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2020-09-22 12:47

#71 ドナルド・キーンさんの話 「武田鉄矢の今朝の三枚おろし」から 【知的生活会】

武田鉄矢の今朝の三枚おろし。
現在配信されている,ドナルド・キーンさんの青年時代のお話に感動しました。
日本人以上に日本文化に精通し,愛してやまないドナルド・キーン氏がどのようにしてうまれたのか。
感動のストーリーがありました。

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Lyustyleの知的迷走ラジオ、第71回目の今日は知的生活会です。
武田鉄矢さんの今朝の三枚おろし、ということについてお話をしたいと思います。
ポッドキャストにですね、1週間分の今朝の三枚おろしをまとめたのがあがってて、よくそれを聞くんですけれども、そこからのお話なんですけど、
今ちょうどですね、9月の14日からの週の分があがってて、それで終わらないでまた来週までということでいくんですけどね。
これね、聞き出したら止まらないですね。もう一つが十数分あるんですけど、それが数日分まとめて入れてあるんですよね、一つのポッドキャストにね。
全部聞いてしまいますね。あまりにも面白くてね。
だいたい本が主なんですけども、次々に面白い本を紹介してくれるんですが、その内容をですね、何日かに分けて、何回かに分けて、ずっと金さんという方に語りかけるような体裁で話してくれるんですけど。
これがね、今ちょうどドナルド・キーンさんのお話をされてるんですね。
ドナルド・キーンさんってもうご存知だと思いますけど、日本の文学に関しては日本人よりも詳しいというね、方ですよね。
僕もよく本読んでます。ドナルド・キーン著作集というね、結構分厚い本で5巻ぐらいあるんですけども、それを買ってきて、将来時間ができたらちょっとずつ読もうというようなつもりで買ってきて。
書棚に大事に入れている本なんですけれども、その中に100台の画脚というね、本が、章があって。
昔から続く日記の文化、この文化を本当にこれは日本人というのはすごい文化を持っているというね、そういうような本があるんですけど。
紫式部日記だとか、サラジナ日記とかも過去からの日記をずっと紹介して、その今、日本人の日記というものについての考え方とか、そういうことをね、こと細かにお話してくれるんですけど。
これ、外国人が書いたとはとても思えないような文体、それからなんでこんなことまで知っているのというぐらいのね、深い学識に支えられた著作集なんですけど。
ドナルドキンさんはそのような方なんですけど、竹田哲哉さんの三枚卸の中では、どうもその戦後、ノーベル日本文学賞を取るきっかけになったその裏には、ドナルドキンさんの日本文化紹介があったんじゃないのかというような話もされていまして。
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先行委員とかの中で、日本の文化というか日本の文学というのを東洋にノーベル賞を持っていくべきだというようなことをね、なんか言ったんじゃないかと。
そうすると、いやいや、日本には文学なんかないじゃないのみたいな感じになったときに、源氏物語という世界最古の小説があるんです。それも女性が書いた小説だというようなあたりをずっと細かく紹介してくれたんじゃないだろうかということを言われていましたけれど。
それくらい日本のことが好き、日本のことをよく知っているドナルドキンさんの青年期のお話なんですよ、されているのが。それ聞いてもう止まらないんですけど、いかにドナルドキンさんが日本文学に出会ったのかっていうね。
古本屋でね、イギリス人の方が書いた源氏物語の名著と言われている英訳ですね。それを読んで釘付けになったことだとか。そこからね、日本の文学がすごく好きになって。
日本の真珠湾攻撃やって、日本と戦うということになったときに、日本の語をちゃんと覚えて、日本の諜報活動をしてくれる、そういうような兵士を望むんだというような募集を見つけたら、すぐにそれに応募して。
3年間一生懸命そこで日本語の勉強をするんですけど、それがすごくて、標準語だけじゃなくて、方言までみっちりやるとかね、それとか謙譲語、尊敬語、そういうようなのまで全部やるとかね。本当にね、ものすごい学びをしているわけですよね。
漢字も簡単な漢字、略字的なやつじゃなくて、とかもう昔の時代ですよね。僕らかけませんよね。そういうので習って、全部使えるようになるということで、徹底的に学ぶんですが、その教えてくれる人が日系一世の方ですね。
アメリカに渡って、アメリカ人になっているんだけど、祖国と戦争をしなければならない悔しさ悲しさを抑えながら一生懸命教えてくれる人のことを考えると胸が熱くなるんだみたいな話とかもありました。
そういう方々が真に教えてくれたおかげでね、情報活動をされる時に亡くなっていた兵士たちの日記、この日記をずっと解読をして、次の作戦ということを読み取ろうとする任務を受けるんですけど、これがドナルド・キンさんの運命の出会いだったみたいで。
アメリカっていうのは当然のように日記禁止で、今もですけど、結局その日記から次の作戦がバレたりというようなことがあるんですね。ところが日本陸軍も海軍も日記に関しては一切検閲をしなくて、本当にプライベートなことをこのこと細かに兵士は書いていたと。
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その日記自体を軍が支給していましたもんね。私も現物を見たことがありますけれども、本当にきれい、きちっとした日記帳で小さな形態できる。それを軍が支給していた。
みんなそれに国名に書いているんですが、そこに書かれたものを読んでドナルド・キンさんがですね、もう涙なくしては読まれないと。もう友達が何人死んだんだとか、今日は草の根を振ったんだとかいうようなことはね、こと細かに書いてあるんだけども、でもその書きぶりというのはね、本当になんか文学作品を読んでいるみたいで。
その時に思ったのが、結局青少納言とかのね、じゃなかった紫式部の頃のね、日記。その頃からの随筆の文化というのが日本人の血の中にみわくみわくと流れていて、そしてこういうような日記というのが書けるんじゃないかということでね。
もう本当にあの日本人の心の火だというかね、そういうものを心の奥底のものを表していく、そういう一人の下の方のね、低レベルの兵士たちのそういう表現の力に驚いたということなんですけど、その中で号泣したっていうのがあって。
それはね、そのある日の兵士の一番最後にね、今日で自分はもう死ぬだろうと。その後に英語で書いてあったんだと。その英語でどうかこの日記を拾った米軍の人はこれをどうか家族に届けてくれないだろうかというふうなことを英語で書いていたと。そこを読んで号泣したらしいですね。
そういう本当に一兵卒、末端の兵士がね、そういう英語で書くような能力を持っている人たちがいたんだということで、そのような力を持った人が志中場で死ななければならない、いかに悔しかっただろうかということで亡くなるという、本当に号泣したという話なんですけども。
ドナルドキンさんそれをね、敵国の兵士の残した日記を絶対に返してやろうと思ってするんですけども、全部取り上げられてしまったというような話だったんですけどね。
戦争中、真っ只中1943年とかいう、本当に日本憎しでどうしようもないような時代にあって、日本人というものに密接に関わりながら、その持っている青春文化を大切にして、日本の文化を守ろうとした、そして世界に紹介しようとしたというね、本当にそういう人がいたのだということに関して、すごく興味が湧いてきますね。
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竹田哲哉さんがそのシリーズを最初始めるにあたって、実際にドナルドキンさんが筑紫哲哉さんと対談しているところを目の当たりに見た話をされていたんですが、筑紫哲哉さんの方がね、ドナルドキンさんにいろいろ質問するんですけど、最近の日本どうですかみたいなことを言って、いや、いけませんなみたいに言ってもらいたかったんだろうと思うけど、ドナルドキンさんはそう言わないと。
いや近頃のものすごく面白いですよっていうような日本をね、下げるようなことを絶対言わないと。でもね、あれこれ質問するんだそうですよ、そういうような答えを引き出そうと思ってね。でも絶対言わないと。
いや今の日本はですね、みたいなことをどうも答えてもらいたかったんじゃないかという質問の仕方がありありとわかるようなね、そういうふうな質問の仕方だったらしいんですけど、絶対ドナルドキンさんはそう答えなかったんだと。
いかに日本人と日本の文化がいいのだということをずっと答え続けていたというところ、それがすごくね、それを見ていただけだ、哲也さんが印象に残っているという話されましたけど、結局日記を読んで号泣していたというようなところのことを聞くと、それは言わないのもわかるよなっていうことをね、最後に言われてましたね。
それだけやっぱり日本人の文化っていうのを大事にしてくれたドナルドキンさんが、いや今ダメですよみたいなね、一部にはやっぱりそういうような言葉を引き出したいというようなジャーナリストの方っていうのは、畜生哲也さんがどうとかいうわけじゃなくて、引き出していきたいというような、そういうのが見えてしまう方もやっぱりいて少し残念だなと。
自分が住んでいる国のね、ことを下げていこうとする、また別のやり方があるんじゃないかな、自分の国のことを改善するためにはね、自分の国を引き下ろさないとダメじゃなくて、なんか別のやり方がありそうな僕は気がするんですけど。
まず畜生哲也さんのそのお話を読んだときにね、すごく嬉しいなと、ドナルドキンさんの過去そのようにして日本の文化、日本人を守ってくださったんだとね、言葉でね、とても嬉しいなと思ったという、そういうお話でした。
真鎧はYouTubeの方にも上がってて、初めそっちでずっと見てたんですけど、あのポッドキャストの方にもあることが見つかって、なんとそのライブラリーの中の僕のポッドキャストの隣に表示されているという、僕のポッドキャストの中だけでの話なんですけどね、非常に嬉しい、光栄な状況だみたいな感じで。
何言ってんの?みたいなね、ことで今言ってるわけでございます。ということで、今日のポッドキャストは終わります。それではまた。
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はい、ということで、休みの日には毎日出すよみたいな感じで、昨日に引き続いて今日も出してますけれども。
ポッドキャストはね、そんなに構えないで寝てはいいんで、本当はね、毎日でもできるんですけど、ついやっぱ構えてしまうっていうのがいけませんよね。
これ今動画も実は一緒に撮ってて、私のチャンネルの知的生活ネットワークラジオっていうYouTubeチャンネルがあって、そこでも同じものを動画付きで配信をしています。
ということで、そちらの方もご覧いただければ幸いです。ということで、リュウトタイルでした。それではまた。
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