to L2 Self(義務自己;あるべき自分、成るべき自分)
  • 内的動機と外的動機は実は繋がっているのでは、という話
  • アメとムチ(英語ではcarrot and stick)も使いよう


エピソードで触れたもの


関連エピソード

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このpodcast「#まなびのはなし」では、大人の学びをサポートしている二人が、それぞれ見つけた・考えた、ことを、話したいから話しています。話している二人はemi (ウェブサイト)とtomoko (ウェブサイト)。自己紹介エピソードはこちらです:#001 - 自己紹介

00:10
このポッドキャスト、まなびのはなしでは、大人の学びをサポートしている2人が、それぞれ見つけた、考えたことを話したいから話しています。
今日もよろしくお願いします。
お願いします。
今日話したいことは、モチベーションです。
はい。
いろんなね、学習に関わってくるモチベーションですが、そもそもどうですか?
モチベーション論って、ともこさん、学んだっていう感覚ありますか?
そうですね。大学院で教育学を学んだ時は、あんまりフォーカスして話してたことがなかったなと思うんですけど、
企業の人材育成の文脈だと、モチベーションとか動機づけっていう話は結構出てくるので、
後から仕事をする中で学んできたかなという気がします。
ただそれは、あくまでも組織のリーダーの人たちとか社長さんとかが、こういう人たちになってほしいっていう方向に動いてもらうために、
どういう風な動機づけが重要かなみたいな視点で、
一番いいのはね、自分がワクワクしてそれに行こうと思ってもらうことですけど、
それを促すためにどうやって周囲の仕掛けを作るかみたいな、そういう視点でモチベーション論って学んだことはあります。
みみさんはどうですか?
私は教室を運営する教師としてみたいな文脈で、少し触れたような気がするんですけど、
でも私自身は言語コーチングのトレーニングの中ですごく効くようになって、
その後個人的になんか色々調べたり、見聞きしたりして、
後でね多分出てくると思いますけど、第二言語習得の研究の中にモチベーション論っていうものの研究っていうのがこんなにあるんだって、
後で知ったっていう感じですね。
なのできっかけはコーチングっていう感じですね。
今みみさんがおっしゃってたのを聞いてちょっと思い出したのは、授業とかを設計するっていう先生方のあり方を考える文脈で、
なんかモチベーションっていうフレーズは使わなかったんですけど、どう学習者のエンゲージ面を高めるかみたいな、ちょっと違うんですけどモチベーションと。
なんかそういう文脈で少しその相手がワクワクと学び続けるのはみたいな関わり方の話を学んだ気はするなぁと思ったんですけど、すっかり忘れてましたね。
大人の学びに対するまたは成長に対するモチベーションみたいな文脈で考えることが多いですかね。
第二言語の学習でのモチベーションの研究っていうのは結構充実しているんですね。
充実しています。なのでそれを学んできた人たちが日本で英語を教えていたりとかっていう流れもあって、
03:05
日本でもモチベーション研究とか、その関連で学習オートノミーって言われるね、自立性みたいなものだったりっていうのもよく研究されている分野ですね。
お互いじゃあ面白いですね。大学院で教育を学べた時はあんまりど真ん中でそれについては学ばなかったけれども、
大人の学びみたいなのを実践している中で、この辺の世界ってもう少し深いんじゃないかみたいな感じで理解を進めていったって感じですね。
大人の学びでしかもやっぱり子にフォーカスしているやり方なので、この学習者は何を元に学習をするのだろうかっていうところにね、だんだん興味が移ってくるでしょうね。
オートノミーっていうのはあれですか、自分で学びの進め方とか何を学ぶかとか、そこにできる限り自分が意思決定に関与することは学習の効果につながるのか、そういう話なんですか?
そうですね、オートノミー自体が学習のゴールみたいにもなっていて、自分でどういう学習が必要か情報を集め実行するっていうようなことが、
長く学習を続けていくためのファクターになるっていうようなね、そういうこと。
全部、全部の話なんですね。
コーチングっていう単語をね、自らそれを見出すみたいな、相手にその答えがあるっていうところにつながるんですかね。
そうですね、ティーチングとコーチングの対比みたいなところでも、やっぱりティーチャーがいて受け身で教えてもらうみたいなことだとするとティーチングを、コーチングっていうのは学習者のオートノミーを促して自立させていくみたいな、すごく極端に対比する場合にもそういう言い方っていうのがありますね。
特に私が提供しているプログラムの中で、私自身がコーチがいなくなっても一人で学習が続けられるようになってねっていうのを最初からずっと言い続けているので、そこに関わってくるっていう部分と、
ちょっと今回のテーマに戻すと、言語学習って長いので、その中で自分のモチベーションがどう変化していって、それにどう対応していくかみたいなのは自分でやっていかないと途切れてしまうので、そういう意味で大事かなと思いますね。
エミさんが接する学習者の方で、自分でお金を払って時間を確保して、英語を学ぶぞって言ってる人が大半だとは思うんですけど、言われてきましたとか、半分その本人のモチベーションはあんまないんだけど、やらねばならぬみたいな感じでエミさんのとこに来る人っているんですか?
06:09
いますよ。
そういう方々にモチベーションの視点から関わるときに、何か変えてることとか、ちょっと調整していることってありますか?
初めてお会いする最初のセッションの時っていうのは、どういうモチベーションがあるというよりは、本人がどうモチベーションを自覚してるかなっていうところまでしか行けないので、正直。
なので、ご本人が例えば一切英語はやりたくないけど言われてきましたっていう風に表現されるのであれば、もうそのままそういう風に本人が思っているんだなっていう風にしか受け取らないので、あまり違いは感じていないですね。
なるほど。
相手の出発点がどこでも、そうなんですねって需要というか承認されているってことなんだなって聞いてて思って、自分の質問のところのバイアスとしては、研修をするときに選抜型研修と階層別で、この階層になったあなたたちは行きなさいって来た人たちとだと、全然研修のタイプが違うんですよね。
手を挙げてきた人たち、または選ばれてきた人が部屋の中に15人いる状態と、部長になったから来いと言われたって言って15人部屋の中で座ってる場合だと、やっぱり場のキックオフの仕方というか、どういう風に場を温めるかのところのデザインが少し違うんですよね。
だから、選抜の人たちはモチベーションが高い人たち、階層の人たちはモチベーションが低い人たち。
バラバラなんです。
バラバラ。
低くはないんです。
存在。
存在。
選抜の人はみんな高い。
高いけれども、高いのにいろんな理由があって高いんですよね。
なので逆にそれを引き出すというか、15人それぞれどういう目的で今燃えているのかってちょっと違ったりもするので、ここで何を得たいかとかもちょっと違ったりとか、あと選ばれたことでハッピーになってて、
とりあえず中身はそのまま周りに合わせてこなしていこうってモードの人ももちろん入っているんですけど、
なので一概に高い低いではないんですけど、明らかにどういう状態でこの部屋に今足を入れているのかのところが違ったりするので、
ファシリテーターとしてまたはその1時間の1時間の設計の仕方として全然変わるんですよね。
マンツーマンで違わないかもっていうのも何となくわかるんですよ。
コーチングの時に確かに第一でクライアントが来た時にお金を会社に出してもらってコーチングに来ている人と、自分で自分のお小遣いでコーチングを受けようと思って来ている人だと、
09:01
違うけどコーチとしての接し方は確かにこんなに変わらないかも。
モチベーションっていうところだけにフォーカスをすると、例えば突然会社に英語研に行けと言われたので、
駐在が決まって英語をやらざるを得なくなったので仕方なく来ましたとか、
英語ペラペラで通訳研みたいなのをやっている秘書がこれを勧めてきたので来ましたみたいな方とかは、
本人の意思ではないわけですよね。
なんだけれど、結局お話を聞いていると、でもそうは言ってもお仕事の中で自分の立場を上げていくだとか、
プレゼンスみたいなものの一つとして英語が必要だっていうことは理解していたりするので、
入り口で全然やる気ないんです、言われたから来ましたと言ったからといって、
モチベーションがないわけでもなかったり、逆にすごく燃えてます、やる気ですって言っていても、
話を聞いていくうちに、このままでは私仕事を無くすかもしれないとか、何点取らないと選ばれないんです、
みたいなふうなことをあげて来られたりすると、それはあまりモチベーションではないかもしれないな、
危機感みたいなものの方が強いのかなっていうふうになったりするので、
自分のモチベーションを描写するっていうのは、私はそんなにまともに聞いてないって言うとよくないですけど、
とりあえずそういうふうな認識なんだなっていうこと以上にはあまり捉えないっていうところでしょうかね。
そうですね、確かに修語研修でもそうですけど、言葉で言うのはすごく作られているものが多かったり、
そもそも自己認識がそこまで解像度高くなくて、思ってたけど本当に思っていることは違うことに自分も聞けるじゃないとか、
もちろんありますけど、やっぱりけど、マンツーマンだと本当にその人が表面でもあり真相でもあり、
どっちにしろ聞き続けたら合わせられますよね。
修語研修の場合は横に作用し合うっていうのがやっぱりすごくリスクでもあり、ポテンシャルでもあるというか、
なのでパシフィケーター、設計者としては、なるべくこうネガティブスパイラルにならないようなことを事前に準備するっていうことで、
どういう人がどういうモチベーションで来てるかもしれないみたいな事前に情報をどれだけ集められるかっていうのがモチベーションっていうのかな、
私は何の課題を解決したいと思っているのかなっていうところとか、
どういう願いが満たされるとこの人たちにとって研修が終わった時にいいのかなみたいなことは結構考えますね。
その集団ならではの相互作用っていうのはすごくうまく働く時と恐ろしい時とありますよね。
12:01
そうなんですよね。
そのダイナミクスっていうのは1対1でもあるにはあるんだけれど、でもやっぱりコントロールがずっとしやすいので1対1って、
プログラムを通じて最初の来た時のモチベーションを確認したり、途中で確認したり、
本人があのモチベーションって言ってた意味が違ってたみたいな変化が起きたり、
1人を見てても結構いろんなことが起きるのに、それが10人とかいたらモチベーションなんて言ってられるのかなっていうね、正直。
だから途中から言ってなくなりますよね。
途中からはその視点を入れるゆっくりはなくなるので。
コンテンツでもいっぱいいっぱいですもんね。
1対1だとようやくそれをずっとチェックしながらモチベーションを維持させるっていうところまで持っていけるかなとは思いますけど、
やっぱり集団だと手が回らないですよね。
そうですね。理想はもちろんそのやってる会社もありますけど、その研修と研修の間に1対1を入れて、
そのマンツーマンで学びの応用がどうなってるか、自己考慮感とかモチベーションがどう変化してるかとか、
そこら辺をキャッチしながら、じゃあ頑張ってまた集合研修行ってねっていうような手やすいハイブリッドでできると一番いいですね。
モチベーションを維持させるにはマンツーマンの方がやりやすいよねっていうことですよね。
そうなんですよね。
それからまたちょっと別の、eラーニングで、例えばハワハラ防止の研修のeラーニングのコースとかって結構アメリカの会社とかだと義務付けられたりとかして、
1年に1回それを受けなきゃいけないオンラインラーニングのコースが人事日から流れてきてみたいのがあるんですよね。
で、明らかにやらされてるじゃないですか、社員全員はこれやんなきゃいけないっていうすごいモチベーションが内的にワクワクしてるわけではないものをやらなきゃいけないっていうのを、
この10年ぐらいeラーニングの業界もすごく進化したなとちょっと思っていて、
昔はドライな感じの動画を見て、テストみたいのがあってクリックして正しい答えがあったら次のページに行けてみたいな感じで進めなきゃいけない1時間ぐらいのやつをやらされてたっていう時があったんですけど、
最近シミュレーションがあったりとか、少し動画がストーリーベースで、もうちょっと面白くドキュメンタリーを見てるような形で流れていって、
気づいたら新しいことを学んでいて、そのeラーニングを得るみたいな、学習者のモチベーションっていうんですかね、さっきのエンゲージメントとも近いかもしれないですけど、
そこら辺を頑張って工夫して、やらされてるんだ、やりたくないなっていう人をいかに、もうちょっとこうやって新しいことを学んで、自分が上司として知らなきゃいけないことを知っておこうかなみたいな感じの、
気持ちにさせるようなデザインを一生懸命やっている人とかも増えてきてるのかなっていう気がするんですよね。
モチベーションのエンゲージメントって、もしかしたらごっちゃになって話してるかもしれないですね。
15:01
教材を作る人たちが、モチベーションとかエンゲージメントに興味を持って、その部分を要素に入れてくるっていうのはね、
特に子どもの学びなんかでもね、よく起きていますよね。
なんか面白くすること、教材もだし、授業の作り方もそうですよね。
興味を引くとか、楽しい気分にさせるっていうのもね、モチベーションに関係はするので、
そういうことが増えてきてはいますよね。
たぶん、以前のバージョンは、これをやらねばいけない、あと数日でみたいな、
結構どちらかというと、脅しとか罰とか、そういう系のフィラつかせながらやらねば、みたいな感じになってたのが、
さすがにコンプラケーション、まだまだやらねばって感じは強いですけど、
こういうふうになれますよ、だから頑張りましょう、みたいな、
もう少し開かれた人間というか、報酬の方をちらつかせるっていう方に、
なんとなく学びのデザインで流れていることが増えてきているのかなという気がします。
リーダー検証とかでも、このままだとグローバルの流れに遅れていきますよ、
だからリーダーとして膝を上げましょう、みたいな感じの、
粘々じゃないとこの会社は垂れていく、みたいな恐怖で、
やらねば論でモチベーションを喚起するような流れから、
どちらかというと、自分たちはこういう未来を描きたいとか、
こういうことを実現したい、みたいな、ワントの方に働きかけるような、
学びの届け方が多くなっているような気も、勝手な主観ですが、しているんですけど。
さっきちょっと言った、第二言語習得の世界でのモチベーション研究っていうのもね、
いろんな考え方はあると思うんですけど、
よく知られている人に、ドルネイさんっていう人がいらっしゃって、
この方は日本の英語教育にもすごく関心が高い方で、
日本でもすごく人気があるんですけど、
特にそのモチベーションの中で、第二言語を話す自分っていうのを、
モチベーションの中心に据えているっていうのがあって、
L2セルフっていう考え方なんですけど、
何?L2セルフ?
L2ですね、セカンドラング1のことですね。
なので、第二言語を話す自分っていうのを想定するっていうことがモチベーションになる。
その中でも、アイディアルだね。
L2セルフとオート2のね、ネバナラヌーっていうのとね、
理想の自分と義務の自分とか言うのかな、日本語だとね。
っていうのが両方あって、
それをあまりどちらが良いとか悪いとかではなく、
どちらもあって長く続けていくために必要だよっていうのは、
そういう考え方があるので、
似たようなことが第二言語習得でも言われているかなという気がしますね。
18:04
結構、組織とかリーダーの文脈でも、
学び続ける組織とか、学び続けるリーダーみたいな文脈で、
内なるモチベーションで学び続けるっていうことが、
長く学ぶ共通項としてありますよっていう、
ハーバードビジネスレビューの記事があったりするので、
やっぱりなりたいなっていうものっていうのは、
すごくモチベーションの話をするときに、
かけては通れないトピックなんだろうなというのは、
何歳になっても、トピックが何であってもあるんじゃないかなと思います。
その内的動機とか外的動機っていうのもね、
よく聞くワードかなと思うんですけど、
友子さん、例えば研修でそれを説明されることとかはありますか?
ないですね。ないんですが、
リーダーたちに部下のパフォーマンスを高めるために、
内的動機を刺激するような要素とか、
あと、外的動機っていうのは実は限界があって、
みたいな話をすることはパラッとはありますけどね。
要は外的っていうのは、その文脈だと金銭的報酬とか、
あとは奨告みたいなわかりやすい生活とか、
そういうのがあったりするんですけど、
そこでフェアじゃないみたいなことがあると、
一重しく満足度が下がるので、
そういうところは気をつけた方がいいけれども、
プラスの面では、それをたくさん上げたら、
そのモチベーションが低下するかというと、
まあそうではないっていうぐらいの形で下がるということはありますけど、
友美さんはその話を誰かにしたりとかすることってあるんですか?
いや、私もないです。
なんかこうモチベーションの本っていうのかな、
モチベーションに関する読み物なんかを見てると、
内的と外的っていうのはもうほぼ漏れなく出てくるんですけど、
英語学習者でいうと、例えば外的っていうのはね、
スコアが上がるとか、見た目にかっこいいとか、
そういうことなのかなと思うんですけど、
でも同時に内的なものを含んでいたりすることってありますよね。
なんか点数が上がったことによって、
例えば自己効力感につながったりだとか、
留学とか駐在の資格を得たことで、
次の学びにつながっていくとかっていうと、
どこからが外的でどこからが内的っていうのは、
そんなにはっきりしないんじゃないかなっていうのが、
私の考えですね。
それにつながるなって思ったこととしては、
学び主も全員がなりたい自分の具体像があるわけでもなく、
なりたいことがあるわけでも、最初からない場合があって、
言われてたからやってみたらだんだん楽しくなったっていう、
だからこれもっとやってみようっていうことで、
外的から内的にグラデーションする人もいるだろうなっていうのは、
さっきの報酬と罰というか、やらなきゃこうっていう恐怖というか、
21:01
それをドライブに学びの道に入ってきたっていう人と、
結局どこかで混ざったりとか、行ったり来たりとかするのは、
全然あるんだろうなって思いますよね。
そうなんですよね。
たまに英語を教えている先生に、
生徒たちのモチベーションが低いんですけど、
どうやって上げていったらいいでしょうか?
みたいなのを聞かれたりするんですけれど、
モチベーションは上がったり下がったりもするし、
モチベーションそのものも変化していくので、
下がっちゃった、上げなくちゃ大変だって、
あまりそんなに思わなくていいんじゃないですか?
みたいなお話をしたりするんですよね。
それを聞いて今思ったのが、
うちの子供が今2歳なんですけど、
私のコーチに、以前子育てについて話したことがあって、
彼女はプロで長い間コーチだから、
あなたがお娘さんを育てた時は、
子育てのコーチング的な関わり方をしてたんでしょうね。
すごいなーとか言ったら、
何言ってんの?とか、
13歳くらいにようやくそれが伝えるようになって、
それまでは飴とムチ作戦よ、みたいなことを言ってたんです。
そうかそうかって思って、
結構気が楽になったのを覚えてて、
今の2歳の子にも、
例えばグミが欲しいみたいなことを言われた時に、
じゃあこの人参3つ食べたら、
グミあるよ、その後。
ほら3つ、人参!みたいなことを言われて、
外敵報酬を知らずさせて、
行動を促すみたいなことを全然私はやるので、
この場合の人参はタスクで、
人参はグミなんですね。
そうそうそう。
そうなんです、確かに混ざってる。
でも本当は状況次第だから、
内敵と外敵を分けなければならないとか、
内敵しか使っちゃいけないとか、
それを学びを届けるというか、学習を支援する側が、
思わないってことが重要なんじゃないかな、
そうなんですよね。
外敵ではならぬ、みたいな、
その時点でもちょっと、
脅威な感じを自分に化している気もしますし、
英語の先生の場合は多いのは、
ご自身が英語が大好きなので、
大好きになることが学習にすごく良いっていう風に、
思っていらっしゃるところがあって、
でも学習者の中には好きじゃない子っていうのももちろんいるので、
そういう子のモチベーションはどうしていったらいいのでしょうか、
みたいなお悩みを聞くことがありますね。
そうですね。
前のエピソードで言ってたような、
自己効力感というかね、
本人がどう感じて、
自己効力感が高くなるようになれば、
自分で勝手に学ぶんじゃないかなという気もしますし、
あとはそれぞれ違うのでね、
24:00
楽しいっていうことが学びの効果につながる人ばかりではないと、
本当にそうだろうなと思って、
負けず嫌いでね、勝ちたいって思って学ぶ人だって絶対いるし、
それはそれで全然、
ドライバーとしていいですよね、それが。
餌で釣るのは良くないとか、
人と比べてはいけないとかね、
いろんな制約をかけないで、
やる気になったなら無理じゃないっていう風に、
見守ってあげた方が、
学習者は気楽に前に進めるのかなっていう気がしますね。
なるほどな。
永遠の教育テーマですね。
そこがエンジンになるので、学びの。
エンジンでもあるし、燃料でもあるっていう感じですよね。
じゃあ今日はこんな感じですかね。
モチベーションについて話しました。
私たちは毎週1回発信しています。
また紹介した情報とか、
関連する他のエピソードのリンクも、
エピソードの情報欄に含めていますので、
よかったら見てください。
それではまた次回。
25:08

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