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どうも杉山けいたです。あなたと考えるラジオということでお送りしていきます。
今朝はですね、単語脳と文脈脳というテーマでお送りしたいと思います。
こちらはですね、もともとはキングコング西野さんのボイシーから以前聞いたことがある話で、それを昨日実感する場面があったので、そちらについてお話ししていきたいと思います。
昨日あった出来事はですね、ツイッターにて、イケハヤさんという、いま高知の山奥に住んでいらっしゃる方で、もともとブロガーで、いまはユーチューバーとして、
時代の先見の銘を立てて、その時にヒットするビジネスにしっかり手を出して生活しているという方ですね。その方のツイートから考えていきたいと思います。
実際にあったそのツイートなんですけれども、少し読み上げていきますね。
なんかもう労働ってオワコンだよなぁと思う。そのスタイル、戦前と変わらないわけで。チャップリンの映画の時代から進化してない。
言われたことを我慢しながらこなして給料もらうとかダサいし、これからはそんなんじゃ稼げなくなるんです。人間よりロボットの方が優秀ですから。
というツイートですね。こちらのツイートに対してですね、ほとんどがやはり池早さんをフォローしている方は、池早さんを尊敬していたり、池早さんの意見を参考にしている方なので、
そうですよね、なんていう同意のリプライが多かったですね。その反面ですね、やはり少しはアンチと言いますか、池早さんの意見を同意しないものの、
同意しない人たちのですね、ツイートもちらほら見られました。その中の一つはですね、よっぽど楽しくない労働時代を送ってたんだろうなという感じのツイートもありました。
少し前置きが長くなってしまったんですけど、テーマに沿って結論を一度最初に述べたいと思います。テーマはですね、単語能と文脈能ということなんですけど、
単語能、これは決して交わることがないんですけど、単語能という人がですね、池早さんのこのツイートだけ、もしくはツイートの中身の表面だけを見て意見してしまうんですね。
別に僕も何でもかんでも池早さんが正義だという意味で話しているわけではないので、そこはご了承ください。
文脈能というのはですね、その池早さんのツイートから、池早さんがなぜそのツイートをしているのか、今までのツイートの傾向から見て、どういう狙いでそのツイートをしていて、そのツイートの狙いは何なのかっていうところまで見て考えるということなんですね。
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どういうことかというと、池早さんのこのツイートをですね、単語能で一度考えてみると、やはり労働、普通に働いている人たちはダメだと、そんな奴らは時代に置いていかれるから、さっさと仕事を辞めた方がいいぞというのが単語能から理解できる文脈面だと思います。
これを文脈能から判断すると、池早さん自身も以前は労働をしておりました。
今は普通の会社員を辞めて、自分でいろいろビジネスを展開しているわけですが、池早さん自身はまず嫌な仕事から逃げた人ですよね。
次に自分でいろいろビジネスを見つけて、挑戦して、そこで成果を出されている方ですよね。
つまり、おそらく池早さんが狙っているターゲット層というのは、普通に労働している方ではなくて、いやいや労働していて、自分のように何か限界を感じたり苦しいと思っている方に向けて発信しているんじゃないかと、僕は文脈能としては推測できるかなと思います。
別にそんな言い方をしなくてもいいんじゃないかと思う方もいるかもしれないんですけど、やはり注目を浴びたりとか、世間から少し波を立てるためには、はっきりどっちかに言い切った方が、もちろんアンチというのも現れるんですけど、
そっちの方がみんなの心にとって、実は少し刺さりやすくなるという手法というかテクニックも一応あるんですね。
中途半端に、僕はAだとも思うけど、Bもいいよなみたいなことを言っている人の言葉というのは、実はあまり刺さらなくて。
ということで、生き早さんはしっかり自分の届けたいターゲット層が、自分のツイートを見て、あ、そうだ、俺のやっていることはもうオワコンなのかもしれないと、はっきり思ってもらえるために、少しはっきりと言い切った文脈でツイートされているのではないかなと、僕は推測しました。
これは西野さんがおっしゃっていた例では、堀江門さんのツイートであったりとかというのが上がっていたんですけど、堀江門さんのツイートに関しても、言い方は非常に悪く感じる人もいるかもしれませんが、
やはりああやって言い切ってしまうことで、ああやってアンチが生まれて、ある意味堀江門さんのツイートや議題が話題になるわけですよね。
そういう意味では堀江門さんの戦略の一つであったりとか、堀江門さんのそのツイートやその言い方だけを見てしまうと、単語能だよと。
なぜ堀江門さんがそういう言い方をするのか、そういう意見なのかというのを、あらゆる文脈、前後、もしくは背景から考えていかないと真意は見えないというふうに西野さんはおっしゃっていましたね。
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これはなかなか難しくて、ただ僕が思うに単語能と文脈能というのは少し意識するだけである程度身につくんじゃないかなと思います。
どちらが良くてどちらがダメという意見自身は僕にはないんですけど、それでもやっぱり僕の感覚としては単語能より文脈能の方がいいんじゃないかなと。
やはり単語能だとですね、今日話した限りでは表面しか理解できないというのと、あと相手をすぐに否定してしまう可能性があると。
僕はすぐに否定するんじゃなくて、何かその相手の意見を肯定して、そこから学べること、相手の考えていることっていうのを理解することが大事かなと思うので、
僕はなるべくその前後の意見であったりその人の背景であったりっていうのをなるべく理解して、その文脈を読み取ろうというふうに心がけています。
皆さんはどういう感覚で人のツイートや意見を見ているでしょうか。
単語能、文脈能というのがどちらがいいというのは、先ほども言いましたが、どちらが悪くてどちらがいいというのはないと思うんですけど、
自分がどちらかっていうのを理解するのはとても大切かなと思うので、ぜひ皆さんも自分がどちらなのかっていうのを一度考えてみてはいかがでしょうか。
というわけで、今朝は単語能と文脈能というテーマでお送りしました。
単語能はその一つの意見から物事を受け取るタイプですね。
文脈能はその意見から前後もしくは背景まで考えて自分の意見を述べるというお話でした。
今週も今日で最後だと思います。多くの方が最後の仕事の日だと思いますが、僕も今日が実は今の職場の最後の日でして、
自粛期間から明けて初めての仕事かつ最後の仕事ということで、心置きなくしっかり仕事をしていきたいと思います。
皆さんも素敵な一日をお過ごしください。杉山啓太でした。バイバイ。