1. 映画の感想をふたりでダラダラ喋るやつ
  2. #115『ライオン少年』の感想を..
2023-06-05 32:07

#115『ライオン少年』の感想をふたりでダラダラ喋ったやつ

オシシ仮面

() 『羅小黒戦記』 「ロシャオヘイセンキ」。一時期話題になった中国産ファンタジーアニメ映画。筆者は観てない。

() 『ベネシアフレニア: 地元大好きおじさんがマナーの悪い観光客を殺して回る映画。顔ハメ看板を上手に活用する。上映館めっちゃ少なかった。

() 『フリークスアウト : 超人サーカス団 vs ナチスドイツ。ちんちんにモザイクがかからない。上映館めっちゃ少なかった。

() 『風雲!たけし城』 : 昭和の視聴者参加型バラエティ番組。100人の視聴者チームが数々のアスレチック障害を超えて「たけし城」の攻略を目指す。海外でも人気があるらしく、最近Amazonプライムビデオでリメイクされた(あんまり面白くない)。

() おシシだらけの水泳大会 : プールの上で昭和のバラエティ特番『ドキッ! 丸ごと水着 女だらけの水泳大会』的な獅子舞バトルが繰り広げられる。

() ポロリ : 『女だらけの水泳大会』は昭和のコンプラ基準で作成されているため、売れていない女性タレントの水着がはだける通称「ポロリ(胸が)」シーンが普通に放送されていたし、番宣でアピールすらしていた。

() きれいなジャイアン : TV版では凶悪な乱暴者のジャイアンが劇場版では友情に厚く頼れる仲間となるため、その変貌ぶりを指してこう呼ばれる。元ネタはひみつ道具「きこりの泉」にノーマルジャイアンを放り込むことで入手できるSSRジャイアン。

() オシシ仮面 : 『ドラえもん』の作中作『ライオン仮面』に登場する、主人公ライオン仮面の弟。絶体絶命のライオン仮面を救出するため敵のアジトに乗り込むも、火炙りにされて死ぬ。

中国のCGアニメ表現
シシマイがかわいいやら、かっこいいやらで、すごくよかったね。
うん、すごくよかった。
この中国の独自のセンスだと思うんだけど、こういうデラデラの派手派手の装飾のさ、シシマイっていうのがね、CGアニメにぴったりでね、びっくり。
ここまでガチのオリエンタルなCGアニメってあんまり見ないからさ、それだけで新鮮だな。
君はロシャオ編戦記は見てない?
見てない。
見てないか。
あれは割とジブリっぽい感じの2Dのアニメだったんだけど、今回は3DCGアニメで、絢爛で蹴り身がすごくて、シシマイでこんなの見たかったんだって思うよね。
いや、そんなことを思いすらしない大罪だと思う。シシマイでこんなのが見たかったんだって人生のとこで思うの。
あんまりじっくりたっぷり見ることないじゃん。せいぜいたまに何かの催しで、中国の雑技団みたいな人とか、街のお祭り?おみこしじゃないけど、中国の人たちがやってくれてるやつで、生でじっくり見たことってないと思うんだ。
ないね。衝撃はあるけどね。
衝撃はあるね。
とにかくこういう厳粛バキバキのカラーリングセンスは、インドのお祭りとかにも通じるものはあるよね。
見ててとにかくいい。見応えたっぷり。
こういう現代中国のCGアニメっていうのは初めて見たんだけど、僕はね、ファンタジーでなく貧しい生活とか、中国映画でよく見る小汚い感じとかがしっかりCGで再現されててよかったなと思いました。
塩漬け魚店でハエがブンブン飛んでるところとか、師匠の放浪のマグカップの底が錆びてるところとか、割と貧しい生活っていうのは容赦なく描くじゃない?
結構シビアなんだよね。
花々しいところの裏でものすごい努力っていうのが、これって2005年って書いてあったから高度成長期に入って間もないところの、上海とかでは高いビルがそびえ立ってるけど、
それを支えてる人っていうのは竹の足場で危険な土木工事とかで出稼ぎに来てる人たちなんだよね。
っていうのはその対比が、獅子舞は花々しく可愛らしくすごいアクションを見せてる裏で、血の滲むような努力をして人がやってるわけじゃないっていうのを対比とか。
そうなんだよね。結局お師匠さんが獅子舞を辞めた理由もそれでお金にならないっていうところがあるから、それなりに余裕のある人しかできない。
獅子舞家系と人生観
スポーツの面もあり、神事でもあり、伝統芸能でもあり、いろんな要素が一緒豚になってるけど、とにかくそれなりにお金がないとできないものなんだよね。きっとね。
主人公はチュンさん? ヒロインって書いてあったけどチュンさん?女の人のチュンさんの方は上海でそれなりにいい暮らしをしてる人なんだよね。
そうね。車も自分で運転してたし。
お父さんに止められて獅子舞辞めちゃったって言ってたけど、もともとはあの子がきっかけで獅子舞家系みたいな衝撃的な出会いをしたわけじゃん。
もとから獅子舞に憧れてる節はあったけど、チュン少年はね。
ちなみに上海じゃないよね。甲州だよね。 甲州か。
上海は出稼ぎの給料がよりいいから行こうとしてたけれども、甲州での大会でみんなが苦戦しているところを見て思わず飛び込んじゃうっていうのだから、あの舞台はずっと甲州。
お話としてはもう、呆れるぐらいにスタンダードで、貧しいいじめられっ子たちが一生懸命練習してでっかい大会で栄誉をつかみ取る。
その間に修行シーンがあったりとか、お父さんの事故とかのドラマが差し挟まれ、師匠の過去みたいな話もある。
スタンダードなこうなるであろうっていう展開はみんなそうなるさ、話ではあるんだけども。
もう最後の大会の良さだけでさ、もうこれが優勝だよね。
あんなにいっぱいのお獅子が見られるだけですごい頑服なんだよね。
見られてよかった。
これ2021年の作品らしくて、中国本土ではものすごい売れたやつらしいって今パンフレットに書いてあったの。
それであんまり今上映館少ないじゃん。
やってるらしいってラジオで聞いて、じゃあ見に行きたいなって思って行ったのだが、
物販のところ、グッズが何もなかったし、ただ立派なパンフは置いててくれて本当に嬉しかった。
今日のシアターは小さかったけどね、上映館はマイナー映画にしては意外と多くてね、
フィルマークスの全国80巻くらいある。
結構ありますね。
この間ベネシアフレニア見た時とか17巻とかだったからね。
フリックスアウトとか。
作り物をCGで描いてるから、CGの作り物っぽさっていうのが違和感にならなくて、
一瞬ね、あれ実写かなって思うようなシーンもあったりしてね。
ラストのシーンと神獣風景
シシマイが躍動しているシーンとかね。
独特の見栄の切り方があるじゃないですか。
いいよね。クイッて頭を振ってさ。
動物っぽさを表現しているのか、それでいて歌舞伎の見栄みたいなさ。
なんて言うんだろうね。独特のかっこよさがあるんだよね。
動きの切れと蹴れみ圧倒的な。
あと目パシパシってやったりするのも。
口パカパカ、目パシパシ、耳ブンブン。
あと目の前についてるぼよんぼよん。
これは本当に動きを派手に見せるためだけのアイテムなんだろうけども。
かわいいよね、ぼよんぼよんが。
あれはなんとかシシの迫力を盛り上げていったら、
あんな鼻のところにこういうの刺したらどうだろうって言って発達していったものか。
600年くらいの歴史がありますって言ってたね、お面作りに。
どう見てもかわいいんだけどもかっこいいんだよな。
かっこいいよね。
これは本当に大陸ならではのセンスだよね。
あとライオンっていうよりも、
胴体の部分とか首とか手足の部分は鱗状のものが生えているように見えて、
キリンとかみたいな幻獣っぽい感じがするよね。
そうだね、ライオンモチーフの神獣みたいなイメージになってるよね。
だからクソ、そのラストのシーンで一番高いポールに飛び乗るところで、
CGで本当のライオンになっちゃうんだけど、
ぶっちゃけこのおシシのほうが本当のライオンよりも見栄えがしていいよなって。
言いたいことはわかるんだけど、
あら普通のライオンになっちゃったわってちょっと思ったけどね。
あれは心の中のシシがみんなにも見えたっていう感じなんだろうけど。
神獣風景で伝説の花になっていくんだよね。
羽織っているマントが伝説の花になってポロポロって。
すごくよかったな。
練習の時とか練習試合の時とかは足場の上で直接対決するようなあれじゃない?
だから本番の大会もそういうのだと思ったらさ、
いきなり甲州での大会が不運滝市場みたいな。
そう思った。
第一回戦が滝市場で、次から佐助になっていくんだよね。
そうだね。
水泳大会とチアンチームの戦い
あとは佐助とかもそうだけど危ないから下がプールになってて、
おシシだらけの水泳大会が終わったよね。
たまにポロリしてる人いたね。
シシ頭がポロリしちゃったりとか。
ポロリもあったか。
その辺の滝市場の数レーンあって、
どこに行くかとか作戦があるんだよね。
2頭のシシでワンユニットなんだけど、
チアンチームは1頭らしいぞって言って。
そこでみんな集まっちゃったら結局増えるんだから意味ないよね。
集まった人たちがみんなで同盟というか、
みんなで協力してチアンのチーム落とそうぜ。
あいつ予選で一番目立ってたからみんなの注目が集まっちゃったんだよね。
カタパルトをして審査員が来たときに大見栄を切る。
みんなが注目するシーンが、注目する人たちもみんなおシシなんだよ。
おシシがえーって顔をする。
あの映画本当にいい。
色とりどりのおシシたちがみんな注目して、
が何度かあって大変に良かったです。
本当におシシのビジュアルだけでね、とってもいい気持ちになれた。
中国映画で感じることがよくあるんだけれども、
いじめっこのシーン、嫌なことをされるシーンっていうのは本当に嫌なんだよ。
直接的かつプリミティブな嫌がらせをしてくるから
本当に気分悪くなるんだよね。
だから前半の部分はありきたりな話だし、
そんないじめ方しなくてもいいじゃんっていうところもあるからあれなんだけども、
後半で全部チャラになった。
チャラにされたよね。きれいなジャイアンになっちゃった地元の人。
前半がかなり嫌な気分になってたから、
多分同じ地元だからっていうことで勝ち残ったちゃんを親指グッと立てて応援してくれるんだけど、
お前それでいいの?って。
映画『ライオン少年』の感想
あんな意地悪してたのにお前それでいいの?ってなったよね。
お前はそれであのしでかしたことがチャラになると思ったら大間違いだからなってなるんだよ。
ちょっとは悪びれるとかねえのかよっていうね。
そこのワンターンが見事に端折られたんだよね。
だからその辺が中国の人たちとの感覚の違いなのかもしれない。
こういうようなことをよく中国映画で僕は思うので。
手のひらくらって感じなんだよね。
そこが若干ついていけない感じはする。いつも思う。
で、ちゃんくんが怪我をした時に、俺が代わりに出るとか言って審査員の人に、
あ、チュンくんか。怪我した時に、俺が代わりに出るって言って審査員の人に、
それは無理だろうって言われてたけど、まあ無理だよね。
ルールが何だとか言ってたけど、いやダメだろってなるし、
君は何を言ってるんだってなるよね。
いきなり綺麗なジャイアンになるんじゃないわよって。
劇場版ジャイアンって綺麗じゃん。
同じ劇場版の中でテレビ版から劇場版に変わる。
クライマックスのところだけ急に。
でも最後のクライマックスのポールにチャレンジするところに行ってさ、
強風であおられて支えが外れちゃった時に矢も立てもたまらず飛び込んで支えに行くとか、
あの辺は良かったので、まあ許そうって。
あそこら辺でまあ許そうってなった。
ワンコー君がイノイチに対抗をほっぽら化して、
ポールを支えに行って、その後は飛び込んでくれたんだよね、真っ先に。
それで女の子のチュウさんが対抗を叩く。
そうすると黒いチームの対抗係も合わせて叩き出して、
他のチームたちもみんな一斉に叩き出す。
あそこはいいね。
あの現象が起きた時点で最後のパフォーマンスが失敗しても、
治安チームの優勝だよね。
会場のみんなの心が一つになった瞬間が。
あそこまで会場を沸かせちゃったらもうそこで優勝です。
技とかそういうの以前にエモーショナルなところで高まったら優勝よ。
それはそれとして最後のチャレンジも成功させて完膚なきまでに優勝だったわけだけども、
そこに至るまでも足の怪我とかちょっとミスって踏み外したのをアクロバティックにフォローして、
あとは獅子頭がバカッと壊れて中身がちょっと覗くとか、
まさしく手追いの獅子の表現にもなっているわけだし、
治安チームのほうがパフォーマンスがちょっと生き物っぽさがあった気がするの。
綱を渡るところでちょっと戸惑う、俊々する仕草を見せて、
そろそろと渡って半分くらい渡ったところでダダッと飛び越えるっていう仕草をして、
これかっこいいなって思ったんだよね。
あれって情景としては登っていく山のところにある谷を表現しているのかね、ロープがあるっていうのは。
そこをのしのしと歩いていくんじゃなくて、そこを俊々させるっていうことで演技に山の風景を思い出させるのかなって思ったわけです。
だから単純に演技だけ見ても治安チームのほうが深みがあるというか、生き物らしさが表現されている。
ちゃんと獅子やってるのよ。
相手チームの決勝戦に残ってきた青いチームは力強く着実にパンパンって登っていくんだけれども、
演技的なところってあんまり映らなかったから、あのチームも嫌だったね。
お弁当配達したときに何かこぼれてるんじゃねえかとか言ったりとか。
だから嫌なやつの描き方が歓声に合わないよね。中国映画は大体において。
ごまかさないからね。ごまかしがなく純粋に嫌なムーブをしてくるのが辛い。
金を払ってくれたらいいけれども、ゆがりぼとって落とす。
失礼極まりないのよ。
あのリーダーは話が分かるやつかと思わせておいて、あの態度だからね。
そう、がっかりしたよね。
スポーツマンシップってものがない。
スポーツマンシップっていうか、スポーツじゃないかもしれないけど、祝い事というか神事なわけじゃん。
めでたいときに祝うことにあたってる人なのに、結局芸事なのかなって、裏の世界は汚いねと思ったりした。
歌舞伎とかの伝統芸能の世界の話っぽくなってくるね。
最初の貧弱そのものっていう感じのさ、春君が。
父さんの代わりに手稼ぎをして、細いまんまだけどもしっかりとした体つきになってっていうね。
そうなるだろうなと思ってたけどさ。
師匠の下で修行してても全然体がたくましくならないなと思ってたら、現場仕事になったからね。
現場仕事にいなり入れるぐらいには、基礎的な体力作りは千安先生のところで、いろいろバイトとか走り込みとかやってて。
お父さんとお母さんが最初にヘルメットかぶって登場した時点で、これ自分合うわって思ったよね。
竹の足場を使ったアクションシーン
その後出てくるカットが竹の足場だったしさ。
竹の足場って工事現場にも出てくるし、最初に女の子のチュンさんと出会った時の落とし玉を蹴り上げて、それを奪い合いするところも竹の足場なんだよね。
1対1バトルすごくよかったね。あれはもうありえない動きなんだけどさ。竹の弾力を使ってパンパンって跳んで上がったりとかさ。
あれもすごくよかったし、獅子舞のかっこよさがね、独り獅子舞のかっこよさがね、どうのない。
お獅子仮面すぎる。かっこいいお獅子仮面。
忍者アクションみたいな感じでした。
ジョン・イッグじゃなかったっけ?
シャンチーじゃなくて。
ビルの外で仲間を助けなきゃって時に竹の足場みたいなのが組まれてて、そこでビヨーンってなったりするアクションを見たのを思い出して。
漢風映画の定番だよね。竹の足場。
竹のしなりを利用するやつ。
あそこの最初のいじめのシーンでもさ、お年玉をよこせとかさ、いい大人が子供に対して何やってるのかと思ったんだけども、
あれひょっとしてたくましい18歳とひょろひょろの18歳の同級生だったりするのかな?
そんな気もする。
この話ってあんまり年がいくつなんだかってよくわからないから、子供なんだか大人なんだかわかりづらいところがあるね。
おじいさんはもうおじいさんで、おじいさんはおじいさんなんだけど、子供に関してはもしかしたらきれいなジャイアンとチュン君はほぼ同い年なのかもしれない。
貧困層の現実と希望
ザーンってなるけど、だから貧富の差とかあるのかなって。
中国の地方っていうのはかなり貧富の差っていうのはえげつないぐらいにあるはずだから。
だからあの子の親御さん出稼ぎしちゃってかわいそうにって言われてたから、きれいなジャイアンのところは親御さんもいる、出稼ぎに行かなくても食べられてししまいができる子なのかもしれない。
パーフに書いてあったんだけど、留守児童っていうのが社会問題になってて、親御さんが出稼ぎに行っちゃって子供だけが家でいるっていう田舎の貧しい家の子はなりがちっていう社会問題があるらしくて、その子なんだねってなって。
栄えてるところはそういうふうに人出がね。そっちに行けば見入りも多いけど危険も多くてってことだよね。
なおかつお医者に行っても家で見ろと奇跡を祈れと言われちゃうようなそんな環境。
貧乏に今は医者も詰めたいっていうことだよね。
最後に奇跡が起こって手がピクッと動いたところで終わらせるのは良かった。
そうなるだろうなとは思ってたんですけど。
だから目覚めたよってならないでピクッのところであくまで片鱗だけだよね。
その後目覚めたかどうかはわからないし。
最後にジュン君がベッドのところを離れると大会優勝の写真が貼られてるっていうシーンで終わるんだけども。
あれは出稼ぎ先なんだよねまだね。
結局ししまいで優勝しようがなんだろうが金になるわけじゃないし、貧しくて出稼ぎしなきゃいけない現実っていうのは変わらないんだよ多分。
ただ夢を叶えることができた。
そうだし、ベッドが床下ではなくなってるんだよね。
だから生活は少し良くなってるし、現実は厳しいままではあるんだけれども少しずつ良くなってるし、心の中の獅子がいれば大丈夫っていうちょっと希望がある終わり方だったのかなっていうね。
最後の天を示す柱のところに挑んではいくけれども、イメージとしては観客の人はみんな獅子を見て、
ジュン君は登れはしないんだけど獅子頭だけがそこにかかるっていうラストがすごく良かったんだよね。奇跡として。
実際にガッとか中途半端にちがみついちゃったりしたら凶サメになっちゃうと思うんですよ。
そこはその獅子のかぶり物だけが天にたどり着いたっていうね。
その下の水面にバシャッと落ちるジュン君が映されて、失敗かと思わせておいてカメラを映すと三千と輝く獅子頭。
女の子のジュン君が一人押し仕仮面でひらひらと飛んでいったみたいに着地できたらめっちゃかっこよかっただろうけど、
足怪我してたし、ちゃんと狙って投げたかどうかわからないけど。
届かなかったからとっさに放り投げたって感じ。
でも人に決して届かないラインがあるんだってことを知らしめるための棒でもあるって意味付けとして言ってて。
逆に届いちゃうと人が謙虚であるための柱なんだから、それの意味を既存しちゃうもんね。
だから届いちゃダメなんだよ。
映像の生々しさ
だから獅子頭だけが到達して、ジュン君自体は必ず水に落ちちゃうっていうラストは非常に良かったと思うんだよね。
あの結果はいいよね。
良かった。
何気にあそこの魔王君のパワーがすごい。
魔王君、それこそ縁の下の力持ちなのよね。
人ひとりをぶんだけど彼も相当なトレーニングを積んでいた。
魔王君もワンコウ君もあそこまで正直ちゃんとやってくれると思ってなかったんだよね、最初の時点では。
だからちょっと出来過ぎくんだところもあるっちゃあるんだけど、そこは美しくまとめてくれたよね。
さっき一人獅姉妹の良さを言ったけどもさ、二人獅姉妹も良くてさ、後ろの人が担ぎ上げて前の人がキックをするとかさ。
あれはあれだよね、カンフー映画のアクションっぽさがあってさ、すごくいい武術の要素も入ってるって最初に千葉しげるが言ってたけど。
おじいちゃんは千葉しげる。
最初のナレーションってあれ千葉しげるかなって思ったんだけど。
もしかしたらそうかもしれないけど、カンフーに書いてあったキャストのところでは、おじいちゃんが二人くらい出てくるよね。
門前のおじいちゃんと自分家のジャイアンから逃げるところのシーンで、小籠包を食べようとしたらボーンってなってポロンって落ちちゃった。
で、また後ろから来て食べてたお蕎麦がボーンってなるとか。
あれかわいそうだった。
すっと笑えるシーンもあるんだけど、食べ物とかリアルで生活感もさっき言ってたけど、小物のエイジングとかがすごく生々しいから。
リドリー・スコットの映画って私見ると臭いを感じちゃうの。
中世のシーンとか牧場の臭いとかで臭って思っちゃうんだけど、そういう臭さがね。
足のシーンはちょっと虹色の霧の何かになってたから、さすがにね。
あれだけど、他のシーンで火物のね、さっき灰のブンブンって言ってたけど、ああいうところとか生々しさ、臭さ。
あと、きゅうりとか森の中の植物の季節の風景とか、みずみずしくって。
なんかね、すごく良かったんだよね。
虹色のオーラね、足から出てくる。
そう、俺の今までの積み上げがどうたらこうたらっていって、そこを。
SSRって思っちゃった。
SSR。
なんか知らないけど、ソシャゲはSSRがみんな虹色だよねって。
やめてくれ。
黄色いもやで表現されることは何度も見たことがある気がするんだけど、ああいう虹色の足の匂いっていうのは新鮮だったね。
でもまあ確かにあれは悪臭っぽい色ではあった。
素足にスニーカーで、ってなってたら臭そうだよね。
ひもの屋の親父の。
シシマイの師匠の過去
ひもの屋の話っていうのはさ、師匠のバックグラウンド。
昔はシシマイが大好きで、それを大好きだった奥さん。
シシマイやってるあなたが大好きみたいな感じだったのに。
奥さんが辞めさせたって言ってたよね。
そうそう、シシマイ辞めてひもの屋やれって。
最後に子供たちに教えてるところを見て、それを後悔したって言ってたけども、一回辞めさせるフェーズは何なの?って思った。
お互い辞めさせたことと辞めたことをお互い後悔してたんだよね。
2人とも後悔してて。
奥さんは衣装をしまってたりするし、ひもの屋なんかになってって。
詐欺すまれちゃう感じのあれじゃなかった?
みたいだったね。
その後に、俺とくっついてさえいればみたいなことを奥さんの屋さんみたいな人に言われてたじゃん。
そんなこと言ってたっけ?
うん、言ってたよ。
正直にあそこのくだりはね、いらないっていうか、普通に大会に突き沿ってやれよって思ったから。
シシマイの大会のシーン
なんでそこでビビるの?ってなったね。
ししまいの夢を追い切れなかった人の挫折、弱さとかの表現してるフェーズではあるんだけど、
そんな大事な弟子の大会の時に入れてくるのかってタイミングがちょっとわからなかったな。
他人にもならないし貧しい人はできないよっていうところの説明としては必要だから、
師匠のバックグラウンドは必要なんだけども、掘り下げる必要はなかったよねっていうシーンだよね。
掘り下げるタイミングが今かって思った。
タイミングというよりは、その師匠の心の葛藤とかは別になくねっていう。
弟子と一緒に会場に向かう、せめてその前にやってほしかった。
なんでそこの途端場で来るかってなった。
ちょっと買い出しに行ったらたまたま奥さんが揉めてるところを見かけてしまうとかいうとこね。
それで一回家に帰っちゃうとか、せめて弟子に声かけてから行ってとかなるじゃん。
いろいろとちょっと分かりかねるねこのタイミングはっていうところが、
文化的にそういう感じのタイミングな文化なのかもしれない。
基本的に大会前の部屋曲折は割と僕的にはどうでもよくて、
でも大会最高だったしっていう。
あのユニフォームがいいよね。チアン日魚店みたいなお揃いのユニフォームを作ったんだとか。
あれもね奥さんが一生懸命ちょぼつけてたじゃん。
電卓叩いて。あれやりくりしてやってくれたんじゃない?
でまぁ、ちゅんくんが遅れて参上してくるところもさ、
あれ一人獅子はオッケーなのかね、ルール的にね。
まぁそれはいいんだけども、あれザンって登場してさ、
もうヒーローは遅れて現れるってやつじゃん。いいよねコテコテで。
コテコテだったよね。
ちょっとビビってる時とかにさ、ここのユニフォームに書かれてる文字、
なんか強いって字が入ってたよね。
強いなんとかでチアンって読むんじゃないかな。
あぁそうだそうだ。っていうところを見てちょっと勇気づけて胸をドンと叩くとかさ。
モチーフが炎なのもいいよね。
対戦相手は主に水なんだよね。
登っていくところの柱をプンって踏むと水がボーって上がって演技がいいですみたいなこと言ってたよね。
風雲たけし城だね。
ブシューってなってて。
ついこないだ新しいバージョンの風雲たけし城見てたから、
ああいうの思い出しちゃったよね。
飛び石のところで葉っぱが水でピューってやってくるところとか。
まわってビーチボーイズ&ギャルズとか。
全然違うやつだね。
ただシシマイだらけの水泳大会が本当に面白かった。
みかん踏んじゃいけないっていう種目もよくわからなかったけどね。
よくわかんないけど、
ただお祝いごとの大会なんだけど、
ちゃんとバトルになってんだなっていうのが面白かった。
みかんもおそらくはめでたいものだろうし、
花束を奪い合うとか、
青菜を取りに行きますとか。
あれは富の象徴って言ってたもんね。
富の象徴って言ってた?
そうなんだ。
それを野生のライオンなのか、そういう神事があるのかわからないけど、
取りに行くことになぞらえてってやってるところとか。
俺はあそこでRRRのスイカを覆ってるところを思い出した。
二人で奪い合うやつでしょ。
そういう現地のお祭り、規模が盛大なやつって、
初めて見るやつでも、
わーって見てよかったなーとか、
めでてーなーって思うじゃん。
そうね。
ありがてーなーってなる。
そうなんだよ。大会シーンがめでたすぎたんだよね。
感想やエンディングのイラストなど
めでたいね。
その一言がぴったりだわ。
めでたかった。
おししがいっぱいで。
寿命が伸びる系のやつよ。
カーってなるやつ。
最近君カーになってばっかりじゃない?
良さがね、なっていいじゃん。
めでてーと上がるじゃん。
感想が全部カーになる。
カーって。
眉間を指先で押さえながらカーってなってる。
映画見に行って、
カーってなれるのが、
そういう体験を得られれば、
そのために行ってるような感じがする。
これはすごくハッピーな気持ちになれる映画だったしね。
最後のエンドロールの時のイラストのキャラクターも良かったな。
良かった。それも結構描かれてるよね。
パーフェクトが良いよね。
カラフルな。
シシガシラ一つ撮っても、
赤ベースのシシガシラでも色んな色が入ってるし、
原色がバリバリ。
師匠がシシガシラと太鼓買ってやるって言ったお店の中とかも良かったよね。
600年の歴史があって、
職人さんがちゃんと目の周りとかを筆で塗ってる様子とかがやってて、
こんな風にして塗って作るんだなとか。
そうなんだよ。だから伝統芸能としてのシシ舞も大事にしてるアニメなんだよね。
あとさ、師匠の足が臭すぎて、
他のおシシがフレーメン反応してたのが面白かった。
マジで?
顎がパカーって開いてた。
おシシ
そこら辺とか本当に可愛いんだよね。おシシが。
表情がある。表情が豊かである。
モブシシたちが可愛い。
あんなにいっぱいいるおシシを引きの絵で見るのがたまらないよね。
予選の時点でのモブシシたちの、
それなりに普通に踊ってるんだけれども、
メインキャラの経練見には敵わない普通の演技とか、
いろいろ華やかなんだけど、
シビアなところがある。光と影がちゃんとある。
すごい良い映画だったなって思ったな。
あとはおシシのデザインの良さと動きの良さだね。
本当に良い動きだった。
見てて幸せになれるよね。
32:07

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