2022-11-10 18:48

#19_なぜ関西人はいつも同じような展開の吉本新喜劇を見続けるのか【GUEST:関西人マーケターしめじ】

今回は18年間関西に住んでいたマーケターのしめじ君をお招きして、関西のお笑いを代表する「吉本新喜劇」はなぜいつも同じ展開なのに見られ続けているのかについて話していきます。
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はい始まりましたマーケターの仮説ラジオです 今回はなぜ関西人はいつも同じような展開の吉本新喜劇を見続けるのかというテーマで私きんちゃんと
こちらでやっていきたいとおもいます 今回はね今後の仮説ラジオ初のゲストということで
しめじくんをお招きしております しめじくんです。紹介お願いします
はいしめじです。えっとですね私関西出身大阪出身でして、大阪には18年でそこから東京に来ているのでちょっと今回のテーマはぜひお話しさせていただければと思います。よろしくお願いします。
僕らの友達でね。何年住んでるんだっけ?
住んでたんだ。18年。あ、だいぶ住んでる。 18年関西住んでた出身のマーケターということで僕らもね呼ばせていただいたという
経緯で。生の意見も聞きながらやっていければと思っています。 お願いします。
今回結構いいテーマだよね。 面白いよね。割とみんな、みんなどうかわからないけど。
まず2人とも新喜劇見たことある? ないんだよ実は。僕はあるよ。1回だけ。ある?
けどなんかやっぱなくてもあっても多分東京の人でもああいう感じってのなんかわからない。 イメージあるイメージある。
ちなみにもう早速聞いちゃうけどしめじ的にはいつも同じもんだと思ってまず見てるのかっていうと、そもそも見てはいる?
確かにね。 学生時代、大阪で座った時は毎週見てて。
えーそうなんだ。 新喜劇毎日やってるのかっていうと、土曜日の
自分が見てる時は13時とかそのくらいお昼ぐらい。 13時から始まるの?
そうそうそう。13時半とかそのぐらいで。 テレビ?
テレビ。 舞台で見てたからてっきり舞台でやるんだと思ってた。
毎週テレビ中継してて、あれ何年かっていうとえっとね 自分が小学校1年か2年ぐらいの時まで土曜授業があって
土曜授業で大体ね3時間目か4時間目ぐらいまで。
それ見んな? そうで土曜日、授業6日に終わるのよ。
終わって家に帰ってきてお昼食べる時ぐらいにやってるの。 あーそういうことか。びっくりした。授業で見てるのかと思った。
それはないよ。笑いの上層教育やってない。 豪徳で大阪を笑いまで見るのかと思ってた。
あ、なるほどね。だから僕らで言うたぶん、いい友みたいな感じかな? そうだねー。
はいはいはいはい。 だからそもそも毎週見てたっていうのは、見る強制的に見る機会があったみたいな。
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なるほどねー。 じゃあさっきの戻るけどそれを
どんな気持ちで見てるの?同じ展開だなって思ってる? そもそも内容は同じなの?
えっとね、大体の構成というかストーリーは同じでテーマが毎回違うみたいな。
なんか一つは駐在員さんの話とか、あとなんか旅館の話とか。 だいたいテーマは違うんだけど、プロットというかもうストーリーで見たら同じ
オチとか。
オチとかが同じっていうのは、なんか個人的には不思議なんだけど、 ストーリーが違ったらオチも違うってわけじゃなくて一緒なんだ。
だいたい同じ。 何が一緒なの?オチの仕方として一緒なの?
なんかもうだいたい最初に、まあなんでもそうだけど自己紹介というか、登場人物紹介があって、
で、なんか危機がある。なんか主人公に危機が与えて訪れます。 例えばホテルとかだと、ホテルの好きなおかみさん、
その主人公の好きな相手のおかみさんがいて、そのおかみさんの旅館が潰れそうになる。 だいたいヤクザが出てくる。
ヤクザ役の人出てきて、この旅館を買収しようか潰したらオカみたいな話になって、それを防ぐためにアーラコをやって最後マルコが触られましたみたいなのがざっくり。
あ、割とちゃんとストーリーあるんだね。そうそうそう。 えー、知らなかった。
だからギャグの積み重ねでストーリーがあるというか、ストーリーの中によいしょよいしょと細かくギャグが入っているような感じ。
あ、そうなんだ。うわー、イメージと違ったな。そうなんだ。 一緒な部分は
どこ?希少転結のベクトルが一緒ってことなのかな? そう、だいたいね、ストーリーも似たようなもんだし、
さっき言った個々のギャグも当然同じ。 あ、そうなんだ。ギャグもそうなんだね。
出てる人は同じなの?演者さんもだいたい同じ。 えー、それってさ、ちなみにどれくらいの頻度でやってるもんな?
頻度で言うと、要は毎週テレビ中継してるから。 じゃ、1週間に1回ぐらいやってるってことか。
先週は駐在院さんで、今週は旅館のやつかーとか。 ほー、なるほどねー。
それはどうなんですか?毎回一緒だと思ったら別に見なくていいから、他のニュース見ようとかなんないの?
自分が小学校の時とかは月曜日にソネタが使ったりしてたよね。
だから土曜日に進撃見るじゃん。 で、月曜日にそのクラスの人気者というか、まあその笑い担当みたいなやつがいて
そのネタを使うからそれに対してツッコミしなくちゃいけなくて、それが反応できない。
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そんな感じなの?関西の学校って。
大阪全員がそうだったのかわからないけど、やっぱりなんかある程度前提がないとツッコミなかったりするから。
まあ、そりゃそうだな。 それはさ、小学生まで?
そうだね、小学生まで。途中からもやっぱりクラスとか貼ると見る機会なかったけど。
まあそうだよな。 進撃自体は別に毎回劇団でまずやってるわけだから、見に行く人がいっぱいいるじゃないですか。
その人たちはみんな毎回多分、推しを見に毎回同じような人がいるのか、それも結構新人に対して激しく入れ替わるのかっていうと。
でも毎回舞台見に行く人は多分同じじゃないかな。
不思議だなぁ。 でもさ、言われてみるとさ、他のコンテンツも割とそうかなって思って。
何だろう、あのサザエさんとかも割と構成に似てるっていうのもあるし、
サザエさんはちょっと違うけどさ、話題になるようなやつってあるじゃん。なんか子供の間で。
なんか今だったら、ちょっとわかんないけど、水曜日のダウンタウンとかさ、あれがネタになってちょっと小学生の間で、なんかちょっとボケツッコミみたいなのあるだろうし、きっと。
なんかそういう構造はきっとあると思ってて、それが昔からあるというかさ。
そういうの言うと、昔からだって、あんまり我々世代見てないけど、ミトコウモとかもずっとなんか。
そうだね、ミトコウモもそうだわ。
だいたいなんか完全長枠のそのパターンだけど、毎週見たりとか、楽譜とかもそうじゃん。
だいたいなんか同じ演目、話してて違うっていうイメージがあるけど。
なんか安心感あるよね。
僕、昔フルハウスっていう海外ドラマが好きでした。
海外のシットコメディーかな、シチュエーションコメディーだったけど。
なんか毎回同じような展開、まあ本当に同じ部屋、一軒家の中でやっていくみたいな、もう本当に舞台演劇みたいなやつなんだけど、ドラえもんとかもそうだよね、結局舞台はそんなに。
ドラえもんみたいなのが最終的に失敗して、大変だったみたいな。
両津寛吉もそうだよな。
そうだね。
意外とあるね、こうやってあげていくとね。
これさ、だから多分本質として、その割と人間、新しいものよりも、何だろうな、昔からあるようなものというか、まあコテコテでもいいから、安心感を求めているとか、そういうのがあるんじゃないかなって思うんだよね。
で、これあの俺が思った理由としては、音楽も同じような構造があるなと思ってて、昔から、何だろうな、昔も今も変わってないんだけど、人気の曲ってずっと聴かれるんだよね。
リピートされまくってる。でなんか、例えばそのランキングチャートとかあるんだけど、何だろう、結構年数経ってんのに、ずっととあるアーティストが人気とか、江戸シーランが人気とかさ、本当にずっと固定化されてるみたいな感じがあって、
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たまーに入れ替わるけど、みたいな構造があるかなと思ってて、なんか単純に新しい情報を求めてる人たちって結構一部だなっていう、そう思うんだよね。
確かに人って繰り返しに弱いというか、安心感はすごく求めているよね。
なんか、ちょっとめちゃくちゃ広げちゃうけど、なんか毎年の夏祭りとかさ、ああいう季節の何かもさ、やっぱり好きだよね、日本人って思う時にやっぱ。
同じものを繰り返す安心感ってやっぱあるなーってすごい。
そうねー。
全く、なんかそういう意味で言うと全く新しいものでも実はなんか、やっぱり古いものを積み重ねてするから、
自分が新しいものを見たつもりだけど、なんかよくよく深掘ってみると、あれ、自分の好きなアレの影響を受けてもらったのかとかっていうのもあったりする。
ありそう。だから多分だけど、あまりにも新しいと受け入れられないっていうのはあるかもね。
ありそう。調べちゃえば。
例えばだけど、今チェーンソーンなんてちょっと最近話題になってると思うんだけど、あれとかも多分何かしらリンクする。
例えばだけど、なんかナルトとかそういうのがリンクするから面白いみたいなのもしかしたらあるかもなって思った。
確かに。
それさー、それめちゃくちゃそうだなーと思ってて、
多分吉本新喜一もそうだけど、全く一緒ではないんだよね。
うん、そうだね。
1個大きなフレームワークがお互いみんなの中であった上で、
あ、今回ここだけ違うんだみたいなのをちょっとした連続だと思ってて。
確かに。
それってなんか、もっとその感情ベースで言うと、
俺、今思ったんだけど、ゴジラに前におイログの回でさ、
人が気になるのって、
結局驚きか納得かっていう、この2つの感情がめちゃくちゃでかいみたいな話だったじゃん。
言ってたね。
それで言うと、フレームワークの路線があった上で路線通りに行くのは納得なんだよね。
わかるよね。
踏み出るのが驚きなんだよ。
その振りで今これしないんだみたいな、ちょっと外しみたいな。
そこがフレームがあると作りやすいのかなっていう、そもそも創作としての土台として、
そういうのはあると思う。
創作の中でも01っていうよりかは、
結構やっぱり何かしらの模倣を積み重ねた上で作られてると思うし、
結構俺コメディとか見てると、
これこういう手法を使ってるよなってすごく思うんだよね。
確かに。
そういう意味で神経菌も、もちろん1から10まで全部同じってわけじゃないんだけど、
安心できる部分と、あと若干冒険したなっていう1、2割の部分。
あるな。
割合がいいな。
ここの割合がやっぱり絶妙だったりとかするし、
その1割がやっぱりほら、他の安心できる部分って結構無意識にできてきましたりとかするから、
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その1割がすごい新鮮で、
やっぱり抑止受ければ話題になるっていうのもあったりするから、
そういう意味で微妙に飽きさせない工夫をやってるんだろうなっていうのを今振り返れば。
そうだね。
その1割がないと本当に見に行かないよね。
毎回同じでしょ。
確かに。
確かに。
ふと思ったのが、老舗の和菓子店とかも人気なところは基本的な軸は守りつつ、
ちょっとずつ今の時代に合うように味を調整してるらしいんだよ。
へー。
それと同じだなっていう。
日本企業は割と長く続くらしいんだけれど、100年以上続いてるとか、
そういうのと今構造的には近いなって今思った話聞いて。
うん。
微妙にね、微妙に色々変えてるんだよな。
テーマとか。
うん。面白い。
面白い。
なるほどね。
やっぱりそういうフレームがあった方が、
安心感の9割もありつつも裏切りの1割も作りやすいのかもね。
それが全くないとどうやっていいか分かんなくなっちゃう。
うん。
割と結論出たな。
うーん、なんかそれで言うとさ、吉本新喜劇のフレームはすごいそうなって思ってる。
もうちょっと深掘りしたいなと思う時に、
なぜその吉本新喜劇のマーケティングと言うと笑いっていうところに大阪は向きを置いてるのか?
っていうのはちょっと気になってはいたんだよね。ずっと。
どうだろうな。
もちろんいる時は別に笑いをそんなに意識したことはなくて、
東京に出てからみんなが大阪の人に笑いを期待するから笑いなんだなって思ってるのも一部あるけど。
外からのイメージってこと?
そうそう。でもなんでだろうって言うと。
確かにそれはあるな。外からのイメージか。
そこに期待されてるから答えようとして、多分東京にいる大阪人は頑張ってるっていうのは。
ぐちゃぐちゃにされてるイメージあるよね。
あるあるある。とりあえず突っ込んでとか、とりあえずボケてて、なんかあるよね。
でも歴史的に見たらなんかややこしいけど、どうだろう。商人の街だからそこらへんあるんじゃない?
商人の街って呼ばれたからやっぱりお笑いというか、
相手がどう反応するか解釈するかっていうのにすごい何かそういうのがあって文化として形成されたっていうのは、
やっぱり大阪のところは物流というか、いろんなところが集まってくるから、
今よりも多分方言とかきつかったりするとやっぱり共通言語として笑いっていうのが強かったりしたんじゃないのっていうのは。
それは面白いな。
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面白い。飽きないの手段としての笑いっていうのは確かありえるかもな。
なんか商談でアイスブレイク第一とかで言うじゃん。
それとちょっと似てるのかもなと思った。
関係性を作るためのやつっていうね。面白いね。ありそう。
そこが強くて、いつの間にか文化としてできあがってっていうのがあるんじゃないかな。
すごい面白いなと思ったのが、落語を一瞬だけ見てた時があって調べて、
その時になんかちょっと聞いた話で関西と関東の落語が違うよみたいな話が。
髪型落語とか。
そうそうそうそう。髪型落語と江戸落語の違い。
江戸落語、関東はどっちかっていうとこのギリ人情に熱いのがウケるけど、髪型落語はオチで笑わせるっていうのがウケるみたいな。
今の話も聞いて、髪型の方はどっちかっていうと商人ってすごいわかるし、
一方で江戸落語はちょっと武士とかがいっぱいいるのかなっていうのは正直江戸の多分客層の、
要はマーケティングで言うとターゲットが違ったってことなのかな。
ギリ人情になったのかなって。商売とか正直ギリ人情でやってらんないじゃんみたいな話だと思ってて。
確かに。
その客層の違いから市場が違うから商品も変わっていったのかなっていう流れはあるのかなって。
あー面白い。
確かにそうかもしれない。
確かに江戸武家屋敷いっぱいいたから。
そうそうそう。
確かにそういう意味で言うとターゲットが違えばウケるなっていうのは確かにな。
武士道の世界観をまだ半分やってる時期だからさ。
面白いわ。
いつからお笑い側、大阪で言えばお笑いと言われるようになったのかとかもちょっと色々気になるけど、
そろそろお時間だから一旦今回のメインテーマのまとめをしちゃおうか。
そうだね。
なぜ関西人はいつも同じような展開の吉本新喜劇を見続けるのかということでしたね。
8割の安心感と2割の刺激を求めてるから。
なるほど。
そうですね。
同じようなフレームワークがあった方が安いってことだよね。
そう。
あと笑いを重視してるのは周りの期待に応えてるから。
そうでしょ。
頑張ってね。
大阪市は生温かい目で見守っていただければ。
いやいやいや、めっちゃ面白い。
いや面白いわ今の。
いい仮説ですわ。
じゃあ生温かい目も今後見届けます。
やめようよ。
ご閉鎖。
いやご閉鎖ね。
本当にたくましいし、めちゃくちゃ面白くていいなって思ってますけどね、他県の人。
ちょっと半分コンプレックスされてるからね。やっぱ面白いなって思って。
いや本当や。
半分コンプレックスされてるよね。
うらやましい、うらやましい。関西弁うらやましいもん。
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あーはなれないなって思いながら見てると思うみんな。
どんどん変わるな。
ありがとうございます。
はい。
今日も関西弁最後まで聞いていただきありがとうございました。
ありがとうございました。
次回のお題はですね、工業化できるスポーツとできないスポーツの違いは何かというテーマで、
これも今回出演いただいたしめじくんが学生時代にボートをやっていたということでね。
引き続きしめじくんと一緒に話していければと思ってます。
お願いします。
では次回もよろしくお願いします。
ハッシュタグ加瀬スタジオでご意見だったり仮説も募集していますのでぜひお願いします。
お願いします。
ありがとうございました。
バイバイ。
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