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はい、こんにちは。人生に心地よさを。シンギングボウルで聴く。エッセイ&物語。語り手は、ひとみです。
今日はですね、物語を書いてみました。しばらくエッセイが続いたんですけれども、どっち書いていこうかなって、いつも迷うんですよ。
で、なんか私絵描いてるんですけど、絵を描くときって、プランAだったものがBになってCになって、やってみた結果こうだから、こっちにしてみるみたいなね。
極めてそんな書き方なんだけれども、ちょっとそれに似てて、そのうちタイトル変えるんじゃないかなとかもね、思っています。
まあまあ、やりながらなんか楽しんでいけたらなと思うんですけれども、はい、今日は魔法の言葉という物語を書いてみました。では、あとがきでお会いしましょう。
魔法の言葉。何をやってもうまくいかなかった。大学生のA氏はそう思っていたし、現にそんな感じだ。
カフェでバイトをしていても、オーダーを間違い、ジュースはこぼしてしまう。店長だけでなく、お客様にも怒られる始末。
そして、愚痴を友達にこぼしては、LINEをするものだから、友達もどこか添えになってきているような気がした。
勉強も中の下といったところで、将来も何をやったらいいかわからない。
焦りというか、そういう嫌な気持ちが込み上げて、今にも飲み込まれそうになる。
そんなある日、手にした本に、魔法の言葉を毎日百回つぶやくだけで人生が好転すると書いてあった。
そんなわけないと思ったが、どうせ下がりようもないと思っていたので、明日から実践してみることにした。
そして、いつものようにオーダーを間違える。
怒った先輩が助っ人として登場する。
しかしここからが違った。
先輩はオーダーを間違えないようにするにはどうしたらいいかを丁寧に教えてくれたのだ。
そして、「また頑張ればいいよ。」と背中を押してくれた。
そうしているうちに、なんだかお客さんの気持ちがわかり始めた。
気持ちよくカフェで過ごしたいよなぁと。
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そしたら自分の接客も変わってきた。
いつの日かバイトで頼れる存在になっていた。
友達も最近距離が近くなったように思う。
笑いが増えたような気がする。
そしたらなんと彼女まで出来た。
ある日、カフェにとても暗いお客さんが入ってきた。
「あなたは明るくて楽しそうですね。」と言われたので、魔法の言葉を教えてあげた。
「わかりました。実践します。」とその人はカフェを後にした。
その人はそれから毎日欠かさず、「ありがとう。」と100回伝えるようにした。
はい、ということで、結局この魔法の言葉っていうのは、ありがとうという言葉だったということなんですけど、
実はこれ本当の話なんですよね。いやいや物語って言ったじゃないかと思われるかもしれませんが、
実際の話、大学生の英史とかそういったところはフィクションですけれども、
私がですね、本当にもうこれ人生どうしようかなって行き詰まったことがありまして、
お金の面もそうだし、様々な環境の面でも、その時に書いてあったんです、実際に本にね。
ありがとうって誰かに100回伝えると結構鬱陶しいですよね。
そういうことじゃなくて、まず誰に伝えるとか関係なくつぶやくってことなんですよね。
なんか嘘みたいでしょ。何にもない時にありがとう、ありがとう、ありがとう、ありがとうって。
でもね実際に結構やってました。でね、多分なんだけど、
ありがとうってつぶやくってことは誰に聞かせてるかっていうと結局自分なんでしょうね。
私思うんですけど、愚痴をこぼしたり文句言ったりとかするのって、人に言ってるようで実は一番聞いてるのは自分なんですよね。
このなんか振動みたいなものっていうのは音じゃないですか。
この振動は自分の細胞が一番聞いてて、自分の細胞が一番震えてて、そうなった時に絶対いい言葉がいいに決まってて、
これあのパンとかの実験ありますよね。パンとかお花とかで、よくYouTubeとかにも載ってるのでね。
見ていただければと思うんですが、ありがとうって何百回も毎日毎日つぶやいたパンと悪口ばっかり伝えたパンと、
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腐り方が違うんですよね。あれ水とかでもそうだし。
人間っていうのはほとんど水でできていて、なのでいい言葉っていう、言葉って言霊が宿ってるなっていうのは本当なんだなっていうふうに思いました。
ありがとうって伝えると人が気持ちよくなって、人生が好転するみたいに、それも一理あるかもしれないんだけど、
結局は言ってるこの自分が変わったことで、例えば自信がついたのかもしれないし、また心ね、本当に感謝の思いが湧いていくのかもしれないし、
そういうことで、人生変わっていくこのきっかけにもなるのかなって思うんですね。
なので、これなんか本当に小さいことなんだけど、私は結構結構大事なことだと思っております。
ということで、今日はありがとうって言葉、何にもないのに実は100回つぶやくというね。
でも本当に言葉っていうのは、すごく人生にも影響してくるし、自分自身にも影響してくるんだなっていうふうに思ってますので、ぜひぜひ実践もしてみてほしいなと思います。
ということで、今日は魔法の言葉という物語でお届けしました。
はい、ということで人生に心地よさをシンゲンゴボールで聞くエッセイ&物語、語り手は久島倉ひとみでした。
また遊びに来てくださいね。