1. 黒木瞳の映画ここだけバナシ
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2021-11-01 14:55

24_1 人気脚本家のアイデアを発想するコツ(脚本家 根本ノンジさん)


先週に引き続きゲストは脚本家の根本ノンジさん!
どんな仕事にも「企画」はつきもの。エンタメ業界で働く方にもそうでない方にも響く“ここだけバナシ”していきます

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サマリー

根本ノンジさんは、普段は日常の人々の会話や面白いフレーズを観察し、メモを取ることでアイディアの源泉として活用しています。また、根本さんはコメディにも興味を持っており、映画「アシュラのごとく」や舞台「黒い住人の黒き人々」での経験について話しています。根本ノンジさんは舞台の緊張や役者の演技などについて語っています。

アイディアの源泉
人が喋っているのがいたら、ついて行ってみたり。
危ない!
危ない人!
ファミレスで喋っている人がいれば、聞きに立ってみたり。
なんかメモるんですかね。
メモりますね。面白いフレーズとか、面白いことを喋っている人たちを見ると、なるべく忘れないようにメモっています。
スマホに必ずメモっています。
黒木瞳の映画ここだけバナシ。
今日も聞いていただきありがとうございます。
映画に携わる様々なジャンルの方々と、ここだけバナシをしていきます。
今回のゲストは、前回に引き続き脚本家の根本ノンジさんです。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。根本ノンジです。
根本さんは、あまり映画の脚本は書かれていないとおっしゃっていたんですけれども、
そうですね。はい。
どれくらいやってらっしゃるんですか。
いや、もう本当に終わった人だけじゃないですかね。脚本として成立したのは。
なかなかその例外。
あとはテレビドラマーから映画になったものはあったかな。2人くらい。
ちゃんとした映画としてご依頼を受けて書いたのは終わった人だけですね。
じゃあ、なんでゲストに来たんですか。
本当ですよね。本当ですよ。
映画にまつわるあれですもんね。
映画ここだけバナシでいいのかな。ドラマここだけバナシならね。
でも、映画と言えどもですね、やっぱり同じエンターテインメントの世界ですので、
映画もテレビも、それから舞台も、そしてバラエティもすべて、やはりそういった脚本というものがあって初めて成立するものですので。
ありがとうございます。
やはり根本さんにここだけバナシをね、映画にかかわらずここだけバナシをしていただきたいと思います。
その根本さんの頭の中のアイディアの源泉というのはどうなっているんですか。
何かアイディアを出すとき。
基本はでもやっぱり、前回も話しましたけど日常が好きなので、やっぱり普通の人たちが普通に暮らしているのを観察はよくしてますね。
例えば。
ショッピングボール行って、人が喋ってるのがいたらついて行ってみたり。
あぶない。
そうですね。
あぶない人。
ファミレスで喋ってる人がいれば聞きに行ったってみたり。
なんかメモるんですか。
メモりますね。面白いフレーズとか面白いことを喋ってる人たちを見ると、なるべく忘れないようにメモってます。
スマホに必ずメモってます。
あとはどんなふうにしてネタを。
でもやっぱり映画見たりするのは多いですけど、
やっぱりテレビ見たり、バラエティ番組とかのトーク番組で面白いこと言ってるやつをわりとメモっといたり。
気になったフレーズですかね。
フレーズはなるべくメモるようにしてます。
自分から出てこないフレーズって、芸人さんなんか特に多いので、そういうのはなるべく忘れないようにしてます。
で、それをドラマで生かしたりとかしてるんですね。
もちろんそのまま使うわけではなく、こういうニュアンスで笑いがこういう風に作られるならこういうパターンもあるよねとか、そういうのはわりと考えますね。
私、ジョニー・イングリッシュっていう。
はいはいはい。
ロワン・アトキンソンの。
これがもう大好きで。
もう本当にアナログの劇集と気休めの報酬ってのがあるんですけど、会議をね、こうやってる時に、彼の椅子だけがビューンと上がったりとか。
なるほど。
ビューンと下がったりとか。
でも周りは何にも反応しないの。
何にも反応しないんだけど、自分だけが高くなったり低くなったりするわけですよ。
それがね、もう。
で、笑わないからおかしいんですよ。
そうですね。
そういうのがもう散りばめてあって。
私もこれは、ミスタービーンの頃から大好きだったので見てましたけれども。
もうね、とにかく笑いました。
やっぱり笑うって免疫力も上がるから。
本当そうですね。
大好きです。
私ホラーも好きですけども、コメディも大好きですけど。
コメディはやられないんですか?
コメディ。
黒木さんでコメディはちょっと見たいですけどね。
コメディね、舞台ではミュージカル、コメディミュージカルみたいなのをやったことあるんですけれども。
実際、実際はそうですね、やったことはあると思います。
でも今あれですよね、コメディって前半コメディ後半、割とシリアスとか。
コメディ、前編コメディってあんまりないですもんね、日本では。
そうですね。
やっぱりストーリー性がちゃんとあったりとか。
そうですよね。
でも僕、アシュラのごとくの黒木さんが出てらっしゃる役の、
コメディの経験
ヤチグサさんが新聞に投書しちゃうんですね、お母さんが。
その投書を見られないようにお父さんに、家に行って、その新聞紙を取ろうとして。
取ったんだけど、ごまかすために虫、ポケモンでパシーンってやって。
あれがめちゃくちゃ面白くて、すげえなと思ったんですよ。
コメディの場なんですよ、あれね、動きと。
絶妙なタイミングで、振り返ってどうしたって言われた人が虫って。
ものすごいダイブしてやってるのが面白かったんですよ。
森田芳光監督でしたね。
すごいコミカルという、なんていうんですかね、真面目じゃないですか、絶対見つかっちゃダメだ。
絶対見つかっちゃダメなものを取ってごまかすっていうのは笑いの基本なんで、面白かったですよ。
そうです、思い出した。私NHKでママさんバレエで捕まえてという、西田政文さんの。
それまさにコメディでした。すっかり忘れてました。
あとは黒い住人の黒き人々が、あれもある意味コメディですね。
3日間お稽古するんですよ。3日間しっかりお稽古して、それを全部通して舞台に。
それをカメラがマルチで撮るんです。
大変そうですね。
みんなが緊張するんですよ、出演者が。みんなが緊張すると、私が逆に落ち着くんですよ。
なるほど。全く何も動じなくなっちゃう。
人が緊張すればするほど落ち着くんですね。
ほしいですね。昔からですか?
そうですね。
なんでしょうね、それは。
それなんでしょうね。だからものすごく緊張して、初日とかに舞台で出た時に、
相手の上級生の方が震えてるって分かった時に、私がしっかりしなきゃって。
しっかりしなきゃになるんですね。
って思って緊張感がなくなったみたいな、そういう感覚ですね。
なるほど。そうかそうか。
じゃあやっぱりこのリーダー機質というか、周りがダメなら私がやらなきゃってなるんですかね。
いや、そんなにかっこいい話ではないんですけれども。
でも緊張っていきなり襲ってくるんでね。
そうなんですか。それってどうするんですか、いきなり襲ってきて。
映像の場合はあれですもんね。
映像は緊張しないです。
そうなんですか。
本番、舞台。
なんでしょうか。普通っておっしゃったじゃないですか。
やっぱり普通の演唱で芝居をしていかなきゃいけない。もちろんキャラクターはありますけど。
普通の演唱で芝居していくためには、普段緊張しないじゃないですか。
確かに。
だから緊張する役、緊張する場面か。の時の方が難しいです。だって緊張してないんだから。
どうやって緊張したらいいんだろうって、緊張という芝居をしなきゃいけないじゃないですか。
そっちの方が難しい。
舞台の緊張
そういうもんなんですね。なるほど。
だからぜひ緊張するというところをいっぱい書いてください。
そうですね。
役者困りますから。
確かにそうなんですね。緊張してないのに緊張している芝居をしなきゃいけないから。
舞台はやっぱり緊張しますね。
本番で失敗できない生だし。
一回勝負ですしみたいなところもあって、ものすごく緊張します。
怖いですね。本当怖いなと思います。生の舞台って。
ちょっとでも間違えたら終わりじゃないですか。終わりってことはないんでしょうけど。
終わりっていうわけじゃないんですけど、何かでもアクシデントがあると、ほっとしますね。
そうなんですか。
一度時代劇で石黒けんちゃんのかつらが落ちたことがあって。
逆に緊張感が取れて、お客様も笑ってくださるじゃないですか。
それ被り直したりするわけですよ。
そうですよね。
でも本人は気が気じゃないわけですよね。
でもそういうアクシデントがあると、すごくほっとするとか、
あとここで別の方が入ってこなきゃいけないのに、入ってこなかったときがあって、
入ってこないから遅いなーなんてアドリブで続けているわけですよ。
そうするとね、袖の方でバタバタバタバタとかね、
ホリゾントバタバタバタとかいろんな音が聞こえてきて、探してるのが分かるわけですよ、舞台の上で。
それでずっとセリフを繋いでて、それでおもろにその方が入ってらっしゃるのをね、
ずっといたんですって、実は。
えー、階段みたいな。
そう、ずっといて、スタンバイしてて、タイミングが分からなくなって。
出るタイミング、あーなるほど。
っていうようなこともあって、だから逆にそういうアクシデントがあると、
逆に落ち着く。
逆に落ち着くし、お客様もアクシデントちょっと待ってるみたいなところがありますよね、ライブって。
役者の演技
僕は本当、役者さんって考えなんですかね、全く想像つかないんですよ。
人が書いたものを覚えて、自分が喋ってるかのように演じて、
なおかつ全部覚えるじゃないですか。
それがね、どういう構造をしてるんだろうっていうのが、気持ちというんですかね。
もうね、ずっとやってらっしゃるから普通なんでしょうけど、
どういう気持ちなんですか、俳優をやるってことは。
どの声で喋る人だろうっていうことだったりとか、
早い遅い、どんな感じなのかって一つずつ自分の中でつけていくんですよね。
で、それで後、衣装が浮かんできたり、髪型が浮かんできたりとか、
そういうのがあるんですよね。
後は何度も本読みますね。
だからセリフも1ページ目からめくっていって、頭から覚えていくようにします。
あ、その抜いてじゃなくて、頭から。
そのシーンだけとかではなく頭から、
もうもうちょっとその文章を読んで、
どんな話をするか、そういうのがあるんですよね。
します その抜いてじゃなくてそのシーンだけとかではなく頭から
忙しいレンドローの時はやむを得ずという時はしょうがないけれどもでもやっぱり こう映画とかになってくると安心からなるべく最初から読んで
だからこうなんでしょうかワンシーンワンシーンが 萩原健一さんがお亡くなりましたけど教えていただいたのが渋滞という映画で募集したん
んですよ あのゼロから始まってボルテージが100になってゼロに戻っていく
ワンシーンごとにそうなって言ってはいけませんと 一つの映画の本があるとしたらその映画の作品の中でこう上がってって下がるのか上がっ
てって上がったまま終わるか作品によって違いますね そうすると撮影ってバラバラに撮るのでゼロから始めたら
こう作品が成り立たないのでじゃあこのシーンは20パーから入っていくのか 40パーから入っていくのかそして落ちていいのか上がっていいのかっていうようなことを
考えてやらないといけませんみたいな色んなことを教えていただいて それはやっぱり自分の中での財産になるので
だからそれを意識するためにやっぱり1ページ目から覚えた なるほど覚えられるもんですか
これが不思議なんですよねこのセリフが覚えられるものですか あのすいませんこんなプロプロ中のプロにも誰でも覚えられます
そうですかはい 実習を持って根本さんでも覚えられば本当ですかだってご自分で書いてらっしゃるんだからご自分の
セリフを覚えられるでしょ 自分ならまだわかるんですよはいだって人が書いたセリフじゃないですか
あーそっか全く赤の他人が書いたものを こんなこと言うのまあまあプロだから皆さんでやるんでしょうけど
どうやって覚えてるのかな まあそう思いながら脚本を書いてらっしゃるっていうことですね
そうですそうですそれは不思議なんですよね いやまあ慣れもありますけれどもでもあの
やっぱり覚えられます コツもあります あるんですかありますそれは内緒ですか
いやえっともうちょっと時間があったらお話ししますけれどもまた次の次の回で はいありがとうございます
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