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日本のどこかの歌と話、お盤です。この配信は、日本各地のどこかの街を描いた歌1曲と、その街にまつわる思い、話、エピソード、そんなものをお届けしていく配信でございます。
そんなわけで、今回お届けする曲は、秋山黄色のミヤノハシアンダーセッション、この曲でございます。
タイトルにも入っています、ミヤノハシ。こちらが今回の舞台です。
ミヤノハシはですね、栃木県宇都宮市の宇都宮駅から西側にちょっと行ったところにあります橋の名前ですね。
本当に都市部、ど真ん中にあるような橋というところで、宇都宮のシンボルとも言われるような橋になっています。
この橋の下で何やらいろいろやらかすというのが、この歌の世界観なんですね。
実際のミヤノハシの橋の下は、そんなにスペースがあるわけでもないし、都市部の一部なんだけども、この歌は橋の下が人が集まる場所みたいなことで解釈して、独特の世界観を描いているんです。
歌の世界はあまり事細かに表現しているのではなくて、断片的な歌詞のつなぎ合わせなんだけど、僕がそこに見た妄想した世界観をちょっとご紹介してもいいですか。
紹介します。
このミヤノハシのその下に、いろんな街の悪い奴らが集まってきてるんですよ。
悪い奴ら、若い奴ら、どうしようもない奴ら、そういうのが橋の下にたくさんみんな集まってきてて、
殺人っていうキーワードも出てきたりするぐらいなんで、ちょっと暴力沙汰、悪いことがいろいろまかり通っていると。
そんな場所なんだけど、橋の下のセッション、音楽を鳴らし出せば、もう俺らみんな一つだろうと。
音楽が全部黙らせるんだと。
そんな酒とか暴力とかあるけど、一番は音楽だろう。
そういう意味で、橋の下で普段は荒れてるけど、ひとたび慣れ出すと一枚岩になるっていうか、ぐっと近くなる。
そんな街の舞台、街の中心としてミヤノハシが描かれてる。
なんかそんな感じですね。
これもちょっと僕のイメージなんで、実際作詞の中で秋山清郎さんが描いた作詞とはちょっと違うかもしれないんですけども、
橋の下がいろんな奴らの溜まり場でもありつつ、それを音楽が束ねるっていう感じが非常に洒落てるなと思って聴ける曲でございます。
実際はそこまでではないと思うんですよ。
秋山清郎さん自身も橋の下で音楽作ってたりしたようなことをツイッターで書いてたりしたんで、
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実際そういう若者が集まって何かする話したりっていうのはとこにはなる場所だと思うんですけども、
実際はそこまで暴力がまかり通ってますじゃないと思います。
この歌が描く街のいろんな奴らが集まってくる場所みたいなのってありました?家の近く。
学校でもないし、もちろん塾とか習い事でもないし、もちろん誰かの家でもない。
街のどっかにそういういろんな奴らが集まってくる場所っていうのがあるっていうのは面白いなと。
そういうのが聞いたこともないんで、そういうとこってあると素敵だなって思いましたね。
ようわからん奴が今日はいるなみたいな。
おめえ誰だと?どこ中のもんだと?まあまあ今日はそういうことじゃなくて音楽やろうぜみたいな。
なんかよくわからん主みたいな奴もいて。
主みたいなのもいるけども、全然いつも一人でいるような奴がギターかき鳴らせばそっちにもみんなが注目したりみたいな。
一つの漫画になりそうだなと思う世界観なんですね。
伝わってます?僕の妄想だけで勝手に喋ってるけど。
そういうオリジナルの舞台設定みたいなのをリアルな世界に落とし込むっていうのもすごい歌い方として面白いなと。
現実を拡張して現実の場所を解釈する。
こういうのも地域を歌う曲だからこそできる表現方法だなと思いますね。
そうすると宮の橋行ったときの見え方が変わるじゃないですか。
この下で音楽やる奴が集まってくるとかって確かにありかもなみたいな。
そういう世の中の見え方をこういう地域を歌う曲が変える。素敵ですね。
そんなわけでみんなもこの曲で聴いて一緒にセッションしましょうという感じです。
秋山黄色 宮の橋アンダースセッション